このプロジェクトについて

英語  スペイン語  中国語

本プロジェクトでは、東京大学の複数の研究室が合同で研究を進めている「スーパー酵母創出プロジェクト」を推進するための寄付を募集します。ディープラーニングなどの人工知能(AI)を用いて特殊な形態を持つ酵母を選抜し培養するAI指向性進化法を開発し、超効率的に酵母の品種改良を行うことにより、食味が非常に良いパン、味噌、醤油、ビール、ワイン、清酒などの発酵食品や未知なお酒をもたらすスーパー酵母の創出を目指します。本プロジェクトではスーパー発酵食品に向けたスーパー酵母の創出がテーマですが、AI指向性進化法は酵母を用いたインシュリンなどの医薬品生産やバイオエタノールなどのバイオ燃料生産にも展開することが可能です。

このプロジェクトについて

挑戦的な研究、広く社会からのご支援で

従来の研究予算では、様々な制約や膨大な事務作業および短期的成果の要求などにより、研究者の自由な発想にもとづくボトムアップ研究が困難となってきました。その結果、長期的な視野に立った挑戦的な研究を行う環境が失われてきました。本プロジェクトでは、広く社会からのご支援で、従来の研究予算では実施が難しい挑戦的な研究テーマに東京大学の複数の研究室から成る最高のチームで取り組みます。研究成果は社会に還元したいと思っています。是非ともご参加ください。

合田メッセージ

合田圭介

スーパー酵母とは

「発酵の母」と呼ばれる酵母は菌類に属する微生物として、パン、味噌、醤油、ビール、ワイン、清酒などの発酵食品を作る際に用いられており、人類にとって最も馴染みの深い産業微生物の一つです。酵母はブドウ糖を食べてアルコールを作ります。酵母の形態は様々であり、発酵食品を作る際には異なった形態(大きさや形など)の酵母を用います。発酵に使用する酵母の生理状態を、酵母の形態から発酵前に判定して、その後の発酵への影響を予測することが出来ます。酵母の形態と発酵・醸造の関係性に関する研究を30年以上行ってきた酵母専門家である東京大学大学院新領域創成科学研究科の大矢禎一教授は、2019年に清酒酵母においてゲノム編集と並んで形態解析が育種に重要であることを発見しました。スーパー酵母とは、AI指向性進化法を用いて超効率的に品種改良・育成することで得られる形態が特徴的で、特定の発酵食品を生産するのに突出した能力を持つ酵母の変異体です。例えば、スーパー酵母を用いることで非常に食味が良いパン、味噌、醤油、ビール、ワイン、清酒、さらに未知のお酒を作ることができるようになると期待されます。また、発酵食品の生産効率を劇的に向上させることで、世界の食糧問題を解決することができると期待されます。

日本経済新聞 2006年2月8日「おいしさ作る 酵母はこれ」
記事を読む

スーパー酵母とは

スーパー酵母を創出するAI指向性進化法

東京大学大学院理学系研究科の合田圭介教授らは、2018年に開発に成功し、Cell誌で発表した革新的なAI細胞選抜装置を用いて、2018年にノーベル化学賞を受賞した指向性進化法(自然界の生物の進化の仕組みである自然淘汰を人工的に作り出すことで、特定の生体分子の機能を目的に応じて向上させていく実験的手法)を実施することで、特殊な形態を持つ酵母を超効率的に選抜・培養するAI指向性進化法を確立します。そうすることで、食味が非常に良いパン、味噌、醤油、ビール、ワイン、清酒などの発酵食品をもたらすスーパー酵母の創出を実現することが可能となります。酵母専門家である大矢禎一教授は、これまで多種多様な酵母の細胞集団の中から特定の形態を持つ変異体を顕微鏡下で一つ一つ観察・分析していましたが、これは非常に時間と手間のかかる地道で非効率な作業でした。AI細胞選抜装置は、人間の労力と経験に頼らずに、その作業の精度とスピードを驚異的(1000倍以上)に向上させることができる最先端技術です。この技術により、膨大な数の細胞集団から形態学的に特殊な細胞を迅速・正確に発見することが可能になります。優れた能力を持つ細胞を効率的に選抜することができ、これまでの手作業では半年かかる作業を半日で終えることも可能となりました。

