LIVING IN PEACE BLOG 勉強会・セミナー

勉強会・セミナー2010年3月7日 19:12

3/19 LIP主催セミナーのご案内

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◆Living in Peace 主催セミナー◆
「マイクロファイナンス機関への調査システム~フィリピンフィールドワークより~」
◆3/19(金) 19:00~20:45@日本財団ビル(赤坂)◆
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2月に行われた「国連フォーラム-私の提言セミナー」に引き続き、
Living in Peace (以下、LIP) 3月のセミナーは「マイクロファイナンス機関への調査システム~
フィリピンフィールドワークより~」と題して、マイクロファイナンス機関(MFI)の信用力を測る
ための調査について発表させていただきます。

1月初旬にLIPメンバーがフィリピンのグラミンファンデーション(注1)へ研修に行って参りました。
今回のセミナーでは3週間の現地研修にて目の当たりにしたMFIの現状を中心に、
世界トップクラスである彼らのMFIデューデリジェンス(投資判断を行う際の事前調査)および
最先端のMFI関連ビジネスについてお話させていただきます。

海外では大手金融機関も注目しているマイクロファイナンス投資ですが、実際の投資は
大手マイクロファイナンス機関(MFI)に集中しています。
この一因はマイクロファイナンス投資を行うための事前調査に非常にコストがかかるため、
投資ファンドは大規模な投資を行わざるを得ず、その結果、数百-数千万円程度の
資金ニーズしかない中小のMFIへの投資が行われないためです。

中小のMFIへの投資を促進するためにも、LIPでは低コストで中程度以上のパフォーマンスを
達成するMFI調査システムを開発することを中長期的な目標の一つに決めております。

目標達成に向けてのワンステップということで、フィリピン現地研修の経験を踏まえ、
LIPが考えるマイクロファイナンス調査システムについても併せて発表させていただく予定です。

多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

(注1)
1997年ワシントンにて設立。貧困層への金融サービスの提供・情報へのアクセスにより、
世界の最貧層が自分自身で貧困から抜け出すことができることを目標に掲げている。
MFI支援を主な活動内容としており、資金の提供・テクノロジーの提供・トレーニングプログラム
の提供など、ひと・モノ・お金の側面からMFIを支援している。現在37カ国にて活動中。

(注2)
第2種金融商品取引業者の登録のないLiving in Peaceは、金融商品の勧誘、
募集等の行為は一切行っていません。現在募集中のマイクロファイナンスファンド
「カンボジア2」については、提携先のミュージックセキュリティーズにお問い合わせください。

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【開催概要】

◆ 日時 : 2010年3月19日(金) 19:00~20:45 (受付18:30~)
※セミナー終了後、近くのお店で懇親会を開催いたします。
お手数ですが参加申込の際に参加or不参加の旨、ご連絡下さい。

◆ 会場 : 日本財団ビル(赤坂)

◆ 内容 :
「マイクロファイナンス機関への調査システム~フィリピンフィールドワークより~」

◆ 報告者 :高間剛 (ストックホルム環境研究所)
<プロフィール> 高間剛 (たかま・たけし)。 途上国などをバックパッカーの後、2005年に、オックスフォード大学環境学部博士過程修了。現研究所で、主に途上国(アフリカ)の気候変動やエネルギー問題など、持続可能な開発に関わる調査プロジェクトを行う。オックスフォード大学のフェロー職やコンサルティング業務を兼任。今年1月にグラミン・ファウンデーション・マニラ支部でMFIの調査方法を学ぶ。現在、日本の某離島から在宅勤務中。

◆ 定員 : 100名

◆ 参加料 : 1,000円

◆ 参加お申込フォームはこちら → http://bit.ly/9CRGN6
お名前(ふりがな)、所属、連絡先メールアドレス、参加人数、懇親会参加or不参加、
本セミナーを知ったきっかけを明記下さい。
※定員に達した場合はお断りさせて頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。

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◆ 主催 :特定非営利活動法人 Living in Peace HP:http://www.living-in-peace.org/
貧困削減のための活動を行うために設立された特定非営利活動法人。メンバーは20-30代の
金融機関・コンサルティング会社勤務者が半分以上を占め、世界の貧困問題に関する勉強会や
フォーラムの開催のほか、少額の金融サービスを貧困層に提供し、自立する機会を提供する
マイクロファイナンスについての支援を行っている。
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勉強会・セミナー2009年10月30日 10:44

◆LIPマイクロファイナンスフォーラム2009◆のご案内(11/15)

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LIPマイクロファイナンスフォーラム2009

マイクロファイナンスの新地平II-貧困削減のための投資

11/15() 143018:00JICA東京

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『日本発のマイクロファイナンスファンドを』

前回LIPが開催したマイクロファイナンスフォーラムで皆様に呼びかけてから早一年。

今年9月にはLIPが業務提携するミュージックセキュリティーズ社が、日本国内初の

マイクロファイナンスファンド「カンボジアONE」の募集を開始しました。

 

この1年、日本でもマイクロファイナンスへの関心は高まり、グラミン銀行やBRACと

いった大手のマイクロファイナンス機関(MFI)のトップの方の話を聞ける機会は増えて

きました。しかし、世界に1400以上あるMFIですが、皆さんはいくつ知っていますか?

