LIVING IN PEACE BLOG Chance Maker マンスリーニュースレター

Chance Maker マンスリーニュースレター2011年12月13日 00:49

Chance Maker マンスリーニュースレター vol.11

チャンスメーカーの皆様へ、ニュースレター第11号(2011年11月号)をお届けします。
Chance Maker Monthly Newletter vol.11
平素よりLiving in Peaceをご支援いただき、誠にありがとうございます。
ニュースレター第11号をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

目 次


(1)寄付の状況 
(2)筑波愛児園 S先生インタビュ-⑤(最終回)
(3)LIPメンバーからのメッセージ  
(4)活動報告 
(5)今月の一冊 
(6)ロンドンだより
(7)LIPの活動をお話させてくれませんか?
(8)LIPメンバー募集のお知らせ



(1)寄付の状況

寄付者数     101名(87名)
寄付金総額   1,114,000円(961,000円)
10月分の寄付金 153,000円(125,000円)
※2011年10月31日現在。括弧内は前回分。
 
(2)筑波愛児園 S先生インタビュー⑤
    
~最終回~

茨城県つくば市にある「児童養護施設  筑波愛児園」のS先生にお話を伺いました。
 

 TS氏 生活ホーム担当職員
大学を卒業後、筑波愛児園に勤務し今年で10年目を迎える。児童指導員、自立支援指導員として従事し現在に至る。

(施設での養育で心がけていることは何ですか?)      
集団生活の中で、できることを考えていくことです。そのためには、素直に子どもたちに協力を得ることは大きいと感じています。
皆で協力して、認め合って、助け合って、支え合えることは、これから生きて行く上でも大切なことになるので、そこは、こちら側でも意図していきたいと思っています。

(施設が移転改築すると養育面でどういったメリットがあるのでしょうか?)
生活環境が整うことと、生活人数が少なくなることです。現在は、40人という大舎制の生活環境を改築したものなので、
押し入れや棚などが不足している部分があります。それと比較して、改築後は子ども達の生活に適した部屋がつくられます。
そして、生活人数が少なくなることで、家事をする時間が半分になり、それだけ時間のゆとりができます。そのことで、子ども達と遊ぶことや記録をする時間など、色々な時間に充てられるということが大きなメリットになります。

(寄付者の方へのメッセージをお願いします。)
いつもお世話になっております。
行政の補助金だけでは、最低基準でしか運営できないので、寄付で成り立っている部分があります。寄付があれば支援内容の選択肢が広がります。この場をお借りして、お礼を申し上げます。
 
  
(3)LIPメンバーからのメッセージ

 11回 AK_aoteaora

 
 こんにちは。ご縁あって、私はLIP教育プロジェクトの立ち上げ時から一緒に活動しています。

私がこの活動に携わっている一番の理由は、他人に対する正義感や情けなどではありません。
書生っぽいかも知れませんが、自分が住んでいる日本をより良くしたいからです。
歴史や統計記録を参照する限り、ある社会の中で苦しんでいる人の数が多いほど、
その中での社会的悲劇・情勢不安が起こりやすくなると言えると思います。

世界的に格差が少ないとされている日本社会ではそういった悲劇は相対的には少ないかも知れません。
けれども、少ないながらも必ず起こっています。その問題は、私たち日本人の手で解決するよりほかありません。
私たちが住む日本がより良くなるという、すべての人にとって紛れもない利益のために。

現在は、児童養護施設の子どもたちのサポートに特化していますが、
日々の活動をする上でこの理念は常に私の頭の片隅にあります。
これからもLIPのメンバー、そしてチャンスメーカーとしてご協力頂いているみなさんと共に、
少しでも日本にある格差や不平等を無くしていきたいと考えています。

ちなみに今回の私の写真の撮影場所は、
昨年訪れたテルアビブというイスラエルの都市です。(*HPへのアップに伴い写真は削除させて頂いております)
イスラエルというと日本での報道はパレスチナとの紛争に偏りがちですが、実際にはビーチもあってワインもおいしくて、観光を存分に楽しめる国です。
この車もオシャレでしょう?(笑)私たちが月に一度見学ツアーを開いている児童養護施設と同じく、こちらも百聞は一見にしかず。是非機会があれば行ってみて下さい!

  (4)活動報告

①Living in Peace教育フォーラム2011
11月3日(木)、JICA地球ひろばにて、
「LIP教育フォーラム2011 Think and Act Now ―子どもの未来のために、いま私たちにできること―」が開催されました。
当日は100名を超える方々にご参加頂いた他、マスコミからの取材も受けるなど、大盛況の内に幕を閉じることができました。

フォーラム前半のゲストによる基調講演では、日本の貧困率の問題や、施設内の様子について、
非常に具体的なお話を伺うことができました。阿部彩先生からは、研究者としての立場から、
「日本の貧困は構造的な問題であり、景気の良し悪しに関わらず存在してきた」と、データを用いての指摘。土井香苗さんからは、人権弁護士を志したきっかけなどについて、
愛児園園長の山口公一先生からは、様々な問題を抱えざるを得なくなった子どもと、彼らを取り巻く環境の厳しさについて、サヘル・ローズさんからは、
ご自身のイランの孤児院での経験、来日してから現在に至るまでのお話をして頂きました。


フォーラム後、早速様々な方からの反響がありました。
今後も、
LIPの活動や子どもの貧困問題について広く知って頂けるよう、地道に努力して参りたいと思います。

 
10月の筑波愛児園児童との交流会
10月23日(日)に交流会が開催され、五反田にある「アロラインド料理学院」にて、インド料理の講習を受講しました。
インド人の先生ご夫妻の優しいご指導の下、鶏肉のペパーミント風味カレー、ジャガイモとツナのコロッケ、ターメリック入りのグリンピースライス、サラダ、デザートなど、沢山のインド料理が出来上がりました。

子どもたちは、数々の珍しいスパイスや見たこともない調理器具、そしてインド人である先生方の日常生活に興味津々。
異文化交流の場を大いに楽しんでおり、食事の時間には、皆何度もおかわりをするなど、とても充実した1日を過ごしていました。
私たち大人にとっても貴重な経験となり、非常に有意義な時間でした。施設内では経験できない機会を提供でき、良い交流会となりました。(黒住)

(5)今月の一冊

『働きながら、社会を変える。-ビジネスパーソン「子どもの貧困」に挑む』
慎泰俊(しん・てじゅん) (著)



Living in Peace代表理事 慎が、LIP教育プロジェクトの誕生から、日本の「子どもの貧困問題」への取り組みまでを描いた一冊。

児童養護施設での住み込み体験や、子どもたちとのふれあいを通じて、
今まであまり取り上げられてこなかった児童養護施設の「子どもの貧困問題」に光をあてています。
施設の運営状況や、施設職員の方の処遇などを踏まえ、子どもの養育環境を分析するビジネスパーソンとしての視点と、
一対一で同じ目線で子どもと向き合う視点の両方を感じとって頂けると思います。

社会のために何かしたいけど、サラリーマンじゃ社会は変えられない!?
そう考えている方に行動する勇気とパワーを与えてくれる一冊です。
「世の中はみんなが少しずつ変わることで変化する」、是非、本著で確かめてみてください。
印税収入については、税金を除いた全額が児童養護施設「筑波愛児園」に寄付されます。
まずは、読むところから社会を変える一歩を踏み出してみませんか?


(木下)
  
(6)ロンドンだより
ロンドンから活動に参加しているchieです。すべての子どもたちが愛されて育つ環境を、と考えた時に、
親たちの置かれている状況を無視することはできません。今月は、ロンドンに来て感じた日本との子育ての環境の違いについて書いてみたいと思います。

 
この国に来て、イギリスの人たちがいかに子どもと過ごす時間を大切にするかに驚くことがよくあります。
会社では、自分のデスクから子どもやパートナーに電話する人たちの姿をよく見かけます。
もちろん仕事中なのでみんな数分で切り上げますが、自分の同僚が小さな子どもと話す姿を見るのはとても微笑ましいものです。
また、家で仕事をするなどのやりくりをして、朝や夕方に保育園へ子どもの送り迎えをするお父さんたちも多くいます。

 
北欧の国々と比べればまだまだな部分も多いのかもしれませんが、制度面でも、子どもが生まれる際に男性が取得する“paternity leave”や、養子を迎える際に取得する“adoption leave”などが整っています。
 
こうした違いを目にする中で、子どもたちがよりよい環境で育つためには、親たちをサポートする社会の仕組みや周囲の理解が不可欠であることをあらためて実感します。
私たちもまずは自分の周りから必要な声を上げていければいいですね。

 
(chie)
 

(7)LIPの活動をお話させてくれませんか?

