LIVING IN PEACE BLOG マイクロファイナンスフォーラム
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マイクロファイナンスフォーラム2011年11月9日 22:31
LIPマイクロファイナンスフォーラム2011のご案内
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◆◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━ NPO法人Living in Peace主催 マイクロファイナンスフォーラム2011「マイクロファイナンスの新地平Ⅳ~マイクロファイナンス機関×企業×BOPビジネス~」2011年12月11日(日)14時~18時@日本財団ビル(赤坂)★お申込みフォームはページ最下部にございます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆◇◆ 「すべての人にチャンスを」をスローガンに、マイクロファイナンスの調査・セミナー開催、ファンドの企画・モニタリングを 行ってきたLiving in Peace。毎年恒例のマイクロファイナンスフォーラムも今年で4回目を迎えます! 今年度のテーマは「マイクロファイナンス機関×企業×BOPビジネス」。 貧困層向け小口金融サービスを提供してきたマイクロファイナンス機関は、 近年、金融以外に医療・農業・教育といった様々なサービスや商品も展開する プラットフォームへと歩みを進めています。第一部では、なぜ大手のマイクロファイナンス機関が、次々とグループ会社を設立し、 いわゆる「BOPビジネス」という分野で、事業会社をパートナーにするようになったのか、 その経緯や狙い、各国の事例を、LIPが最新調査から報告いたします。 さらに、後半では、実際にバングラデシュのマイクロファイナンス・ グループと協働して ビジネスを展開しているmPowerのMridul氏と株式会社雪国まいたけの佐竹常務に、 マイクロファイナンス・グループと連携することのメリットや課題など、 「現場の生の声」を伺います。第二部では、シブヤ大学と共同開発した「マイクロファイナンスゲーム」で、 参加者の皆さんに、マイクロファイナンスを体感していただいたのち、 現在LIPがファンドを企画しているベトナムのマイクロファイナンス機関TYMのNguyen氏に 講演いただきます。第三部では、企業が途上国でビジネスを展開する際、利益を追求しながら 現地の貧困削減にも貢献することができるのか否かをテーマに、様々なバックグランドのゲストによるパネルディスカッションを行います。 世界人口の7割を占める巨大なBOP市場。「最後の成長市場」と呼ばれるその市場にアプローチされたい企業の方々、 BOPビジネスやマイクロファイナンスに関して最新の知見を深めたい方々、 本フォーラムでその「一歩」を踏み出してみませんか?皆さまのご来場を心よりお待ちしております!★お申込みフォームはページ最下部にございます。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ※BOPビジネス(経済産業省による定義)…途上国の低所得階層を対象(消費者、生産者、販売者のいずれか、またはその組み合わせ) とした持続可能な、現地における様々な社会的課題の解決に資することが期待される 新たなビジネスモデル。※BOP(Base of the Pyramid)という表現は適切ではないとの批判もありますが、 認知度の高さによる伝わりやすさから利用しております。ご了承下さい。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◇◆開催概要◆◇【日時】 2011年12月11日(日)フォーラム 14:00~18:00(受付:13:30~)懇親会 18:15~20:30【会場】日本財団2F大会議室(赤坂) ※懇親会も同会場にて行われます。(東京メトロ銀座線 虎ノ門駅3番出口より徒歩5分)【プログラム】▼第一部 ≪BOPビジネス×マイクロファイナンス機関≫14:10~14:35「LIP調査報告~BOP×マイクロファイナンス/メリットや現状分析~」 講演者:Living in Peaceメンバー14:35~15:00「BRACとの協働事例~貧困層向けモバイル通信型医療サービス~」 講演者:Mr.Mridul Chowdhury (CEO/Founder,mPower Social Enterprises)15:00~15:25「グラミングループとの協働事例~モヤシの種をバングラの希望の種に~」 講演者:佐竹右行氏 (株式会社雪国まいたけ 常務執行役員)―休憩(10分)―(15:25~15:35)▼第二部 ≪マイクロファイナンス~体験と学び≫15:35~16:05♪マイクロファイナンスゲーム♪グループ対抗モノポリー型マイクロファイナンス体感ゲームであなたも"ベトナムの畜産農家"を疑似体験!16:05~16:30「女性による女性のためのマイクロファイナンス機関TYMの取り組 