 

今回のフォーラムでは、日本にいてはほとんど知ることのない、マイクロファイナンスの

現場で実務に携わる方お二人を海外からお招きしました。

CHCというまだ小さく新しいカンボジアのMFIの取り組みの様子、

また世界で最も有名になったMFIであるグラミン銀行が、自国内だけでなく世界の

貧困削減のために始めたマイクロファイナンス投資の動きをお話いただきます。

 

もちろん、私たちのファンドの裏側-投資スキーム、契約書、デューデリジェンス、

ファンド組成までの苦難の数々(!)-もたっぷりお話します。

 

普段は聞くことができない現場で働く方の思いや生の声を聞きながら、

マイクロファイナンスの意義、なぜマイクロファイナンスへの投資が必要なのか、

どのようなMFIへの投資が求められているのか、私たちに何ができるのか、

を改めて一緒に考えてみませんか。

 

このとても貴重な機会に、多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

 

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【開催概要】

日時:2009/11/15(日曜日)14:3018:00(受付13:50~)

場所:JICA東京講堂

アクセス:http://www.jica.go.jp/tokyo/office/about.html#map

定員:300

参加費:3000円(学生2000円)

参加申込方法

氏名(ふりがな)、所属、参加人数、本セミナーを知ったきっかけを

明記の上、以下のメールあて先にてお申込ください。

⇒lip@securite.jp

定員に達した場合はお断りさせて頂く場合がございます。

  あらかじめご了承ください。

 

内容(適宜通訳あり)

◆挨拶、LIPの紹介 ― 慎泰俊 (LIP代表)

◆第1部:マイクロファイナンスの現場から 14:3016:00

1.マイクロファイナンスの概要 ― Living in Peace

2.マイクロファイナンス実務の現場から

Kuy Sengmoeurn (CHC Limited, Operation Manager)

3.対談・Q&Aセッション ― Kuy Sengmoeurn & 慎泰俊

 

◆第2部:マイクロファイナンス投資 16:2018:00

1.マイクロファイナンス投資の概要 ― 福井龍 (世界銀行,TDLCマネージャー)

2.「カンボジアONE」が出来るまで ― 慎泰俊 (LIP代表)

3.貧困削減のためのマイクロファイナンス投資

Christopher Tan (グラミン財団, フィリピン駐在員)

4.対談・Q&Aセッション

 Christopher Tan ミュージックセキュリティーズ 福井龍 & 慎泰俊

 

◆懇親会(無料)18:0019:30 場所:同施設別会場

 

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●CHC(本年11月より「サミック」に名称変更)について

CHC20059月にマイクロファイナンス機関としての認可を受け、

現在、9つの支店で1万人以上に金融サービスを提供しています。

カンボジアにある18のマイクロファイナンス機関のなかでは11番目と中規模ですが、

2005年から2008年の間に、売上高は8倍、純利益は30倍以上に成長しています。

詳細はこちら:http://www.chcmfi.com/

 

グラミン財団について

貧困層向けに無担保・低金利の事業融資(マイクロクレジット)を実施する

「グラミン銀行」を創設し、2006年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス

Muhammad Yunus)氏がスタートさせた財団。

詳細はこちら:http://www.grameenfoundation.org/

 

主催:特定非営利活動法人Living in Peace  http://www.living-in-peace.org/

貧困削減のための活動を行うために設立された特定非営利活動法人。

メンバーは20-30代の金融機関・コンサルティング会社勤務者が半分以上を占め、

世界の貧困問題に関する勉強会やフォーラムの開催のほか、

少額の金融サービスを貧困層に提供し、自立する機会を提供する

マイクロファイナンスについての支援を行っている。

現在日本初となる途上国のマイクロファイナンス機関を支援するファンドが

ミュージックセキュリティーズ株式会社(第二種金融商品取引業関東財務局長

(金商)第1791号)より売出中。

 

●注意事項

※第2種金融商品取引業者の登録のないLIPは、

金融商品の勧誘、募集等の行為は一切行っておりません。

 

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勉強会・セミナー2009年10月27日 22:35

10/9岩瀬大輔氏×慎泰俊トークセッションのレポート その1

200910919時より、日本財団にて行われましたライフネット生命保険株式会社代表取締役副社長の岩瀬大輔氏とLiving
in Peace
代表慎泰俊によるトークセッションをレポートいたします。

岩瀬氏には多くの著書(こちら)があり、ハーバード留学記生命保険立ち上げ日誌移行後はこちら)といったブログを運営されてきました。

当日は、金曜日の夜という時間帯にも関わらず、30名以上の方にご出席いただきました。LIPのイベントに初めて参加される金融関係者の方、初めて岩瀬氏のイベントに参加される方が多かったです。


当日のアジェンダです。
  1. イントロ(5分)
  2. 岩瀬氏のプレゼン(30分)
  3. トークセッション(55分)


1.イントロ

代表の慎から、LIPが今日のようなイベントだけでなく、毎週勉強会を開催していることのアナウンスがありました。ご興味のある方はご連絡ください(lip@securite.jp)。


2.岩瀬氏のプレゼン

岩瀬氏のプレゼンは、『世界を変えるキャリアUP』です。

岩瀬氏の略歴をご紹介すると、1976年埼玉県生まれ、在学中に司法試験に合格し、東大法学部を卒業されました。その後のキャリアは、戦略系コンサルティング会社のボストン・コンサルティング・グループ、米系ベンチャー・キャピタルのインターネット・キャピタル・グループ(現在日本オフィスは閉鎖)、バイアウトファンドのリップルウッド、ハーバード・ビジネス・スクールを日本人4人目となるBaker Scholar(上位5%の成績優秀者のこと)で卒業され、ライフネット生命保険株式会社を創立し、代表取締役副社長に至ります。
岩瀬氏のプレゼンテーションは、「法学部の学生時代からはとても想像ができない」というご自身のキャリアについてでした。