 
私たちLIPは、自分たちの活動や児童養護施設の課題を紹介できる機会を探しています。
各種勉強会やセミナー、イベント等、幹事様がいらっしゃいましたら、livinginpeace.edu@gmail.com までお気軽にご連絡ください。施設支援の輪が広がっていくことを期待しております。

(8)LIPメンバー募集のお知らせ

LIP教育プロジェクトチームは、一緒に活動してくれる仲間を募集しています。見学も随時受け付けておりますので、ご興味のある方は、下記フォームから是非お気軽にご連絡ください。http://goo.gl/de2nr
 

このニュースレターはLiving In Peaceマンスリー寄付プログラム「Chance Maker」に参加されている皆様にお送りしております。

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Chance Maker マンスリーニュースレター2011年11月18日 01:32

Chance Maker マンスリーニュースレター vol.10

チャンスメーカーの皆様へ、ニュースレター第10号(2011年10月号)をお届けします。
Chance Maker Monthly Newletter vol.8
平素よりLiving in Peaceをご支援いただき、誠にありがとうございます。
ニュースレター第10号をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

目 次


(1)寄付の状況 
(2)筑波愛児園 S先生インタビュー④
(3)LIPメンバーからのメッセージ  
(4)活動報告 
(5)今月の一冊 
(6)ロンドンだより
(7)イベント開催のお知らせ
(8)LIPの活動をお話させてくれませんか?
(9)LIPメンバー募集のお知らせ


(1)寄付の状況

寄付者数     87名(85名)
寄付金総額   961,000円(836,000円)
9月の寄付金 125,000円(123,000円)
※2011年9月30日現在。括弧内は前回分。
 
(2)筑波愛児園 S先生インタビュー④
 ~お仕事の様子[続編]~

茨城県つくば市にある「児童養護施設  筑波愛児園」のS先生にお話を伺いました。今回はお仕事の様子の続編をお届け致します。
 

 T.S氏 生活ホーム担当職員
大学を卒業後、筑波愛児園に勤務し今年で10年目を迎える。児童指導員、自立支援指導員として従事し現在に至る。

(先生のとある一日)


(先生はいつ寝ているのですか?)
6時前には起きるので、3時までに寝ることを目標にしています。時には1時くらいに寝てしまって、3時、4時に起きてやり残した仕事をすることもあります(笑)
 
(この仕事に就いたきっかけとやりがいは何でしょうか?)
将来がある人たち(子どもたち)に「何かお手伝いできたらいいかな」と、思ったのがきっかけです。ですが、実際に働いてみると、大変なことの方が多かったです。ただその中で、子どもが目標を達成できたときなどの成長を身近で見ることができるのが仕事のやりがいですね。
 
LIPでは、施設職員さんの労働環境も、またひとつ考えていかなければならない問題のひとつだと考えています。生活に密着した多忙なワークスケジュールの中、S先生の子どもへの愛情を真摯に感じ取ることができたインタビューでした。次回は、最終回になります!
 
(3)LIPメンバーからのメッセージ
 
第10回 沼上 豊(ぬまがみ・ゆたか)


私がLIPに参加したのは、ふとしたきっかけで筑波愛児園へのスタディツアーに参加したことが始まりです。児童養護施設に関して、まったく予備知識が無く、前日にインターネットで付け焼き刃して参加しました。
 
表面上はせいせいと運営されているようですが、誰の所為でもなく、家族から切り離された環境で育つ子ども達を見ていると様々な問題が透けて見えてきました。 やはり訪問して実態の一部を目の当たりにすると、今まで何の気なしにしている孫へのかわいがり方とのギャップを意識し、自分に何が出来るのだろう?と自分への問いかけが始まりました。
 
61才になり、少し保守的になって来ている私でも、自分に出来る小さな事を始めてみると少し世界が変わって見え始めました。このニュースレターを読まれている方々が、スタディーツアーに参加して実感して頂けたら幸いです。
 
(4)活動報告

今年4月にキャリアセッションをスタートしてから半年、東京訪問での学び・見学と、筑波愛児園周辺での遊び・交流を交互に行うことで、メリハリをつけた活動を行ってきました。
 
今月は、近隣の小学校体育館をお借りして、以前子どもたちからリクエストを受けていたバスケットボール大会を開催しました。子どもたちの中にはバスケ部の子も多く、また、普段から園内のバスケットゴールを使って遊んでいることもあり、みんな上手でした。そして、今回は筑波愛児園で学習ボランティアを続けている筑波大学の学生にも参加してもらえることになり、試合は大盛り上がりでした。
 
年齢・身長・性別もばらばらな中、公平に試合を進めるために、チーム分けやルール作りを子どもたちが一緒になって考えてくれたことが、とても印象的でした。次はサッカーがしたいと、次回のリクエストもあがっていて、活動が定着してきていることを感じました。
(クッキー)


(5)今月の一冊

「ゼロのちから――成功する非営利組織に学ぶビジネスの知恵11」
ナンシー ルブリン(著), 関 美和(翻訳)
http://amzn.to/pHyZiO



著者は低所得の女性に衣料品やキャリア開発プログラムを提供して経済的自立を支援する非営利組織ドレス・フォー・サクセスの創業者であり、現在非営利組織ドゥ・サムシングのCEOとして10代の若者にボランティアを仲介しています。

この本は、著者の非営利組織での学びがまとめられ、非営利組織大国アメリカの先進的な事例集となっています。タイトルの「ゼロのちから」は、非営利組織が資金や人材などさまざまな経営資源制約に直面しつつも、逆にそれらを糧に新しいアイディアやイノベーションを生み出していることを示唆しています。そして、そういった考え方は、非営利組織だけでなく営利組織にも応用できると書かれています。

新しい取り組みや発想がLIPと同じ非営利組織から生まれることを頼もしく思うと同時に、非営利組織発のイノベーションが刺激になる本です。本書を生かして、LIPでも非営利だからこそできるチャレンジを続けていきたいです。(菅原)
 
(6)ロンドンだより

本業を持ちながらパートタイムで社会に貢献する!がコンセプトのLiving in Peaceですが私の本業の場では東京にいた頃に比べて、コミュニティサービスやファンドレイジングの機会に出会うことがより頻繁にあります。
 
私の同僚の一人は、来週家でソーセージロールを500本焼いてきて社内で売りさばき、売上金をチャリティ団体に寄付することを企画しています。
 
また、社内のコミュニティサービスの一環として、2週間に1度仕事を抜けて近隣の小中学校を訪問し、子どもたちと一緒に本を読んだり、算数や理科の勉強を見てあげたりするというものがあり、私も最近活動をはじめました。
 
さて、イギリスの人たちが、こうした活動に積極的なのはなぜなのだろう・・・?と思い、周囲の人たちに参加のきっかけを聞いてみました。
 
すると、多くの答えは、「知り合いがやっていて楽しそうだと思ったから」、「普段の仕事では出会わない色んな人に会えるのが楽しそうだと思ったから」、というようなものでした。
 
そう、キーワードは、「楽しそう」。
私たち1人ひとりのアンテナで、純粋に楽しそう!と思えるところから始めていけば良いのだと思います。(chie)
 
(7)イベント開催のお知らせ
 
Living in Peace 教育フォーラム2011 Think and Act Now
~子どもの未来のために、いま私たちにできること~
 
日時:  2011年11月3日(木)13:30~17:30 (13:00受付開始)
場所:  JICA地球ひろば(東京・広尾)
定員:  300名(先着)
参加費:3,000円
事前申し込み: Living in Peaceホームページの申し込みフォームより (http://goo.gl/PJ3M5
 
主催:    特定非営利活動法人Living in Peace (http://www.living-in-peace.org

【プログラム】 (予定)
第一部 講演 (13:30~15:30)
◇基調講演:          阿部 彩 氏 (国立社会保障・人口問題研究所 社会保障応用分析研究部長)
 
◇講演①:           土井 香苗 氏 (ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表) 
◇講演②:           サヘル・ローズ 氏 (タレント/キャスター)
◇講演③:           山口 公一 氏 (児童養護施設「筑波愛児園」施設長 法人理事)           
 
第二部 パネルディスカッション (15:45~17:30)
阿部 彩 氏、土井 香苗 氏、サヘル・ローズ 氏、山口 公一 氏
慎 泰俊 (NPO法人Living in Peace 代表理事)


(8)LIPの活動をお話させてくれませんか?

私たちLIPは、自分たちの活動や児童養護施設の課題を紹介できる機会を探しています。
各種勉強会やセミナー、イベント等、幹事様がいらっしゃいましたら、livinginpeace.edu@gmail.com までお気軽にご連絡ください。施設支援の輪が広がっていくことを期待しております。

(9)LIPメンバー募集のお知らせ

LIP教育プロジェクトチームは、一緒に活動してくれる仲間を募集しています。見学も随時受け付けておりますので、ご興味のある方は、下記フォームから是非お気軽にご連絡ください。http://goo.gl/de2nr
 

このニュースレターはLiving In Peaceマンスリー寄付プログラム「Chance Maker」に参加されている皆様にお送りしております。

Copyright (C) 2010 特定非営利活動法人LIVING IN PEACE All rights reserved.

