船大工 佐藤造船所ファンド ファンドニュース
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被災地からのレポート2012年9月1日 00:28
今月は、カキ養殖船と底引き漁船の修理をしました!
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残暑お見舞い申し上げます。もうしばらくは、この暑さが続きそうです。時は、刻まれています。あらゆる命が秋を迎える準備をしています。共にある生命の営みに感謝致します。さて、8月も今日で終わりですが近況を報告させて頂きます。今月初めは、先月の30日に上架した、第五 金比羅丸(震災から10隻目の船 カキ養殖船)を8月2日に無事着水させました。(こちらが第五 金比羅丸)その後は、お客様の種ガキ採取作業の都合により、お盆明けの18日に昭和丸(震災から11隻目の船 カキ養殖船)を上架し、25日の14時過ぎに無事着水、その日の15時頃に第十二 金比羅丸(震災から12隻目の船 カキ養殖船)を上架いたしました。(昭和丸の修理作業中です)( 上架作業が完了した第十二 金比羅丸)どの船も、震災当日、辛うじて沖に逃れて助かり、幸いに船体等にも致命的な損傷を受けずに済みました。昨年の今頃は、まだ場内に横転したままの船があり、上下架設備の復旧もままならなぬ状況で、こんにち、こうしてお互いの顔を見ながら話ができることに、よろこびを感じ心が満たされていきます。・・・生きててくれてほんとうに、ありがとう。こちらは、ボラード修理作業前の第二十一 宝進丸です。そして、こちらがボラード修理作業が完了後です。そしてこちらは、第二十一 宝進丸の塗装修理作業中です。又、今月は、休漁期(7~8月 2カ月間)の19GTの底引き漁船の出張工事の依頼があり、カキ養殖船の上下架作業修理等の合間を見ながら、お盆休み前の約一週間(4~11日)と下旬(27~31日)の今日まで出張工事に励んでいました。炎天下の作業でしたので、顔はトーストしすぎたパンの様です。・・・ご想像にお任せいたします。現在、20隻以上のカキ養殖船の上架予約を頂いております。お客様には多々ご不便をお掛け致しておりますが、今後も最善を尽くしていきます。ありがとうございます。(株)佐藤造船所 佐藤文彦