のり工房矢本ファンド ファンドニュース
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被災地からのレポート2011年12月19日 15:00
【のり工房矢本】 現在の東松島市大曲浜の状態
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今日現在の東松島市大曲浜の状態をお伝えしたいと思います。
震災後、今後の復興で迷っていた時期6月柳川の最新の海苔協業施設を視察にいきました。生産者の方々の話しを聞いて、全て津波に押し流され、落ち込んでいた気持ちを奮い立たせ、「何がなんでも震災前の海苔よりもっといい製品を作りたい」、「矢本の海苔を待ってくれているお客様がたの応援に応えたい」と強く思って帰ってきました。
9ヶ月が過ぎた大曲浜の様子は、やっと以前家が建っていた我が家の前まで車で行けるようになっただけです。何も無くなったはずなのに、焼き海苔が何袋かありました。家が基礎ごと無いのに不思議ですね。涙が流れました。
県漁連も行政も遅いです。私達は普通に仕事がしたいだけなのにあまりにも縛りが多すぎます。希望する機械も、「他のメーカーより高い」とか、「一番安い機械を入札で決める」とか、良い製品を作るための機能を要らないと生産者じゃないお役人が決めてしまってよいのでしょうか?私達生産者が必要とするものを用意する事が税金の無駄遣いと言われる事なのでしょうか?1日も早く乾燥庫と機械が見たいです。船、フォークリフト、トラック、以前あった物を用意するだけでも大変です。頑張れ日本立ち上がれ日本!絆!いままで何百回と見聞きしてきましたが、実際は「まだ何も決まってないからまだ動くな」と言う理不尽な言葉ばかりです。震災の影響がなかったところは、もう終わってしまった今年の出来事の一つのような感覚なのでしょうか。
あと2週間で今年も終わりです。年内中に進展があるのかと眠れない日が続いてます。
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