LIVING IN PEACE BLOG 2011年03月
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お知らせ2011年3月2日 11:09
2010 教育フォーラム
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みなさま、こんにちは。
LIP教育PJの松下です。
少し前のことではありますが、昨年11月14日に開催した教育プロジェクト初のフォーラムについてお伝えします。
少しでも多くのみなさまと一緒に日本の子どもを取り巻く課題を共有したいという思いから、副題に「スーツを着ながら子どもたちにできること」と掲げました。教育プロジェクトとして初のフォーラムにも関わらず、70名以上の方にご参加いただきました。ご来場いただいたみなさまありがとうございました。
第一部では、同志社大学経済学部教授の橘木俊詔氏から、日本の貧困の現状についてお話いただきました。日本でも格差社会が意識されるようになった流れ、結果の平等と機会の平等の違い、貧困と教育の関連性について、具体例を交えながら分かり易くお話いただきました。中でも、「子どもの教育の機会が不平等でいいのか?」という橘木氏の質問が印象的でした。
第二部では、LIPを代表して慎と教育プロジェクトリーダーの松田が話をしました。なぜ国内の貧困を解決するために、子どもを対象とするのか。どうして児童養護施設に焦点をあてるのか。また、児童養護施設での学び三つと、これからやること二つをお話しました。
休憩を挟んだ第三部では、LIPが現在活動している児童養護施設、筑波愛児園の小林弘典氏からお話を頂きました。児童養護施設とは何か、施設の制度や職員不足などの課題、子どもたちの日常といった現場からの視点で語っていただきました。
第四部では、同じく筑波愛児園で活動するUBS証券会社でコミュニティーアフェアーズ&ダイバーシティ マネージャーの堀久美子氏にお話いただきました。企業としてのUBS証券の取組みをご紹介いただきました。様々な状況下の子どもたちを集めて行ったリーダーシッププログラムにおいては、子どもたちの表情がみるみるうちに変わっていく様子がみられ、活動の意義の大きさを感じました。
その後、これまでの登壇者の皆さまでパネルディスカッションを行い、会場の参加者の方々の質問を頂きました。子どもたちが今後可能性を広げていくためには何が必要か、それぞれの立場で思うことを熱く議論していただきました。十分な時間を確保できず、申し訳ありませんでした。
最後に、児童養護施設を応援する寄付プログラム、Chance Maker の紹介を慎が行い閉会となりました。
アンケートでは、これをきっかけに児童養護施設のことを知ることができた、自分の職場でも何かできないか考えたいなど、前向きな声が多数寄せられました。また、今回のフォーラムで児童養護施設の実態を初めて知り、知らなければ問題として考える機会もなかったという意見には、私たちもハッとさせられました。
LIP教育プロジェクトでは、これからもみなさまと一緒に児童養護施設の課題を解決することを目指し、一人でも多くの子どもの笑顔が見られるように活動を続けていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
同イベントの詳細な内容につきましては、twitterでの実況中継とUstreamの動画をご参照ください(なおUstreamに関しては、個人情報保護のために音声のみでお伝えしている部分があります。ご了承ください)。
twitter実況中継(ハッシュタグ)
#lip20101114Togetter
http://togetter.com/li/69336Ustream
http://www.ustream.tv/user/lipjapan/shows?page=2
文責:松下茉莉子
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