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Chance Maker マンスリーニュースレター2011年10月9日 01:44

Chance Maker マンスリーニュースレター vol.9

チャンスメーカーの皆様へ、ニュースレター第9号(2011年9月号)をお届けします。
Chance Maker Monthly Newletter vol.8
平素よりLiving in Peaceをご支援いただき、誠にありがとうございます。
ニュースレター第9号をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
※先ほどお送りしたメールに一部誤りがございましたので、再送致します。


目 次
(1)寄付の状況
(2)筑波愛児園 S先生インタビュー③
(3)LIPメンバーからのメッセージ
(4)活動報告 「第2回 児童養護施設 スタディツアー」
(5)今月の一冊
(6)ロンドンだより(不定期)
(7)イベント開催のお知らせ
(8)愛児園ニュース 「納涼祭 参加報告」
(9)LIPの活動をお話させてくれませんか?
(10)LIPメンバー募集のお知らせ
 


(1)寄付の状況

寄付者数     85名(82名)
寄付金総額   836,000円(713,000円)
8月の寄付金 123,000円(120,000円)
(※2011年8月31日現在)
 

(2)筑波愛児園 S先生インタビュー③
~お仕事の様子[後編]~

茨城県つくば市にある「児童養護施設  筑波愛児園」のS先生にお話を伺いました。今回はお仕事の様子の後編をお届け致します。
 

 T.S氏 生活ホーム担当職員
大学を卒業後、筑波愛児園に勤務し今年で10年目を迎える。児童指導員、自立支援指導員として従事し現在に至る。

-子どもの成長記録について教えて下さい。
日々記録するものがふたつあります。ひとつめは、引き継ぎの日誌です。これはおおまかな子どもの状況や学校の準備物、各機関との連絡状況を記録するものとして使用しています。ふたつめは子どもの一日の様子を記録するものです。これは、子どもの詳細を記録するものとして、一日の過ごし方や対人関係の状況、学校での様子などの記録がされます。また、年度ごとに自立支援計画書というものを作成しています。子どもを養育していくための支援方針を立て、日々の生活での関わりをしています。その関わりを通じて子どもに変化が表れているか見直しを行い、自立支援計画書の修正は年に3回行っています。

-子どもとの関係について教えてください。
施設職員の立場上、支援や援助という視点から、子どもの良くないところを直していくことが必要です。けれど、それだけでは偏ってしまいます。子どもに対して、大切なこと、真面目なことも言いますが、一緒に楽しい時間を過ごすことも必要です。入所児童の関係も、人間同士ということに変わりはないので、楽しいことや真面目なことなど、色々な時間共有していかなければ、伝わるものも伝わらないと思っています。

-家族ではないけれど、一番身近な他人として暮らす、ということですよね
そうですね。

成長記録は、子どもたちが寝静まった後、眠い目をこすりながら書いているそうです。ちなみに、今、S先生と子どもたちの間で流行っていることは遊戯王のカードゲームだそうです!次回は、ワークスタイルの続編をお届けします。

 
(3)LIPメンバーからのメッセージ
第9回 kaziida

私がLIPの活動を始めたきっかけは、筑波愛児園を見学したことです。子どもたちの愛らしさに心がなごむ一方で、ふとした言動や喧嘩の激しさに、これまでの自分には馴染みがない世界がそこにあると感じました。同時に、自分に大いに関係があるとも直感しました。そして、今ではその直感は正しかったと確信しています。自分の住む世界のこれまで気づかなかった側面に目を見開かされ、同じ思いをもつ仲間を得て、充実した日々を送っています。自分の周囲にほんの少しだけ関心を広げるだけで、人生はとても豊かになると思います。私たちのニュースレターが、皆さんにとってその小さなきっかけになれば嬉しいです。
 
 
(4)活動報告
「第2回 児童養護施設 スタディツアー」



8月21日(日)に、第2回 筑波愛児園スタディツアーを開催しました。一般公開で呼びかけたところ、定員を越えるご応募を頂きました。夏休みの愛児園は子どもたちが少なく、ややひっそりしていましたが、職員の方たちからお話を伺い、また、活発な質問のやりとりもさせていただきました。
 
児童養護施設には、開かれたところとそうでないところがまだまだ存在するといいます。そんな中でスタディツアーなど外部の方を受け入れる理由を、園長の山口公一先生は次のように話してくださいました。「ある時高校生の女の子に言われました。『施設で暮らすことを友だちに言いたくない。いちいち説明して、変に同情されたり、逆に敬遠されたり…。施設で暮らすことを社会に理解してもらう土台は大人が作ってほしい。』そうして私はその高校生と約束したんです。」
 
今回のツアーでも、子どもたちがどんなところで生活しているか知りたいという方々にご参加いただきました。中には、職員さんの思いや子どものしっかりした様子を見て、愛児園の子どもたちは厳しい環境の中でも恵まれているのではないかと感じました、という感想も寄せられました。知ってみるとふつうの子どもたちで、職員さんがとても愛情深く育てていることがわかります。(まりこ)
 

(5)今月の一冊

「子どもが語る施設の暮らし2」



この本では、施設を退所した子どもたち15人によって、施設で暮らすこと、里親と生活することについて語られています。本を読み進めるうちに、施設の職員さんの存在が子どもたちにとって重要である一方、子どもたちが職員さんに多く不満を持っていることも見えてきます。話を聞いてもらいたい子どもたち。過酷な労働環境で、一人ひとりの子どもに十分な時間をかけられない職員さん。「養育」を目指してきた職員さんが、「教育」までにしか及べない現実があります。しかしながら、職員さんや里親に愛着を感じられた子は、強く育っていくことも書かれています。それは必ずしも親にしかできないことではなく、子どもたち同士や信頼できる大人であることも可能です。子どもと丁寧に向き合い、話を聞き、受け入れる、そんなとてもシンプルなことを子どもたちが最も求めているということが、子どもたち自身の声から聞こえてくる一冊です。(まりこ)
 
 
(6)ロンドンだより



昨年末より教育プロジェクトに加わり、現在は本業の関係でロンドンから活動を行っているchieです。寄付の文化や教育の分野において、はたまた家族の形についても日本とは少し異なったアプローチを取るヨーロッパより、身の回りの情報をお届けできればと思います。
 
さて、今回は寄付の文化についてです!この街にいると、寄付の文化が生活の中に当たり前に溶け込んでいる印象を受けます。駅の改札やスーパーの前などでは、カラフルなTシャツを着たり、動物のコスチュームをまとったりした人たちがバケツをもって寄付を集めている姿をよく見かけます。なぜバケツなのかは謎ですが、募金箱としてよく使われています。また、私の勤める会社ではジーンズデーというイベントがあります。指定の日(普通は金曜日)にジーンズを履いて出勤してよい代わりに、オフィスの入り口でこれまたバケツを持った人に寄付金を手渡す・・・というものです。これらのお金は、会社が支援する団体に贈られます。
 
街中でも、あちこちでチャリティイベントが行われています。私がこれまでに参加して面白かったものの中には、80'sのファッションでみんなで踊るパーティやヨガのクラス&ピクニックなんていうのがありました。肩肘を張らずに、楽しみながら社会の問題について考える機会を作るのが上手なのかも知れません。(chie)
 
 
(7)イベント開催のお知らせ

<“会社人”から”社会人”へ NPOプロボノフェア2011>

社会人として仕事をしながら、平日の夜や週末に社会活動をしている方、周りに増えていませんか?そんな活動に関心のある方にぜひおいでいただきたいイベントです。
 
NPOプロボノフェアでは、私たちLIPを含む、本業を持ちながらパートタイムでNPO活動をするNPO法人7団体が一同に会し、活動紹介や人材募集のご案内を行います。パートタイムNPOの多様な働き方を知ることができ、団体ごとのブースで個別の活動相談もできます。当日は、ベストセラー『はじめての課長の教科書』など多数の著書を執筆された人材育成のプロ、酒井穣氏をお招きし、本業で生き抜いていくための学びがNPOの活動にあることも明らかにしていきます。ご友人をお誘いの上、ぜひ、ご参加ください!
 
日時 : 2011年9月25日 13:30~16:30(日)  @JICA地球ひろば(渋谷区広尾)
イベント詳細はこちら http://www.living-in-peace.org/_common/img/pdf/20110925_probono.pdf
参加お申込フォームはこちら http://goo.gl/D6ySQ
 
<チャンスメーカーアワー>
 
LIP教育プロジェクトでは、毎月1回「Chance Maker アワー」を開催しています。この「Chance Maker アワー」では、LIP教育プロジェクトの児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」に込めた思いやその仕組みなどについて、メンバーから直接お話させていただきます。教育プロジェクトに関心を持ってくださっている方、寄付をご検討くださっている方、「Chance Maker」としてご寄付いただいている方など、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
 
日時 : 2011年9月18日(日)15:00~16:00@渋谷 Creator's District 901
参加お申込フォームはこちら http://goo.gl/eWOcz


(8)愛児園ニュース 「納涼祭 参加報告」



8月25日(木)午後5時より、筑波愛児園にて納涼祭が開催され、LIPから2名が参加してきました。このイベントは、児童たちが毎年1回楽しみにしているお祭りであると共に、近隣住民との交流の機会にもなっています。当日は、愛児園児童・職員以外に付近の住民、大学生のボランティア、児童の友人達が多数参加していました。屋台などが出ていた他、ステージでは児童のダンス、イバライガーの登場、職員や大学生によるAKB48・嵐のパフォーマンスなど、大変盛り上がっていました。来年も開催される場合には、LIPでも準備や運営をお手伝いしたいと思いました。(沼上)


(9)LIPの活動をお話させてくれませんか?