岩瀬氏の一つのターニングポイントが、ハーバード留学記を読んでいたあるベンチャー投資家からのメッセージです。


「ずっと前から君に会いたいと思っていた。」

「君は起業したら、絶対に成功する。君が起業するなら、僕は全力で応援する。」

「志が高く、バランス感覚も良い。」

「一度きりしかない人生。自分にしかない個性とエッジを活かした生き方をしてみないか?」

「世間体なんか気にしなくていいんじゃないの?」

と。彼は大雪の積もる真冬のボストンまでわざわざかけつけてくださいました。

その投資家から、「岩瀬君は生命保険が向いていると思う。」と、生保業界のエキスパートである出口治明氏を紹介されました。

最初は生保に「生保レディー」に代表されるようなイメージ抱いていた岩瀬氏ですが、調べていくうちに「この業界ならば新しい波を作れる」と確信するようになりました。
金融業界は規制産業であるがゆえに業界特有の非効率性があること、信用を作ればやっていけると思ったこと、生保のマーケットは約40兆円と非常に大きくシェアの1%(4000億円)でも十分やっていけること。これは、ハーバード・ビジネス・スクールで学んだ新規参入の3つのポイント「矛盾が大きいこと、効率性を改善できること、市場が大きいこと」とも整合性がありました。
また、生保にはIT、数理、医学、法律、社会保障などさまざまな分野での知的な刺激があります。金融機関の観点からも保障、ローン、投資など商品の裾野が広く、ドイツでは生保の下に銀行がぶら下がっているくらい規模が大きいことも魅力的でした。

そして、2006年に溜池山王の小さなオフィスで出口氏とともにインターネット専業の生命保険会社「ライフネット生命保険株式会社」の起業に至りました。ふと気がつくといつの間にかブレイクし、2009年第一四半期の決算では、保険契約金額が一千億円を超えました。

司法試験に合格して弁護士にならなかったのは例外中の例外です。それは母親にも嫌がられたことです。ご自身のキャリア観「誰もやったことがないことをやりたい」を貫き通さなかったら、「今ここにスピーカーとして招待されることはあり得なかった」とおっしゃいました。
これまで4社でさまざまな経験を積んできましたが、その共通点は「何をやるかよりも誰とやるか。思い込みでもいいから自分らしさを出したい。」でした。

岩瀬氏は、プレゼンテーションの最後を次のように結びました。

天職なんてない。野球の4番バッターと8番バッターの重要性は全く変わらない。

先輩社員には転職が多いことを批判されたこともあったが、自分が正しいと思うようにやってきただけ。
『計画された偶然性』という言葉が好き。自分が信じることを貫き通しても今やっていることが将来どのように役に立つかわからないけど、将来になってから過去を振り返ると、その時やっていることはたまたまではなく、あたかも計画されてやってきたかのように見える。
こういったマインドセットを持つ前までは、A地点からB地点に行く時、急ぐことだけしか考えられなかった。しかし、こういったマインドセットを持つようになってからは、例えて言うなら大陸を横断する鉄道旅行のようにそのプロセスも楽しめるようになった。
キャリアの場合も同じで、結果だけを重要視するのではなく、悩んだりもがいたりすることもまたキャリアと受け止められるようになった。今しかないから今を楽しむようになった。


トークセッション編に続く。

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勉強会・セミナー2009年10月21日 16:23

メールマガジン Piece & Peace vol.26

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リビング.イン.ピース(LIP)メールマガジン Piece & Peace vol.26 09/10/16号

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こんにちは!
先日プレゼントキャンペーン当選者の方に「Nolie's バタフライ」をお送りしました。
お受取になった方、いかがでしたか?是非感想をお聞かせください。
皆さんにも感想などご紹介できればと思いますので、
もしブログなどにお書きいただける場合は、是非ご連絡ください!
メルマガやLIPホームページに紹介させていただきます。


さて今日はイベント情報盛り沢山です。
是非最後までお読み下さい。
ファンド企画パートナーのミュージックセキュリティーズから
『カンボジアONE』ミニ説明会のお知らせもあります。


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◆Living in Peace 2nd Anniversary Special Event◆

マイクロファイナンスファンドが出来るまで × カンボジアへの応援リレートーク
― 誰にだって出来る、ちょっとした世界の変え方 ―

◆10/25(日) 14:30〜@カンボジア料理レストラン『アンコール・ワット』(代々木)◆

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2007年10月28日、「貧困の終焉」(ジェフリー・サックス著)に影響を受けた
数人の若者が始めたLiving in Peace(LIP)の活動も、間もなく丸2年を迎えます。
2009年9月7日には、カンボジアのマイクロファイナンス機関CHCを支援する
日本初のマイクロファイナンスファンド『カンボジアONE』を、私たちLIPのファンド
企画パートナーのミュージックセキュリティーズ社から募集することができました。
この節目の時に、LIPを応援して下さる方や出資者の方、カンボジア支援に
関わっている方に向け、下記のイベントを企画しました。

第1部では、LIPがマイクロファイナンスの活動に集中してから1年間、
マイクロファイナンスフォーラムの開催から『カンボジアONE』の募集に至るまで、
どのような軌跡を経てきたのか、どのような困難が立ちはだかったのか、
今まで伝えきれなかった私たちの「これまで」と「これから」を詳しくお話しします。

