LIVING IN PEACE BLOG 2012年05月
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Chance Maker マンスリーニュースレター2012年5月17日 00:17
Chance Maker マンスリーニュースレター vol.16
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チャンスメーカーの皆様へ、ニュースレター第16号(2012年4月号)をお届けします。平素よりLiving in Peaceをご支援いただき、誠にありがとうございます。
ニュースレター第16号をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
目 次
(1)寄付の状況
(2)活動報告
(3)映画紹介
(4)ロンドンだより
(5)LIPメンバーからのメッセージ
(6)LIPからのお願い
(7)LIPメンバー募集のお知らせ
(1) 寄付の状況
基本情報(括弧内は2月分)
寄付者数 262名(254名 )
寄付金総額 2,987,000円(2,524,000円 )
3月分の寄付金 463,000円(451,000円 )
※2012年3月31日現在。
(2) 活動報告 ~2月度交流会~
3月25日、筑波愛児園の子どもたちとの交流会が行われました。今回はつくばで子供たちと職員の先生、LIPのメンバーで2011年度交流会の振り返りをして、カラオケに行きました。振り返りでは、2011年度の交流会の様子をスライドで流しました。去年参加していなかった子どもはその楽しそうな様子に「去年から参加していたかった」と言っていました。カラオケでは最初はみんな照れがありなかなかマイクを握ることができませんでしたが、そんな空気を打開する職員の先生の選曲で徐々に緊張がほぐれました。嵐やAKB48などを歌いました。また、カラオケを通して、子どもたちが普段どんな音楽を聴いているのかを聞くことができ、最近の流行の歌を子供たちから教えてもらいました。今回が私にとって初めての交流会でした。参加する前はどんな子たちに会えるのだろうとわくわくする反面、多感な中高生と仲良くなれるだろうかと正直少々不安でした。実際に会ってみるとその不安な気持ちは吹き飛ばされました。子どもたちはみんな明るく、少々照れながらも自分の夢を話してくれたり、得意の折り紙を見せてくれたりしました。また子どもたちに会いたいなと思い、次回の交流会が楽しみでなりません。その他のイベントはぜひブログをご覧ください。(3) 映画紹介
映画は、テロップも音楽もなく、小舎制の児童養護施設での日常が淡々と流れる内容です。映画で主に取り上げられていた子どもが10歳程度ということに加え、施設の特徴もあったと思いますが、職員の方と子どもの距離が非常に近いのがとても印象的でした。具体的には、子どもが職員の先生に抱きついて離れない様子や、毎晩子どもに絵本を読み聞かせるという描写が、印象に残りました。チャンスメーカーの皆様のように、施設や子どもが抱えている課題を知る人は、特に、職員の方の献身的な姿に心打たれることと思います。私自身も、とても心打たれました。5月から上映会が始まります。皆様も是非、施設職員の方が持つ温かさを、映画を通してご覧になられては如何でしょうか。「隣る人」公式サイト: http://www.tonaru-hito.com/
(4) ロンドンだより
前回に引き続き、今回もイギリスの里親制度についてご紹介します。実親と暮らすことのできない子どもたちのうち8割前後が里親制度の元で暮らすイギリスでは、里親に専門的な知見を有するプロフェッショナルとしての役割が求められつつあります。これは一体どういうことなのでしょうか。里親のもとにやってくる子どもの多くは、虐待を受けた経験を持っています。虐待には、身体的虐待、精神的虐待、心理的虐待、ネグレクトなどいくつかの種類があり、そうした経験は子どもたちの行動に様々な影響を与えます。たとえば、精神疾患や薬物等の問題を抱えた親を持つ子どもは、自分が親を支えなくてはならない立場に立たされ、強力な自制心を働かせ続けることがあります。そして、こうした子どもが、一旦里親家庭など安心できる場所に身を落ち着けると、それまで抑えていた強い感情を一気に放出させることがあります。また、家庭内で暴力を経験してきた子どもは、身近な人に暴力を振るっても構わないという学習をしてしまい、自らも学校や里親の家庭の中に暴力を持ち込むことがあります。その他にも、トラウマを原因とする不眠や退行現象、吐き気、体の痛みなど子どもによって影響の内容は様々です。里親は必要に応じてソーシャルワーカーや医師、学校の先生などと協力し合いながら、子どもたちがこうした課題を克服することをサポートしていかなくてはなりません。そのためには、親代わりとしての愛情はもちろんですが、プロフェッショナルとしての知識や客観的な視点も必要になってくるのです。
第16回 まつ
