鵜の助4人の漁師ファンド ファンドニュース
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被災地からのレポート2012年11月23日 03:00
漁師の1日-昆布漁編-その2
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私の悪い癖で、「続きをお楽しみに!」と書いたっきり、
続きを書くのをすっかり忘れておりました。
なんと2ヶ月も経ってしまいましたが、今日は、その2を書きたいと思います!なお、「漁師の1日-昆布漁編-その1」はこちらです。前回は、昆布を刈り取って、前日漬けておいた昆布を木の箱に入れて、
重しを乗せる所までご紹介しました。今日は、その続きからです。3. 昆布を茹でる(9am)朝、刈り取って、運んでおいた昆布を茹でます。
繰り返しになりますが、鵜の助は、まだ茹でる加工場がなく、外での青空作業です。
湯気が出てきました!
見て下さい。茶褐色の昆布が熱湯で、しゃぶしゃぶすると、鮮やかな緑色に変わります。
茹でた昆布は、手前のかごにあげ、メッシュの袋につめていきます。
この作業が1-2時間、続いたでしょうか。(6月のことだったので、記憶が・・・)
4. 昆布を塩に漬ける(11am)
茹でた昆布を、仮設の加工場に運び、茹でる前に、中をあけておいた水槽に入れます。
取り出す時と違い、まだ泡はありません。空気をたくさん含んでおり、水につけるのも、
かなりの重労働です。簡単そうに見えますが、かなり力をいれて押し込みます。
パイプを渡し、シャワーがまんべんなくかかり、水が循環するようにします。
大量の塩を入れます。
そして、この状態で翌朝までおきます。
大体、ここまで終わって、もうお昼ごろです。
5. 昆布を選別して、箱につめる(午前~夕方)
この選り分け作業では、家族が大活躍します。
それぞれの家族が、それぞれのタイミングで、テントの仮設作業場に集まってきます。
「1人は1つのものしか作れない。
でも4人でグループ組んだら、4倍じゃなくて、6倍にも7倍にもなる。」
鵜の助の皆さんのこの言葉は、ご家族の皆さんをみたときに、とても強く感じられました。
それぞれのライフステージによって、育児もあれば、介護もあります。
そういう時に、個人事業では、なかなか人手が回らなくても、
4人いれば、みんなでカバーすることができます。
家族の皆さんが、選別している間に、鵜の助の4人の漁師は、昆布を器用に折りたたんで箱に入れていきます。
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これを最後までやりきり、箱づめにされた昆布を出荷できるところまでして、
この日の作業は終わりです。
これを、昆布のシーズンは毎日続けるわけです。大変です。
では、今日はこの辺で!このシリーズはあと2回ぐらい続く予定です。
◆お知らせ◆
12月15日に、鵜の助の皆さんを訪問するツアーがあります。
お席に限りがありますので、お早めにお申込み下さい!
(ミュージックセキュリティーズ・杉山)------------------------------