一方で、私たちはマイクロファイナンスだけで全ての問題が解決するとは
考えていません。カンボジアには人身売買やHIV/AIDS、ストリートチルドレンや
栄養不良、教育機会の不足、人権侵害、法整備や社会インフラの不備等、
マイクロファイナンスだけでは及ばない多くの課題があります。
しかし幸いなことに、日本にはそれらの解決に向け取り組んでいる方がたくさん
いらっしゃいます。第2部では、それらの解決のために取り組んでいるNGO・NPOの方
から活動内容や思いを紹介していただきます。

『カンボジアONE』への投資では、カンボジアと3年以上お付き合いしていただくこと
になります。これまでカンボジアのことをよく知らなかった方も、この投資を通じて、
これからはカンボジアのことを『自分事』として見ていただきたいと思っています。
まずは日曜日の午後、美味しいカンボジア料理を楽しみながら、
そのきっかけをつくってみませんか。皆さまのご参加をお待ちしております。

*第2部で活動を紹介いただける方は是非ご連絡下さい。(各5分程度)
*出資者の方で、出資の動機や思いをご紹介いただける方も是非ご連絡下さい。
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【開催概要】

●日時 10/25(日) 14:30〜(受付14:15〜)
●会場 カンボジア料理レストラン『アンコール・ワット』
アクセス:http://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130403/13001035/
●内容
第1部:マイクロファイナンスファンドが出来るまで
― 誰にだって出来る、ちょっとした世界の変え方 ― 慎泰俊(Living in Peace代表)
第2部:カンボジアへの応援リレートーク
*適宜、歓談時間を設けます。

●定員 60名
●参加料 1,500円(ソフトドリンクと軽食をご用意いたします)
●参加申込方法
氏名(ふりがな)、所属、参加人数、本セミナーを知ったきっかけを
明記の上、以下のメールあて先にてお申込ください。

lip@securite.jp

※定員に達した場合はお断りさせて頂く場合がございます。
あらかじめご了承ください。

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◆Living in Peace 主催勉強会◆

「本業を通じた社会貢献」
−住友化学のオリセットRネットに見る、企業の社会貢献−

◆11/1(日) 14:00〜15:30@日本財団ビル(赤坂)◆

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蚊が媒介する原虫によって感染するマラリアは、年間100万人の命を奪う疾患である。
被害の90%以上は5歳以下の子供であると言われている。
予防および治療の方法が開発されているにもかかわらず、いまだに感染者の拡大を
続けているマラリアは、エイズと並び国連ミレニアム開発目標(MDGs)の一つに
挙げられている。
マラリアの予防には、蚊を防除することが有効であるが、住友化学では、
オリセットRネットと呼ばれる特殊な蚊帳でマラリアの予防に効果をあげてきた。
被害が集中するアフリカへの技術移転、現地での生産など、技術力を始めとした
多様なリソースを持つ企業だからできるマラリア撲滅への活動の事例を発表いただく。
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【開催概要】

●日時 11/1(日) 14:00-15:30(受付13:30〜)
●会場 日本財団ビル(赤坂)
アクセス:http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html

●内容
第1部:オリセットRネットができるまで、そしてこれから
 ―水野事業部長(住友化学ベクターコントロール事業部) (60分)
第2部:会場とのQ&A、トークセッション (30分)
●定員 100名
●参加料 1,000円
●参加申込方法
氏名(ふりがな)、所属、参加人数、本セミナーを知ったきっかけを
明記の上、以下のメールあて先にてお申込ください。

lip@securite.jp

※定員に達した場合はお断りさせて頂く場合がございます。
あらかじめご了承ください。


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LIPファンド企画パートナーのミュージックセキュリティーズが
マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド『カンボジアONE』のミニ説明会を実施!

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自分たちで企画したファンドでありながら、第2種金融商品取引業者の登録のないLIPは、
『カンボジアONE』の説明をできませんが、
今回、ファンド企画パートナーのミュージックセキュリティーズが、
ミニ説明会を実施することになりました。
少しでもご関心のある方、この機会に是非参加してみてはいかがでしょうか?

下記、ミュージックセキュリティーズからのお知らせです。

--
マイクロファイナンスの意義や、寄付ではなく投資によって行う途上国支援の意義、
『カンボジアONE』の事業者であるCHCがどのようなマイクロファイナンス機関か、
『カンボジアONE』のスキームやリスク、出資に際して留意していただきたいこと等、
ミュージックセキュリティーズの担当者がご説明いたします。

会場:新丸の内ビルディング10F「東京21cクラブ」内会議室
      http://www.tokyo21c-club.com/open/index_f.html
定員:5名程度(1名から実施します)
会費:無料
対象:『カンボジアONE』への出資をお考えの方や既に出資されている方
日時:下記の日程で行います。内容は同一になります

10月20日(火)       19時−20時
10月23日(金)       13時半−14時半
10月27日(火)       19時−20時
10月29日(木)       13時半−14時半
11月4日 (水)       19時−20時
11月6日 (金)       19時−20時
11月7日 (土)       17時−18時
11月10日(火)       19時−20時
11月12日(木)       19時−20時
11月17日(火)       14時−15時
11月19日(木)       13時半−14時半

