LIVING IN PEACE BLOG
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Chance Maker マンスリーニュースレター2011年12月13日 00:49
Chance Maker マンスリーニュースレター vol.11
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チャンスメーカーの皆様へ、ニュースレター第11号(2011年11月号)をお届けします。平素よりLiving in Peaceをご支援いただき、誠にありがとうございます。
ニュースレター第11号をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
目 次
(1)寄付の状況
(2)筑波愛児園 S先生インタビュ-⑤(最終回)
(3)LIPメンバーからのメッセージ
(4)活動報告
(5)今月の一冊
(6)ロンドンだより
(7)LIPの活動をお話させてくれませんか?
(8)LIPメンバー募集のお知らせ
(1)寄付の状況寄付者数 101名(87名)
寄付金総額 1,114,000円(961,000円)
10月分の寄付金 153,000円(125,000円)
※2011年10月31日現在。括弧内は前回分。
(2)筑波愛児園 S先生インタビュー⑤
~最終回~
茨城県つくば市にある「児童養護施設 筑波愛児園」のS先生にお話を伺いました。
TS氏 生活ホーム担当職員大学を卒業後、筑波愛児園に勤務し今年で10年目を迎える。児童指導員、自立支援指導員として従事し現在に至る。
(施設での養育で心がけていることは何ですか?)
集団生活の中で、できることを考えていくことです。そのためには、素直に子どもたちに協力を得ることは大きいと感じています。
皆で協力して、認め合って、助け合って、支え合えることは、これから生きて行く上でも大切なことになるので、そこは、こちら側でも意図していきたいと思っています。
(施設が移転改築すると養育面でどういったメリットがあるのでしょうか?)
生活環境が整うことと、生活人数が少なくなることです。現在は、40人という大舎制の生活環境を改築したものなので、
押し入れや棚などが不足している部分があります。それと比較して、改築後は子ども達の生活に適した部屋がつくられます。
そして、生活人数が少なくなることで、家事をする時間が半分になり、それだけ時間のゆとりができます。そのことで、子ども達と遊ぶことや記録をする時間など、色々な時間に充てられるということが大きなメリットになります。
(寄付者の方へのメッセージをお願いします。)
いつもお世話になっております。
行政の補助金だけでは、最低基準でしか運営できないので、寄付で成り立っている部分があります。寄付があれば支援内容の選択肢が広がります。この場をお借りして、お礼を申し上げます。
(3)LIPメンバーからのメッセージイスラエルというと日本での報道はパレスチナとの紛争に偏りがちですが、実際にはビーチもあってワインもおいしくて、観光を存分に楽しめる国です。
第11回 AK_aoteaora
こんにちは。ご縁あって、私はLIP教育プロジェクトの立ち上げ時から一緒に活動しています。
私がこの活動に携わっている一番の理由は、他人に対する正義感や情けなどではありません。
書生っぽいかも知れませんが、自分が住んでいる日本をより良くしたいからです。
歴史や統計記録を参照する限り、ある社会の中で苦しんでいる人の数が多いほど、
その中での社会的悲劇・情勢不安が起こりやすくなると言えると思います。
世界的に格差が少ないとされている日本社会ではそういった悲劇は相対的には少ないかも知れません。
けれども、少ないながらも必ず起こっています。その問題は、私たち日本人の手で解決するよりほかありません。
私たちが住む日本がより良くなるという、すべての人にとって紛れもない利益のために。
現在は、児童養護施設の子どもたちのサポートに特化していますが、
日々の活動をする上でこの理念は常に私の頭の片隅にあります。
これからもLIPのメンバー、そしてチャンスメーカーとしてご協力頂いているみなさんと共に、
少しでも日本にある格差や不平等を無くしていきたいと考えています。
ちなみに今回の私の写真の撮影場所は、昨年訪れたテルアビブというイスラエルの都市です。(*HPへのアップに伴い写真は削除させて頂いております)
この車もオシャレでしょう?(笑)私たちが月に一度見学ツアーを開いている児童養護施設と同じく、こちらも百聞は一見にしかず。是非機会があれば行ってみて下さい!
