営業者は、文化4年に創業し、200年以上の歴史を有するしょうゆ醸造蔵です。伝統の製法を守り、長い期間をかけて発酵・熟成されたこだわりのしょうゆを作るとともに、自根きゅうりを自ら栽培するなど地域の食を守る活動も盛んに行っております。八木澤商店のみならず、陸前高田を引っ張る地域のリーダーでもあります。 今後も伝統を大切に守りつつ、常に新しい味造りへのチャレンジを忘れず、命を育み、未来へとつなげるために安全、安心、おいしさの追求に全力をささげてまいります。 ※営業者ウェブサイト:http://www.yagisawa-s.co.jp |
1口の場合: ・新工場で初年度に仕込む「いわて丸むらさき」(500ml)を口数に応じてご送付。 (1口につき1本となりますが、一定本数以上ご不要の場合は発送時に 御伺いさせて頂きます。) (製品紹介) 「いわて丸むらさき」は、陸前高田産の大豆をつかってしょうゆを搾りたい、という思いから、空いている畑を使って大豆を生産し、地元生産者の方々に協力いただき、2001年に第1号が完成したしょうゆです。化学調味料、甘味料、保存料、合成着色料などをいっさい使用せず、手間を惜しまずに作った本醸造しょうゆは、かけ醤油はもちろんのこと、煮物、お吸い物、特に焼き魚や焼きおにぎりなどの焼き物に最適です。 ・原材料となる農作物づくり・しょうゆづくり体験イベントへのご招待。 ※ 交通費・宿泊費・食費等は参加者のご負担となります。 5口以上の場合: ※2012年3月28日追加致しました。 ・ご希望の場合、5口につき、「いわて丸むらさき」5本に替えて、以下のセットからいずれかをご送付させて頂きます。 八木澤商店特別Aセット: ・いわて丸むらさき 500ml ・味付ぽん酢柚子 君がいないと困る 170g ・しょうゆドレッシング 200ml ・お楽しみあと1本 (これから開発・発売していく新商品の予定。) 八木澤商店特別Bセット: ・いわて丸むらさき 500ml ・丼もののたれ 200ml ・しょうゆドレッシング 200ml ・お楽しみあと1本 (これから開発・発売していく新商品の予定。) 追加特典についての詳細はこちらをご覧ください。 出資者特典の追加のお知らせ(2012年3月28日更新) |
※写真は、イメージ写真です。実際の特典とは異なります。 ※内容が変更になる場合があります。 八木澤商店特別Aセット 八木澤商店特別Bセット |
本匿名組合契約名称 | 八木澤商店しょうゆ醸造ファンド | |||
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営業者 | 株式会社八木澤商店 | |||
取扱者 | ミュージックセキュリティーズ株式会社 (第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1791号) | |||
出資募集最大総額(口数) | 50,000,000円(10000口) | |||
申込単位(1口あたり) | 5,000円 ※本匿名組合契約の申込には1口あたり5,000円の応援金が別途必要となります。出資金のみまたは応援金のみでのお申込はできません。 (上限口数:500口) | |||
出資金取扱手数料 | 500円 ※応援金には手数料はかかりません。 | |||
取扱者の報酬 | 出資金取扱手数料500円/口 | |||
募集受付期間 | 2011年11月29日~2015年3月31日 | |||
会計期間 | 2012年4月1日から2022年3月31日(10年) | |||
契約期間 | 本匿名組合契約成立日から会計期間終了日 | |||
分配方法 | 分配金は一括して、最終決算日後に支払われます。なお、分配金には劣後特約が付されています。 | |||
分配比率 | 会計期間開始日から36ヶ月間(無分配期間):売上金額の0.00% 無分配期間終了後から会計期間終了日まで(84ヶ月間):売上金額の3.9% | |||
予想リクープ平均月売上金額 | 15,262,515円(税込) | |||
被災前概算平均月売上金額 | 15,005,250円(税込) | |||
