LIVING IN PEACE BLOG
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勉強会・セミナー2009年5月15日 17:02
メールマガジン Piece & Peace No.009
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リビング.イン.ピース(LIP)メールマガジン Piece & Peace No.009 09/05/08号
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こんにちは。
ゴールデン・ウィークが終わりましたね。みなさんはいかがお過ごしだったでしょうか?
前回もお伝えしましたとおり、今回のファンド・プロジェクトのメンバー数名が、
フィリピン有数のマイクロファイナンス機関であるCARD MRIのご好意により、現在、
マイクロファイナンスの研修施設「CARD MRI Development Institute(CMDI)」で
トレーニングを受けています。
(HP 英語のみ:http://www.cardbankph.com/cmdi/index_cmdi.php)
今回は、そのトレーニング内容について、メンバーの一員である塚本 史より、皆様に
ご報告いたします。マイクロファイナンス機関での研修内容を、日本語でお伝えするの
は、非常に珍しいことではないかと自負しております。ぜひ、最後までお読みください。
また、5月24日(日)14:00-17:00に、前回のカンボジア訪問や今回のトレーニングの
報告を、JICA広場(日比谷線 広尾駅)で行いますので、奮ってご参加ください。
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下記サイトにて、ファンドの1口あたりの金額につきまして、アンケート調査を実施して
おります。宜しければ、ぜひ回答にご協力ください!
http://www.smaster.jp/Sheet.aspx?SheetID=14590
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2009年5月3日(日) 第一日目
マニラから、車に揺られて2時間半。フィリピン大学の中をショートカットで通り、空
気も澄んできたあたりにCARD-MRIの研修施設はあります。施設の回りには、木造の小
さな売店はありますが、他にはバーもレストランもありません。民家とヤシの木に囲ま
れていて、道端ではおばあさんや子供、若者、様々な世代の人々が夕涼みをしています。
雰囲気はあたかも「3丁目の夕日」です。
遠くからタガログ語で歌うカラオケの音が聞こえてきます。この国の人々は本当にカラ
オケが好きなようです。日本のように締め切った空間ではなく、窓を開けっ放しで歌っ
ているので外にまる聞こえなのですが、その音もなぜか違和感がないから不思議です。
研修所に着くとすぐに、大きな体をした プレーシーさんが満面の笑顔で迎えてくれま
す。プレーシーさんはこの施設で9年間働いているそうです。
建物は3階建、ロビーのきれいさに驚きます。鍵をもらって3階まであがると二人部屋に
通されますが、マニラでエアコンのない部屋ですごして来た身には、 エアコンとバス・
トイレがある部屋はすこし贅沢に感じられます。シャワーの温かいお湯はなんと本当の
温泉とのこと。建物の外にはプールとジャグジーのバスがあり、本格的な温泉が楽しめ
ます。
食事は、1階の食堂で。スパイシーな鳥肉、魚料理を堪能します。このご飯が本当にお
いしい。近くにバーもなく、テレビも何もないので、研修所で夜をすごします。
食後にはアフリカ経験のあるメンバーのマラリア闘病記で盛り上がりました。一度マラ
リアにかかると、治癒してもウイルスは保持しているので、マラリアのキャリアーにな
ります。したがって2度マラリアにかかったことがある、プロジェクトマネジャーの杉
山章子は、マラリア・キャリーと呼ばれることに。
食事が終わると、一つの部屋に全員で集まって、今回のプロジェクトを成功させるため
に必要なタスクの割振りをして、作業開始です。明日からのトレーニングの目的やスケ
ジュールを確認したあと、目論見書のリスク出し、マクロファイナンスを伝えるための
コンテンツの作成、現地マイクロファイナンス機関との業務提携合意書の最終確認など 、
それぞれのタスクを済ませた後、翌日の8時からトレーニングに向けて就寝です。
5月4日(月) 第二日目
2日目です。朝8時から、今回の研修の参加者でセレモニーがありました。CARDの歌をみ
んなで合唱します。今日から、研修所にはコースは違いますが50人以上の人が滞在して
います。
マイクロファイナンスが始まったばかりのラオスからの修士の研修生、CARDで新しく採
用される予定のアカウントマネジャーのクラス、カンボジアのMFIから参加している研
修生、そして日本からのLIPのメンバー。様々な国の人が学びに来ています。
LIPのメンバーに対するトレーニングは、ラーニングデパートメントのディレクターであ
るラモスさんによって行われました。初日の今日は、CARD-MRIの成り立ちや彼らのオペ
レーションのやり方を学びました。
Dr. Alipによって1986年に設立されたCARDは、日本のAsian Community Trust*からの支
援によって生まれたそうです。当時、Alip氏は、CARDの事業プランを世界中に送ったそ
うですが、唯一支援に乗り出してくれたのが日本のACTだったそうです。 現在でもACTの
雨森氏はボードメンバーとしてCARDを支援されています。日本を訪れた当時のAlip氏が
ホテル代の節約のために空港で寝泊まりをした話など創業当時の苦労話も聞くことがで
きます。
そのCARDも今では、90億ドル以上のローンを供給し、95万人の顧客を抱える金融機関に
なっています。2009年には100万人に届く勢いです。どんなに大きな組織にも必ず始まり
があるのですね。始まったばかりのLIPの発展が楽しみです。
9時から夕方6時近くまで、ローンのポリシーや具体的な手続き、プロセス、グループロ
ーンと個人ローン、サブプライムローンのマイクロファイナンスマーケットへの影響、
支店のオープンのあり方、従業員の採用や育成配置に関することなど、具体的に学ぶこ
とができます。
LIPのメンバーからはかなり質問も多く出たのですが、ラモスさんは事例を使いながら具
体的に丁寧に説明してくれます。初日でこの内容の濃さであれば、5日もいればかなりの
ことが学べるではないかという予感がします。(*詳しい内容については、今後、私たち
のウェブサイト上のFAQでご紹介していきます。)
トレーニングが終わると、とてもおいしいご飯の時間です。この研修センターのごはん
は本当においしいです。ちなみに、トレーニング中には午前中と午後1度ずつおやつの
時間もあります。LIPメンバーはほのかな甘みがとてもおいしいココナッツのケー キの
ファンになりました。
食後は例によって、食堂にあつまって作業開始です。FAQの作成などのコンテンツの作成
、現地マイクロファイナンス機関の情報共有、財団へのLIPの活動のための寄付金申請の
資料作成のためのディスカッションなど夜遅くまで作業が続きました。
* Asian Community Trustのウェブサイト: http://www.acc21.org/act/
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ついに、代表の慎の初の著作がダイヤモンド社より本を出版しました。 タイトルは
『15歳からのファイナンス理論入門―桃太郎はなぜ、犬、猿、キジを仲間にしたのか?』
(http://www.amazon.co.jp/gp/product/4478008256/ref=s9_ sims_gw_s1_p14_i1?pf_rd_m= AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=center- 3&pf_rd_r= 06H3K5BTX6VAQ1YPVM74&pf_rd_t= 101&pf_rd_p=463376776&pf_rd_i= 489986)です。
こちらも宜しければ、まずは書店で手にとって頂ければと思います。
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発行/編集 :リビング・イン・ピース(LIP)
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