み」 講演者:Mrs.Nguyen Thi Minh Thuong(Deputy General Director,TYM)―休憩(20分)―(16:30~16:50)▼第三部 ≪パネルディスカッション≫16:50~18:00「BOPビジネスと貧困削減効果」○ 登壇者 :・ Mrs.Nguyen Thi Minh Thuong(Deputy General Director,TYM)・ Mr.Mridul Chowdhury(CEO/Founder,mPower Social Enterprises)・ 佐竹右行氏(株式会社雪国まいたけ 常務執行役員)○ ファシリテーター :・ 慎泰俊 (Living in Peace代表)※ プログラムは一部変更になる可能性がございます。【お申し込み方法】お申込みフォームはページ最下部にございます。※定員に達した場合はお断りさせて頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。 【定員】100名【言語】日/英(同時通訳有り)【参加費】当日受付にてお支払い下さい。◎フォーラムのみ(一般:3,000円、学生:2,000円)◎フォーラム+懇親会(一般:5,500円、学生:4,500円) ◎懇親会のみ(一般、学生共通:2,500円)※領収書がご入用の方は、受付にて係の者にお申し付けください。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆mPower Social Enterprises(http://www.mpower-social.com/) バングラデシュ最大のNGOのBRACと連携しながら、モバイル通信機器を利用した農村部患者のデータ収集などの遠隔医療サービスを提供している。 ◆株式会社雪国まいたけ(http://www.maitake.co.jp/index.php) グラミン・クリシ財団と日本初の合弁会社を設立し、モヤシの原料となる緑豆の栽培によって貧困層の雇用創出や生活支援を図っている。 ベトナムで初のライセンスを取得した女性による女性のためのマイクロファイナンス機関。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆協力 : 日本財団 CANPAN プロジェクト◆主催 : 特定非営利活動法人 Living in Peacetwitter : http://twitter.com/lipjapanLiving in Peace(LIP)は、貧困削減を目的に活動するNPOです。海外分野では途上国のマイクロファイナンスに関わる調査、ファンドの普及活動、 国内分野では主に児童養護施設向けの教育環境改善、進学支援などを行っています。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― -
マイクロファイナンスフォーラム2010年11月11日 18:07
LIPマイクロファイナンスフォーラム2010のご案内
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ LIPマイクロファイナンスフォーラム2010 ◆◇ ~マイクロファイナンスの新地平3~ ◇◆ 11/28(日) 13:00~17:30@日本財団(赤坂) ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━今年も数多くのセミナーやイベントを開催してきたLiving in Peace。締めとして、今年もマイクロファイナンスフォーラムを開催することになりました!第1回目のフォーラムは2008年、イントロダクションに世界銀行TDLC所長の福井龍氏、基調講演にマイクロファイナンス機関(MFI)SafeSave共同代表のStuart Rutherford氏、ゲストにはグラミン銀行, Planet Rating, Standard Charteredから、それぞれ異なる角度でマイクロファイナンスに携わる実務者を迎え、世界三カ国をビデオで中継し、実施。Living in Peace(LIP)からは経済理論と最新データから見たマイクロファイナンスについて研究発表を行い、日本で初めて「アセットクラス」としてのマイクロファイナンス投資を紹介しました。続く昨年のフォーラムでは、より現場の実務にフォーカスを当て、カンボジアのマイクロファイナンス機関サミック及び貧困削減のためのマイクロファイナンス投資を実践するグラミン財団のフィリピン事務所からゲストを日本に招聘。LIPからは、LIPが企画し、日本初のマイクロファイナンスファンドとなった「カンボジアONE」の投資スキーム、契約書作成、デューデリジェンス等、ファンドができるまでのプロセスを発表しました。そして、第3回目となる今年は、拡大・発展を続けるMFIがいかにしてソーシャルミッションを追求し続けることができるのか、LIPからはデータを元にしたマーケット分析を発表。また、フィリピン最大のマイクロファイナンス機関CARDからは債券発行事例を紹介していただき、多様化するマイクロファイナンス機関の資金調達方法の一端を見たいと思います。