鵜の助4人の漁師ファンド ファンドニュース
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被災地からのレポート2012年9月24日 21:20
漁師の1日-昆布漁編-その1
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今日は昆布漁の時期の鵜の助の1日をご紹介します。
基本的に、昆布は、収穫→茹でる→塩水に漬ける→水をきる→選別して袋詰→出荷、
という流れで市場に出ていきます。
具体的にどうなっているか、写真でご覧ください!
1.海で刈取り(4am)
4時前には出船し、まだ暗いうちから作業開始。
一人が昆布を刈取り、一人が刈り取った昆布を受け取り、並べていきます。
滑車のようなもので昆布を持ち上げ、カマのようなもので刈取ります。
すぐに足の踏み場がないほど、船の中が昆布でいっぱいになります。
運び出しやすいように、まとめていきます。
右が阿部さんで、左が西條満さん。4人の中に、西條さんが二人います。
鵜の助は4人が2人ずつ2船に分かれて漁にでます。西條武さんと佐藤さんの船も大漁です。
2.昆布を茹でる加工場に運び、前日の昆布を移動(7am)
収穫を終え、港に戻ると、順番にフォークリフトで陸に上げていきます。無駄の無い連携プレーです。
1人でやっている時は、港に戻るタイミングで、奥さんに待機してもらっていたり、家族の負担も大きかったそうです。
そのまま、数百メートル奥の加工場に運びます。
ここで茹でます。鵜の助にはまだ建物がなく、青空作業です。
後ろに見える建物が、中小機構の支援で作っていただいた加工場です。
仮設の加工場を前から見ると、こうです。屋外の加工場との位置関係が分かりますね。
そして、この写真を撮っている後ろに、テントの作業場があります。
茹でる作業などを始める前に、前日から脱水していた昆布をテントの作業場に運びます。
ここがテントの内部です。昆布は、脱水していた箱の型になっています。
脱水する箱が空になった所で、前日、漬け込んでおいた昆布を取り出す作業です。
取り出す際には、昆布の見た目がきれいになるよう、残っている塩を手でゆすいで落とします。
泡は、塩によってできたものです。海水が泡立つのと同じです。
そして、昆布を取り出し、水を切って、脱水用の箱に移します。
まずは、二人がかりで体重をかけて、型に押し込めます。
その後、この巨大な石を3つ乗せ、翌日までよく脱水させます。
ここまでやって、朝ごはん休憩です。それぞれ家に帰って、1時間後ぐらいにまた集合します。
さて、まだ茹でる前ですが、大分長くなってしまったので、
本日はここで一旦終わりにします。続きをお楽しみに!
(ミュージックセキュリティーズ・杉山)
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