丸光食品ファンド ファンドニュース

被災地からのレポート2011年10月31日 22:23

【丸光食品】「11月1日」に寄せて その2

こんばんは。
ミュージックセキュリティーズの杉山です。

本日、丸光食品・熊谷敬子さんから、「11月1日に寄せて」というレポートがありました。
再建を決意した当初、11月1日を工場のオープン予定日と目標を定めたけれど、
達成できなかったという内容でした。
読んでいて、丸光食品ファンド担当として、私なりに思うことがありました。

4月の初めに丸光さんにお会いした時には、まだ、日本社会全体が、
「復興」を考えるよりまだまだ「復旧」のフェーズで、先行きも見えない中、
ファンドの募集のため、事業の復興計画を立てていただきました。
不確定要素しかないような状況でしたが、それでも走り出すためには、えいや、と決めてしまうことが必要でした。

丸光食品-市民ファンド
(4月 事業計画を立てた頃、丸光工場跡地にて。持っているのは跡地で発見した泥まみれのパッケージ)

残念ながら、工場オープンはできずにその日を迎えることになりますが、
着実に進んでいる、ということは強調したいと思います。
現在、計画は遅れ気味ですが、出資者の皆さんには、丸光食品の頑張りを信じ、
長期的な視線で、見守って頂ければと思います。

私はこの間ずっと、丸光さんに近いところでその奮闘の様子を見させていただきました。
今回のレポートで、丸光さんには大変珍しく、お子さんのことに言及されています。

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7歳の子供たちの生活環境を整えるのにも
かなり神経を使いました。

震災の混乱で春休みが1ヶ月以上になり夏休みを減らして勉強、
いくら落ち着いた環境を作りたくても周りが大変な状況でしたし、
なんと言っても親の私達が大きな不安を抱え、
自然と子供たちにも不安が移っていました。
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こういったことって、なかなか想像が及ばないことではないでしょうか。
もちろん、ファンドとは直接関係はありませんが、
この「セキュリテ被災地応援ファンド」の場合には、丸光さんに限らず、
ほとんどの事業者は、事業者であると同時に、「生活者」としても被災し、
家族を抱え、これまであったありふれた生活を取り戻すために、
相当のご苦労をされています。

こうしたことも、頭の片隅にいれ、これからも被災地のこと、事業者さんのこと、
応援ファンドのことを応援して頂ければ嬉しく思います。

どうぞ今後共宜しくお願いします。
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