三陸とれたて市場ファンド ファンドニュース 2013年05月
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被災地からのレポート2013年5月24日 10:00
ガリガリ!ゴリゴリ! 大解体
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解体工事が本格的に進み、この2年少しずつ作り上げてきた仮設ながらの加工場設備機器類がすべて取り払われ、壁や屋根の解体作業が本格化しています。
みんながこの景色を見て、ボソッという事は決まって同じ。
何か5月のあの頃に戻ったようだね・・・。
この建物を借り受けたのは被災から1ケ月後の事。この建物も屋根より数メートルも高く波を被り水没したので、何とか構造を残した建物の中は、瓦礫とゴミが山と詰まり、これの掻き出しに10日以上も費やしたくらいでした。
被災により寸断されてしまった地域の繋がりを、炊き出しイベントで何とかみんなを誘い出し、飲み食い笑い泣きが一緒に出来る場を少しでも早く作ろうと、この景色を見ながら急ぎました。
復興食堂、5月のゴールデンウイークにここでやったっけ。遠い記憶の彼方に埋もれている思い出に、今日、再会です。
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被災地からのレポート2013年5月22日 10:00
いよいよ始まりました!解体
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製氷冷凍荷捌き施設の竣工式を無事に終え、被災後からずっと居候していた組合が、立派な我が城に巣立っていきました。
と同時に、とれたて市場は新しい施設建築に向けて、大規模解体作業が着工となり、今度は生産組合の施設に居候させてもらう立場となってしまいました。(笑)
ここから歩いて数分の所にあるこの施設に舞台を移し、もうしばらく両者の居候関係は継続しそうです。
ミサンガが生まれ、生産組合が羽ばたいたみんなで作ったこの部屋も、その役割を静かに終えて、新しい時代に対応できる最新の加工施設として、3ヵ月後にはより一層素敵な場所に生まれ変わる予定です。
でっかい窓から海が見える部屋が欲しいと被災2ヵ月後に作ったこの部屋は、あの日からちょうど2年の今日、今度は人の手と人の意思で、再び瓦礫に変りました。
胸に詰まる思い・・・。 塩を撒きながら感謝感謝です。