三陸とれたて市場ファンド ファンドニュース 2013年02月
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被災地からのレポート2013年2月26日 10:00
あべこべな被災地。でも進む。
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広域にわたり沿岸部が一度に壊れ果てた今回の大津波。
2年目を目前に、いろいろな復旧・復興事業が動き始めてきましたが、なにせ限られたリソースの中、どこもかしこもいっぱいいっぱいな状態で、思い通りに事は進みません。
やることはただ一つ。焦らずにイライラせずに、目の前にある問題をこなしながら、未来を見据えて進んでいくことだけ。
建物の修繕計画もスケジュールにまだ落とし込めていないのに、役者が登場!なんてことがあってもご愛嬌です。
大型貨物から降ろされたのは、グリーストラップに業務用浄化槽。設置工事はたぶん初夏頃の予定であったり。
しばらくはこの場所でお休みいただき、みんなの準備が整ったら、思いっきり活躍してもらう予定です。
そんな出番待ちの役者に囲まれて、復興作業が進みます。
(三陸とれたて市場のホームページより引用) -
被災地からのレポート2013年2月15日 10:00
浜に活気が戻ってきました。
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防波堤が地盤沈下して、いまだに潮を被るような環境が続き、この港に船もまともに係留できない状態が続いていました。
被災前であれば、多くの船が留まり、浜では網作業や水揚げとかで賑やかさがあったこの場所も、こんな環境なので、工事関係者がポツポツ出入りするくらいで閑古鳥でした。
その寂しさを振り払うかの様に、この数日、見渡す限りにロープを伸ばして、イサダ漁の網作り作業が動き始めています。
沖で船団を組んできた仲間が、2年ぶりにこうやってみんな集まり、今月末から操業が始まるイサダ漁に向けて、一気に準備を整える、てんやわんやの大騒ぎ。「あれ?どうだったべかね?? こうだったような・・・。
おめぇ笑うなよ。なにせ2年ぶりに見本もなく作らなきゃならないんだからさ。」 ブランクを埋めるのが大変です。
ゆっくりみんなで一歩一歩。あの日の事を思い出す暇も無いくらいに、浜が少しずつそのペースを取り戻そうとしています。
(三陸とれたて市場のホームページより引用)