日本経済新聞 2019年1月16日「NextTech2030:ノーベル賞級発見を効率的に、狙う細胞を自動選別」
記事を読む
日経産業新聞 2019年1月16日「東京大学、目的の細胞を自動選別」
記事を読む

スーパー酵母を創出する最先端技術

今後の展開

2020年度~2021年度にかけて、合田教授が東京大学大学院理学系研究科の上村想太郎教授と協力してAI指向性進化法を開発し、それを用いて2021年度~2022年度にかけて合田教授と大矢教授が酵母の形態情報にもとづくAI指向性進化を実施します。2022年度にスーパー酵母の発見と遺伝子機能解析を行います。2023年度には、創出したスーパー酵母株を用いてスーパー酒の開発を計画しています。将来的にはベンチャー企業を立ち上げることで大きな事業を生み出す計画も立てています。様々な食味豊かな食品の誕生と、大手食品企業などとの連携が見込めるため経済的に非常に大きな成果が期待できるものです。本プロジェクトではスーパー発酵食品に向けたスーパー酵母の創出がテーマですが、AI指向性進化法は酵母を用いたインシュリンなどの医薬品生産やバイオエタノールなどのバイオ燃料生産にも展開することが可能であり、将来的には挑戦したいと考えています。

今後の展開

研究チームについて

本プロジェクトを実施する研究チームは、合田教授、大矢教授、上村教授がそれぞれ率いる東京大学大学院理学系研究科化学専攻の合田研究室、東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻の大矢研究室、東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻の上村研究室のメンバー(助教、博士研究員、大学院生、学部生など)によって構成されています。本プロジェクトを通じて学生や若手研究者に挑戦的な研究を体験してもらうことにより、将来的にグローバルに活躍する研究者を育成するという教育的な意義もあります。

研究チーム
研究チーム

合田圭介

合田圭介

東京大学大学院理学系研究科化学専攻・教授

カリフォルニア大学バークレー校理学部物理学科卒(首席)。マサチューセッツ工科大学大学院理学部物理学科博士課程修了(理学博士)。2012年より現職。カリフォルニア大学ロサンゼルス校工学部生体工学科と武漢大学工業科学研究院の非常勤教授。専門は光量子科学、物理化学、バイオイメージング。市村学術賞、日本学術振興会賞、日本学士院奨励賞、読売ゴールドメダルなどを受賞。

大矢禎一

大矢禎一

東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻・教授

東京大学出身(理学博士)。分子細胞生物学、特に真核単細胞生物である出芽酵母を対象とした分子生物学・分子遺伝学を主な研究領域とし、細胞の形態形成、細胞増殖、細胞内情報伝達に関する研究を実施中。ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典栄誉教授の弟子。30年間以上出芽酵母を研究。

上村想太郎

上村想太郎

東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻・教授

早稲田大学理工学部応用物理学科卒。同大学大学院生命理工学研究科博士課程修了(理学博士)。理化学研究所を経て、2014年より現職。専門は1分子生物学、1細胞生物学。文部科学大臣表彰若手科学者、井上研究奨励賞などを受賞。

お問い合わせ先

東京大学基金事務局
〒113-8654 東京都文京区本郷 7-3-1
Tel:03-5841-1217(9:00~12:00、13:00~17:00 土日祝除く)
Fax:03-5841-1219
お問い合わせフォーム https://payment.utf.u-tokyo.ac.jp/tokyo/askEntry.php

ENGLISH

目標金額
20,200,000円
  • プロジェクトオーナー
  • 東京大学大学院理学系研究科合田研究室
  • 支援金額
  • 1,270,000円
  • 参加人数
  • 12人
2019年12月11日現在

ご寄付の活用方法

皆様からの寄付金は、研究費(AI細胞選抜装置改造費、AI細胞選抜装置維持費、細胞培養環境維持費、細胞培養消耗品費、細胞解析費、人件費など)として使わせていただきます。