契約方法 | 匿名組合員になろうとする方は、書面又は取扱者のウェブサイトよりお申込みいただき、ウェブサイト上で、営業者と匿名組合契約を締結します。 なお、本契約は、出資者が出資金、出資金取扱手数料(および応援金)の払込をすること及び取扱者が出資者の本人確認をすることをもってその効力を生じます。従って、出資金、出資金取扱手数料(および応援金)が払込まれていても本人確認ができない場合には、申込がキャンセルされたと見なす場合があります。 一度成立した本匿名組合契約については、一定の場合を除き、契約の取消、中途の契約解除ができませんので、十分ご検討の上お申し込みください。 | |||
決済方法 ネット決済対応銀行でお申し込みの場合は、各銀行画面に接続し、お振込み先、お振込み金額のご入力の手間なくお申し込み頂けます。 | (1)ATM,窓口から当社指定口座へ振込 (2)ネット決済(以下の銀行に対応) |
【営業者】 本匿名組合の事業を行う営業者の概要は、次のとおりです。(2011年10月31日現在) 【取扱者】 本匿名組合契約の出資募集および契約締結の取扱い、本匿名組合契約の管理運営、匿名組合員へのIR業務等を委託する会社の概要は、次のとおりです。(2011年11月9日現在) |
今後の事業計画は以下の通りです。ただし、営業者は、本匿名組合事業の売上金額として、本事業計画の売上金額を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。
【営業者コメント】
(営業方針について)
・ 商品としては、本匿名組合事業の対象となる自社で醸造再開したしょうゆを中心に、平成25年春からそのしょうゆを使ったつゆ・たれなどの加工品の販売に力を入れていきます。また、震災前より当社のしょうゆおよびつゆ・たれを原材料として使って頂いていた水産加工メーカー様とより連携を強化・共同の商品開発を行い、共に復興していけるよう力を入れてまいります。なお、みそ・漬物についても、外部委託製造等を通じて製造・販売していきます。なお、みそ、つゆ・たれおよび漬物の製造・販売については、本匿名組合事業には含まれません。
・販売については、陸前高田に直営店舗を再開し、直接販売を行ってまいりますが、これに加え、ファンドやメディア露出等を通じてつながった個人のお客様を対象に通販により注力し、店舗・通販を通じた自社の直接販売比率を高めて参ります。
(リスクについて)
特筆すべきリスクとしては、以下のものが挙げられます。
(1) 被災地域の復旧・復興が遅れ、店舗設営が遅れ、直販ができないリスクがあります。
(2) 重要顧客である気仙沼や大船渡の水産加工メーカーが復活しないリスクがあります。
(3) 営業者は債務超過の状態にあり、借入に対して厳しい状態が継続しているため、今後資金繰りが困難となるリスクがあります。
(4) 陸前高田市の高校生などが卒業後、地元に残り、地域の復興に携われるよう、新卒採用を引き続き行ってまいります。定年等による退職も今後はあり、当社はこうした取組が当社の持続可能な発展に資すると考えておりますが、人件費の増加につながり、収益性や復興計画に影響がでるリスクがあります。
(5) 営業者の代表者は、震災後に設立された陸前高田の地域全体にとって必要な事業を行う「なつかしい未来創造株式会社」の専務に就任しています。「なつかしい未来創造株式会社」の事業が展開されることにより地域の復興が促進され、八木澤商店の経営にとっても大きな意味があると考えておりますが、営業者の代表者の八木澤商店経営に割く労力が分散し、復興計画に影響が出るリスクがあります。
匿名組合員への1口あたりの分配金額は、以下の計算式により算定いたします。
・会計計期間開始日から36ヶ月間(無分配期間):
売上金額×分配比率0.00%×1口/募集最大総口数
・無分配期間終了後から会計期間終了日まで(84ヶ月間):
売上金額×分配比率3.9%×1口/募集最大総口数
本匿名組合契約における分配金額のシミュレーションは以下のとおりです。なお、シミュレーションの目的は、本匿名組合事業の売上に応じた分配金額を予想することにあります。したがって、売上を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。
※1口 5,000円の出資の場合
