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被災地からのレポート2013年2月12日 17:25
「ほやのつぶやき」シリーズ < その5・・・ほやをおいしく食べる① >
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前回、ほやが嫌われる理由を書きましたが、
ほや好きの方は「鮮度の良いほやは、生が一番!!」と言う方が多いですね。
しかし前回書いた理由のひとつ、形状を見て拒否反応を示す方のために
初心者用として開発したのが『ほやの一夜干し』と『ほやジャーキー』です。
塩ボイルしたほやを一夜干し状態にし、冷凍保存したものです。
(現在は赤ほやの原料調達の問題があり、一部飲食店への注文生産となります)
少し焼くと(こげめがつく程度)、香ばしく、とても食べやすくなります。
初めてほやを食べる方からも 「へえ~ ほやってこんなに美味しいんだ~」
との声をいただきます。嬉しい限りです。
(写真は三陸のまぼやの一夜干しです)
次回は、『ほやジャーキー』 です。
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被災地からのレポート2013年1月26日 10:02
「ほやのつぶやき」シリーズ < その4・・・ほやが嫌われる訳 >
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ほやをこよなく愛している私ですが、残念ながら嫌う方が多くいることも事実です。
嫌われ食材NO1が 『くさやかほやか』 と言う方もいるほどです。
何故か… それは大きな理由が2つあります。
1つめは、見た目の形状です。
見慣れている人は何とも思わないのですが、この形状を見てびっくりする人も多いのです。
サラリーマンの鹿児島勤務のときに、社内パーティでほやを食べさせようと思い取り寄せた
事がありました。
しかし、発砲箱を開けた途端に皆後ずさりし、新鮮なほやにもかかわらず箸をつけた人は
30人中4~5人だけでした。
2つめは、古くなったほやの独特の臭いです。
特に流通の悪い時代に東京等に出回った、鮮度の悪いほやが口コミも含めほや嫌いを
増やしたと思われます。
残念な事ですが、この事実を受けとめざるを得ません。
そこで当社は、鮮度管理には最大限の配慮をしながら、初級者用(ほやジャーキーなど)、
中級者用(ほや塩からなど)の商品を開発し、販売しています。
今後もそのような配慮をしながら新商品の開発に努めますので、どうぞよろしくお願い致します。
当社の展示会・催事用のポスターは、あえてほやの形状を前面に出しました。
インパクトがあり、試食する方も増えてきました。
『R30』 ほやは30を過ぎてから のキャッチコピーも話題になっています。
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被災地からのレポート2013年1月10日 10:39
「ほやのつぶやき」シリーズ < その3・・・ほやの生態 >
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新年 明けましておめでとうございます。
弊社は4日から営業を始めていますが、今年も三陸のまぼやが出回らないため、
来年の復活に向け「備える」年にしたいと思います。
オホーツクの赤ほやで頑張りながら来年の新商品開発に向け準備いたします。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
今回のつぶやきシリーズは、ほやの生態です。
雌雄同体のほやの産卵期は冬至の前後に盛んになり、出水口(マイナス状の一文字になっている)より卵子・精子が
50~60cmも勢いよく噴出し、海の中で受精します。冬の間の産卵行動は1時間当たり6~10回位行われ、
ほや1個当たりの産卵量は合計30万個を超えるといわれています。
ほやの産卵画像(宮城県提供)
この後2日くらいでふ化し、1~2mmのオタマジャクシ状になり、泳ぎまわります。
下の画像でもわかると思いますが、やがて爪状になっている頭部が岩場や養殖基盤に付着します。
つまり頭部がいずれ根となりほやの個体を支えることになるのです。
不思議ですね~
ふ化直後のほや(宮城県提供)
そして1年後5mm位の小さなほやに成長します。
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被災地からのレポート2012年12月28日 17:11
年末ご挨拶
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今日で本年の業務が終了します。
今年はファンドでのご支援など大変お世話になりありがとうございました。
お陰様で、何とか新しい年を迎えることができます。改めて厚く御礼申し上げます。
今年はお陰様でオホーツクの赤ほや商品(特にジャーキー、塩辛)が好調で、今までにない
販路も開拓できました。
三陸のほやが復活するまであと1年半、来年はしっかりと準備し、皆様に喜んでいただける
商品が提供できるよう精進致します。
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
どうぞ良い年をお迎えください。
平成24年12月28日
株式会社 三陸オーシャン
木村 達男
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被災地からのレポート2012年12月8日 10:10
「ほやのつぶやき」シリーズ < その2・・・食の歴史 >
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ほやは今から1000年前の平安時代の初期から三陸沿岸で
食べ始められたといわれていますが、詳しい記述は残っていません。
その記述があるのは江戸時代です。
伊達家献立の正月料理の中で「ほやの吸い物」が明記されています。正月料理なので生食ではなく、出汁としての利用が考えられますが、
この時代にほやの殻も活用していたことが想像できます。
このことにヒントを得、試行錯誤の結果『ほや汁』を作ってみました。ほやエキスポ、ほやほやレストランなどでの評価は上々でしたが、
あるマスコミ記者は「奥深く、繊細な味」と表現していました。
養殖事業は明治のころからで、現気仙沼市唐桑町の畠山 豊八さんが
山ブドウのつるを先端を輪のようにして海につるし、養殖に成功したそうです。
またわが故郷石巻市、牡鹿半島の鮫ノ浦湾に種場があり、三陸の中でも宮城県が80%の生産量を誇るようになりました。
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被災地からのレポート2012年11月28日 14:45
「ほやのつぶやき」シリーズ < その1・・・はじめに >
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三陸の真ほやの復活まであと2年の歳月が必要とされていますが、
その生態、食の歴史、調理方法などをシリーズでお知らせします。
みやぎ特産(生産量の80%)のほやですが、熱烈なファンが存在する
反面、くさやかほやかといわれるほど嫌われている現実もあります。
ほやはそんなにまずい食べ物でしょうか?