私たちLIPは、自分たちの活動や児童養護施設の課題を紹介できる機会を探しています。
各種勉強会やセミナー、イベント等、幹事様がいらっしゃいましたら、livinginpeace.edu@gmail.com までお気軽にご連絡ください。施設支援の輪が広がっていくことを期待しております。
 

(10)LIPメンバー募集のお知らせ

LIP教育プロジェクトチームは、一緒に活動してくれる仲間を募集しています。見学も随時受け付けておりますので、ご興味のある方は、下記フォームから是非お気軽にご連絡ください。http://goo.gl/de2nr
 

 


このニュースレターはLiving In Peaceマンスリー寄付プログラム「Chance Maker」に参加されている皆様にお送りしております。

Copyright (C) 2010 特定非営利活動法人LIVING IN PEACE All rights reserved.

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Chance Maker マンスリーニュースレター2011年9月11日 01:03

Chance Maker マンスリーニュースレター vol.8

チャンスメーカーの皆様へ、ニュースレター第8号(2011年8月号)をお届けします。
Chance Maker Monthly Newletter vol.8
平素よりLiving in Peaceをご支援いただき、誠にありがとうございます。
ニュースレター第8号をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
目 次
(1)寄付の状況
(2)筑波愛児園 S先生インタビュー②
(3)LIPメンバーからのメッセージ
(4)活動報告 六本木ヒルズ見学
(5)今月の一冊
(6)教育フォーラム開催決定のお知らせ
(7)LIPの活動をお話させてくれませんか?
(8)Chance Makerアワーのお知らせ
(9)愛児園ニュース 納涼祭のお知らせ
(10)LIPメンバー募集のお知らせ


(1)寄付の状況

寄付者数     82名(74名)
寄付金総額   713,000円(593,000円)
※7月の寄付金 120,000円(104,000円)
(※2011年7月31日現在)


(2)筑波愛児園 S先生インタビュー②
~お仕事の様子[前編]~

茨城県つくば市にある「児童養護施設 筑波愛児園」のS先生にお話を伺いました。今回はお仕事の様子を前編と後編に分けてお届け致します。
 


 T.S氏 生活ホーム担当職員
大学を卒業後、筑波愛児園に勤務し今年で10年目を迎える。児童指導員、自立支援指導員として従事し現在に至る。

-鈴木先生の愛児園でのキャリアと役割を教えてください。

愛児園が初めての就職先で、勤続年数は今年で10年目になります。職場内における役割は、子どもたちと一緒に生活をしながら、子どもたちの生活を支援することです。

-進路指導を担当されているのですか?

「養育していく」ということの中には、家族再統合であったり、心理的ケアであったり、社会的自立であったり、様々な内容が含まれています。そして進路指導もその中のひとつです。「仕事につくこと」を目標と定めた時に年齢に応じた支援をしていきます。例えば職場体験を通じて職業感を養っていくこと。高校進学に向けて学習をすること。学力向上のために小学生の時から学習習慣を身につけること。礼儀や感謝といった社会性を身につけることなどが考えられます。これらのことは、日々の生活の積み重ねによるものなので、私個人ではなく、施設全員が目的を持って行っております。

-なんでもやられるということですよね?

そうですね。子どもたちと一緒に生活をしていれば、中高生だけでなく小学生もいるので、なんでもやる、ということは多いですね。ただその中で、性別を含めて職員の得手不得手や特色もあります。ですので、チームで分担しながら行っています。

 
(3)LIPメンバーからのメッセージ
第8回 藤巻 裕子

私は2009年10月にLIPへ参加しました。
幼い頃から、家庭は心の休まる場ではありませんでした。その後、両親は離婚しました。そんな経験もあり、子どもたちが楽しく幸せに暮らせるようになれば良い、そのために何かできないかと思うようになりました。ちょうどその頃、LIPが国内の子どもたちへの活動を始めることを知りました。私もまずは、自分自身が生まれ育ち、生活しているこの国の子どもたちのために何かしたいという思いがあったので参加しました。
それぞれ異なる背景や価値観、動機を持った人々が同じ目的を共有し、それに向かうことは、想像以上に楽しいものです。家や職場のみではなく、LIPのような第三の場所を得ること、それが個人の自由意思に基づく行動で、ひとりではなく他者との活動であることは、自分自身の日々の生活をより豊かで創造的なものにすると感じています。

 
(4)活動報告
「六本木ヒルズ見学」

今回の交流会では、アカデミーヒルズ様のご厚意により、筑波愛児園の子どもたち6名と六本木ヒルズ49階にある会員制自習室・図書館のアカデミーヒルズ、森美術館、六本木ヒルズ展望台の見学をさせていただきました。天空からの眺望はもちろん、アカデミーヒルズが提供している勉強環境、難解な現代美術の展示にも子どもたちは興味をもって見学を楽しんでいたようです。LIPはこれからも子どもたちが興味・関心をもてるような刺激的な機会を提供していきます。LIPメンバーの方がしどろもどろになりながらも、芸術に関する会話も少しできて、子どもたちの意外な一面を知ることもできた充実した一日でした。(十倉)

 
 
(5)今月の一冊

「Rethinking Residential Child Care: Positive Perspectives. -Mark Smith」



英国の児童養護施設にて約20年勤務し、現在はエディンバラ大学で教鞭をとるマーク・スミス氏が、英国における児童養護施設の今後のあり方について述べた本です。
本書で紹介されている概念の1つとして、ドイツやデンマークなど大陸ヨーロッパを中心に発展してきた"Social Pedagogy"があります。これは、子どもの抱える問題に着目するのではなく、子どもを1人の人間として多面的に捉えるアプローチです。身体的発育、心の成長、学業、周囲の人たちとの関係構築など、全てを包括的に捉えることが子どもにとって大切である、という概念です。
こうした考え方に立つと、家族や児童養護施設で働く児童指導員の方々、学校の先生のみならず、地域のコミュニティやNPOなど、社会全体で子どもたちを支えていくことが重要だと言えると思います。チャンスメーカーの皆さまにも、こうしたステークホルダーの一部分を構成して頂いていることから、LIPは個々のリソースを最大限に活用できるような提案をしていきたいと思います。(chie)
 
 
(6)LIP教育フォーラム開催決定のお知らせ

昨年に引き続き、11月3日(祝)に教育フォーラムを都内で開催します! 今年のゲストは『子どもの貧困』を出版された阿部彩氏、チャンスメーカーに応援メッセージをくださっているヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表の土井香苗氏、イラン・イラク戦争によって幼少期にご家族を亡くされたサヘル・ローズ氏、筑波愛児園の山口園長をお招きする予定です。お申し込み方法など詳細が決まり次第、ニュースレターでもご報告いたします。
昨年の教育フォーラムの様子は、こちらのブログ記事をご覧ください。
http://bit.ly/qGCm1R
※ゲストは変更になる可能性もございます。あらかじめご了承ください。

 
(7)LIPの活動をお話させてくれませんか?

私たちLIPは、自分たちの活動や児童養護施設の課題を紹介できる機会を探しています。
各種勉強会やセミナー、イベント等、幹事様がいらっしゃいましたら、livinginpeace.edu@gmail.com までお気軽にご連絡ください。施設支援の輪が広がっていくことを期待しております。

(8)Chance Makerアワーのお知らせ

LIP教育プロジェクトでは、毎月1回「Chance Maker アワー」を開催しています。
この「Chance Maker アワー」では、LIP教育プロジェクトの児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」に込めた思いやその仕組みなどについて、メンバーから直接お話させていただきます。
教育プロジェクトに関心を持ってくださっている方、寄付をご検討くださっている方、「Chance Maker」としてご寄付いただいている方など、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
 
日時 : 2011年8月21日(日)15:00~16:00@渋谷 Creator's District 901
参加お申込フォームはこちら
 
(9)愛児園ニュース 納涼祭のお知らせ

8月25日(木)午後5時より、筑波愛児園にて納涼祭が開催されます。施設の子どもたちや地元の方の出し物、たくさんの屋台など年に一度のビッグイベントだそうです。皆様もぜひお越しください! なお、雨天の場合は、26日(金)に順延となります。
昨年の納涼祭の様子は、こちらのブログ記事をご覧ください。
 

(10)LIPメンバー募集のお知らせ


LIP教育プロジェクトチームは、一緒に活動してくれる仲間を募集しています。

見学も随時受け付けておりますので、ご興味のある方は、下記フォームから是非お気軽にご連絡ください。

 


このニュースレターはLiving In Peaceマンスリー寄付プログラム「Chance Maker」に参加されている皆様にお送りしております。

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Chance Maker マンスリーニュースレター2011年8月17日 15:39

Chance Maker マンスリーニュースレター vol.7

チャンスメーカーの皆様へ、ニュースレター第7号(2011年7月号)をお届けします。
Chance Maker Monthly Newletter vol.7
平素よりLiving in Peaceをご支援いただき、誠にありがとうございます。
ニュースレター第7号をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
目 次
(1)寄付の状況
(2)筑波愛児園 S先生インタビュー①
 ~第1回キャリアセッションを終えて~
(3)LIPメンバーからのメッセージ
第7回 木下 祐馬(きのした・ゆうま)
(4)活動報告 「第1回筑波愛児園スタディツアー」参加者の声
(5)今月の記事 「児童養護施設と社会的排除 家族依存社会の臨界」
(6)LIPメンバー募集のお知らせ 