(注1) 匿名組合員に対する出資1口あたり分配金額は、上述に記載の計算式に基づいて計算されます。
(注2) 表中の償還率は、次の算出式によって計算される全会計期間に係る1口あたり分配金額の合計額を基にした償還率であって、年率ではありません。1口5,000円の出資金に対し、1口分配金額が5,000円となる時点を償還率100%としています。
匿名組合員に対する匿名組合出資金1口あたり分配金額/5,000円
(注3) 匿名組合員への損益の分配について、利益が生じた場合は当該利益の額に対して20%の源泉税徴収が行われます。なお、利益とは出資者に対する分配金額が匿名組合出資金額を超過した場合における当該超過額をいいます。したがって、匿名組合員に対する分配が行われても、利益が生じるまでは源泉徴収は行われません。
(注4) 振込手数料は、ご指定頂きましたお振込先銀行口座によって変わります。手数料金額については以下の表をご参照ください。(金融機関によって手数料金額の変更等がある場合もございますのであらかじめご了承ください。)
お客様の振込先 銀行口座 | お振込手数料 | |
(分配金額が3万円未満) | (分配金額が3万円以上) | |
三菱東京UFJ銀行 | 315円 | 315円 |
みずほ銀行 | 315円 | 315円 |
三井住友銀行 | 210円 | 315円 |
楽天銀行 | 50円 | 50円 |
ジャパンネット銀行 | 52円 | 52円 |
その他銀行 | 315円 | 315円 |
八木澤商店しょうゆ醸造ファンドの締結については、以下のような留意点及びリスクがあります。
1.本匿名組合契約の性格に関する留意点
本匿名組合契約に係るすべての業務は、営業者が自ら行い又は関係機関に委託することになっており、これらにつき匿名組合員が行い、若しくは指図をすることはできません。本匿名組合事業の状況によっては、事業継続や売上の確保のため、特に、本匿名組合契約はその契約期間が10年に及び、比較的長期間に及ぶため、契約期間中において、営業者の判断の下に価格等の変更等を行う可能性があります。
2.本匿名組合契約の流動性に関する留意点
契約期間中、本匿名組合契約は解約できません。本匿名組合契約の譲渡は同契約により制限されます。本匿名組合契約を取引する市場および匿名組合員である立場を取引する市場は現時点では存在しません。
3.出資金の元本が割れるリスク
本匿名組合契約に基づく利益の分配又は出資金の返還は、専ら営業者の本匿名組合事業による収入をその原資とし、かつ、会計期間中における営業者の売上金額を基に算定される分配金額の支払いのみをもって行われます。したがって、会計期間中の本匿名組合事業における売上によっては利益の分配が行われない可能性があり、また、分配金の支払いが行われたとしても、全会計期間をとおして匿名組合員に支払われる分配金額の合計額が当初の出資金を下回るリスクがあります。
4.営業者の信用リスク及び債務超過によるリスク
営業者は現在債務超過に陥っており、営業者が支払不能に陥り、又は営業者に対して破産、会社更生、民事再生などの各種法的倒産手続きの申立てがなされる可能性などがあり、これらに該当することとなったような場合には、本匿名組合契約では、分配金額の支払いが、最終の決算後に一括して行われ、それまでの毎年の分配金額は当該支払いの時点まで営業者に留保されているため、本匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、さらには出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権および利益分配請求権。以下同じ。)には、何ら担保が付されていません。また、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生したとしても、本匿名組合事業において多額の費用や損失が発生した場合においては、分配金額の支払いが行なわれないリスクがあります。さらに、営業者が破産などの法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については、一切支払いがなされないリスクがあります。
