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被災地からのレポート2011年12月29日 20:02
【津田鮮魚店】年末のご挨拶
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出資者の皆様 お世話様でざいます。 津田鮮魚店の二代目の津田でございます。 今年は本当にありがとうございました。 今年は嬉しいこと、悲しいこと、語り尽くせぬくらいいろいろありました。 今回の震災で失ったものは多いです。 でも冷静に見てみると失ったものの多くは物質的なもので 目に見えないもっと大切なものは何一つ失っていませんでした。 寧ろ被災後に多くの素晴らしい繋がりが沢山できました。 出資者の皆さんやMS社の皆さん、他のエントリー企業の皆さんと 繋がれたことも大きな財産です。 よく商売とは、会社とは何だろうと考えることがあります。 そんな時、昔僕が尊敬する方が言っていたことを思い出します。 ある勉強会の時のことです。 『真のエクセレントカンパニーとは何か?』という問いに 対してディスカッションをしている時のことです。 創造的な会社、利益を生む会社、沢山雇用を作る会社、 100年以上続く会社、、、、いろんな意見が出ました。 その中でその方が言った言葉。 『僕が思うエクセレントカンパニーとは、 その会社がなくなったことによって困る人が出てくる会社』 そしてその方は小さいけれどに日本で唯一、とても精度の高い 義手や義足を作っている会社の例を話して下さいました。 とてもすぅっと腹に落ちました。 セキュリテにエントリーをする際、家族でいろいろ話をしました。 見ず知らずの方のお金を頂戴してまで津田鮮魚店を再開する必要が あるのか、何度も何度も話し合いました。 その中で出た一つの結論はまさにこれ。 儲かるとか儲からないとか会社が大きいとか小さいとかではなく、 うちにしかできない、うちがなくなったら困る人が出る、 うちならではの愛情やサービスを持った商売をしようということです。 弊社は出資者の皆さんの応援のおかげ何とか再スタートを切ることが できましたが、まだまだ地域の復興の道のりは長いです。 津田鮮魚店が皆様の出資の下に再開したおかげで、地域社会が よくなった、そんな商売を続けていこうと思っています。 3月頃に第2回目の出資者バスツアーを開催しようと思っていますので 出資者の皆さん、これからも長い復興の道のりを一緒に歩いて下さい。 ともに夢と希望に溢れる未来を目指しましょう! 今年1年本当にありがとうございました。