世嬉の一酒造 蔵とビールファンド ファンドニュース

被災地からのレポート2012年10月15日 19:10

親子もち文化体験教室を開催しました。

一ノ関の食文化といえば、お餅です。昨日は、地域の小学生の子どもを持つ親子6組をご招待して、一ノ関のもち食文化を体験していただきました。
世嬉の一ではもち食文化を大切にし、かつ、地域から発信できるようさまざまな取り組みを行っておりますが、その一環です。

一ノ関のもち食文化の特徴は主に3つあります。
1.もちの種類が多い
(もちダレの開発が特に多く、300種類以上あるといわれます)
2.もちを食べる機会が多い
(365日のうち、300日くらい餅を食べるイベントがあるといわれます。)
3.もち本膳の儀礼文化がある。
(もちを食べる時に、きちっとした儀礼作法があり、食べる順番や食べ方などあります)

今回はこのもち本膳の儀礼文かを体験してみました。

もち本膳の一番簡素化した形式は上記のようなものです。
手前左があんこ餅、左上は季節によって異なりますが、季節のおもち(今回はくるみ餅)です。右上は甘酢大根(箸安めにつかいます)、真ん中は沢庵2枚、右下お雑煮です。
豪華になってくると二の膳三の膳と続くそうです。

今日の講師は佐藤育郎先生。地域文化だけでなく、さまざまな作法にも詳しい先生です。


まずは、小学生の親子にもちの歴史から座敷での立ち振る舞いを教えていただきました。(お辞儀の仕方、座布団の座り方などなど)
子どもたちは正座で20-30分過ごしていてびっくり!
私の方が足がしびれてしまい、恥ずかしかったです。

いよいよ餅の食べ方です。上座に座った親子は緊張気味でした。

礼儀作法を詳しく教えながら体験すると・・・・意外と普段より食べられない。緊張しているからでしょう(笑)

無事に一通りの儀式を終え、体験が終わりました。

世嬉の一が参加している餅食文化推進委員会では、小学校や地域活動に出張授業をすることもあります。
ぜひ、ご興味のある方はご連絡くださいね。

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