5.取扱者の信用リスク
本匿名組合契約において、出資金および本匿名組合契約締結の取扱いならびに管理運営を取扱者に委託しているため、分配金額の支払いなどは、取扱者を経由して行われます。このため、取扱者が破綻した場合、本匿名組合事業に係る分配金額の支払いなどが遅滞し、又はその全部若しくは一部が行われないリスクがあります。
6.販売先の信用リスク
本匿名組合事業にかかる商品の一部が小売店等を通じて販売され、販売代金が小売店等に支払われる場合には、販売から代金回収までの期間の関係で売上金額は一定期間小売店等に滞留され、その間小売店等の信用リスクにさらされます。このため、小売店等が破綻した場合、本匿名組合事業の売上が出ていても、それが営業者、ひいては匿名組合員に支払われないリスクがあります。
7.クレジットカード会社の信用リスク
本匿名組合事業の売上金額の一部がクレジットカード会社から営業者に支払われる場合には、支払いサイトの関係で売上金額が一定期間、クレジットカード会社に滞留され、その間、クレジットカード会社の信用リスクにさらされます。このため、クレジットカード会社が破綻した場合、本匿名組合事業の売上が出ていても、それが営業者、ひいては匿名組合員に支払われないリスクがあります。
8.営業者の既存事業に係るリスク及び経営陣の不測の事態に係るリスク
営業者は、本匿名組合事業とは別に既存事業としてつゆ・たれその他の商品の製造・販売事業を行っており、本匿名組合事業に係る出資金や売上について、当該既存事業に係る資金・売上と混在するリスクや当該既存事業において発生した費用や損失の補填に使用されることによって分配金額の支払いが行なわれないリスクがあります。また、本匿名組合契約の営業者については、その事業の経営陣への依存度が高く、経営陣に不測の事態(病気・事故・犯罪に巻き込まれる等)が生じることにより、本匿名組合事業に重大な影響を及ぼすリスクがあります。さらに、営業者の代表者は、他の法人の経営にも関与しており、当該法人の事業に労力・時間等が割かれる結果、本匿名組合事業の計画遂行に悪影響を及ぼすリスクがあります。これらのリスクに対しまして、本匿名組合契約では各種保険等によるリスク・ヘッジを行いません。
9.営業の再開又は継続が予想どおりなされないリスク
被災地の土地に関する行政の対応の遅れや、需要が増加することによる建築資材の調達不足により店舗や工場等の新設・補修が遅れることで、事業の開始が遅れる、事業の再開ができない、又は事業の継続が困難となるリスクがあります。また、被災地域が今後も土地区画整理事業等の対象とされる可能性があり、その場合には店舗の建替え等を強いられる可能性もあります。そのため、店舗の内装工事や工場の建設が遅れる等の理由により、事業の開始・継続に支障が生じ、また、事業計画の大幅な見直しが必要になるリスクがあります。加えて、本匿名組合契約に係る出資持分の総額について最低金額が設定されていないことから、出資金の総額の多寡によっては営業の開始又は継続に必要な最低限の設備費用を賄うことができず、事業計画の変更を余儀なくされる、事業の開始が遅れる、事業の再開ができない、又は事業の継続が困難となるリスクがあります。
10.地域の復興が遅れるリスク
被災前の取引先の廃業、被災地域の復興の遅れ、人口流出や国内外からの訪問者の減少、あるいは、被災地域の復興が遅れ消費が伸びず、商品の製造・販売が開始されても、売り先が確保できないリスクがあります。特に、本匿名組合事業の重要顧客である被災地域の水産加工メーカーの復興が遅れた場合には、充分な販売先が確保できず、事業の継続に悪影響を及ぼすリスクがあります。また、政治の混乱、政治政策の予期せぬ変更により地域の復興が遅れ、事業の再開、あるいは、継続に悪影響を及ぼすリスクがあります。
11.原子力発電所によるリスク
原子力発電所における事故により空気中および海水中に放出された放射性物質により、海水や原料となる農産物等が汚染され、あるいは、汚染されているのではないかという過度の懸念のために、商品が売れなくなるリスクがあります。
12.大地震・大津波等の自然災害のリスク
