今から23年前。

まだクラウドファンディングという言葉もない頃。

ミュージシャンが、何かに縛られることなく自由に音楽を創り、ファンが自由に応援できるエコシステムを作るために誕生したミュージックセキュリティーズ。

インターネット上で個人から小口投資で資金を集め、応援したいミュージシャンの楽曲制作費用に使ってもらう。

そして、ミュージシャンは、その楽曲の売上を、投資してくれた人達へ分配する。

それは、既存の金融システムでは実現し得えなかった「新たな金融の仕組み」でした。

その後、この新しい金融の仕組みは、こだわりをもって日本酒を作る酒蔵など、他の業界へも広がり、現在、夢を実現しようとするあらゆる事業者のための仕組みへと成長しました。

1000本目のファンドがリリースされた今、改めて知ってほしい。

「セキュリテ」の
"これまで" と "これから" を。

OUR HISTORY

2000

ミュージックセキュリティーズ創業

ミュージックセキュリティーズ創業

ミュージシャンが、だれかの言いなりではなく、インディペンデントに、自由に創りたい音楽を創ることができる。ファンが、だれかの押し付けではなく、そんなミュージシャンを自由に応援でき、みんなが好きな音楽を、自由に選んで創れる。そんな状況を実現したいと思い、「もっと自由な音楽を。」という言葉を掲げて、ミュージックセキュリティーズ創業。

2001

ミュージシャンとファンのためのファンド誕生

ミュージシャンとファンのためのファンド誕生

第1号音楽ファンド「BOLERO-1」を募集開始。1口10,000円で、応援したいミュージシャンに小口で出資し、CD制作費に充てる。そして、そのCDを全国流通し、売上の一部を出資者に還元する仕組みを構築。

2007

あらゆる分野の事業ファンドへ

あらゆる分野の事業ファンドへ

「全量純米酒ファンド」の第1弾となる「神亀ひこ孫ファンド」を募集開始。「全量純米蔵を目指す会」代表で神亀酒造専務の小川原氏との出会いを契機に、あらゆる分野の、真にインディペンデントな事業者のための仕組みへと、大きく舵を切る。

2008

第二種金融商品取引業者として登録

金融商品取引法の施行に伴い、第二種金融商品取引業者として登録。

2009

「セキュリテ」誕生 / 日本初のマイクロファイナンス・ファンド募集開始

「セキュリテ」誕生 / 日本初のマイクロファイナンス・ファンド募集開始

マイクロ投資のプラットフォームとして「セキュリテ」のサービスを開始。セキュリテとは、証券を意味する英単語“セキュリティー”と、“担い手”をつなぎ合わせた造語。セキュリテでの第1弾ファンドとして「ぶった農産特別栽培米コシヒカリ2009」を募集開始。

認定NPO法人と提携し、海外のマイクロファイナンス機関が実施する事業を応援するための「マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド」の第1弾として、日本初のマイクロファイナンス・ファンド「カンボジアONE」の募集を開始。

2010

日本初のプロサッカーチーム応援ファンド募集開始

日本初のプロサッカーチーム応援ファンド募集開始

プロサッカーチームを応援する日本初 のファンド「ヴェルディドリームス2010」の募集を開始。

2011

セキュリテ被災地応援ファンド組成

セキュリテ被災地応援ファンド組成 セキュリテ被災地応援ファンド組成

3月11日に起きた東日本大震災を受け、ファンドを通じて一時的ではなく、復興が実現するまで長期的に被災地のお役に立つために、「セキュリテ被災地応援ファンド」を組成。復興への願いを込めて(For 復興)、4月25日に募集を開始した。このファンドでは、返済義務のない寄付と元本保証ではない温かい投資を組み合わせることで事業再開を支援する設計で、被災された事業者の方38社に、のべ29,200人から10.9億円の資金を調達した。

同年、金融庁が金融検査マニュアルの明確化を発表し、「セキュリテ被災地応援ファンド」による出資金も被災企業の資本性借入金として金融機関によって評価され得ることが明確化された。これにより、「セキュリテ被災地応援ファンド」によって調達した資金が被災企業の経営基盤を改善する資本性の高い資金とみなされることによって、債務超過であっても金融機関からの新たな新規融資を受け易くなり、さらなる復興の動きが加速。北都銀行が、2012年12月に株式会社丸光製麺に対して融資を行うに際し、「セキュリテ被災地応援ファンド」により日本全国1,980 名の個人から復興資金として調達した出資金を日本で初めて資本性借入金と評価した。