こんにちは。僕がLIPに入会してもう1年程経ちました。入会後は、筑波愛児園の子どもたちが高校を卒業して施設を出て行くまでに目標や夢を持ってもらえるように様々な職業を紹介してきました。
この支援活動を行うために外部の専門家等にお願いをしなければいけないのですが、誰かの助けになるような事をしたいという人が意外にも多いということに最近気がつきました。自分1人では、できることは限られているのですが、多くの人たちの助けによってこの活動は成立しているのだと実感しています。(6)LIPからのお願い
Living in Peaceでは、子どもたちの養育環境改善のための寄付プログラム「Chance Maker」のほか、毎月つくば愛児園の子どもたちとキャリアセッションを行っています。
退所後に施設を出る必要がある子どもたちの多くは、高校時代から卒業後の生活のためアルバイトに追われており、将来のことをゆっくり考える機会が限られてしまっています。そうした中、Living in Peaceは将来のことを考えるきっかけ作りとして、様々な職業と触れる機会作りや、子どもたちの希望に合わせた職業体験を行っています。今年度、子どもたちからの希望を受け、Chance Makerの皆さまにもご協力を頂けないかと、お願いのご連絡を差し上げました。皆さまご自身、また、知人・友人で下記の職業の方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報頂けますでしょうか。美容関係の職業(ネイルアーティスト、美容師、メイクアップアーティスト等)飲食関係の職業(パティシエ、料理人等)動物に関わる職業(ドッグトレーナー等)ご一報頂けましたら、具体的にどのようなご協力を頂けるか個別のご相談し、実際に子どもたちが職場見学やお話を伺うなどの機会を頂ければと思います。子どもたちにとって、実際に現場を見ることは、自分の夢をしっかりと持ち続けるために本当に大切なことです。皆さんにご協力頂けますと幸いです。livinginpeace.edu@gmail.com
(7)LIPメンバー募集のお知らせ
LIP教育プロジェクトチームは、一緒に活動してくれる仲間を募集しています。見学も随時受け付けておりますので、ご興味のある方は、下記フォームから是非お気軽にご連絡ください。http://goo.gl/de2nr
このニュースレターはLiving In Peaceマンスリー寄付プログラム「Chance Maker」に参加されている皆様にお送りしております。
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お知らせ2012年5月13日 02:23
LIP新ファンド企画コンペティション2012結果のご報告
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LIP新ファンド企画コンペティション2012にご応募いただきありがとうございました。
今回ご応募頂いた全18案をLiving in Peaceメンバーで吟味した結果、「かまどファンド」の採用を決定いたしました。
全ての案に応募者の熱い気持ちと創意工夫が込められており、大変選定し難いコンペティションではありましたが、2012年のLIPは「かまどファンド」の実現に向け、調査および企画を開始することにいたしました。
かまどファンド:
このファンドを通じた途上国のマイクロファイナンス機関(MFI)への資金提供によって、途上国の貧困者(顧客)はMFIからの借入が可能になるだけでなく、借入れたお金で「かまど」を購入することで、健康改善や生活向上が図れます。
日本式でありながら現地の需要に即して改良された「かまど」は、従来の調理設備よりも高品質で、顧客の栄養改善や煙による健康被害の削減、家事労働時間の短縮に貢献します。また、この「かまど」の生産技術を現地に提供することで、顧客の一部は「かまど」製造事業者となることも可能です。以上のように、「かまど」による、健康改善、現地の事業・雇用創出など、直接的な社会的インパクトを期待できること等が選出された主な理由です。
コンペ参加者のコメント
・現地で生産ができる技術を提供することで、新しい産業の構築、雇用創出、食を含む人々の生活改善など貧困問題の解決に繋げることができる。
・開発課題解決と現物重視に着目している点がよい。かまどは開発のシンボルとなっているものであり、投資家への訴求効果が大きい。
・生活改善が見込まれるのが目に見えて分かる。現地の方の生活に密着している為、今までアプローチしてこなかったボロワー層にも拡大出来る可能性が高い。
応募者の皆様をはじめ、LIP新ファンド企画コンペティションにご興味を寄せていただいた皆様、大変ありがとうございました。
Living in Peaceは「かまどファンド」の実現化に向け、既に調査を開始しております。
今後ともLiving in Peaceを宜しくお願い致します。
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