大きな地震や津波、台風等の自然災害が再び起こり、または、天候不順や病害虫の発生などの自然環境に起因するその他の要因により、原材料の仕入や商品の製造に悪影響が及び、事業の継続が困難になるリスクがあります。また既に発生した地震・津波による損害・損失その他事業への悪影響についても、未だその把握が十分ではなく、又は客観的に顕在化していない可能性があり、これらの損害・損失その他の悪影響が現状の予測を超え、事業の継続に悪影響を及ぼすリスクがあります。
13.被災前の品質が再現できないリスク
津波により商品製造に必要な独自の技術や機材が流出し、以前の品質が再現できず、顧客が減少するリスクがあります。また、津波や放射能などの影響によって水質および農産物等の生育環境が変化し、商品の品質が維持できない、あるいは製造できない状況が生じるリスクがあります。
14.暴動が起こるリスク
暴動(窃盗等を含む。)が起き、事業が一時中断し営業活動ができないリスクがあります。
15.被災地で伝染病等が蔓延するリスク
被災地の生活環境や公衆衛生の悪化により、伝染病等が蔓延し、営業停止の措置がとられ、営業活動ができないリスクがあります。
16.風評被害によるリスク
伝染病等その他の理由により、風評被害を受けるリスクがあります。
17.資金繰りが悪化するリスク
営業者は既存の借入れに加え、被災により新たな借入れを予定しています。復興後、収益性の悪化により借入金に対する返済が滞った場合、あるいは追加の借入れが行えなくなった場合などには、計画通りの仕入・販売が行えず、経営の存続性に影響を与える可能性があります。また、既存の借入れについて、金融機関からの返済条件の変更が認められず、または、返済条件が変更された場合、あるいは今後事業を継続するうえで借入れが必要となった際の追加融資が認められず、資金繰りが悪化するリスクがあります。加えて、営業者は債務超過の状況下にあっても従業員の雇用を継続し、さらに新規採用を行っていく方針であり、これに伴う人件費の増加により資金繰りに悪影響を及ぼすおそれがあります。
18.補償等を受けられないリスク
津波の被害により、立入禁止となった土地の代替地や、その他被った損害に対して、十分な補償を受けられず、その結果、事業へ悪影響が生じるリスクがあります。
19.特典の進呈を行うことのできない、又は、変更するリスク
営業者は匿名組合員に対し、特典の進呈を行うことを予定しておりますが、事情により特典の進呈を行うことができない、又は、変更するリスクがあります。
20.原材料の調達によるリスク
震災の影響や天候不順等の理由により、必要な原材料や包装資材等の調達ができない、遅れる、価格が高騰する等により、生産・販売を予定どおりに行うことができないリスクがあります。また、この影響により販売価格の値上げを余儀なくされ、売上が低迷すること、あるいは、利益率が悪化するリスクがあります。
21.嗜好品の消費が停滞するリスク
営業者が販売する商品には一部いわゆる嗜好品も含まれており、これらは被災地の復興時に必ず消費が予想される生活必需品とは異なります。そのため消費者が営業者の商品を購入することを控えるなど、消費者の消費が停滞し、商品が十分に売れないリスクがあります。
22.許認可等に関するリスク
本匿名組合事業の実施にあたっては、食品衛生法に基づく営業許可等関連する許認可が必要となる可能性があります。営業者が既に営業許可等の許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後かかる許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。
23.国や地方公共団体による規制の変更によるリスク
震災を契機として、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への加入等による国際的な規制枠組みの変更がなされる可能性があり、それによって国内外における競争環境が悪化し、営業者の売上げに悪影響を与えるリスクがあります。
みなさまいかがお過ごしですか。
本日の八木澤商店。
「自分たちの力ではどうすることもできない難局は、創業147年の間に幾度となくありました。でもそれを乗り越えて生き残ってきた。
今回の東日本大震災だけが特別なわけではありません。」
