斉吉商店ファンド ファンドニュース 2013年02月
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被災地からのレポート2013年2月1日 10:00
目は臆病 手は鬼
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「目は臆病 手は鬼」っておかあさんが、よく 言ってだでば、と祖母からの伝言であるように 母から聞かされていた。
目の前の 圧倒されるような ボリュームの仕事を見て いやだなあ と思ったとき、 始めると手は いつかやり遂げるということを教える言葉です。
例えば、大勢のお客さんが 家にきて(これを気仙沼では人寄せといいます。 だいたいは10人とか20人規模のことをいいます)
飲んだり 食べたり 大賑わい の後 母と二人で 後片付け 下げた食器の山を見て、がっかりしているところへ 母が 「目は臆病 手は鬼」 というのです。
豆もぎ なども そうです。
枝豆は 季節になると 枝についたまま農家さんから頂きます。庭に山のように積まれた豆を「豆もがいん
と云われて 果てしない感じの作業が予想され またまた がっかり 満面 いやだの顔をしていると「目は臆病・・・ となるのです。
震災の後 川の縁に それこそ山のような がれきが どこまでも続いていました。
斜めで幅の狭い場所ばかりで 重機の入れるところは ほとんどなく どうなるんだろうかと 果てしない気持ちでしたが 全国から おいでいただいた ボランティアの皆さんの人の手で 1年後には すっかり片付いたのが 忘れられません。
積み重ねる人の手はすごいものです。
パソコンの前で仕事を することが こんなに増えても やっぱり同じことが いっぱいあります。でも 私たちはきっと 鬼の手を持っているのですから、がんばっぺし
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