世嬉の一酒造 蔵とビールファンド ファンドニュース
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被災地からのレポート2014年11月12日 17:38
東北魂プロジェクト第三弾始動しました!
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昨晩夜遅くまで打合せした東北魂ビールプロジェクト第三弾!
今朝はみんなでビールの仕込みを行います。
昨日と違い、お互いの細かいやり方を話し合い、技術向上を目指します。
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東北魂ビールプロジェクトとは、
昨年、いわて蔵ビールが中心となって東北のビールのレベルを向上しようと昨年立ち上げたプロジェクトです。
自分達だけで勉強実践するより、それぞれの背景の異なるブルワーが集まり、経験と知識を出し合い、ディスカッションと
実際に一緒に醸造することによりそれぞれのビール醸造技術の向上を目指す集まりです。
第一回は、福島路ビール(福島)さんとあくらビール(秋田)さんといわて蔵ビールに集まり、フルーツとホップを多用するビールを醸造しました。
第二回は、3社が福島路ビールに集まり、美味しいラガービールとはということで集まりました。
第三回は、3社に宮城県のシンケンファクトリーの岡さんが参加し4社で秋田県をイメージしてビール醸造をしようと話し合いました。
この活動により、東北のクラフトビールが盛り上がればと思います。
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写真は左から、福島路ビールの吉田兄弟、三人目が今回から参加することになった宮城県のシンケンファクトリーさん、そして、今回仕込む場所になっているあくらビールの長谷川さん、兜森さん、そして私達いわて蔵ビールの佐藤 航と後藤 孝紀です。
全員で決意の朝の記念写真!
朝一番で行う、麦芽の投入。麦芽の「でんぷん」を麦芽本来持っている酵素を使用して糖に変える作業です。
穀物のかおりがだんだん甘い香りに変化していきます。
今回のビールは、秋田をイメージして燻製の香りのするビールにしようということになりました。
いぶりがっこからのイメージですね。燻製の香りがしつつ、ボディがしっかいりし、スッキリと飲めるけど、アルコール度数6%くらい。
そんなディスカッションして、レシピが決定しました。
さあ、麦芽を投入して麦汁ができました。この状態ではホップが入っていないので、甘い水あめを薄くしたような状態です。
ビールのおおよその色の状態や香りが見えてきます。なかなかいい感じです。
作業の途中では、各ブルワーがこのとき、どのようなやりかたしているか、かなりマニアックな情報交換しています。
各ビール会社の工場の醸造機器が全く異なるため、やることもことなります。
今回のあくらビールさんもすごく興味のわく仕組みでした。
今回の醸造の中心となっていただいたあくらビールの長谷川工場長。レシピを書いています。
煮沸肯定です。糖化した麦汁を似ることで、ビールに不要なたんぱく質を除去します。また、ホップを投入して苦味をだします。煮沸に肯定にはいり、ホップを投入。あくらビールさんではけっこうホップを使用するのですが、今回はあまり使いません。
ホップの香り、苦味より、麦芽由来の美味しさを出そうと思います。ただ、私たちも使用したことがない、イギリスのホップを使用します。
糖化が終わった麦芽粕をかき出して掃除します。掻き出しているのは今年入社したあくらビールの女性醸造士 兜森さん。
兜森さんは以前、栃木県のろまんちっく村で醸造していた方です。Uターンで秋田にもどってきました。東北魂ビールプロジェクトというおっちゃんグループに華が咲いたようですね。
煮上がった麦汁を検定しています。糖度や香り、味ですね。このときに大体のビールの形が想像できます。
なので、どのブルワーも真剣にその様子を伺っています。
とうとう最後の行程。煮あがった麦汁を熱交換器で冷やして醗酵タンクに移動します。
こちらの工場は日本酒と同様に樽の上部が開放されているタンクです(私たちは密封タンクを使用します)
ドイツの様式ですね。非常に興味がわきます。
みんな恐る恐る見ます。というのも、密封タンクを扱っている人は、上から雑菌が入らないかいつも心配しているから・・・
でも意外と平気ですね。ドイツのブルワーを見学した時はこのような工場が多かったです。
全ての仕込み行程が終わり、ほっとして笑顔がでるブルワーたち。
今後は、あくらビールさんが醗酵管理、熟成管理を行います。
出荷はあくらビールさんから東北・関東の飲食店さんに樽で出荷することになると思います。
宜しくお願いします。
今日も世嬉の一は東北を盛り上げようと元気に営業中です!
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