藤田商店わかめウニファンド ファンドニュース
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被災地からのレポート2012年9月8日 13:02
藤田商店です。どうぞよろしくお願いします。
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宮城県気仙沼市の藤田商店です。
当店も3月11日の東日本大震災により、自宅、加工場、車、船、そして、ワカメの最盛期であった養殖いかだ、原料を保存していた冷凍庫など、
全てを津波により、全壊、流失してしまいました。
震災後、始めは仕事がどうこうというより、私の住んでいた自治会が、建物1つ残さず完全流出、高台にあった避難所も流され、300人中100人が亡くなるという、被害が大きかった地区でしたので、
始めの2か月は、生存者、けが人の搬送から始まり、遺体の収容、遺体捜索等、
自分の事を考える余裕もない毎日に追われていました。
気仙沼は警察署も流されてしまったため、とにかく、地元消防団、若手が中心となり
活動しておりました。そんな中、電話がつながり始めてからは、全国のお客様や、多くの方より励ましと支援を頂き、
「他の店の物は買わないで待ってるからね」
「藤田さんのワカメが出来るまでワカメは食べないから」
「はやくあの生きているウニ食べたいな」など、
とにかく少しでも早くお客さんたちに藤田商店の海産物を食べさせたいと強く思うようになりました。
しかし、今まで、自分で捕ったもの、地元で取れた水産物を買い付けし、
取り扱っておりましたがので、地元の海のものが取れ始めるには2,3年かかるだろうなと
思っておりましたが、まさか翌年にワカメの収穫が出来るとは夢にも思いませんでした。昨年のちょうど6月頃、セキュリテ被災地応援ファンドの事を知り、説明を受けました。
その時は、水産物がいつ頃取れ始めるかわからない中、投資家の方々より投資して頂くのは、
当店の理念に反していると言う事で辞退させて頂きました。
しかし、今年はワカメがとれ、タコが取れ始め、秋にはサケも戻ってくる予定です。
冬にはアワビを捕り、春にはワカメやふのり、マツモなどの海藻も取れ始めます。
少しずつですが、地物の海の幸も取れ始めたので、当店の新しい出発と共に、
ファンドの参加を決めさせて頂きました。
そして、地元漁師、海産物の早期の復活、当店の頑張っている姿を
見て頂くことが支援を頂いた方への恩返しになると思い頑張っております。
食の安心、安全に務め、漁師の目利きで本物の海の幸を少しでも
多くの全国の皆さんに発信していきたいと思っております。
まだまだ、商人というより、漁師な私達ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
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