申込方法:氏名(ふりがな)、所属、参加希望日時(第2希望まで)を明記の上、
希望日時の2日前までに、mff1@securite.jp 宛てにお申込下さい。

--

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発行/編集 :リビング・イン・ピース(LIP)

HP: http://www.living-in-peace.org/ E-mail: lip@securite.jp

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転載・転写・コピー・転送等は禁じます

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勉強会・セミナー2009年9月23日 18:50

8/30マイクロファイナンス貧困削減ファンド「カンボジアONE」セミナー要約

大変遅ればせながら、8/30に代々木のオリンピックセンターで行われましたファンドセミナーの模様をお伝えいたします。当日は休日の午前中にも関わらず30名近い方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。LIPが作成しておりますCHCに関するデューデリジェンスレポートも近々発表される予定ですので、そちらも併せてご参照いただけると幸いです。


1.マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド『カンボジアONE』について
(発表者:ミュージックセキュリティーズ 杉山)


 

◆マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド設立趣意


 

・貧困から抜け出すきっかけさえあれば、自らの力で生活していける人はたくさんいる。
・たとえ一口の出資であっても、発展途上国においては、人々が貧困から抜け出すための貴重な機会となりえる。
・日本から寄付ではなく投資という方法によって、マイクロファイナンス機関を支援し、マイクロファイナンスを通して世界の貧困削減を目指す。


 

◆金融を通じた新たな国際貢献


 

・「寄付」が「投資」になることで生まれるお金の循環
・「もらう」が「借りる」になることで生まれるお金の循環


 

◆『カンボジアONE』営業者:CHC-Limited


 

・結核やHIV/AIDSの蔓延を防ぐことを目的としたCHC-NGO(1994年設立)がルーツ
・保健事業の重要性と同様に資金面のサポートが貧困層の削減に寄与するという信条から開始したマイクロクレジット事業がそのはじまり


 

※『カンボジアONE』の詳細については、提携先のミュージックセキュリティーズ社にお問い合わせください。
http://www.securite.jp/microfinance/
*第2種金融商品取引業者の登録のないLIPは、金融商品の勧誘、募集等の行為は一切行っておりません。
 

2.Living in Peaceより報告


 

2-1.カンボジア王国について(発表者:LIP 森田)


 

◆世界の最貧国のうちのひとつ


 

・UNDP人間開発指数は、179カ国中136位(2008年)‏
・3人に1人以上が1日に1ドル以下の生活

・人身売買
・HIV/AIDS
・栄養不良による低体重児
・ストリートチルドレン等の問題


 

◆ポル・ポト時代(1975年~1979年)の影響


 

・約3年9か月の間に100~200万人の死者(当時のカンボジアの総人口の13~29%に相当)→現代:21歳以下が人口の50%を占める


 

◆CHCプロモーションビデオの紹介(発表者:LIP 菅原)


 

・こちらのページで動画を確認できます。http://www.securite.jp/microfinance/mfi_samic/


 


2-2.カンボジアのマイクロファイナンス機関訪問記(発表者:LIP 慎)


 

・以前掲載したブログ記事をご参照ください。
【慎の第1回カンボジア訪問記】
http://www.musicsecurities.com/blog/community_news.php?ba=b10770a30529
【慎の第2回カンボジア訪問記】
http://www.musicsecurities.com/blog/community_news.php?ba=b10770a30532



 
2-3.カンボジアのマイクロファイナンス機関の直近の財務状況について(発表者:LIP 内田)


 

・発表時のスライドをご参照ください。


 


 


 


 


 

3.質疑応答(ファンドに関する質問は、LIPブログ上では省略させていただきます)


 

Q1.CHCを選んだ理由

A1.(回答:慎)
国としてカンボジアを選んだ理由は、①アジアにある。②英語が比較的通じる。③一人当たりGDPが周辺各国よりも低い。
現地に行って感じたことは、カンボジアの成長性。汚職が多く、教育システムは改善の余地がかなりあるが、草の根レベルの教育レベルが高い。実際、中国、ベトナムといった成長を遂げてきた国というのは、それが非常に高かったという事実がある。
また、米著名投資家のジム・ロジャーズ氏が今後の投資目標として「モンゴル国、カンボジア、ラオス」を挙げている。

さらに、ポル・ポト時代の悲しい歴史によって皮肉にも全く規制のない状態からMFIを作ることができた。
悪く言うとドナーの言いなりかもしれないが、今まで各国で積み上げられてきた知識を集約した規制となっているので、MFIが成長するのに有利な状況である。

規制が厳しいこともあり、18行しかMFIの登録がされていないが、その中でもCHCを選んだ理由はCARD MFIが出資していることが大きかった。
また、最初から規模が大きいところは選ばないようにしていた。なぜなら、現在大きなMFIに投資の資金が集まりすぎ、小さなMFIが見向きもされないような状況が続いているから。



Q2.現預金が3月、5月に上がっている理由

A2.(回答:内田)
貸出先の厳格化による貸出残高の縮小が大きい。具体的には09年1月時点でローンポートフォリオ47万ドルが、7月時点では43万ドル。約1割減少している。
また、資本の増強として、従業員による持株会が設立された。危機下における柔軟な財務的対応を可能としている。



Q3.都市部と農村部のデフォルトリスクの違い

A3.(回答:内田)
都市部は金額の大きい貿易・商業のポートフォリオが多くを占める。世界的不況の下においては、都市部の状況が悪く、それを農村部が下支えするようになっているので、MFIとしてのローンポートフォリオの分散が効いているとも言える。
具体的なデフォルト率(30日以上の遅延と定義)は、9つあるCHCの営業エリアのうち、プノンペン:10%、農村部は1~1.5%で推移。

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勉強会・セミナー2009年9月8日 20:21

メールマガジン Piece & Peace No.023

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リビング.イン.ピース(LIP)メールマガジン Piece & Peace No.023 09/09/04号

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こんにちは。
遂に、コミュニティメンバーのご登録者数が500を超えました!
ありがとうございました!