そして現場の視点として、カンボジア中堅マイクロファイナンス機関セイラニティから、農村における貸出事例を紹介していただくのと併せ、LIP代表慎が現地ベトナム入りしてマイクロファイナンス機関調査してきた最新結果を報告します。マイクロファイナンス機関の役割とは一体何なのか、日本から何ができるのか、私たちと一緒に、皆さん自身も考える時間にしたいと思います。多くの皆様の来場を心からお待ちしております!!――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――【開催概要】◆ 日時 : 2010年11月28日(日)□ マイクロファイナンスフォーラム2010 13:00~17:30 (受付:12:30~)□ ネットワーキング懇親会 18:00~20:00 (受付:17:30~)◆ 会場 : 日本財団2F大会議室(赤坂)※ 懇親会も同会場にて行われます。(東京メトロ銀座線 虎ノ門駅3番出口より徒歩5分)◆ 内容 : LIPマイクロファイナンスフォーラム2010~マイクロファイナンスの新地平3~□ 主催者挨拶 : LIPマイクロファイナンスプロジェクト紹介☆ 講演者 : 慎泰俊 (Living in Peace代表)□ Introduction : 「データから見る世界のマイクロファイナンスマーケット」☆ 講演者 : LIPリサーチ・チーム□ Case1 : 「顧客100万人 フィリピン最大のマイクロファイナンス機関CARDの債券発行事例」☆ 講演者 : Ms.Lorenza Banez (Executive Vice President, CARD Bank)□ Case2 : 「国際NGOケアが前身 カンボジア中堅マイクロファイナンス機関セイラニティの農村事例」☆ 講演者 : Mr.Choun Sambath (Chamker Leu Branch Manager, Seilanithih Limited): 長島毅(LIPリサーチチーム)□ Case3 : 「ベトナム初のライセンス取得マイクロファイナンス機関TYMの事例」☆ 講演者 : 慎泰俊 (Living in Peace代表)□ パネルディスカッション&質疑応答 : 「マイクロファイナンス機関の役割と日本からできること」☆ 登壇者 :・ Ms.Lorenza Banez (Executive Vice President, CARD Bank)・ Mr.Choun Sambath (Chamker Leu Branch Manager, Seilanithih Limited)・ 岸明子氏 (JICA 公共政策部)・ 杉山章子 (ミュージックセキュリティーズ株式会社)☆ ファシリテーター :・ 慎泰俊 (Living in Peace代表)※ Ustreamによる配信を予定しております。URLは当日のTwitter実況(@lipjapan)をご確認下さい。※ プログラムは一部変更になる可能性がございます。◆ 言語 : 日/英(同時通訳有)◆ 定員 : 200名◆ 参加費 : 事前振込、または当日受付にてお支払い下さい。◎ フォーラムのみ(一般:3,000円、学生:2,000円)◎ フォーラム+懇親会(一般:5,500円、学生:4,500円 ※ 事前振込→ 一般:5,000円、学生:4,000円)◎ 懇親会のみ(一般、学生共通:2,500円 ※ 事前振込→ 2,000円)※ 事前振込は、2010年11月24日(水)まで受け付けます。25日以降は会場受付でのお支払いをお願いいたします。※ 領収書がご入用の方は、受付にて係の者にお申し付けください。◆ 事前振込先 :口座名義:特定非営利活動法人 Living in Peaceトクヒ)リビング イン ピース銀行:みずほ銀行 恵比寿ガーデン出張所 (母店:恵比寿支店)種別:普通口座番号:1058901◆ 払い戻しについて : 事前振込をされた場合、前日11月27日(土)までにキャンセルのご連絡をいただけたときのみ、銀行振り込みにて参加費を払い戻しいたします。それ以後にキャンセルされた場合は、払い戻しを受付けることができませんので予めご了承ください。キャンセルの払い戻し金額は、お支払いいただいた参加費になりますが、払い戻しの振込み手数料は、お客様のご負担になりますので、手数料を差し引いた金額をお振込みいたします。◆ 参加お申込フォーム◆ 協賛 : 糀屋箱機構、東京フィナンシャルアドバイザーズ株式会社、株式会社金融エンジニアリング・グループ◆ 協力 : 日本財団 CANPAN プロジェクト◆ 後援 : ミュージックセキュリティーズ株式会社◆ 主催 : 特定非営利活動法人 Living in Peace――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――◆ 協賛 : 東京フィナンシャルアドバイザーズ東京フィナンシャルアドバイザーズは、上場・非上場企業の株式評価と新株予約権(ストック・オプション)評価を2大柱としてサービスを提供しています。