喜久盛酒造仕込み蔵移転ファンド ファンドニュース

被災地からのレポート2014年9月15日 12:12

あと1,068万円。移転先で本格醸造再開に必要な設備資金に。

これまでの歩み:売上約85%まで回復。

2011年12月:補助金を活用し、破損した設備購入。
 
2013年9月:震災前売上の約85%まで回復。

2014年8月:ファンド募集開始

3年半の進化:製造を全量純米酒に切り替える覚悟と全国取引酒販店増加。
 
当社は震災の揺れによって蔵が半壊。100年以上も前の建物であり修復は
見積を取ること自体も困難を極め、やっと見つけた修復会社からの見積
も大きな金額であり、最終的にたどり着いた事業再建のための手段は、
自主廃業した隣町の酒蔵の酒造所へ移転を行うことでした。

それまでの経緯などは2014年4月に掲載された以下の取材記事をご覧ください。
今回、震災から3年半かかりましたがやっと本格醸造再開への道筋が見えましたが
そのための資金が足りず、その資金を今回ファンドで募集をさせて頂く
こととなりました。
 
震災後の3年半で培ったノウハウやネットワークをもとに、
新しい酒造所に移転した後に描いた事業計画では以下の2つが
大きな特徴となります。
・県外販売比率が高めていくこと。
・1年目から全量純米蔵(醸造する日本酒を全て純米酒に)
 
一つ目は、2011年夏に震災前から製造していた自社主力商品
「タクシードライバー」が東京の有名な酒販店「小山商店」に高く評価され、
それがきっかけとなって、ほとんどなかった県外取引酒販店が現在では
約30店舗まで広がりました。
 
2つ目は、一つ目の販路体制をもとに、以前から構想していた、
生産量は絞込み、高付加価値型な酒蔵への転換を今回実現を行いたいと
考えています。
 
残り募集額約1,068万円。醸造機器と酒米費用等に。
 
2014年10月からいよいよ移転した蔵での酒造りを開始します。
そのために醸造機器、酒米、そして杜氏などの蔵人の人件費を
を必要としており、現在も募集させて頂いております。
ぜひ、皆さま、応援のほどよろしくお願い致します。
 
喜久盛酒造 代表取締役 藤村卓也

 
 
ファンド詳細・申込受付ページ
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=715

基本情報
 
・設立:1944年
 
・商品:純米酒、純米吟醸、純米大吟醸等の日本酒
 
・販路:酒販店への卸販売、関係会社である花巻酒販への卸販売等
 
・被災状況:酒造所の半壊、設備の一部の半壊
 
・募集開始:2014年8月
 
・募集額:1,300万円
 
・調達額:約231万円(17.8%、出資者92名)
 
【ご留意事項】
当社が取り扱うファンドには、所定の取扱手数料(別途金融機関へのお振込手数料が必要となる場合があります。)がかかるほか、出資金の元本が割れる等のリスクがあります。
取扱手数料及びリスクはファンドによって異なりますので、詳細は各ファンドの匿名組合契約説明書をご確認ください。
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