盛屋水産つなぎ牡蠣ファンド ファンドニュース
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被災地からのレポート2012年5月22日 10:20
牡蠣の旬について
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盛屋水産では、現在、ご出資いただいた皆様に特典の牡蠣の送付準備をしております。「この時期の牡蠣は美味しいの?」というご質問を、多くの方からいただいたので、この場でもお答えさせていただきます。
牡蠣の旬についてですが、生食に関しては期間が決まっており10月~3月となっておりますが、加熱用は夏場の産卵期以外はいつでも大丈夫です。
確かに一般には冬がおいしいと言われておりますが、実は夏場の産卵期を控えた今の時期も大変おいしいです。暖かくなってきて牡蠣の餌となるプランクトンが豊富になり、産卵を控えた牡蠣たちはモリモリと餌を食べ、大きくぷっくりと育ち味もしっかりしています。暑さなどにより多少のずれはみられるものの、ここ唐桑では牡蠣の産卵時期は例年7-8月頃。それまではおいしく食べられますので、どうか安心してお召し上がりいただければ幸いです。冬の生食用の牡蠣も召し上がっていただきたい気持ちはあるものの、生食用として規定されている殺菌処理などができる牡蠣処理工場が津波で全壊し、処理場のかさ上げについても、まだ見通しが立たない状況です。海の状況により今後の牡蠣の育ちがどうなるか、放射性物質はこの先もずっと大丈夫なのかなど、どうなるか分からないこともあります。また、盛屋水産では、わかめやホタテの作業も入ってくるため、例年この時期は限られた出荷先にしか牡蠣を出していませんでした。
こうして牡蠣が育っていること、みなさんから応援がいただけていること、本当に嬉しく私たちが頑張る気持ちにつながっています。
繰り返しとなりますが、おいしさと安全への自信、そして感謝の気持ちを込めて、お手元にお届けいたしますので、今の牡蠣をお召し上がりいただければ幸いです。
盛屋水産 つなぎ牡蠣事業部 一同