LIVING IN PEACE BLOG

メールマガジン2009年12月8日 00:00

カンボジアのマイクロファイナンス機関を訪問

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リビング.イン.ピース(LIP)メールマガジン Piece & Peace vol.29 09/12/08号

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こんにちは。メンバーの1人がカンボジアに訪れているので、
雑感を皆様にお届けします。

今回の取組は、皆さんのご支援・ご参加があって初めて成立するものです。
下記の文章にある「私」をご自分に置き換えて、お読みいただければ幸いです。

(なお、下記でご紹介している「ワールドビジネスサテライト」の放送は、
当初12月3日を予定しておりましたが、12月15日以降に延期になりました。)


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私は今、カンボジアに来ています。
12月1日付で『カンボジアONE』の出資金をカンボジアに送金し、
2日に日本を発ちました。

今回の現地訪問では、サミック(ようやくCHCから改称できたようです。
3月から「もうすぐ」と聞き続けていただけに、妙な感慨があります。)
と現状の確認と今後についての打ち合わせをするほか、次の投資候補先
マイクロファイナンス機関への現地調査が主な予定です。

実は今回、テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」で『カンボジアONE』
を紹介していただく企画を提案していただきました。
出資先のマイクロファイナンス機関の方や借り手の声を聞きたいということで、
12月3日に、取材チームの方が弾丸日程でカンボジアのシェムリアップまで
来ました。

私たちの投資は、現地での取り組みがあって初めて成り立つものですし、
1人でも多くの方にマイクロファイナンスについて知っていただきたいので、
現地取材をしていただけることは本当にありがたいことです。

シェムリアップ支店での撮影中、私もこのファンドの意義についてコメントを
求められました。

いつもだったら、この質問には大抵「寄付ではなく投資であること」というの
を一番に挙げるのですが、今回に限っては、ぼんやりと他のことを考えていて、
とっさにうまく言葉にできず、「すごく意義がある」という答えになってない
答えをしてしまいました。
(あまりにも間抜けなので、放送されないことを祈っています...)

その時、私は、支店でサミックのスタッフが、顧客にローンを貸し出す場面を
見ていました。これまで何度もそういうシーンは見て来たのですが、今回は
全く違った意味を持って見えていました。

ローンの一つ一つ、お札の一束一束が、日本からの一口一口に見えたんです。

それを見ながら私はドラえもんの「どこでもドア」のことを考えていました。
スタッフのすぐ後ろには、「どこでもドア」があって、日本で昨日集められた
お金は、今日ここでこうして使われるんだ、こんなことをぼんやり考えていました。
なので、とっさにうまく表現できませんでした。

私たちのファンドは「どこでもドア」で、
日本の皆さんの心のこもったお金を、
瞬時にカンボジアで必要としている人の手に届ける時空を超えた「通路」
を作ったことが意義なんだ、というのが、今回、私が現地で感じたことです。

寄付であっても投資であっても、
日本から「このために使ってほしい」という意志を持ってお金を出した人の
そのお金が、直接、その対象に届けられること、その仕組みをつくったこと、
それが私たちのファンドの意義だと思いました。
きっと「投資」であることの意義は、彼らと3年間付き合いきった後で、
カンボジアから日本へ向け、再び「どこでもドア」を使うときに実感するのでしょう。


左がローンの金額を確認するサミックのスタッフ、右側が借り手。
スタッフの椅子の背もたれの後ろに、「どこでもドア」を想像していました。

 

余談ですが、その時の顧客は3人グループの女性たちで、1人が100ドル弱ずつ
受け取っていました。それをみて、私たちが使ってるキャッチコピー
「あなたの3万円が18人にビジネス・チャンスを提供します
(一人に100ドルを半年間繰り返し貸付した場合)」は早速本当だなぁ、
と我ながら思ってしまいました。
もちろん私たちのお金はまだ使われてませんが。




無事、ローンを(文字通り)「手にした」グループローンの借り手たち。
半年後、彼女たちがローンを完済できれば、また同じように次の3人に貸し出されます。



本当は小まめに現地からの報告をお届けしたかったのですが、毎日、
飛び回っていて、なかなか時間がとれません。
今は、現地でしかできないことに集中して、また帰ってからゆっくり
振り返りながらご報告できればと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。


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