(1)寄付の状況

寄付者数     74名
寄付金総額    593,000円
※6月の寄付金 104,000円
(※2011年6月30日現在)

なお、先月のニュースレターでご報告させて頂いた、5月分の寄付の状況に一部誤りがございましたので下記にて訂正させて頂きます。

寄付者数     誤:71名 正:72名
寄付金総額    誤:488,000円 正:489,000円
※5月の寄付金 誤:99,000円 正:100,000円
(※2011年5月31日現在)


(2)筑波愛児園 S先生インタビュー①
~第1回キャリアセッションを終えて~

茨城県つくば市にある「児童養護施設 筑波愛児園」のS先生にお話を伺いました。シリーズでお届けします。今回は5月22日に開催した第1回キャリアセッションについてです。

なお、第1回キャリアセッションでは、東京に子どもたちを招き、クイズ形式でLIPメンバーの仕事について子どもたちに知ってもらう機会を作りました。


T.S氏 生活ホーム担当職員
大学を卒業後、筑波愛児園に勤務し今年で10年目を迎える。児童指導員、自立支援指導員として従事し現在に至る。

東京での初めてのセッションで、1番身になったこととしては、「実体験として電車に乗ること」だと思います。子どもたちは「都内に行き慣れていない」ということ以前に、
電車に乗る機会がほとんどありません。ですので、「こんな感じで乗ってきた」「セッションをやってきた」という経験が、子どもたちの自信になったと思います。

セッションの内容については、「仕事」というキーワードでクイズ形式で行われ、子どもたちからは、「楽しかった」という感想がありました。実際に子どもたちが、このセッションを終えて感じたことをどう捉え、どうこの先につながっていくのか、ということを知るのは、時間がかかることだと思います。でもそれは仕方のないことで、「職業について知る」ということについては、実際に働いてみないとわからないこともある、と私自身思います。

ただ、セッションを繰り返していくことでわかっていくことがあり、理解を深めていくと思っています。今後もわかりやすく楽しく発展させていけたらいいのかな、と思っております。  

次回は、施設でのワークスタイルについてお届けします。
 
 

(3)LIPメンバーからのメッセージ

第7回 木下 祐馬(きのした・ゆうま)

私はLiving in Peace設立当時からメンバーで、当初はマイクロファイナンスプロジェクト(http://www.living-in-peace.org/mftop/)に従事していましたが、児童養護施設向けの支援を行う教育プロジェクトが発足してからはどちらにも参加するようになりました。

主にプロジェクト内ではセミナーやイベントを担当しているのですが、正直最初は児童養護施設への様々な取り組みについて、どれだけの人が関心を持っているのか不安でもありました。しかし今ではイベントを開催する度に多くの人に集まっていただき、さらに主体的に児童養護施設の抱える問題を考えていただけるようになってきています。

この流れを大きなうねりに変えるのが私たちの役割だと思っていますので、今後とも皆様と一緒に前に進み、大きな目標を達成できれば幸いです。
 

(4)活動報告
「第1回筑波愛児園スタディツアー」参加者の声


先月のニュースレターでご紹介した通り、6月5日(日)Living in Peaceでは児童養護施設 筑波愛児園にてスタディツアーを開催しました。

今月号では、参加者の方から頂いたご感想を掲載させて頂きます。

新施設建築予定地にて

  • 一般の家庭で育っている子供たちと何ら変わりなく遊び、走り、笑っている姿がとても印象的でした。純粋に自分達を見て欲しい、褒めて欲しい、一緒にいて欲しい…こんな子供としては当たり前な感情がひしひしと伝わってきました。これは個々の問題ではなく社会全体が生み出してしまっている負の面ではないか、いつでも自分が同じ状況に陥る可能性もあるということを感じました。(20代女性)

  • 最初にスタディーツアーのご案内をいただいたとき大変興味を抱いたのですが、申し込むべきか少し迷いました。私は学生のころに都内の児童養護施設で2年間ほどボランティアをしていたので、施設の職員の方々がとてもお忙しいことや、年頃の子どもたちが部屋の中などをじろじろと見学されることに嫌悪感を覚えるであろうことは想像がつきました。しかしながら結果的には、子どもたちの元気な様子を知ることができ、職員の方々から詳しい説明をうかがうことができて大変勉強になりました。(20代男性・一部抜粋)

  • 参加する前にはどのような支援が必要なのか、インターネットで調べてみたり、頭の中で想像してみたりしていました。特に教育支援プログラムは我々年寄り(61才)には、勉強を見て上げられるわけでもなく、寄付程度かなと参加する前は漠然と考えていました。しかし参加してみて、子供達の顔、愛児園の先生方との会話から、教育プログラムと言っても、子供達が健やかに育つための環境を皆がそれぞれ出来る範囲で色々支援していけばよいのだと、何となく実感しました。やはり実体験は必要だなとこの年になってもまだ感じました。(60代男性・一部抜粋)

 
 
(5)今月の記事 

「児童養護施設と社会的排除 家族依存社会の臨界」




全高卒の大学進学率(平成21年度末に高等学校等を卒業した児童のうち、平成22年5月1日現在の進路)が54.3%であるのに対し、児童養護施設の子どもたちは13.0%だ。本書「児童養護施設と社会的排除 家族依存社会の臨界」第二部では、児童養護施設の子どもたちのうち大学等への進学を成し遂げた子どもたちに焦点を当て、その背景を描き出す。

大学等へ進学した児童養護施設の子どもたちは、もともと大学進学を企図していたものが少なく、「偶然」の出会いによって進学を企図することが多い。

例えば、大学進学に対する肯定的なメッセージ、信頼できる他者との出会い、具体的な職業像との出会いなど、施設で生活していても「進学は可能である」というイメージを、「たまたま」持つ機会があったかが大きな分かれ道となる。そして、そうしたイメージを持てたとしても、教育費用の負担が家族に課される日本社会では、児童養護施設の子どもたちが進学を達成するためには、人並み以上の頑張りを強いられることになる。

そうした彼ら・彼女らの想いをサポートする、社会的資源と人的ネットワークも必要不可欠だ。(のりこ)
 

 
(6)LIPメンバー募集のお知らせ

LIP教育プロジェクトチームは、一緒に活動してくれる仲間を募集しています。
見学も随時受け付けておりますので、ご興味のある方は、下記フォームから是非お気軽にご連絡ください。
 http://goo.gl/de2nr

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Chance Maker マンスリーニュースレター2011年7月10日 00:42

Chance Maker マンスリーニュースレター vol.6

チャンスメーカーの皆様へ、ニュースレター第6号(2011年6月号)をお届けします。
平素よりLiving in Peaceをご支援いただき、誠にありがとうございます。
ニュースレター第6号をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
目 次
(1)寄付の状況
(2)LIPメンバーからのメッセージ
第6回 クッキー
(3)活動報告1 「第1回キャリアセッション」
(4)活動報告2 「第1回筑波愛児園スタディツアー」
(5)今月の記事 『The Economist』
(6)ニュースレター バックナンバー公開開始のお知らせ
(7)今月の愛児園ニュース
(8)LIPメンバー募集のお知らせ 



(1)寄付の状況

寄付者数     71名
寄付金総額   488,000円
※5月の寄付金 99,000円
(※2011年5月31日現在)

 

(2)LIPメンバーからのメッセージ

第6回 クッキー
 
私がLIPの活動を始めた経緯は、現在の支援先である筑波愛児園を初めて訪問した時「楽しかった!またこの子どもたちに会いたいな!」と感じ、あまり深く考えずに活動への参加を決めたのが正直なところです。始まりはそのような軽いノリでしたが、気付けば活動を始めて1年半も経っていました。その過程で、昔は知りえなかった子どもたちが抱える問題を目の当たりにすることにはなりましたが、結局のところ、今も毎月子どもたちに会うのが楽しみで、終わった後は会えてよかったなと思えること、それがLIPを続ける上で一番のモチベーションとなっています。今関わっている子どもたちが大人になったら、一緒にご飯食べたり、呑みに行ったりできるような関係を築くことが目標です!
 