先週のミュージックセキュリティーズ社主催のセミナーにも多くの方にご出席を
いただきまして、ありがとうございました。


さて、マイクロファイナンスファンドの詳細等につきまして、多くのお問合せを
いただいておりますが、第2種金融商品取引業者の登録のないLIPは金融商品の勧誘、
募集等の行為は一切行っておりません。マイクロファイナンスファンドの詳細については、
提携先のミュージックセキュリティーズ社にお問合せください。

詳細:
http://www.musicsecurities.com/blog/community_news.php?ba=b10765a30541


また、9月15日(火)にミュージックセキュリティーズ社とレオス・キャピタルワークス
の共同セミナーに慎が参加いたしますので、宜しければ、ご参加ください。

詳細は、下記をご覧ください。


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●日時
9月15日(火)19:00~21:00 (受付:18:30~)

●会場
レオス・キャピタルワークス  セミナールーム

・アクセス:JR「東京駅」八重洲南口より徒歩3分、
JR「東京駅」京葉線連絡口と直結
東京メトロ銀座線「京橋駅」より徒歩7分
・住所:東京都千代田区丸の内1-11-1
パシフィックセンチュリープレイス丸の内27F
・地図:
http://www.rheos.jp/about/overview/access.html

※応募状況に応じて、会場が変更となる場合がございます。
その場合は事前にご案内をさせて頂きます。

●参加費
無料

●ゲストスピーカー
特定非営利活動法人 Living in Peace 代表 慎 泰俊

●スピーカー
ひふみ投信/レオス・キャピタルワークス株式会社
最高運用責任者(CIO) 藤野英人

セキュリテ/ミュージックセキュリティーズ株式会社
代表取締役 小松 真実


●参加申込方法
以下の情報を明記の上、こちらまでメールにてお申込ください。
お申込受付完了メールをご返信させて頂きます。
=>
seminar@securite.jp

 【メール記載情報】
 ・氏名
 ・年齢
 ・当セミナーを知ったきっかけ

 【参加申込締切】
 ・2009年9月14日(月)
 ※定員に達した場合はお断りさせて頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。

●詳細
http://www.musicsecurities.com/blog/community_news.php?ba=b10765a30538


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【セミナーについて】
※セミナー中で金融商品の具体的な説明をする場合がございます。
ご説明する金融商品は損失が生じるリスクがございます。
※ご投資にあたっては、当該商品の契約締結前に契約書および契約説明書
 をよくお読み頂き、ご自身でご判断ください。
※ご投資の際には、商品毎に所定の手数料等をご負担いただきます。
 商品ごとに手数料およびリスク等は異なりますので、
 当該商品の契約締結前に契約書および契約説明書をご確認ください

***************************************************************

代表の慎の初の著作がダイヤモンド社より本を出版しました。
タイトルは『15歳からのファイナンス理論入門―
桃太郎はなぜ、犬、猿、キジを仲間にしたのか?』
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4478008256/)です。
書店で手にとって頂ければと幸いです。

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<メールマガジンの購読解除方法>

1.以下URLにアクセスし、ログインします。

http://www.living-in-peace.org/entry/

2.「LIVING IN PEACEからのメールマガジン」を「受け取らない」にチェックをいれ、

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発行/編集 :リビング・イン・ピース(LIP)

HP: 
http://www.living-in-peace.org/  E-mail: lip@securite.jp

Copyright(c) 2009 LIVING IN PEACE ,All rights reserved

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勉強会・セミナー2009年8月27日 14:38

メールマガジン Piece & Peace No.022

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リビング.イン.ピース(LIP)メールマガジン Piece & Peace No.022 09/08/20号

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こんにちは。
ようやく夏めいてきましたが、お盆はいかが過ごされましたか。


さて、前回までは、慎のカンボジア訪問日記をお届けしましたが、
いかがでしたでしょうか。


少しでも借り手の方の様子を、皆さんに伝えることができましたら、嬉しく思います。


メールマガジンでは、借り手の方の様子を中心にお届けしましたが、
慎の最大のミッションは、今回、私たちが業務や資金調達の一部を支援する
カンボジアのマイクロファイナンス機関サミックとの最終的な調整作業でした。


調整はうまくいき、無事、近日中に契約も合意できそうです!


