三陸とれたて市場ファンド ファンドニュース 2012年06月
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被災地からのレポート2012年6月22日 20:00
岩手の冬のお料理が・・・
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三陸とれたて市場には、連日多くの方々が打ち合わせやら視察、各種ご支援に足を運んでいただけております。
地域再生に向けて、何をどうすればという命題について、いつも口から出てしまうのがこの土地の四季折々に水揚げされる豊かな魚介類と、特異なまでに発達した漁師料理の数々です。
そこで必ず出てくるのが、生産量日本一のあわびネタ。
被災による影響から、ずいぶん縁遠いものとなってしまったあわびも、被災前の話になれば驚くほど多岐に渡る内容で、最後には食べさせられなくてごめんなさいと言うことになってしまいます。
でも、あまりにも話が盛り上がり、何とかそれを食べさせたい雰囲気になってしまい、海チームが近くにいたので、冷凍庫からCAS凍結されたあわびの肝を出して、作っておねだりです。
はぁ?お前はいつも突然だよなぁ。突然来るお客様が相手なのでどうすることも出来ません。というわけで、あわびの肝の甘辛煮が完成。お昼からこれをネタに会話がさらに弾みます。
(本ブログは、三陸とれたて市場のHPより引用しております。) -
被災地からのレポート2012年6月11日 20:00
おつ研だより いろんなことが
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花園では、今までは各家庭に眠っていたそれぞれの漁師料理を一同に介し、試作検討会をガンガン進めているところです。
漁師料理といっても、漁業者同士がそれぞれの料理を見ながら、感動、発見するほどに、多種に渡る料理がそれぞれの家庭に眠っています。「え~食べたことねぇ~」「やらない?」そんな一品がこれ、レンテン(えい)ひれの刺身。
たまに担がれる危険もあるので、恐る恐る「ほんとうに食べるの??」「嘘ついてない??」の連発です。
でも、一口食べるとその食感がおもしろいこと。軟骨と似ていて、そのうえさっぱりで。酢味噌?醤油?山椒味噌??
いろんな物がまな板にのぼり、ありか無しか、どうすればもっと輝くのか。おばちゃんたちの意見が飛び交い、レシピ集がどんどん厚くなっていきます。
もう少しで販売までこぎ着けられるかな。お楽しみに♪
(上記は、三陸とれたて市場ホームページより引用しています。) -
被災地からのレポート2012年6月6日 21:00
アンカーが入荷してきました。
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大半の資材を失い、海にも戻れずに呆然としていたあの頃がうその様に、少しずつ漁具資材が浜に戻り始めています。
8t車に積まれて届いたものは、カゴ漁の仕掛けを海底に固定するためのアンカー。いろんな種類のアンカーをサンプルで取り寄せ、固定力の強さ、耐久性、扱いやすさ等を加味して、4本詰めアンカーの導入が決定。北海道から輸送されてきました。
やっぱりアンカーだけあって、重いのなんの。機械でおろした後は、みんなで一本一本担ぎあげ、資材置き場に運びます。
この頃は、海チームも大忙し。なにせこうやって届いた部品がそのまま使えるわけではないので、ロープやカゴ、アンカーやフロートなどをロープにセットし、膨大な長さの仕掛けを作っていかなければならないのです。
12月までには、全員を海に戻してあげたい。みんなで協力し合いながら、新しい漁業を始めるための準備が少しずつ始まっています。 新しい漁業の幕開けを、こうご期待ください。
(以上は三陸とれたて市場ホームページより引用しております。)