LIVING IN PEACE BLOG

Chance Maker マンスリーニュースレター2011年6月26日 19:35

Chance Maker マンスリーニュースレター vol.5

チャンスメーカーの皆様へ、ニュースレター第5号(2011年5月号)をお届けします。
平素よりLiving in Peaceをご支援いただき、誠にありがとうございます。
ニュースレター第5号をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
目 次
(1)寄付の状況
(2)いま何が必要か(下)
   児童養護施設 筑波愛児園 H.K先生 インタビュー
(3)LIPメンバーからのメッセージ
第5回 ジョニー
(4)活動報告「サヘル・ローズさん、土井香苗さんと筑波愛児園訪問」
(5)今月の一冊『伝える 阪神・淡路大震災の教訓』
(6)イベントのご報告
     4/15(金) 「Chance Maker Night ~震災を経た今、私たちができること~」
(7)教育プロジェクトリーダー のりこ 『25ans(ヴァンサンカン) 6月号』掲載のお知らせ
(8)酒井穣さん講演『なぜ、今、コミュニティー論が熱いのか』のお知らせ
(9)Chance Makerアワーのお知らせ
(10)LIPメンバー募集のお知らせ


(1)寄付の状況

寄付者数     62名
寄付金総額   389,000円
先月の寄付金 86,000円
(※2011年4月30日現在)

(2)いま何が必要か(
茨城県つくば市にある「児童養護施設 筑波愛児園」のH.K先生に現状と課題を伺いました。今回が最終回となります。

LIPに期待すること
子どもが自分の存在を大切だと感じられるような機会を提供して頂きたいです。そのためには、関係を継続することが必要です。
まずは身近なお兄さんお姉さんのような、子どもが「この人いいな」と思えるような存在になってもらいたいです。関係を継続していくと、その人の背景や仕事に関心が広がると思います。子どもたちも、毎月実施して頂いている交流会を楽しみにしていて、人に興味を持ち始めているので今後の広がりにとても期待しています。ぜひ長く関わっていただき、今後もずっと子どもを支えてくれる存在になって頂けたらと思います。


終わりに
暖房があまり効いていないのか、施設の室内はとても寒かったです。壁にヒビが入ったこともあるそうです。ここで子どもが生活しているのかと思うと、胸が痛みました。
皆様から頂いた寄付金は、筑波愛児園の施設の建て替えに使わせて頂きます。形態が変われば、人手不足が解消され、子ども一人ひとりをより家庭に近い状態で育てることができます。一緒にこの未来を実現させましょう。
今後とも、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

【プロフィール】

H.K氏 筑波愛児園統括主任
1993年、淑徳大学社会福祉学部を卒業後、児童養護施設で児童指導員として従事。2000年4月より筑波愛児園で児童指導員、ファミリーソーシャルワーカーとして従事し現在に至る。

※LIPの寄付プログラムの詳細 http://www.living-in-peace.org/donation/

(3)LIPメンバーからのメッセージ

第5回 ジョニー

児童養護施設の子供たちって接するのに難しいというイメージがありました。そんなイメージを抱きつつ、
初めて参加した児童養護施設の子どもたちとの交流会で話をしてみるとフツーの子どもと変わりなく、思っていた以上に素直な子どもたちという印象を持ちました。 しかし、児童養護施設の子どもたちは、生活する施設の環境や高校卒業時に施設をでなくてはいけない等、生きていくうえでフツーの子どもたちと比べると越えなければならない壁が非常に高いという事実があります。私は教育分野とは全く違う分野で仕事をしていますが、そんな自分と異なったバックグラウンドを持つとても素敵なLIPメンバーと一緒に、児童養護施設の子どもたちが越えなければならない壁をフツーの子どもと同じ高さにしていけたらと思っています。


(4)活動報告-「サヘル・ローズさん、土井香苗さんと筑波愛児園訪問」

女優のサヘル・ローズさんと弁護士の土井香苗さんとともに、
震災後の児童養護施設を訪問してきました。イラン・イラク戦争で家族を失ってしまったサヘル・ローズさんは、イランの児童養護施設を継続的に支援しています。声をあげられない被害者に代って人権が踏みにじられている現実を世界に知らせるNGO、ヒューマン・ライツ・ウォッチのディレクターである土井香苗さんは、チャンス・メーカーにも参加して頂いています。
震災後も子どもたちは変わらずに元気に過ごしています。サヘルさんと土井さんは子どもたちに大人気で、周りには人だかりができていました。サヘルさんを尊敬していた子どもにとっては感動の出会いとなりました。
しかし、築38年になる建物への影響は大きく、筑波愛児園の建物には、至るところに大きなヒビが入り、今にも崩れそうな部屋もあります。一日も早い新施設の建設が必要だと改めて強く思う訪問となりました。