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――◆ 協賛 : 糀屋箱機構レンタルスペース糀屋箱機構は、渋谷を中心にデザイン性が高くリーズナブで快適に利用してもらえるレンタルスースを運営しております。打合せやセミナーに利用できるスペースはもちろん、24時間利用できる有名現代建築「ナチュラルエリップス」や代官山のクラブスペース「TWONE」といったパーティースペースなどもご用意しております。最近では屋上のレンタルも始めました。イベント、展示会、セミナー、各種撮影、打ち合わせ、会議、各種教室、ギャラリー、パーティなど多目的にご利用いただけます。他にはないデザイン性の空間であり、リーズナブルな料金となっておりますのでみなさまにお気軽にご利用いただけます。ホワイトボードはもちろん、プロジェクター、スクリーン、コンポなど備品はすべて無料でご利用いただくことができます。詳細は、レンタルスペース糀屋箱機構のサイトをご覧ください。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――◆ 協賛 : 株式会社金融エンジニアリンググループ金融エンジニアリング・グループ(呼称:FEG)は、金融分野の数理分析及びデータマイニングを中心とする調査・分析・コンサルティング並びにソフトウェア開発を主たる業務としております。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――◆ 主催 : 特定非営利活動法人 Living in PeaceTwitter : http://twitter.com/lipjapan貧困削減を目的として設立された特定非営利活動法人。海外ではマイクロファイナンス、日本国内では教育というそれぞれの手段を用いたプロジェクト下でその達成を目指している。マイクロファイナンスプロジェクトでは、2009年に日本で初となったマイクロファイナンスファンドの企画に参画。セミナーやフォーラムを通しての普及活動、ローコストのマイクロファイナンス機関調査システムの開発を通じて、少額の金融サービスを貧困層に提供し、自立する機会を提供する支援を行っている。教育プロジェクトでは、「子どもたちが等しく自分の存在意義を感じ、夢を与えてくれる大人に出会う場の提供」を目標に、主に児童養護施設の子どもたち向けの活動を展開している。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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マイクロファイナンスフォーラム2009年6月28日 20:57
7/4勉強会「業界内部から見たマイクロファイナンスの最前線と課題」開催のお知らせ
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こんにちは。
直近のお知らせとなり申し訳ありませんが、今度7/4(土)の14時より、
プラネットファイナンス長友留奈氏をゲストスピーカーに迎え、
「業界内部から見たマイクロファイナンスの最前線と課題~日本人ができる10のこと~」
と題し、LIP主催の勉強会を開催します。
今までのセミナーではLIPがカンボジアやフィリピンといった現地報告を交え、
外側から見たマイクロファイナンスについてお話しする機会が多かったですが、
今回はMFIへコンサルティングサービスを提供する機関に実際に今勤めている長友さんより
マイクロファイナンスの最新事情や課題についてお伺いします。
滅多に聞けない貴重な機会ですので、ご興味のある方は是非ご参加下さい!!
※以下、勉強会告知文となります。転送歓迎ですので、ご興味ご関心のある方が
周りにいらっしゃいましたら、宜しくお願いします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Living in Peace 主催 勉強会 http://www.living-in-peace.org/
プラネットファイナンス長友留奈氏が語る
「業界内部から見たマイクロファイナンスの最前線と課題~日本人ができる10のこと~」
【7/4(土)14:00~15:30@国立オリンピック記念青少年総合センター】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
マイクロファイナンスとは、途上国の貧困層の事業者に貸付を行う金融サービス。
貧困削減の社会的取組みと収益性の両方を実現するこの取組みが評価され、
バングラデシュのグラミンバンクが2006年にノーベル平和賞を
受賞したことも記憶に新しいと思います。
そして現在では、世界各国に約1万のマイクロファイナンスを実施する機関
(Micro-Finance Institution : MFI)があると言われています。
しかし皆さんは、そのマイクロファイナンス普及のため、
技術支援を中心にMFIへのコンサルティングサービスを提供する
世界的組織「プラネットファイナンス」をご存じでしょうか?
