矢部園伊達茶ファンド ファンドニュース
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被災地からのレポート2013年6月20日 20:51
伊達茶をつくる農家のこだわり
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ミュージックセキュリティーズの神山です。
北限のお茶、伊達茶の魅力についてお伝えさせていただきます。
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伊達茶はもともと地名をとって桃生茶と言われていました。この桃生茶は北の大地最北端でとれるお茶です。
寒い地域で育つ伊達茶は、葉に厚みがあり、苦味が少なく甘みと高い香りが特徴です。
伊達茶はもともとやぶ北、狭山緑、在来種という寒さに弱い品種です。
生産農家が苦労して畑の木を作り、
時間をかけて東北版に育てあげました。
お茶農家では樹齢最高30年の木が育っています。
そのお茶を東北で本格的に栽培することは大きな挑戦です。
お茶の木は、苗を植えてから新芽の収穫まで5年かかります。
5年かけても、苗が育たなかったり美味しいお茶ができないリスクがあります。
お茶の木は寒さにとても弱いため、より育てることが難しいです。
そのリスクを乗り越え、
先々代が、本格的な伊達茶農家としてお茶の苗木を育て、
その畑が現在まで受け継がれています。
手間ひまかけて丁寧に育てなければ、いいお茶がつくれません。
いい茶葉をつくるためには、いい木を、いい根を、いい土をつくっていかなくてはなりません。
東北の厳しい冬の時期も、
寒くても畑に出てお茶の木がちゃんと育っているか、
畑を訪れ、寒さをしのげるよう土の上に藁を引き外気から守ってあげる。
繰り返し新芽を出していると、木も根も疲れてしまうので、3年に1度夏前に刈り込みを行い1年間休ませて根に栄養を与える。
いいお茶が育ちやすいよう、そういった手間を惜しまないことで、本当に美味しいお茶ができます。
伊達茶の歴史は、
伊達政宗公が仙台に北の小京都をつくりたい、
その思いで400年前に産業振興の一環で
東北の全ての畑にお茶の木を植えたことで生産が始まりました。
現在もつくり続けている農家は1件のみです。
実は、この伊達茶もともとは桃生茶という名前で売られていました。
しかし、桃生茶と聞くと名前から桃のお茶と思う方が多いのです。
そこで、農家の方と相談をして、
伊達政宗公から伊達を頂戴して伊達茶と名づけました。
東北の地にも大切にお茶を育てる農家の方がいます。
ぜひ、この伊達茶を飲んでみてください。
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