三陸とれたて市場ファンド ファンドニュース
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被災地からのレポート2011年10月31日 21:30
【三陸とれたて市場】 あちらこちらが壊れたまま
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かよさんの船が泊まっていた浜。ここには何十艘の船が繋がれ、ホタテや牡蠣、イカ釣りやかご漁など、のどかな景色の中にも活気ある瞬間が、毎日どこかかしこにあったところでした。
この大津波で船の大半は大破または行方不明。泊まる船も全く無い上に、岸壁が大きく地盤沈下し、水没する事もしばしば。
流出防止用の土嚢が大きく詰まれた港の一角には、うずたかく積まれた絡まりあったロープの残骸。悲壮感が漂います。
でも、東大・日本財団が共同で行ってくれた先の海底調査では、海の中は大津波で長年の疲れも洗い流され、穏やかな砂地に戻っているところが多数で、生産能力の回復が期待されます。
そんな明るい言葉を思いながらも、どうにもならない規模で壊れたこの港町に深い絶望を感じつつ、今日という日がまた過去のものとなり、新しい日の出を迎えます。
振り返ったら、後ろには、小さいながらも道が出来ていました。息を切らしながらも、途切れそうな道がつながり続けていました。
一人夜中に「ぽきん」と折れて・・・。まだまだ続きそうです。
(三陸とれたて市場HPより引用: http://www.sanrikutoretate.com/ )
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