(3)活動報告1-5月22日(日)「第1回キャリアセッション」

これまで、子どもたちとは月一回のペースで食事会を半年間重ね、関係作りをしてきましたが、今回初めて、筑波愛児園の中高生を対象にキャリアセッションを開催しました。また、これまでのセッションはつくば周辺で行ってきましたが、今回は社会勉強も兼ねて子どもたちを東京に招くことを試みました。セッションでは、LIPメンバーの職業についてクイズ形式で考えてもらい、子どもたちに様々な職業について知ってもらう機会をつくりました。途中、子どもたちが自発的に場を盛り上げてくれることも多く、終始リラックスしたムードで会を進めることができました。当日同行してくださった愛児園の職員の方にも好評でした。今後も楽しみながらできるセッションを開催していく予定です。
 

(4)活動報告2-6月5日(日)「第1回筑波愛児園スタディツアー」



6月5日(日)Living in Peace 教育プロジェクト主催 児童養護施設 筑波愛児園スタディツアーを開催しました。 第1回目の今回は、今後定期的にスタディツアーを行っていくために、これまでLIPが開催した「Chance Maker Night」と「Chance Maker Hour」にご参加いただいた方の中から希望者を募り、開催致しました。参加者6名と共につくば駅から20分ほどバスに揺られ、筑波山の麓に位置する愛児園に到着すると窓から子どもたちが手を振って迎えてくれました。子どもたちと同じ昼食をいただき、園長先生、統括主任(H.K)先生と懇談させていただきました。児童養護施設が抱えている課題やとりまく状況をお話いただき、スタディツアー参加者との意見交換や質問に丁寧に応じていただきました。その後の施設内見学や子どもたちとの交流を通し、児童養護施設が直面している課題がより身近なものであると気付くきっかけとなりました。
 
次回号では参加者からの感想をご紹介いたします。ご期待ください。また、今回の参加者や施設側のご意見を取り入れ、今後も引き続き児童養護施設スタディツアーを企画して参りたいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。
 
 
(5)今月の記事



今月はイギリスのビジネス誌『The Economist』から、寄付の在り方について考える記事を紹介させて頂きます。
http://www.economist.com/node/18679019
 
この記事は「従来の寄付は本当に役に立っているのか?」という問題を投げかけ、慈善活動(philanthropy)やその活動を行う人々(philanthropist)に対して、記事内で紹介している3冊の関連書籍からの引用も含めて、以下の批評をしています。
 
●“役に立つ”寄付をするのは、お金を稼ぐより難しい
世界トップクラスの資産を持つアメリカの著名投資家、ウォーレン・バフェットは「お金を稼ぐより、そのお金を役立つよう寄付することの方がはるかに難しい。」と断言し、その理由を「ビジネスでは実行可能なプランを遂行すればいいが、慈善活動は “モチベーションを失った都市部の子供への教育法”や“地方の貧困の撲滅”という、本質的に難しい問題に取り組んでいるからだ」としています。
●誰のための寄付か?
寄付は往々にしてその活動に携わる人たちの精神的な自己満足に終わってしまい、実際にどれくらいの効果があったかのチェックがほとんどなされていません。「意味のあるものにするためには、心と同時に頭も使って考えるべき」と指摘しています。
●目標設定の大切さ
記事では最後に「多くの慈善活動参加者や非営利団体は、目標設定や過去の反省を怠っているが、これを行うことによって緊急かつ重要な問題においても大発展が遂げられる」と提言しています。
 
記事を読んでいて、私たちLiving in Peaceにとっても非常に示唆が多い内容だと感じました。特に「誰のための寄付か」は私たちの活動でも常に重要なポイントです。メンバーだけで議論をしていると、子どもたちや施設の職員の皆さんが本当に必要としていることとのズレが生じる可能性もあるので、常に彼らとコンタクトをとりながら進めることを心がけています。(Aotearoa
 


(6)ニュースレター バックナンバーの公開開始のお知らせ

2010年12月より、Chance Makerにご登録いただいている方を対象に、このChance Maker Newsletterを毎月お送りして参りましたが、今月より、そのバックナンバーをLIPサイトにて公開させていただくことといたしました。

ニュースレターの情報を公開することにより、寄付をこれから検討してくださる方を含めたより多くの皆様に私たちの活動について知っていただき、施設の子どもたちの養育環境の改善につなげていきたいという思いから、バックナンバーを公開することといたしました。バックナンバーは今月より順次公開して参ります。これを機に、より一層皆様に楽しみにしていただけるような情報をお伝えして参りたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。

 

(7)今月の愛児園ニュース

今月から、Chance Makerの皆様にご支援いただいている愛児園の出来事や子どもたちの様子について、お届けして参ります。
 
『施設の移転改築が大きく前進!』
Chance Makerを通じて皆様にご支援いただいている筑波愛児園の施設の移転改築事業について、愛児園より嬉しいお知らせが届きました。施設の移転改築について交渉が難航していた地域の同意書をついに得ることができ、順調に進めば平成25年度内に移転を終えられる見通しが立ちました。施設の移転そしてグループホームへの改築により、子どもたちはより家庭環境に近い少人数の施設で暮らすことが可能になり、また、職員の人数も増やすことができるため、養育環境の大きな改善が期待できます。LIPではこれからもChance Makerを通じて、移転改築事業の支援を続けて参ります。皆様の引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。
 

(8)LIPメンバー募集のお知らせ

LIP教育プロジェクトチームは、一緒に活動してくれる仲間を募集しています。
見学も随時受け付けておりますので、ご興味のある方は、下記フォームから是非お気軽にご連絡ください。
 http://goo.gl/de2nr

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Chance Maker マンスリーニュースレター2011年6月26日 19:35

Chance Maker マンスリーニュースレター vol.5

チャンスメーカーの皆様へ、ニュースレター第5号(2011年5月号)をお届けします。
平素よりLiving in Peaceをご支援いただき、誠にありがとうございます。
ニュースレター第5号をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
目 次
(1)寄付の状況
(2)いま何が必要か(下)
   児童養護施設 筑波愛児園 H.K先生 インタビュー
(3)LIPメンバーからのメッセージ
第5回 ジョニー
(4)活動報告「サヘル・ローズさん、土井香苗さんと筑波愛児園訪問」
(5)今月の一冊『伝える 阪神・淡路大震災の教訓』
(6)イベントのご報告
     4/15(金) 「Chance Maker Night ~震災を経た今、私たちができること~」
(7)教育プロジェクトリーダー のりこ 『25ans(ヴァンサンカン) 6月号』掲載のお知らせ
(8)酒井穣さん講演『なぜ、今、コミュニティー論が熱いのか』のお知らせ
(9)Chance Makerアワーのお知らせ
(10)LIPメンバー募集のお知らせ


(1)寄付の状況

寄付者数     62名
寄付金総額   389,000円
先月の寄付金 86,000円
(※2011年4月30日現在)

(2)いま何が必要か(
茨城県つくば市にある「児童養護施設 筑波愛児園」のH.K先生に現状と課題を伺いました。今回が最終回となります。

LIPに期待すること
子どもが自分の存在を大切だと感じられるような機会を提供して頂きたいです。そのためには、関係を継続することが必要です。
まずは身近なお兄さんお姉さんのような、子どもが「この人いいな」と思えるような存在になってもらいたいです。関係を継続していくと、その人の背景や仕事に関心が広がると思います。子どもたちも、毎月実施して頂いている交流会を楽しみにしていて、人に興味を持ち始めているので今後の広がりにとても期待しています。ぜひ長く関わっていただき、今後もずっと子どもを支えてくれる存在になって頂けたらと思います。


終わりに
暖房があまり効いていないのか、施設の室内はとても寒かったです。壁にヒビが入ったこともあるそうです。ここで子どもが生活しているのかと思うと、胸が痛みました。
皆様から頂いた寄付金は、筑波愛児園の施設の建て替えに使わせて頂きます。形態が変われば、人手不足が解消され、子ども一人ひとりをより家庭に近い状態で育てることができます。一緒にこの未来を実現させましょう。
今後とも、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

【プロフィール】

H.K氏 筑波愛児園統括主任
1993年、淑徳大学社会福祉学部を卒業後、児童養護施設で児童指導員として従事。2000年4月より筑波愛児園で児童指導員、ファミリーソーシャルワーカーとして従事し現在に至る。

※LIPの寄付プログラムの詳細 http://www.living-in-peace.org/donation/

(3)LIPメンバーからのメッセージ

第5回 ジョニー

児童養護施設の子供たちって接するのに難しいというイメージがありました。そんなイメージを抱きつつ、
初めて参加した児童養護施設の子どもたちとの交流会で話をしてみるとフツーの子どもと変わりなく、思っていた以上に素直な子どもたちという印象を持ちました。 しかし、児童養護施設の子どもたちは、生活する施設の環境や高校卒業時に施設をでなくてはいけない等、生きていくうえでフツーの子どもたちと比べると越えなければならない壁が非常に高いという事実があります。私は教育分野とは全く違う分野で仕事をしていますが、そんな自分と異なったバックグラウンドを持つとても素敵なLIPメンバーと一緒に、児童養護施設の子どもたちが越えなければならない壁をフツーの子どもと同じ高さにしていけたらと思っています。


(4)活動報告-「サヘル・ローズさん、土井香苗さんと筑波愛児園訪問」

女優のサヘル・ローズさんと弁護士の土井香苗さんとともに、
震災後の児童養護施設を訪問してきました。イラン・イラク戦争で家族を失ってしまったサヘル・ローズさんは、イランの児童養護施設を継続的に支援しています。声をあげられない被害者に代って人権が踏みにじられている現実を世界に知らせるNGO、ヒューマン・ライツ・ウォッチのディレクターである土井香苗さんは、チャンス・メーカーにも参加して頂いています。
震災後も子どもたちは変わらずに元気に過ごしています。サヘルさんと土井さんは子どもたちに大人気で、周りには人だかりができていました。サヘルさんを尊敬していた子どもにとっては感動の出会いとなりました。
しかし、築38年になる建物への影響は大きく、筑波愛児園の建物には、至るところに大きなヒビが入り、今にも崩れそうな部屋もあります。一日も早い新施設の建設が必要だと改めて強く思う訪問となりました。

(5)今月の一冊

伝える―阪神・淡路大震災の教訓

伝える 阪神・淡路大震災の教訓』 阪神淡路大震災復興フォローアップ委員会 (著)、 兵庫県 (編集) 