大木代吉本店の会長である大木代吉さまが、どこかのインタビューで仰っていました。
八木澤商店は震災以前から大木代吉本店さまのお酒を原料に用い、製品をつくってまいりました。
震災後のいま、私たちが取り扱う製品はかなり少なくなりましたが、いまでも大木代吉本店さまがつくりだす美味しさを、
『濃縮つゆ あなたのいるわたしの暮らし』に取り入れています。
大木代吉本店さまとの繋がりは、おいしくて、安全な食べものを食卓へ届けるために、
「生産者、メーカー、流通、消費者それぞれの顔が見えて想いの通じるネットワークづくり」をめざしている活動団体を通じてでした。
頑固にこだわっていいものをつくろうと努力している生産者には、原料もいいものを・・・・・と紹介されたのが大木代吉本店さま。
はじめてお酒が届いた日、原料として混ぜ合わせる前に「どれどれ、試飲を・・・」と口にしたとたん、
「おおおおおぉぉぉぉっ!!!」と、感動のあまり「飲み会」のようなかわいい響きではなく、
美味しさのあまり「酒盛り」がはじまりそうだったと社員は目を細めていいます(←どんな味見だよ)。
八木澤商店はこだわりすぎるあまり、商売がヘタでした。
それはいまも変わらないかもしれません。
いつも「八木澤さんはさぁ、いいもの持ってるんだけど、ホント、商売ヘタだよねぇ・・・。」とバイヤーさんに言われ続けてきました。
震災前、四半世紀以上も続けてきた梃子搾りのしょうゆ、
自分の根で育ったきゅうり栽培とそれをつかった漬物づくり。
酒屋時代からある田んぼで米づくり。それを販売、そして味噌の原料に・・・・・。
地域でとれたものを地域で消費するとか、食品添加物をつかわず素材をいかした製品づくり、
24時間、人が眠らなくなった時間にあわせるのではなく、
自然の時の流れにさからわずに、ゆっくりじっくり本来かけるべき時間と愛情をかけて製品をつくりあげていく・・・・・。
八木澤商店だけではなく、古来より人間があたりまえのようにつむいできた時を、
うまく言葉にのせることができませんでした。
大木代吉本店さまも同じでしょう(商売がヘタ、というところではないです!!)。
素材にこだわり、環境にこだわり、いいものをつくり続けてきた時をつないでいくのが
私たちの役目ではないかと思うのです。
見慣れているせいなのか(?)、身びいきなのか(笑)、
もろみを攪拌する姿をとても美しいとしみじみ思います。
上写真は大木代吉本店さまの攪拌作業写真。
八木澤商店でおこなっていた作業とそっくり。もろみがぷちぷち、こぽこぽと発酵する音は
子どもが「大きくなるよ」といっているように聞こえる、と以前社員が言っていたので、
大木代吉本店さまもかわいがりながら攪拌しているのだと思います。
上写真は、楽しんで料理をつくってもらえるようにと、季節でラベルが変わる
「こんにちは!!料理酒」
魚は冬編。
つかってくださる人たちに、少しでも楽しい、和む時間を提供できるようにと
粋なはからいをしてくださる大木代吉本店さま。
見習わなくちゃ。
この写真は1月に行われた「食の学校・震災復興セミナー」での写真です。
この日の内容は
「あの日、女たちはどのような行動をとったのか」でした。
話されたのは、大木代吉会長夫人(上写真右)、八木澤商店会長夫人河野光枝(写真下中央)、
そして「森は海の恋人」著者、水山養殖場畠山重篤夫人(下写真右)。
登壇女性たちは陰日なたで夫を、会社を地域を支えるたくましい方々です。
震災と原発による風評被害を抱え、特に福島は大変な状況にあります。
どんな時でも信念を貫く大木雄太社長と大木代吉会長の心に触れ、
福島の復興なくして日本の復興はありえない、そう感じるのです。
東日本大震災からまもなく1年。
ミュージックセキュリティーズさまのファンドを通じ、みなさまとつながることができ、
そして会社の再建だけではなく、地域を、日本の再生を考える機会をいただきましたことを
感謝申し上げます。
必ず再建、そして陸前高田の復興。
再生、日本。
これからの毎日がみなさまにとって素晴らしい日々でありますように。
大木代吉本店を応援する被災地応援ファンド、
「大木代吉本店自然郷再生ファンド」詳細はこちら:
https://www.securite.jp/fund/detail/222