LIVING IN PEACE BLOG

勉強会・セミナー2012年4月15日 14:17

【講演会報告】4/14 日比谷図書文化館

皆様こんにちは。Living in Peaceの木下と申します。
今回は千代田区にある日比谷図書文化館において4月15日に行われた講演の模様をお伝えします。

千代田区立日比谷図書文化館 http://hibiyal.jp/hibiya/index.html

当日はあいにくの雨模様で、残念ながら都内の桜も散ってしまう天候でしたが、
30名以上の方にお越しいただきました。

日比谷図書文化館1

内容としては最初にLIP設立までの歴史とマイクロファイナンスPJの紹介をし、
メインは教育PJが手掛ける児童養護施設でのチャンスメーカーの仕組みをお話ししました。

今回は講演後に行われたQAセッションの内容の一部をご報告いたします。

日比谷図書文化館2

【QAセッション内容(質問者:会場の皆様、回答者:LIP代表 慎泰俊)】

Q.グループホームは児童養護施設の子供たちと職員だけが住むということでしょうか?

A.基本はそうですが、横浜では子供の家族と職員が住むという例もあります。


Q.高齢者が気軽に子供たちを助けられる仕組みはないでしょうか?

A.インターネット経由には壁があるため、それ以外の申込みも考えている。あと、子供の奨学金とかは考えている。また、定期的なボランティアは施設も求めているので、身近な養護施設に連絡するのもよいでしょう。


Q.児童養護施設の現場を見たとは具体的にはどういうことでしょうか?

A.児童指導員の研修生として一週間仕事をしてきた。具体的には、子供を朝起こす、食事をよそう、学校へ送ったり、成長の記録、宿題の手伝い、風呂入れたり、職員会議に混ざる etc...

日比谷図書文化館3

Q.他人のために何かをしたい、というモチベーションの源泉は何でしょうか?

A.やりたいからやっている。見返りは特に求めてない。この活動に限らず「やってあげている」感を出すのはよくない。


Q.キャリアカウンセラーの方から質問。施設の子供たちが社会に出るにあたっての課題は何でしょうか?

A.LIPとしてキャリア支援は行なっている。重要なのは子供たちに可能性の存在を気付かせる「きっかけ」を作ってあげること。これって面白いな、と思えるきっかけ。施設の子たちは世の中に触れる機会が少ない。

そして一番大切なのは、子供たちが困ったときに気軽に声をかけられるお兄さん、お姉さんの存在を作ってあげること。施設を退所後、関係が切れる子が非常に多いため、一人ぼっちで居場所がないことが多い。


Q.塾を経営している方の質問。学習環境はどうなっているのでしょうか?

A.勉強に集中できる場所とはいえない。がやがやしている。ボランティアでは定期的に大学生が子供たちに教えている。ここで大事なのは定期的な付き合いであるということ。関係性が重要。


Q.関係性作りで大切なことは何でしょうか?

A.逃げないこと。子供たちは、相手にやる気あるかどうかをちゃんと見ている。

日比谷図書文化館4

会場は若い方も多くQAや講演後の交流も積極的に行われました。
この場を借りて、素晴らしい会場で講演を企画していただいた関係者の皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました!

文責:木下祐馬
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