2013

地域子会社の設立 / 200本目のファンド達成

地域子会社の設立 / 200本目のファンド達成

当社初 の支社及び地域子会社を大阪に設立し、「セキュリテ大阪ファンズ」始動。セキュリテのふるさと投資として、各企業が丁寧に造ったふるさとの地場産品を特典として届ける。

この頃、大阪府との連携事業「クラウド型ファンド活用促進事業」や、鉄道会社による沿線活性化として日本初の取組みである阪神電気鉄道株式会社との提携プロジェクト「ソダッテ阪神沿線 新在家(しんざいけ)編」など、地方との連携強化が進み、「とろさば料理専門店 SABARファンド」など、個性豊かな事業を応援するファンドが数多く誕生。「奥播磨ふぁんど2013」で、通算200本目のファンドを達成した。

2014

国際機関との連携開始 / 425祭開催

国際機関との連携開始
セキュリテ初の国際機関との連携ファンド「Abaco小さな農家応援ファンド」の募集を開始。中南米地域の地域開発金融機関である米州開発銀行(IDB)の多数国間投資基金(MIF)と連携し、ペルーの信用組合Abacoを営業者とするファンドを組成した。
425祭開催
同年、セキュリテ被災地応援ファンドの事業者と一緒に作り上げるイベント、「425祭」を開催。当日はセキュリテ被災地応援ファンド記念式典・セミナー、おもてなしの宴、事業者訪問バスツアーなど、多数のイベントを実施。以降、425=【For復興の日】として毎年開催し、事業者と出資者を長年に渡り繋ぐ。

2016

セキュリテ熊本地震被災地応援ファンド組成

セキュリテ熊本地震被災地応援ファンド組成 セキュリテ熊本地震被災地応援ファンド組成

4月14日~16日にかけて起きた熊本地震を受けて、「セキュリテ熊本地震被災地応援ファンド」を立ち上げる。東日本大震災の被災地応援ファンドと同様に、返済義務のない寄付と元本保証ではない温かい投資を組み合わせることで、事業再開を支援。その後、事業者自ら事業の進捗や想い等を出資者に直接伝えるイベントを東京及び大阪で定期的に開催。

同年、株式会社西京銀行と連携し、「ふるさと投資さいきょうセレクトファンド」サービスの取扱を開始。インターネットバンキングからの引き落としにより、出資金の振込み手続きが不要になるサービスで、全国で初。

2017

国際機関から評価「Empathy Driven Funding」

国際機関から評価「Empathy Driven Funding」

米州開発銀行(IDB)と国際協力機構(JICA)との共同調査による報告書が発表され、「セキュリテ」のマイクロ投資クラウドファンディングが中南米地域の新しい金融支援になるとの評価を受ける。「Empathy Driven Funding(共感性に支えられた新たな金融手法)」と題された同レポートには、マイクロ投資クラウドファンディングが、中南米地域の地場中小零細企業向けの新しい金融支援になる、と記されている。

2018

国内初の広域連携型ソーシャル・インパクト・ボンド組成 / セキュリテ被災地応援ファンド初償還

国内初の広域連携型ソーシャル・インパクト・ボンド組成
国内初の広域連携型ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)を組成。SIBは営業者となる民間事業者が成果に応じて行政から報酬が受け取れる契約で受託した事業に対して出資を行う金融手法。当社は、SIB市場の拡大と行政・営業者・セキュリテ会員・地域住民がそれぞれの目的を達成できることを目指し、広く一般の個人投資家からクラウドファンディングを活用して成果連動型の資金を調達した。
セキュリテ被災地応援ファンド初償還
同年7月、「セキュリテ被災地応援ファンド」の1つである「斉吉商店ファンド」が会計期間満了により償還。斉吉商店は、震災後に立てた事業計画を見事に達成し、171.2%という高い償還率を残した。

2019

大学連携プロジェクト「Securite ACADEMIA」発足

大学連携プロジェクト「Securite ACADEMIA」発足
優れた研究・開発を実用化し、社会的価値へと繋げるために必要となる資金の調達を目的とした「Securite ACADEMIA」発の第1号ファンド「京大発VB大腸がん個別化医療ファンド」の募集を開始。「Securite ACADEMIA」は、大学・大学基金と連携し、大学の研究開発・教育開発・研究者の育成を推進することを目的に個人・法人が応援参加できるプラットフォーム。その後、文部科学省「研究支援サービス・パートナーシップ認定制度」において、研究者の研究環境を向上させ、我が国における科学技術の推進及びイノベーションの創出を加速するサービスと認定される。