そこで、ミュージックセキュリティーズと共催で、
サミックや現地の借り手の紹介、そして、ファンドの概要について、
セミナーを開催します。


セミナーに加えて懇親会も同時に実施しますので、
LIPについて、サミックについて、ファンドについて、
どしどし質問をお寄せください。


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Living in Peace & ミュージックセキュリティーズ共催
マイクロファイナンス貧困削減ファンド「カンボジアONE」セミナー

日  時 :2009年8月30日(日)10:00-11:30(11:00より懇親会)(受付開始9:30)
会  場 :オリンピックセンター 国際交流棟 国際会議室
http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html
プログラム:カンボジア情報
 (予定 ):サミックの組織紹介
サミックの事例紹介
ファンド紹介
会  費 :1,000円(懇親会費込み)
申込方法 :氏名(ふりがな)、所属、参加人数、本セミナーを知ったきっかけを
明記の上、以下のメールあて先にてお申込ください。
=>lip@securite.jp


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【セミナーについて】
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ご説明する金融商品は損失が生じるリスクがございます。
※ご投資にあたっては、当該商品の契約締結前に契約書および契約説明書
 をよくお読み頂き、ご自身でご判断ください。
※ご投資の際には、商品毎に所定の手数料等をご負担いただきます。
 商品ごとに手数料およびリスク等は異なりますので、
 当該商品の契約締結前に契約書および契約説明書をご確認ください。

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タイトルは『15歳からのファイナンス理論入門―
桃太郎はなぜ、犬、猿、キジを仲間にしたのか?』
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勉強会・セミナー2009年8月20日 17:25

メールマガジン Piece & Peace No.021

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リビング.イン.ピース(LIP)メールマガジン Piece & Peace No.021 09/08/10号

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こんにちは。


慎の現地調査の報告(後編)をお届けします!


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続いて向かったのは、郊外の農村地帯。まるで別世界のような風景がここにはある。

農村に住むソフィアさんは、この7月に初めてマイクロファイナンス機関からお金を借りた。
その金額は100ドルで、満期は12か月、金利は3.25%。ローンが低額の場合、金利は高くなる。

 

彼女はこのお金で野菜と魚を購入し、販売するという。
まだビジネスを始めたばかりでわからないことも多いが、今後どうなるかをみて、
これからも資金を借り入れるか考えようと言っていた。

 

借入のきっかけは、Samicの宣伝活動によるものだったという。
Samicは農村地帯の集会に参加し、宣伝活動を行っている。

 

農村部の借手には、この宣伝によってマイクロファイナンス機関の存在を知り、
借入を開始する人が多い。

 

これまでのインタビューからは、半分以上が宣伝活動によって新規借入を行っているようだ。

 

 


家族の生活をかけて新しいことを始めるには勇気がいる。
マイクロファイナンス機関はこういう勇気のある起業家たちにとっては、
よりよい生活を手に入れるためのきっかけを提供することができる。

 

もちろん、彼女・彼らがそのチャレンジに失敗したときのためのセーフティネットが
未成熟なのは、解決すべき重大問題だ。

 

マイクロファイナンス機関のなかには、
NGOとして純粋な援助活動を並行して行っているところも多い。
政府によるセーフティネットが機能するのには時間がかかるため、
自分たちの手で民間によるセーフティネットを構築しようとしている。

 

あるマイクロファイナンス機関の総裁が、自分たちは市場を完成させるために
この活動を行っていると説いていたのを、ふと思い出した。

 


次に訪れたのは、同じ農村のヘムさん。

 

 


彼女も今回初めて借入を行った。
100ドルの借入の満期は6か月。金利は3.25%。

有機肥料を購入し、農作物の生産を一気に増やそうと考えているようだ。
もちろん、農業は天候に左右されるものだし、有機肥料による効果は、初めてなのでわからない。
だが、今年は天候も良く、彼女は今年の生産に賭けてみようと思ったと言っていた。

 

原油価格と関連して、穀物価格は、再び上昇している。
彼女の生産が増大し、穀物価格が延び、生活がよりよくなればよいが。
(一方で、穀物価格の上昇は、一部の人々を飢餓に陥れるため、
必ずしも歓迎できるものではないのだけれど)

 


アンコール・ワットに向かう道で出会ったのは、この遺跡の絵を売っているクンさん。

 

 


借入金額は2,000ドルで、満期は18か月、金利は2.5%だ。
借入のうち、700ドルは絵の材料に当てられ、
1300ドルは飲料品などの仕入れに充てられている。
絵の材料費は10ドルで、描くのにはだいたい1週間くらいかかる。
それが一つ60ドルで売れるが、売上の周期がかなり変動するのが難点だ。

一方で、飲料品の売り上げ利益率は25%で、こちらは安定した収入がある。

 

アンコール・ワットの絵を描いている人は多く、
この遺跡周辺では車窓からみただけでも5つの絵画屋さんがあった。
観光客が空港に持っていくには大きすぎるので、
近くのホテルやモーテルなどで買われているのだろうか。

 

 

子どもたちがとてもかわいかった。

 


借手をまわって、皆が食事をしている間に、30分だけ、アンコール・ワットを観光。

 

 

短い時間だったけれど、最高だった。

 

 

  遺跡の中心部では、大寺院が鳥のさえずりのみが聞こえる静寂のなかに、
時の流れさえも調伏しているかのように屹立していた。その壮大さに思わず手を合わせた。

 

その場にはたった3分くらいしか入れなかったのだけれど、
この美しさを忘れることは一生無いと思う。

 

悠久の時を刻む荘厳な美しさは、筆舌や絵で表現するには余りにも美しい。
その場で見なければわからない美が確かにあることを改めて思う。
世界中の遺跡に、行ってみたくなった。

 


遺跡を出ると、物売りの子どもに囲まれる。
何も買わないでいたら、ある小学1年生くらいの男の子に、
”F○cking dog!”と悪態をつかれて、少し悲しかった。

 


マイクロファイナンス機関の人と合流し、またシェムリアップ支店にもどる。

 

 

支店長のラモニーさん、ありがとうございました。(終わり)


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それでは。

 

