LIVING IN PEACE BLOG
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勉強会・セミナー2009年7月20日 18:38
7/4勉強会「業界内部から見たマイクロファイナンスの最前線と課題」、要約&資料&動画UP(その1)
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7月4日、プラネットファイナンス長友留奈氏をゲストスピーカーに迎え、「業界内部から見たマイクロファイナンスの最前線と課題」と題して、勉強会を開催いたしました。当日は30名以上の方にお越しいただき、後半のディスカッションでは参加者の方を含めて熱く議論が交わされました。以下に簡単ではありますが、その模様をお伝えしようと思います。(少々長いですので、第一部と第二部でブログの記事を分けています。)
【第一部】資料(PDF版) 資料(SlideShare版) 動画・講師:プラネットファイナンス 長友留奈氏
①MFI最新動向
・長友氏が過去に携わられたプロジェクトについて
・プラネットファイナンスフィリピンオフィスにて進行中のプロジェクトについて
②MFIが必要としている技術支援
・資金調達などの財政面だけでない様々なニーズについて
(例)マーケティング、商品開発、スタッフトレーニング、保険衛生、識字教育※こちらの要約は資料をご確認ください。
【Q&Aセッション】
Q1.
マイクロインシュランスはなぜ普及していないのか?
A1.
数年前まではマイクロクレジットと呼ばれていた。保険は新しい商品であるからまだ馴染みがない。Q2.
農業向けのマイクロファイナンスがうまくいっている事例について教えていただきたい。
A2.
各国で成功している事例はあるし、フィリピンでも成功事例はある。成功要因は、経営者の資質、付加サービスではないか。Q3.
ビジネスディベロップメントをカバーしているMFIの割合、事例、効果を教えていただきたい。
A3.
ビジネスディベロップメントをやっていると言っているところはあるが、効果があるとは考えにくい。そのカリキュラム、ビジネストレーニングもまだ充実していない。
トレーニング、コンサルティングサービスをやっているところはある。個人的には役に立つとは思うが、効果があるという研究はまだない。
MFIは画一的なローン商品を販売しているので、ビジネス支援は大手に限られる。多くの質問が出され、皆さんの興味・関心を強く感じました。
Q4.
マイクロファイナンスは、ビジネスだけでなく生活もサポートするものなのか?
A4.
その通りである。借り手は帳簿のつけ方も知らない人もいるし、字が読めない人もいる。Q5.
フィリピンのアグリMF顧客はどのような作物を作っているのか?
A5.
米が多い。他にはとうもろこし、サトウキビ、漁業、ココナッツなどがある。Q6.
フェアトレードとの接点はあるか?
A6.
あるとは思うが、全体としては少ないと思う。Q7.
貧困を削減する一方で、環境に負荷をかけないような農業の取り組みはあるのか?
A7.
それは比較的新しい分野で、ソーシャルパフォーマンスに関係することである。たとえば、森林を切り開くような農業には融資しない、再生エネルギーを使用する、環境に負荷をかけにくい木炭を使用するなどの取り組みがある。Q8.
アグリMFの金額を教えていただきたい。
A8.
4万円くらいからある。資金使途は肥料(一パック2000円)を買うなどがある。逐次的に貸し出しをするQ9.
収入比での融資をしているのか?
A9.
わからないので調べておく。Q10.
グラミン銀行は女性を中心に融資しているので、マイクロインシュランスの顧客も女性が多いのか?
A10.
今のところ、そうである。Q11.
融資の審査基準はあるのか?
A11.
あるが、システマティックな審査システムはまだない。Q12.
グループ融資ではメンバーお互いを信頼できるかどうか。
A12.
個人融資ではMFのオフィサーによるヒアリング調査(旦那さんの所得はいくらか)や、ソーシャルネットワークや人的資本を重視される。SME(中小企業融資)では、別の審査方法が必要になってくる。私たちも大変勉強になりました。
Q13.
MFI が必要としている技術支援において、与信管理、HRマネージメントで、実際どのような支援が必要か?
A13.
・与信管理
規模や対象(個人もしくはSME)によって、異なってくる。詳しくはわからないので調べておく。・HRマネージメント
MFIは離職率が高く、課題になっている。
特にフィールドオフィサーの仕事はルーチンワークであるので、インセンティブを改善するような仕組みを検討している。Q14.
ハウジングローンはキャッシュを生まない資産へのローンであるが、リスクアセスメントの方法、他MF融資との違いを教えていただきたい。
A14.
わからないので、調べて回答する。Q15.
小規模から大規模までMFIはさまざまであるが、プラネットファイナンスが支援する際の選定基準は何か?
A15.
主に中規模小規模のMFIを支援している。Q16.
BOP商品に関してファイザーの進展について教えていただきたい。
A16.
ファイザーはまだ積極的に商品を売り出していない。今後成長が見込まれる市場である。Q17.
BOP商品に関して大企業は貧困国の富裕層をターゲットにしているのではないか?
A17.
ユニリーバは、シャンプーを小分けして一回使い切りパックを販売している。
それは農村に驚くほど普及しているので、必ずしもそうとは言い切れない。
とはいえ、本来の意味でのBOP商品はまだまだ発展途上にあるので、日本企業のこの分野進出に期待している。Q18.
アグリマイクロファイナンスの返済率はどうか?
A18.
まちまちである。成功しているところは90%代になるが、70~80%で商品を見直すところすらある。
成功の理由としては、付加価値の高いサービスを提供できるかどうかが挙げられる。
天候被害(フィリピンでは夏に台風が10回直撃するような地域もある)に対する商品があれば、もっと成功確率は高まるはずである。
他にも、寡占状態である流通業界の競争を促して輸送コストを下げること、貧しい農民は情報を収集できないので協同組合設立も一つの支援の形であろう。
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