2020

国内金融機関と新会社設立

国内金融機関と新会社設立

九州フィナンシャルグループなどと共同出資し、株式会社グローカル・クラウドファンディング(熊本市)を設立。地域金融機関と一緒に新しい会社を設立し事業を行うのは、当社にとって初の試み。

楽天証券と連携し、業界初となる証券会社による事業投資型クラウドファンディングの取扱いを開始。「セキュリテ」で楽天証券用ファンドを組成し、募集概要を楽天証券のホームページで確認できるようになった。これにより、楽天証券の口座保有者が、「セキュリテ」のファンドを選び出資することが可能になり、多くの新たなセキュリテ会員を迎え入れた。

2021

東日本大震災から10年 新たなプロジェクト発足

東日本大震災から10年 新たなプロジェクト発足
アスクル株式会社と連携し、新たな東日本復興支援を開始。発生から10年となる東日本大震災の復興を支援するため、「セキュリテ」を通じ、岩手県・宮城県・福島県で事業を営む事業者へ資金調達・寄付を組み合わせた新たな支援を実施することを決定。第一弾支援ファンドは、岩手県釜石市の小島製菓を支援する「親と子どもの幸せを結ぶお菓子開発ファンド」で、合計7,312,065円の支援金を届けた。以降、半期毎に新しい事業者への支援を実施している。

「しなの鉄道」新型車両設備投資ファンド組成

「しなの鉄道」新型車両設備投資ファンド組成
同年、「しなの鉄道 車両更新応援ファンド」の募集を開始した。第三セクター鉄道会社における新型車両設備投資へのファンド活用は日本初となる。同ファンドは第9回プラチナ大賞(主催:プラチナ大賞運営委員会、プラチナ構想ネットワーク)にて「優秀賞新時代のファイナンス賞」を受賞。「しなの鉄道」の車両更新と地域経済活性化のためのインパクト投資の取り組みが評価された。

独自の社会的リターン指標を設定

独自の社会的リターン指標を設定
SDGs17の目標への貢献など、社会的インパクトを可視化するため、「社会的リターン指標設定ファンド」を設定。オリジナルのSocial Returnマークをウェブサイトのファンド紹介ページに掲載するようになった。この時社会的リターン指標を導入したファンドは、「THINK COFFEE初出店ファンド」「木曽の地酒「中乗さん」中善酒造店ファンド」「世界と繋がる外国人就労/留学支援ファンド」「神奈川発 ゴミの見える化革命DXファンド」「女性アスリートヘルスケア改革応援ファンド」「しなの鉄道 車両更新ファンド」で、ファンド対象事業が地域・社会・環境にもたらすインパクト(貢献度)を定量的に示した。

2022

持続可能な水産業の実現と海洋環境の保全の取組「フィッシャーマンジャパン・ブルーファンド」設立

持続可能な水産業の実現と海洋環境の保全の取組「フィッシャーマンジャパン・ブルーファンド」設立
「フィッシャーマンジャパン・ブルーファンド」設立。一般社団法人フィッシャーマン・ジャパンと一緒に、持続可能な水産業の実現と海洋環境の保全のため、インパクト投資と寄付からなる、新たなファイナンスの仕組み「フィッシャーマンジャパン・ブルーファンド」をつくることに合意した。ブルーエコノミーをけん引する成長企業から、採算ベースには乗りにくい担い手育成事業まで、幅広い事業を支援対象とし、匿名組合を用いたインパクト投資と寄付を組み合わせたブレンドファイナンスにより、最適なファイナンスを実現する。日本の組織として初めて、国連の「持続可能なブルーエコノミーファイナンスイニシアチブ」に加盟し、2023年12月までに2件の投資と1件の寄付を実行した。

2024

肥後銀行グループとの戦略的資本提携

更なる事業の発展のため、株式会社肥後銀行(本社:熊本県熊本市)グループが運営する肥銀ブリッジ投資事業有限責任組合と戦略的資本提携をする。今後は新体制の下、経営基盤の強化及び金融スキームの向上により、「共感」に基づく温かい資金を更に社会に循環し、夢に挑戦できる世界の実現に向けて取り組む。

同年8月22日 1000本目のファンド募集開始

1000本目のファンド募集開始
『熊本 牛深で作る旨味「うまみぶし」ファンド』を募集開始。セキュリテ1000本目のファンドとなる。

これまでたくさんの事業に共感しご支援くださった投資家の皆さま、そして「セキュリテ」をご利用いただいたすべての事業者さまに感謝するとともに、今後も金融のプロフェッショナルとして、誰もが夢に挑戦できる社会を作ってまいります。