ほやのメッカ牡鹿半島(宮城県石巻市)出身のほやおやじとしては
この誤解されている状態を見過ごすわけにはいきません。
ほやを愛する一人として少しでも多くの人に素晴らしい食材であること
を理解していただき、その美味しさを知っていただければ幸いです。
今まで8年間取り組んできたことを「ほやのつぶやき」シリーズ
としてお知らせしますのでどうぞお楽しみください。
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被災地からのレポート2012年11月20日 14:40
三陸オーシャン ほやセキュリテセット 販売開始!!!
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「三陸オーシャン ほやセキュリテセット」の販売を開始しました!!!
ほやが何より大好きで、「ほやに生涯を捧げる」 という
三陸オーシャンの”ほやおやじ”の志が込められた商品です。
詳細・お申込はこちら:
https://www.securite.jp/store/detail/349
「ほやへの偏見を取り除き、ほやをもっと広め、
三陸のほやの復興に関わっていきたいです」
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被災地からのレポート2012年11月7日 09:09
女川町 復活のきざし
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10月31日、女川町に行ってきました。
大型漁船が入港し、港はクレーン車やダンプで土盛の工事が始まるなど
復活のきざしを感じることができました。
下の写真は、根室の大型漁船が入港していた様子です。
今年最終のさんま船です。(大きく、力強く、頼もしい船です。)
次の写真は、震災で地盤沈下した船着場です。
この辺も1.5mの地盤沈下で、コンクリートの上は藻がはえています。
港の土盛工事
クレーン車とブルトーザー、ダンプが忙しく動き回っている様子です。
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被災地からのレポート2012年10月26日 16:47
久々に「三陸の蒸しほや」に出会いました。
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女川の帰りに仮設のマリンパル(女川の産直市場)を見つけ、立ち寄りました。
以前からお世話になっている片倉商店さんが元気に営業していました。
なんと天然ほやの蒸しほやがあり、つい買いました。
潜って獲った貴重なほやです。
値段も震災前の4倍していましたが、売れているそうです。ほや好きにはたまらない蒸しほやです。
天然ほや独特のとげですが、身のほうはすべて食べることができます。
3個分ぐらいの量でしたが、このように皮をむきながら一気に食べてしまいました。
「うまかった~」わが社も2年後には製造する予定です。
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被災地からのレポート2012年10月18日 18:35
ほやの1年こに出会いました。
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昨日、女川方面に出かけましたが、ラッキーなことにほやの1年こ(養殖1年目)の手入れ作業に出会いました。
女川町の竹の浦漁港での作業風景です。手のひらサイズの牡蠣殻に種付けしたほやがいっぱい張り付いています。
嬉しかったですね~この小さなほや(5mm)がいとおしくなります。
震災後種がついてくれるかどうか心配でしたが、各浜とも種付けが成功し、順調に生育して
いるそうです。
今回の手入れは周りに付着しているしうり貝(ムール貝)藤壺などをほやの成長を妨げるため
除去しているそうです。
1個1個丁寧に作業していました。これからほやの数が30~40個になるよう牡蠣殻合わせ、
海に戻すそうです。
あと2年でこのようなほやになります。(震災前の写真です)「三陸オーシャンほやファンド」の詳細・お申込みはこちら:
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