阪神・淡路大震災での教訓を、救助、住宅、産業雇用、コミュニティーなど様々な観点から、震災から15年を経てまとめた本です。
子どもについての記述では、特に”こころのケア”にスポットがあてられています。あしなが育英会の調べによると、同震災にて保護者をなくした子ども達は573人にのぼり、死傷者を目の当たりにしたり自宅の倒壊を経験した子ども達は大きな精神的ショックを受け、不眠、食欲不振、嘔吐など様々な症状を見せました。
そのような子ども達には、信頼できる人に、自らのペースでつらかった出来事を語り、ありのままの感情を認めてもらうことや、学校を早期に再開し、子ども達を日常に戻すことが非常に重要だったとのことです。児童養護施設でも近年、心のケアが重要視されてきており、より家庭に近い環境を子ども達に用意することが望ましいとされてきています。
信頼できる大人と、安心できる環境というものが、子ども達の生活の安定のためには極めて重要なのでしょう。(Sho)

(6)イベントのご報告 4/15(金) 「Chance Maker Night ~震災を経た今、私たちができること~」



渋谷の糀屋箱機構 Creator's District 1002号室にて、Chance Makerの皆さまやLiving in Peaceの活動に興味をお持ち頂いた方々をお呼びしてChance Maker Nightを開催しました。
約25名のお客様をお迎えして、LIPの活動内容や寄付プログラムChance Makerのご案内をするとともに立食形式の懇親会を行いました。
今後も同様のイベントを開催していく予定ですので、皆さまのご参加をお待ちしております。
当日使用した震災後の愛児園の様子と私たの活動を紹介した動画をフェイスブックに掲載しております。http://on.fb.me/jAJF28
イベントの様子はブログ記事をご覧ください。http://bit.ly/jrn4ER

(7)教育プロジェクトリーダー 『25ans(ヴァンサンカン) 6月号』掲載のお知らせ

4月27日(水)発売の女性誌「25ans(ヴァンサンカン)に、モデルの杏さんとLIP教育プロジェクトリーダーとの対談が掲載されました。
「杏のパッション・トーク」という、杏さんが各ジャンルで活躍する25歳に出会い、夢やチャレンジについて熱く語り合うという連載の第6回です。
チャリティのあり方、日本のこれからを杏さんとのりこが語ります。ぜひご覧ください!

(8)酒井穣さん講演『なぜ、今、コミュニティー論が熱いのか』のお知らせ
今年3月には最新刊『リーダーシップでいちばん大切なこと』
を発売された酒井氏。
実はその本の中でLIP代表の慎も取り上げられているのですが、
今回のセミナーにおいて、組織におけるリーダーの役割やマネジメントについてもお伺いできるかと思います。
酒井氏のプロフィール及びイベントの詳細はこちらをご覧ください。http://bit.ly/kEdwpO
日時 :5/21(土) 17:00〜18:30@渋谷 Creator's District1002
参加お申込フォームはこちら

(9)Chance Makerアワーのお知らせ
LIP教育プロジェクトでは、毎月1回「Chance Maker アワー」を開催します。
この「Chance Maker アワー」では、LIP教育プロジェクトの児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」に込めた思いやその仕組みなどについて、メンバーから直接お話をさせていただきます。
教育プロジェクトに関心を持ってくださっている方、寄付をご検討くださっている方、「Chance Maker」としてご寄付いただいている方など、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

日時 : 2011年5月15日(日)15:00~16:00@渋谷 Creator's District 901
参加お申込フォームはこちら

(10)LIPメンバー募集のお知らせ
LIP教育プロジェクトでは、私たちと一緒に活動してくれる仲間を募集しています。
見学も随時受け付けておりますので、ご興味のある方は、下記フォームから是非お気軽にご連絡ください。
 http://goo.gl/de2nr
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Chance Maker マンスリーニュースレター2011年6月26日 19:31

Chance Maker マンスリーニュースレター vol.4

チャンスメーカーの皆様へ、ニュースレター第4号(2011年4月号)をお届けします。
平素よりLiving in Peaceをご支援いただき、誠にありがとうございます。
ニュースレター第4号をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

目 次
(1)寄付の状況
(2)いま何が必要か(中)
   児童養護施設 筑波愛児園 H.K先生 インタビュー
(3)LIPメンバーからのメッセージ
第4回 菅原 崇(すがわら・たかし)
(4)活動報告「歩け歩け大会2011」
(5)今月の一冊『子どもが語る施設の暮らし』
(6)イベントのお知らせ
     4/15(金) 「Chance Maker Night ~震災を経た今、私たちができること~」
(7)Facebookファンページ開設のお知らせ
(8)LIPメンバー募集のお知らせ


(1)寄付の状況

寄付者数     55名
寄付金総額   303,000円
先月の寄付金 73,000円
(※2011年3月31日現在)

(2)いま何が必要か(

茨城県つくば市にある「児童養護施設 筑波愛児園」のH.K先生に現状と課題を伺いました。3回シリーズでお届けします。



建て替えと人手不足
築38年の施設は老朽化が進んでいます。子どもにとって良い環境を整えるために建て替えを計画しているのですが、莫大な費用がかかります。

人手不足も課題です。子どもと長く関係を続けることが重要なので、人件費の不足からくる慢性的な人手不足を改善する必要があります。平均勤続年数は8年位です。

13人の寮に職員が4人いて、交代で24時間365日回すので、1人で一度に13人の子どもを見る必要があります。慢性的にストレスを抱えてバーンアウトしてしまいます。子どもに思いがあって、サポートしたくて来ているのに、不幸なことです。また、宿直があるので女性は家庭の事情で辞めることが多いです。

一方、このような環境は子どもにとっても不幸です。虐待等でダメージを受け、自分の存在を否定している子どもなので、いつも誰かが傍にいて支える必要があります。しかし、行政が配置基準を決めているので、人はこれ以上増やせません。これでも東京都から補助金をもらっている ので、職員の数は少し多い方です。

【プロフィール】
H.K 氏 筑波愛児園統括主任
1993年、淑徳大学社会福祉学部を卒業後、児童養護施設で児童指導員として従事。2000年4月より筑波愛児園で児童指導員、ファミリーソーシャルワーカーとして従事し現在に至る。

(3)LIPメンバーからのメッセージ

第4回 菅原 崇


私は児童養護施設の職員の方に、「施設のことを何も知らないただのサラリーマンでも、何かできることがあるのでしょうか?」とお伺いしました。職員の方は、「施設には虐待を受けた子どもが少なくありません。外部の人だからこそ、子どもたちに施設の外の大人や世界は安全だよ、というメッセージを伝えられることができます。」と言葉をかけてくださいました。
愛児園に行くと、異常に人懐っこい子どもたちに囲まれます。縄跳びやサッカーなど少し遊んだだけで、子どもたちは大喜びしてくれました。子どもたちに必要とされているとわかって、少し自信になりました。
この体験をたくさんの人に伝え、もっと多くの大人が子どもたちに何かできるような社会を目指したいです。



(4)活動報告-2月5日(土)「歩け歩け大会2011」

筑波山

筑波愛児園が企画してくださった「歩け歩け大会2011」。
LIPの仲間5人と共に参加しました。
晴天の2月の土曜日、人懐っこく元気な子供たちとのんびりゴミ拾いをしながら爽やかな土曜のひと時を過ごす、今日はいい一日になりそうだ…、と感じたのもつかの間、最後まで諦めない心が必要なのは大人の方でした。
ジワジワと疲れが膝を襲い、元気な子供たちに次々と追い抜かれ、年を感じながらマイペースで植栽豊かな筑波山の冬を楽しみました。
登りのワクワク、冷えて疲れた体を癒してくれた休憩所での豚汁、口数が少なくなりながらも共にゴールを目指した下りの道、そして何より子供たちの元気な姿、久々に感じた心地よい疲れ、本当に楽しい一日でした。



(5)今月の一冊

子どもが語る施設の暮らし

『子どもが語る施設の暮らし』編集委員会/編
http://amzn.to/fA05gl

児童養護施設で生活した経験を持つ子どもたちが、作文やマンガなど思い思いの方法で、施設での暮らしや自分の人生への思いを語る本です。

親からの虐待に怯えていた日々と比べ、「施設に来て本当によかった」と語る子どももいれば、世間が抱く「施設出身」という偏見に苦しむ子ども
もいます。そんな中で、多くの子どもが訴えるのが、私たちは他のみんなと何も変わらない。私たちはかわいそうでもないし、施設出身だから何かが違うなんて思わないでほしい。そんな声です。

私たちが毎月会いに行く愛児園の子どもたちも同じ。友達と遊んだり、おいしいものを食べたりするのが大好きで、無限の可能性に溢れています。
そう、あの頃の私たちと何も変わらないのです。(Chie)


(6)イベントのお知らせ 
     4/15(金) 「Chance Maker Night ~震災を経た今、私たちができること~」


震災を経た今、大切な仲間たちと共に過ごし、語り合えることのありがたみを感じます。
LIPにとって大事な存在であるチャンスメーカーおよびコミュニティメンバーの皆さまをお呼びして語らいの場を持つとともに、支援先の児童養護施設「筑波愛児園」の震災後の状況をご報告させて頂きたいと思います。