本プロジェクトは、セキュリテと東京大学基金との連携プロジェクトです。東京大学へのご寄付として扱われます。

税法上の優遇措置が適用されます

本プロジェクトへの寄付後、東京大学基金より送られてくる領収書を控除証明書として確定申告書に添付し、所轄税務署へご提出ください。
詳細はこちら

東京大学基金

法人様の寄附方法

・紙媒体による申込(書面でのお手続き)
こちらをご覧ください。
・WEBからの申込
「氏名」欄の姓・名の入力枠に、御社名を入力してください。「ご意見」欄に領収書送付先のご担当者名をご記入ください。振込依頼書(請求書)が必要な場合はその旨もご記入ください。

寄付を申し込む
東京大学基金へ移動します

このプロジェクトの特典

【期間限定】2019年11月14日〜2020年3月31日
※期間内の寄付累計額に応じて進呈いたします。
※進呈時期は、各特典の説明欄をご覧ください。
※加えて「東京大学基金」の特典が適用されます。

研究報告レポート

研究報告レポート


¥5,000

メールにて研究報告レポート(PDF版)を送付させて頂きます。

  • 送付時期は、2020年4月以降となります。
  • レポート送付は、1回となります。
寄付を申し込む
東京大学基金へ移動します
学会発表謝辞

学会発表謝辞


¥10,000

学会発表資料の謝辞にお名前を掲載させて頂きます。

  • メールにて学会発表のご報告を申し上げます。
  • 発表の時期は、追ってご連絡いたします。
  • 学会発表資料への謝辞は、1回となります。
寄付を申し込む
東京大学基金へ移動します
論文発表謝辞

論文発表謝辞


¥20,000

論文発表の謝辞にお名前を掲載せて頂きます。

  • メールにて論文発表のご報告を申し上げます。
  • 発表の時期は追ってご連絡します。
  • 論文発表資料への謝辞は、1回となります。
寄付を申し込む
東京大学基金へ移動します
研究室見学と特別講座

研究室見学と特別講座


¥50,000

東京大学合田研究室の研究室見学と特別講座にご招待いたします。

  • 5万円の寄付につき1名様をご招待します。
  • 開催日程は2020年4月以降にメールにてご連絡します。
寄付を申し込む
東京大学基金へ移動します
子供向けサマースクール

子供向けサマースクール


¥100,000

寄付者のお子様(小学生~高校生)向けに参加型実験教室を開催いたします。
@東京大学大学院理学系研究科

  • 10万円の寄付につき、お子様2名様同伴者様1名様をご招待します。
  • 開催日程は2020年4月以降にメールにてご連絡します。
寄付を申し込む
東京大学基金へ移動します
スーパー酒の試飲

スーパー酒の試飲


¥200,000

本プロジェクトで生まれたスーパー酵母と酒造メーカーとのタイアップによるお酒の試飲会にご招待いたします。

  • 試飲会に参加して頂けるのは20歳以上に限ります。
  • 20万円の寄付につき成人2名様をご招待します。
  • 開催日程は、2020年4月以降にメールにてご連絡します。
寄付を申し込む
東京大学基金へ移動します
スーパー酵母株の命名

スーパー酵母株の命名


¥500,000

スーパー酵母株への命名をお願いします。

  • 一部に自分の名前を入れるなど、一定のルールを設けさせて頂きます。
  • 命名の時期は、2022年以降になります。
寄付を申し込む
東京大学基金へ移動します
  • 特典の内容は、研究の都合により内容が変更される場合や、実施ができなくなる場合もあることをご留意ください。
  • イベント開催は、天候、地震、交通機関の不通などによって延期や開催中止の場合があります。
  • お引越しをされた場合や皆さまのご事情によりメールアドレスが変更される場合には、お知らせできない可能性がございます。連絡先に変更がある場合は、東京大学基金のマイページ登録と変更手続きをお願い致します。


ミュージックセキュリティーズ株式会社
産学官連携推進室