(5)今月の一冊

伝える―阪神・淡路大震災の教訓

伝える 阪神・淡路大震災の教訓』 阪神淡路大震災復興フォローアップ委員会 (著)、 兵庫県 (編集) 

阪神・淡路大震災での教訓を、救助、住宅、産業雇用、コミュニティーなど様々な観点から、震災から15年を経てまとめた本です。
子どもについての記述では、特に”こころのケア”にスポットがあてられています。あしなが育英会の調べによると、同震災にて保護者をなくした子ども達は573人にのぼり、死傷者を目の当たりにしたり自宅の倒壊を経験した子ども達は大きな精神的ショックを受け、不眠、食欲不振、嘔吐など様々な症状を見せました。
そのような子ども達には、信頼できる人に、自らのペースでつらかった出来事を語り、ありのままの感情を認めてもらうことや、学校を早期に再開し、子ども達を日常に戻すことが非常に重要だったとのことです。児童養護施設でも近年、心のケアが重要視されてきており、より家庭に近い環境を子ども達に用意することが望ましいとされてきています。
信頼できる大人と、安心できる環境というものが、子ども達の生活の安定のためには極めて重要なのでしょう。(Sho)

(6)イベントのご報告 4/15(金) 「Chance Maker Night ~震災を経た今、私たちができること~」



渋谷の糀屋箱機構 Creator's District 1002号室にて、Chance Makerの皆さまやLiving in Peaceの活動に興味をお持ち頂いた方々をお呼びしてChance Maker Nightを開催しました。
約25名のお客様をお迎えして、LIPの活動内容や寄付プログラムChance Makerのご案内をするとともに立食形式の懇親会を行いました。
今後も同様のイベントを開催していく予定ですので、皆さまのご参加をお待ちしております。
当日使用した震災後の愛児園の様子と私たの活動を紹介した動画をフェイスブックに掲載しております。http://on.fb.me/jAJF28
イベントの様子はブログ記事をご覧ください。http://bit.ly/jrn4ER

(7)教育プロジェクトリーダー 『25ans(ヴァンサンカン) 6月号』掲載のお知らせ

4月27日(水)発売の女性誌「25ans(ヴァンサンカン)に、モデルの杏さんとLIP教育プロジェクトリーダーとの対談が掲載されました。
「杏のパッション・トーク」という、杏さんが各ジャンルで活躍する25歳に出会い、夢やチャレンジについて熱く語り合うという連載の第6回です。
チャリティのあり方、日本のこれからを杏さんとのりこが語ります。ぜひご覧ください!

(8)酒井穣さん講演『なぜ、今、コミュニティー論が熱いのか』のお知らせ
今年3月には最新刊『リーダーシップでいちばん大切なこと』
を発売された酒井氏。
実はその本の中でLIP代表の慎も取り上げられているのですが、
今回のセミナーにおいて、組織におけるリーダーの役割やマネジメントについてもお伺いできるかと思います。
酒井氏のプロフィール及びイベントの詳細はこちらをご覧ください。http://bit.ly/kEdwpO
日時 :5/21(土) 17:00〜18:30@渋谷 Creator's District1002
参加お申込フォームはこちら

(9)Chance Makerアワーのお知らせ
LIP教育プロジェクトでは、毎月1回「Chance Maker アワー」を開催します。
この「Chance Maker アワー」では、LIP教育プロジェクトの児童養護施設向け寄付プログラム「Chance Maker」に込めた思いやその仕組みなどについて、メンバーから直接お話をさせていただきます。
教育プロジェクトに関心を持ってくださっている方、寄付をご検討くださっている方、「Chance Maker」としてご寄付いただいている方など、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

日時 : 2011年5月15日(日)15:00~16:00@渋谷 Creator's District 901
参加お申込フォームはこちら

(10)LIPメンバー募集のお知らせ
LIP教育プロジェクトでは、私たちと一緒に活動してくれる仲間を募集しています。
見学も随時受け付けておりますので、ご興味のある方は、下記フォームから是非お気軽にご連絡ください。
 http://goo.gl/de2nr
このニュースレターはLiving In Peaceマンスリー寄付プログラム「Chance Maker」に参加されている皆様にお送りしております。

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