日時 : 2011年4月15日(金) 19:30~ (受付19:00~)
会場 : 糀屋箱機構 Creator's District 1002号室  東京都渋谷区渋谷1-17-1 TOC第2ビル (渋谷駅より徒歩7分)
           http://www.koujiyahakokikou.com/2010/12/1002.html
定員 : 約30名
参加料 :4000円(飲食代込)

◆参加お申込フォームはこちら
 http://goo.gl/2xNZw

※定員に達した場合はお断りさせて頂く場合がございます。予めご了承ください。

(7)Facebookファンページ開設のお知らせ

この度、Facebookに「LIP寄付プログラム Chance Maker」のファンページを作成致しました。
このページではチャンスメーカーについてのみならず、広く子供の貧困に関するニュース等を発信し、皆様と共有出来ればと思っております。
また、LIPセミナーやその他イベントの告知も行っていく予定ですのでFacebookアカウントをお持ちの方は一度是非訪れてください!
 http://linktraq.net/2wi

(8)LIPメンバー募集のお知らせ

LIP教育プロジェクトでは、私たちと一緒に活動してくれる仲間を募集しています。
見学も随時受け付けておりますので、ご興味のある方は、下記フォームから是非お気軽にご連絡ください。
 http://goo.gl/de2nr

このニュースレターはLiving In Peaceマンスリー寄付プログラム「Chance Maker」に参加されている皆様にお送りしております。

Copyright (C) 2010 特定非営利活動法人LIVING IN PEACE All rights reserved.

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Chance Maker マンスリーニュースレター2011年6月26日 19:23

Chance Maker マンスリーニュースレター vol.3

チャンスメーカーの皆様へ、ニュースレター第3号(2011年2月号)をお届けします。
Chance Maker Monthly Newsletter vol.3
平素よりLiving in Peaceをご支援いただき、誠にありがとうございます。
ニュースレター第3号をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
目 次
(1)寄付の状況
(2)いま何が必要か(上)
   「児童養護施設 筑波愛児園」 H.Y先生 インタビュー
(3)LIPメンバーからのメッセージ
第3回 まりこ
(4)今月の一冊『犬として育てられた少年 子どもの脳とトラウマ』
(5)LIPメンバー募集のお知らせ

(1)寄付の状況

寄付者数     50名
寄付金総額   230,000円
今月の寄付金 71,000円
(※2011年2月20日現在)

(2)いま何が必要か(

茨城県つくば市にある「児童養護施設 筑波愛児園」のH.Y先生に現状や課題を伺いました。

H.K氏
筑波愛児園統括主任
1993年、淑徳大学社会福祉学部を卒業後、児童養護施設で児童指導員として従事。2000年4月より筑波愛児園で児童指導員、ファミリーソーシャルワーカーとして従事し現在に至る。



筑波愛児園の子どもたち
筑波愛児園では、様々な家庭の事情で親元で暮らせない、3歳から高校2年生までの44人の子どもたちが生活しています。このうち、23人が虐待、17人が親の経済的な理由や疾病、4人がその他の理由で入所しています。
 
退所後の子どもの進路
平成21年度は、施設を退所した11人のうち、2人が高校を卒業して牧場と本屋に就職しました。7人が家庭に戻り、2人が高校を中退しました。
早期に子どもを家庭に帰すことも施設の役割なので、家庭環境が整えば家庭に戻る子どももいます。高校を中退した子どもは、職場体験やアルバイトをしながら1人でアパートを借りて生活を始めるか、自立援助ホームに移動することが多いです。中退後に再受験をする子どもは殆どいません。

(3)LIPメンバーからのメッセージ

第3回  まりこ

LIPと出会った大学3年の夏、私は教師になるか一般企業に勤めるかで迷っていました。「教師ではない職業でも子どもの未来は応援できる?」その問いをずっと考えていました。

LIPがくれた答えはもちろんYes。企業で働きながらでも出来ることはある。むしろ、教育はみんなが関わるもの、今はそう感じます。親や学校に任せっきりにするのではなく、それぞれが自分なりのやり方で子どもを見守ることが大切ではないでしょうか。

一人ひとりが子どもに関われる時間は少ないけれど、たくさんの思いが集まることが子どもの笑顔につながる、そう信じてこれからも皆さんと一緒に活動を続けていきたいと思います。そして、より多くの人とこの思いを共有していきたいです。

(4)今月の一冊



『犬として育てられた少年 子どもの脳とトラウマ』
ブルース・D.ペリー、マイア・サラヴイッツ/著


虐待や犯罪などの被害にあった児童の治療に長年携わった児童精神科医である筆者が、実際に体験したエピソードをつづったノンフィクションです。傷ついた子どもたちの回復と再生を描いた心温まるドキュメンタリーであると同時に、子どもの脳の発達のプロセスに焦点をあてたサイエンス本でもあります。脳の発育期にある子どもにとって、虐待等で受けるダメージは極めて深刻なことがわかります。
 
本書を読むと、児童虐待に対する理解が得られます。虐待が子どもの脳の成長に及ぼす深刻な影響についての理解に加えて、適切な治療と養育環境さえあれば回復が可能であることも分かります。専門用語抜きのとても平易な言葉で解説してくれているので、身構える必要もありません。子育て中の方にとっては、子どもへの接し方のヒントもたっぷりつまっていると思います。
 
上に述べたような非常に憂鬱なテーマにもかかわらず、読み物として純粋に面白く、楽しい読書体験とさわやかな読後感が得られることをお約束します。(
kaziida

 
LIP代表の慎が本書を紹介したブログ記事は、こちら

(5)LIPメンバー募集のお知らせ

LIP教育プロジェクトでは、私たちと一緒に活動してくれる仲間を募集しています。

見学も随時受け付けておりますので、ご興味のある方は、下記フォームから是非お気軽にご連絡くださ い。
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Chance Maker マンスリーニュースレター2011年6月26日 18:58

Chance Maker マンスリーニュースレター vol.2

チャンスメーカーの皆様へ、ニュースレター第2号(2011年1月号)をお届けします。
Chance Maker Monthly Newsletter vol.2
平素よりLiving in Peaceをご支援いただき、誠にありがとうございます。
ニュースレター第2号をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
目 次
(1)寄付の状況
(2)LIPメンバーからのメッセージ
第2回 教育プロジェクトマネージャー のりこ
(3)活動報告
(4)今月の一冊『ファンドレイジングが社会を変える』
(5)LIPメンバー募集のお知らせ

(1)寄付の状況

寄付者数     46名
寄付金総額   159,000円
今月の寄付金 69,000円
(※2011年1月16日現在)

(2)LIPメンバーからのメッセージ

第2回 教育プロジェクトマネージャー のりこ

 LIPで初めて児童養護施設に行くことが決まったとき、私は児童養護施設に行くことに決意を持てずにいました。私に何ができるのだろうか。


そんな中、そこで出会った子どもたちの言葉が忘れられず、それが今の私の原動力になっています。
「私は、このままだと高校にも大学にも行けない。だから、私にもう将来の夢はないんだよ。」
たまたま生まれた場所が違ったために、将来の夢まで奪われる現実。もともとLIP教育プロジェクトへの参加を決めた一番の動機です。その現実に苦しんでいる言葉を聞いて、児童養護施設のために活動を続けることを決意しました。

現在は、子どもたちの養育環境の整備の根幹となる施設改築の支援を行なっています。また、キャリアセッションの準備も進めています。こうした活動を通して、Chance Makerの皆様と共にすべての子どもにチャンスがある社会の実現を目指します。

(3)活動報告

LIPでは、筑波愛児園の中高生の子どもたちとの食事会を毎月開催しています。これは、今後実施するキャリアセッションに向けて、子どもとの関係作りのために行っています。
昨年は3回開催し、13人の子どもが参加しました。愛児園の職員の方からは子どもたちがいつも楽しみにしているとお話しいただいています。

この食事会は試行錯誤の結果生まれました。そして今も試行錯誤は続いています。毎回、「次はどうする? キャリアセッションにどうつなげていく?」とLIP内で話し合い、愛児園の職員の方とも相談しながら手探りを続けています。これからも子どもたちが食事会に来てくれることを励みに地道に活動していこうと思います。

(4)今月の一冊


『ファンドレイジングが社会を変える』 鵜尾雅隆/著
http://amzn.to/gBbNwQ

この本では、ファンドレイジングを成功に導くための原則と、それを行動に移すための具体的なアクションが紹介されています。

本の中で著者は、ファンドレイジング成功の原則として「ファンドレイジングを単なる資金集めの手段ではなく、「社会を変えていく手段」と捉える」ことをあげています。
「寄付をもらうためには、活動の価値を分かってもらったり、問題についての情報を知ってもらう必要がある。それ自体が、多くの人に社会問題に関心を持ってもらったり、何かの行動を起こすきっかけになったりする。」ためです。

私たちも、たくさんの方から寄付を頂くことで児童養護施設の課題を解決しようとしていますが、この活動を通じて皆様に児童養護施設の現状と活動の意義を知っていただくこと自体も、児童養護施設の課題を解決するための一つの有効な手段となると思います。そのために今後も積極的に情報提供を行っていきたいと考えています。(Sho)

(5)LIPメンバー募集のお知らせ

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