今回、Living in Peace主催の勉強会では、
実際にフィリピンで勤務されている長友留奈氏をスピーカーにお迎えして、
「業界内部から見たマイクロファイナンスの最前線と課題~日本人ができる10のこと~」
と題して、マイクロファイナンスの現状についてお話していただき、
私たち日本人が、マイクロファイナンス支援のために何ができるかについて、
一緒に考えていきたいと思います。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■開催概要
◆日時:7月4日(土) 14:00~15:30 (受付:13:30~)
◆会場:国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟405号室
http://nyc.niye.go.jp/facilities/d6-1.html
◆交通アクセス:
小田急線「参宮橋駅」下車、徒歩約7分
地下鉄千代田線「代々木公園駅」下車(代々木公園方面4番出口)、徒歩約10分
http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html
◆内容:
【オープニング】14:00~14:05
・Living in Peaceからの挨拶
【第一部】14:05~15:00
・講師:プラネットファイナンス 長友留奈氏
①MFI最新動向
・長友氏が過去に携わられたプロジェクトについて
・プラネットファイナンスフィリピンオフィスにて進行中のプロジェクトについて
②MFIが必要としている技術支援
・資金調達などの財政面だけでない様々なニーズについて
(例)マーケティング、商品開発、スタッフトレーニング、保険衛生、識字教育
【第二部】15:00~15:30
「日本人がマイクロファイナンスにできること」について、
長友氏を交えてパネルディスカッション形式にて進行。
Living in Peaceよりフィリピンでの実務研修経験者が複数参加。
【懇親会】15:30~16:00 (場所:同会場)
◆参加料:1,000円
◆定員:80名
◆参加申込方法:
氏名(ふりがな)、所属、参加人数、本セミナーを知ったきっかけを明記の上、
以下のメールあて先にてお申込ください。=> lip@securite.jp
※定員に達した場合はお断りさせて頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆長友留奈氏プロフィール:
国連資本開発基金(UNCDF)のマイクロファイナンス・ディスタンス・ラーニング・
プログラム翻訳プロジェクトメンバーの一人。
プラネットファイナンスジャパンのインターンとしてサモアのマイクロファイナンス機関
South Pacific Business Development (SPBD)にて研修実施後、
マニラに拠点をもつプラネットファイナンスアジアにて
マイクロファイナンスコンサルタントとして勤務開始(2009年3月より)。
オハイオ大学大学院にて、国際開発学修士号、経済学修士号、及び、
女性学サティフィケートを取得。
大学院在籍中にボツワナのマイクロファイナンス機関
Women’s Finance House Botswana (WFHB)でインターンシップを行い、
その際に実施したインパクト調査をもとに修士論文を執筆。
慶應義塾大学経済学部在籍中は、インドネシアにて農村開発における
マイクロファイナンスと協同組合の役割に関する現地調査を実施。
その際、Bank Rakyat Indonesia (BRI) を始めとするマイクロファイナンス機関や、
中小企業協同組合省、農業協同組合、農業訓練施設等を対象としてインタビュー調査を行う。
◆プラネットファイナンス概要:
マイクロファイナンス発展のため、人材育成・IT・資金調達サポートなどの面から
MFIにコンサルティングを行う国際協力団体。
<これまでの実績>
・60カ国、計700マイクロファイナンス機関(顧客数300万人相当)への支援
・1,700人のマイクロファイナンス実施者にトレーニング提供
・209マイクロファイナンス実施機関に対して、オペレーション効率化のためIT機器を導入
・145のマイクロファイナンス実施機関を評価・格付けし、資金調達力を向上
・15,000人に対して、ビジネス起業、拡大のための小規模融資を提供
・債券・株式ファンドにより調達した70億円でマイクロファイナンス実施機関の運用
・マイクロファイナンス情報共有やマイクロファイナンス分野推進のために191のWEBサイトを構築
URL: http://www.planetfinance.or.jp/about-us/pf-global-presentation
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆主催:特定非営利活動法人Living in Peace
貧困削減のための活動を行うために設立された特定非営利活動法人。
メンバーは20~30代の金融機関・コンサルティング会社勤務者が半分以上を占め、
世界の貧困問題に関する勉強会やフォーラムの開催のほか、
少額の金融サービスを貧困層に提供し、自立する機会を提供するマイクロファイナンス
についての支援を行っている。
URL: http://www.living-in-peace.org/