(4)活動報告
(6)ロンドンだより
①Living in Peace教育フォーラム2011
11月3日(木)、JICA地球ひろばにて、
「LIP教育フォーラム2011 Think and Act Now ―子どもの未来のために、いま私たちにできること―」が開催されました。
当日は100名を超える方々にご参加頂いた他、マスコミからの取材も受けるなど、大盛況の内に幕を閉じることができました。
フォーラム前半のゲストによる基調講演では、日本の貧困率の問題や、施設内の様子について、
非常に具体的なお話を伺うことができました。阿部彩先生からは、研究者としての立場から、
「日本の貧困は構造的な問題であり、景気の良し悪しに関わらず存在してきた」と、データを用いての指摘。土井香苗さんからは、人権弁護士を志したきっかけなどについて、
愛児園園長の山口公一先生からは、様々な問題を抱えざるを得なくなった子どもと、彼らを取り巻く環境の厳しさについて、サヘル・ローズさんからは、
ご自身のイランの孤児院での経験、来日してから現在に至るまでのお話をして頂きました。
フォーラム後、早速様々な方からの反響がありました。
今後も、LIPの活動や子どもの貧困問題について広く知って頂けるよう、地道に努力して参りたいと思います。
②10月の筑波愛児園児童との交流会
10月23日(日)に交流会が開催され、五反田にある「アロラインド料理学院」にて、インド料理の講習を受講しました。
インド人の先生ご夫妻の優しいご指導の下、鶏肉のペパーミント風味カレー、ジャガイモとツナのコロッケ、ターメリック入りのグリンピースライス、サラダ、デザートなど、沢山のインド料理が出来上がりました。
子どもたちは、数々の珍しいスパイスや見たこともない調理器具、そしてインド人である先生方の日常生活に興味津々。
異文化交流の場を大いに楽しんでおり、食事の時間には、皆何度もおかわりをするなど、とても充実した1日を過ごしていました。
私たち大人にとっても貴重な経験となり、非常に有意義な時間でした。施設内では経験できない機会を提供でき、良い交流会となりました。(黒住)
(5)今月の一冊
『働きながら、社会を変える。-ビジネスパーソン「子どもの貧困」に挑む』
慎泰俊(しん・てじゅん) (著)
Living in Peace代表理事 慎が、LIP教育プロジェクトの誕生から、日本の「子どもの貧困問題」への取り組みまでを描いた一冊。
児童養護施設での住み込み体験や、子どもたちとのふれあいを通じて、
今まであまり取り上げられてこなかった児童養護施設の「子どもの貧困問題」に光をあてています。
施設の運営状況や、施設職員の方の処遇などを踏まえ、子どもの養育環境を分析するビジネスパーソンとしての視点と、
一対一で同じ目線で子どもと向き合う視点の両方を感じとって頂けると思います。
社会のために何かしたいけど、サラリーマンじゃ社会は変えられない!?
そう考えている方に行動する勇気とパワーを与えてくれる一冊です。
「世の中はみんなが少しずつ変わることで変化する」、是非、本著で確かめてみてください。
印税収入については、税金を除いた全額が児童養護施設「筑波愛児園」に寄付されます。
まずは、読むところから社会を変える一歩を踏み出してみませんか?
(木下)
ロンドンから活動に参加しているchieです。すべての子どもたちが愛されて育つ環境を、と考えた時に、
親たちの置かれている状況を無視することはできません。今月は、ロンドンに来て感じた日本との子育ての環境の違いについて書いてみたいと思います。
この国に来て、イギリスの人たちがいかに子どもと過ごす時間を大切にするかに驚くことがよくあります。
会社では、自分のデスクから子どもやパートナーに電話する人たちの姿をよく見かけます。
もちろん仕事中なのでみんな数分で切り上げますが、自分の同僚が小さな子どもと話す姿を見るのはとても微笑ましいものです。
また、家で仕事をするなどのやりくりをして、朝や夕方に保育園へ子どもの送り迎えをするお父さんたちも多くいます。
北欧の国々と比べればまだまだな部分も多いのかもしれませんが、制度面でも、子どもが生まれる際に男性が取得する“paternity leave”や、養子を迎える際に取得する“adoption leave”などが整っています。
こうした違いを目にする中で、子どもたちがよりよい環境で育つためには、親たちをサポートする社会の仕組みや周囲の理解が不可欠であることをあらためて実感します。
私たちもまずは自分の周りから必要な声を上げていければいいですね。
(chie)
(7)LIPの活動をお話させてくれませんか?
私たちLIPは、自分たちの活動や児童養護施設の課題を紹介できる機会を探しています。各種勉強会やセミナー、イベント等、幹事様がいらっしゃいましたら、livinginpeace.edu@gmail.com までお気軽にご連絡ください。施設支援の輪が広がっていくことを期待しております。
(8)LIPメンバー募集のお知らせ
LIP教育プロジェクトチームは、一緒に活動してくれる仲間を募集しています。見学も随時受け付けておりますので、ご興味のある方は、下記フォームから是非お気軽にご連絡ください。http://goo.gl/de2nrこのニュースレターはLiving In Peaceマンスリー寄付プログラム「Chance Maker」に参加されている皆様にお送りしております。
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