セキュリテ寄付
-
熊本の高校生のための下宿事業を支えよう2016年9月9日 13:11
震災から一週間後、残り17名の下宿生の住居について・困っていること
-
【2016.9.9 更新】
西日本支社の久保です。
ご覧頂き、誠にありがとうございます。
前回アップした記事【2016.9.7 更新 震災後の下宿棟の状況について】の続きをご紹介します。
熊本県立大津高校サッカー部の下宿生21名を受け入れてる、有限会社はしもとの甲斐さんにお話を伺いました。
◆震災から1週間後、熊本県立大津高等学校が再校することを決定、
帰省していた残り17名の下宿生の住居はどうされたのですか?
下宿棟の改修工事にも入れない状態の事でしたので、ホテルのお客様に説明・ご納得いただき、20室ある客室の6室を、約1ヵ月半、下宿生の部屋として使用する事にしました。
当社の本業はホテル業となります。
下宿事業は、あくまで社会貢献の一環と捉え、非営利で行っている事業です。
よって、商品である客室を下宿生の部屋として使用するのは、経営そのものを圧迫する行為となります。
また、震災後は復興支援のお客様からの宿泊問い合わせが多数ございました。
震災の影響で、近隣や熊本市内の多数のホテルが休館しておりましたので、車中泊を余儀なくされているお客様を少しでも受け入れしたい気持ちもありましたが、下宿生21名をホテル客室に移しての営業となっていた為、応えられませんでした。
また、一番気がかりだったのは、勉強をするスペースが無い事への懸念でした。
下宿生には、改修工事の期間中、食堂で勉強をしてもらいましたが、落ち着いて勉強できる環境ではなかった為、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
大津高等学校サッカー部は、全国でも有名な名門校としてしられてますが、
一方、勉強もしっかりやらないと試合に出れないなど、正に文武両道をモットーとした教育をされております。
なので、サッカーだけでなく、勉強も集中してやれる環境を作ってあげれず、申し訳ない気持ちはより募っていくばかりでした。
◆熊本県立大津高等学校とは、下宿事業を始めるキッカケは?
熊本県立大津高等学校は、サッカーの名門校として全国的にも有名です。
よって、県内の遠方から通学する子供たちや、県外から通学を希望する子供たちも多数います。
大津高等学校にも下宿寮はあるのですが、その人気から下宿先が足りないとの事で、当時サッカー部の監督をされていた平岡先生(現教頭:総監督)より弊社へ下宿事業の依頼があり、10年前に下宿事業を始めるキッカケとなりました。
この事業は、決して儲けを追及する事業ではございません。
子供たちの夢や希望を叶える為の事業であると自負し、今後も継続して行っていきたいと考えております。
◆下宿棟の改修工事が開始されたのはいつ頃からですか?
4月21日より下宿棟の改修工事が入りました。
当初の工程期間は3週間程度を見込んでおりましたが、損傷が酷く、丸1ヵ月強かかり、完成は5月27日となりました。
◆下宿棟の改修工事を終えた今、困っていることは?
5月28日には下宿生全員を、ホテルから下宿棟に移す事ができました。
ようやく、勉強の出来る環境と、ゆっくり休める環境が戻せて一安心しました。
しかし、今回の地震により、下宿棟で500万円の単純負債が出て、加え、本業のホテルの改修費用も、見積もり段階で1,500万円を既に超えております。
未だ、改修工事は終わりを見せず、外壁補修・客室のクロス・大浴場の水漏れ等が改修できずにいます。
特に大浴場の水漏れは深刻で、どこから漏れているのか原因の特定が出来ず、
大がかりな工事が継続されております。
この大浴場は、宿泊客の利用は勿論ですが、下宿生も毎日利用しております。
今現在、原因特定の為、2週間の全面使用禁止を強いられております。
その間、近隣のホテルの協力を得て、大浴場をお借りしているのですが、
一日一人当たり@500円×21名=10,500円の別途コストが掛かっています。
本業あっての下宿事業の為、ホテル運営に支障の無いように努力をしておりますが、ホテルの改修工事1500万円と、下宿棟500万円の借入は、物凄く重いものとなっております。
先程も申し上げた通り、下宿事業においては全くの非営利の為、この500万円の改修工事の負担だけでも無くなってくれれば、下宿事業を継続していける光が見えて参ります。
皆様方のご支援なくして、大変厳しい状況で、今は本業をしっかり立て直し、
下宿生の将来を守りたい思いで日々尽力しております。
平成28年熊本地震で被害を受けた下宿施設の復興費用を募集します。
こちらの施設は熊本県大津町の有限会社はしもとが地域貢献として熊本県立大津高等学校の生徒に提供していたものです。
震災で下宿棟は半壊し、復旧工事が必要です。
プロジェクトの詳細はこちら
ご覧頂き有難うございました。