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勉強会・セミナー2009年7月31日 00:03

メールマガジン Piece & Peace No.018

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リビング.イン.ピース(LIP)メールマガジン
Piece & Peace No.018 09/07/17号

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こんにちは。

日増しに暑さが増していますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、マイクロファイナンス・プロジェクトの進捗状況ですが、
カンボジアのマイクロファイナンス機関との最終的な契約を
結べそうなところまでやってきました。

来週末より、現地視察や交渉も兼ねて、
慎もカンボジアを訪問する予定です。
現地の様子を本メールマガジンで報告させていただきますので、
楽しみに指定ください。

プロジェクトが開始してから半年以上、
感慨深いものがありますが、
最後まで何かありそうな気がするのが今回のプロジェクトです。
気を抜かずに業務をこなしていこうと思います。


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The Economistの7月11日号に、
世界銀行のチーフ・エコノミストである林毅夫(Justin, Lin Yifu)氏が
寄稿しています。
(残念ながら無料での公開はされていませんでした。)


氏によると、金融を建て直すためには、
競争力のあるセクターに役立てる金融セクターを築くことが重要だ
そうです。

具体的には、多くの貧困国においては、
中小の製造業や農家、サービス業によって占められている活動に
注力するということであり、
先進国にあるような規模で先進的な金融機関や金融市場は、
所得が低い国では適切ではないと述べています。

したがって、マイクロファイナンス企業や他のノンバンクが、
貧しい家庭に融資をするのに重要な役割を担うだろうとも述べてい
ます。


私たちが経済的支援をすることを検討している
マイクロファイナンス機関は、カンボジアにあります。
カンボジアは、最貧国のひとつであり、人口の多くが農家です。
また、周辺のタイなどとも違って、工業も盛んではありません。

そうした国にあっては、株式市場ではなく大銀行ではなく、
マイクロファイナンス機関こそが重要という氏の指摘は、
私たちの考え方が間違っていなかったということを確認でき、
非常に参考になりました。

それでは。

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代表の慎の初の著作がダイヤモンド社より本を出版しました。
タイトルは『15歳からのファイナンス理論入門―
桃太郎はなぜ、犬、猿、キジを仲間にしたのか』
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書店で手にとって頂ければと幸いです。

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勉強会・セミナー2009年7月28日 13:45

コミュニティメンバー交流イベントを開催しました!

こんにちは!

Living in Peaceの小間口です。

今日は、先日恵比寿で行われたコミュニティメンバー交流イベントの様子をご紹介しようと思います。

当日はLiPのコミュニティメンバーに登録してくださっている方、勉強会でLiPの活動に興味を持ってくださった方、メンバーの知人などをお招きし、恵比寿のイタリア料理店カチャトラで賑やかに開催しました。


 

[たくさんの方にお越しいただきました!]


LiP代表の慎、ミュージックセキュリティーズの小松社長の挨拶のあと、世界銀行の福井氏の音頭で乾杯が行われました。

そのあとはしばし歓談タイム。

 

私もLiPのプロジェクト実行委員として参加者の皆様から質問を受けました。

中には「マイクロファイナンスのことはよく分からないけれど、参加してみることにした」と言ってくださる方もいました。

このようにちょっとした関心からLiPのイベントに参加していただけることはとてもありがたいです。


[会場ではみなさんが熱心に意見交換されていました]


事前にプロジェクトメンバーには「メンバーは食べることではなく話すことで口を動かしてください」というメッセージが届いていたのですが、私はひそかにお料理を楽しみにしていました(笑)

期待通り、目の前で焼き上げられるピザと野菜のキッシュが本当においしかったです。

おいしいものをいただきながらだと会話も弾みますよね。

 

そして途中でプレゼンテーションタイム。

LiPのことや、現在立ち上げ途中のファンドについてプロジェクターを使ってご紹介しました。


[ファンドについてのプレゼンテーション]


会場の構造と参加人数の関係で少しスライドが見にくくなってしまったのが反省点でしたが、大勢の方にLiPの活動を伝える機会になったと思います。

プレゼンテーションを見た参加者の方々からたくさんのコメントやアドバイスをいただいたので、早速次の日のミーティングでフィードバックさせていただきました。

 

LiP代表の慎とMSの小松社長がニュース番組の取材を受けています。

実は私も「学生でLiPの活動に参加しているメンバー」としてインタビューを受けましたが、テレビカメラを向けられてかなり緊張してしまいました。


 

 始終和やかな雰囲気で行われたイベント。しかし終わりの時間が近づいてきます。

……と思ったら、2次会がありました!

大学の期末テストを控えた私は泣く泣く帰宅組となりましたが、聞くところによると深夜までかなりの人数の方が残ってお話されたとか。

 

LiPにとって、活動に関心を持ってくださる方と直接交流できる機会は本当に貴重なものです。

お忙しい中イベントに参加してくださった皆様に改めて御礼を申し上げます。

今回ご都合が付かなかった方も、ぜひ今後のイベントにご参加ください!イベント情報はこのブログでもご紹介していきます。

 

それではこれからもLiPの応援をよろしくお願い致します!

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【ご留意事項】
当社が取り扱うファンドには、所定の取扱手数料(別途金融機関へのお振込手数料が必要となる場合があります。)がかかるほか、出資金の元本が割れる等のリスクがあります。
取扱手数料及びリスクはファンドによって異なりますので、詳細は各ファンドの匿名組合契約説明書をご確認ください。
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