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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マイクロファイナンスフォーラム2008年11月25日 14:37
マイクロファイナンス・フォーラム(11/28)直前対策①!!! -マイクロファイナンス機関の商業化
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皆さん、こんにちは。もうマイクロファイナンス・フォーラム(11/28)のお申込はされましたか?講演者の方からのプレゼン資料が揃いつつありますが、かなり面白いです!まだお申込をされていない方は、そろそろ定員に達しそうな勢いですので、お早めにお申込ください。
さて、プレゼン資料を確認したところ、皆さんのプレゼンの中でカバーされていないけれども、前提として知っておいた方がいい点にいくつか気付きました。もうあまり時間はありませんが、これからフォーラム当日までの間に、できる範囲でまとめてみようと思います。
まずは、マイクロファイナンス機関(MFIs)の商業化についてです。MFIsの商業化とは、言ってみれば、MFIsの業態転換の繰り返しに他なりません。
MFIsの類型
MFIsは一般的に、創設期にはNGOの形をとり(NGO-MFIs)、やがてビジネスを拡大させ、よりフォーマルな金融仲介業者としての地位を確立していく中で許認可を取り、公的機関の監督下に入り(regulated MFIs)、さらには「MFI銀行」へと業態転換していきます(transformed MFIs、或いはMFI Banks)。また、国により異なりますが、預金業務をするためには特別なライセンスが必要な場合が多く、そのため、預金業務を行えるMFIsのことを特に区別して呼ぶ場合もあります(deposit-taking MFIs) 。
業態転換の過程で満たさなければならない要件は、国際金融システムにおけるグローバル・スタンダードに則った適切な財務管理や財務報告書の作成、外部監査、内部統制、リスク管理、透明性の確保、情報開示など多岐にわたり、MFIsにとってはかなり厳しいものです。しかし、だからこそ、見事、業態転換を遂げ、組織の足腰を強化したMFIsは、先進国の投資家からも認められ、資本市場での資金調達が可能になるのです。
ダウンスケーリング
世界人口の8割には金融サービスへのアクセスがない(Unbanked)と言われるほど、これまでは、伝統的な銀行や金融機関は、途上国・先進国を問わず、低所得層への与信には極めて慎重でした。しかし、MFIsの中からいくつもの成功モデルが出現し、MFの社会的な効率性と収益性が認められるにつれ、少なからぬ商業銀行・金融機関が、MFIへの技術支援、リファイナンス、エクイティ投資等の間接的な方法や、ダウンスケーリングと言う直接的方法でMF市場に参入するようになっています。
ダウンスケーリングの手法としては、既存の銀行・金融機関がその枠組みの中で、MF層向けの金融商品やサービスを開発する方法や新たにマイクロファイナンスに特化した部・局や子会社をつくる方法、マイクロクレジットの引受業務を地場のMFIにアウトソーシングする方法等があります 。いずれにしても、商業銀行がMFに参入した場合、新たにMF市場の知識、クレジット手法、適切な組織文化などが求められる一方で、既存のインフラやネットーワークが使える点や資金調達の容易さ、知名度などで優位性が認められるようです。
このようなプライベート・セクターの参入は、これまではもっぱら貧困削減という社会的使命によって支えられていたマイクロファイナンス機関の商業化を加速させました。商業化とは、利潤を追求していくことですが、その中で、貧困対策という組織の元々の理念とどのように両立させるのかが最も難しい課題の一つとなっています。完全な商業主義の道を選択する例はほとんどなく、多くの場合には、貧困層へのアプローチと利潤追求の両方を目指す「ダブルボトムライン」を掲げるようです。
次回は、MFIsが業務形態に応じて、いかに資金調達を行うのかをまとめようと思います。
《参照文献》
・ADB年次報告2004.「特別レポート 変貌しつつあるマイクロファイナンス業界:貧困層のための金融システムの構築」
・CGAP. 2006. “Good Practice Guidelines for Founders of Microfinance”.p35.
・CGAP. 2004. “Financial Institutions with a ‘Double Bottom Line’: Implications for the Future of Microfinance.” Occasional Paper No.8, CGAP, Washington, DC.
・PlanetFinance. “Downscaling in Microfinance: A market opportunity for banks”. http://www.planetfinance.org/documents/EN/note-downscaling-eng.pdf
・Accion. “Commercial Banks in Microfinancing: Downscaling to reach the majority”.(presentation).
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