ファンド詳細

運用中 LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1

Financial Access for All

一口金額31,500円 募集総額51,000,000円
事業者名合同会社quarante 参加人数 463人
地域海外 ミャンマー 分野ファイナンス
募集期間2019年3月31日~
2019年6月30日
シリーズマイクロファイナンス
特典
・現地スタディツアー
顧客の生活・ビジネスの様子、スタッフが働く姿を現地で実際にご覧いただけます。
※航空費、宿泊費、移動費、食費等、ツアーにかかる費用は匿名組合員のご負担となります。また、開催時期は未定です。

・モニタリングレポート
MJIの財務状況の報告とMJIの顧客やスタッフの紹介がついた電子レポートをご覧いただけます(認定NPO法人Living in Peace作成)。


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本匿名組合契約の名称 LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1
営業者 合同会社quarante
取扱者 ミュージックセキュリティーズ株式会社
(第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1791号)
出資金募集最大総額(口数) 51,000,000円 (1,700口)
出資金募集最低総額 -
申込単位(1口あたり) 31,500円/口 (内訳:出資金30,000円 取扱手数料1,500円)
(上限口数:100口)
募集受付期間 2019年3月31日〜2019年6月30日

※この期間中であっても、出資金額が出資募集最大総額に達した場合は、そのときをもちまして出資の募集を終了します。
※募集期間終了前であっても、営業者又は取扱者の判断により、本匿名組合契約の募集を終了する場合があります。募集期間中に申込額が出資金募集最大総額に達しなかった場合には、残額を出資金募集最大総額として、第2次募集を別途行うことがあります。
会計期間 2019年8月23日~2022年8月7日
契約期間 本匿名組合契約成立日〜本匿名組合契約に基づく分配金の支払いが完了した日
決算日 第1回 2020年8月22日 報告日: 2020年10月21日 分配日: 2020年11月20日
第2回 2021年8月22日 報告日: 2021年10月21日 分配日: 2021年11月20日
第3回 2022年8月7日 報告日: 2022年10月6日 分配日: 2022年11月5日
報告日 決算日から60日以内
分配方法 決算日から90日を超えない日から随時引き出し可能
契約方法

匿名組合員になろうとする方は、取扱者のウェブサイトよりお申込みいただき、ウェブサイト上で、営業者と匿名組合契約を締結します。

なお、本契約は、出資者が出資金および取扱手数料の払込をすること及び取扱者が出資者の取引時確認(本人確認)をすることをもってその効力を生じます。
従って、出資金および取扱手数料が払込まれていても取引時確認(本人確認)ができない場合には、申込がキャンセルされたと見なす場合があります。

一度成立した本匿名組合契約については、一定の場合を除き、契約の取消、中途の契約解除ができませんので、十分ご検討の上お申し込みください。

決済方法

ネット決済対応銀行でお申し込みの場合は、各銀行画面に接続し、お振込み先、お振込み金額のご入力の手間なくお申し込み頂けます。

(1)ATM,窓口から当社指定口座へ振込
(2)ネット決済(以下の銀行に対応)
三井住友銀行三菱東京UFJ銀行みずほ銀行
イーバンク銀行ジャパンネット銀行

※本ファンドは、法令上の理由によりクレジットカード決済はご利用いただけません。(2019/4/19追記)

LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1の締結については、以下のような留意点およびリスクがあります。

1. 本匿名組合契約の性格に関する留意点本匿名組合契約に係るすべての業務は、営業者が自ら行い又は関係機関に委託することになっており、これらにつき匿名組合員が行い、又は指図をすることはできません。本匿名組合事業の状況によっては、事業継続や売上の確保のため、特に、本匿名組合契約はその契約期間が比較的長期間に及ぶため、契約期間中において、営業者の判断の下に価格等の変更等を行う可能性があります。

2. 本匿名組合契約の流動性に関する留意点
契約期間中、本匿名組合契約は解約できません。本匿名組合契約の譲渡は同契約により制限されます。本匿名組合契約を取引する市場及び匿名組合員である立場を取引する市場は現時点では存在しません。

3. 出資金の元本が割れるリスク
本匿名組合契約に基づく利益の分配又は出資金の返還は、専ら営業者の本匿名組合事業による収入をその原資とし、かつ、会計期間中における本匿名組合事業に係る損益に基づいて行われます。したがって、会計期間中の本匿名組合事業に係る損益によっては利益の分配が行われない可能性があり、また、分配が行われたとしても、全会計期間をとおして匿名組合員に支払われる分配金額の合計額が当初の出資金を下回るリスクがあります。

4. 為替リスク
本匿名組合契約においては、申込者に円建てでご出資していただきますが、本匿名組合事業に係る営業者とMJIとの間の貸付及び返済は、外貨(ミャンマーチャット)建てで行われるため、為替レートの変動により損失が生じるおそれがあります。具体的には、貸付期間中にチャット/円の為替レートがチャット安円高になった場合には、本匿名組合事業が計画どおり実施された場合でも損失が生じるおそれがあります。政府や中央銀行の金融政策・為替政策の変更により、為替レートが大きく変動する可能性があります。

5. 営業者の信用リスク
営業者は募集開始日の直前期における決算書上、債務超過ではなく、本匿名組合事業以外の事業をしていないことから、一般的には営業者が支払不能に陥り、又は営業者に対して破産、民事再生などの各種法的倒産手続きの申立てがなされる可能性等は極めて低いものですが、今後の事業の状況如何によって、もしこれらに該当することとなった場合には、本匿名組合事業において利益が発生していたとしても、本匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、又は出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権をいいます。以下同じです。)には、何ら担保が付されていません。また、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。

6. MJIの信用リスク
本匿名組合事業に係る貸付資金を用いて、ミャンマーにおいてマイクロファイナンス事業を行い、営業者に対する返済を行うMJIが、経営不振、支払不能又は破産等に陥り事業の存続が困難な事態となった場合には、本貸付の返済を期日どおりに行うことができず、匿名組合利益の分配はもちろん、出資金の返還が行われない可能性があります。MJIについては、外国の法令、諸制度、市場慣行等が適用されるため、日本の法令、諸制度、市場慣行等に存在しない事由又は日本において一般に破産等とは考えられていない事由が破産等と認定される可能性があります。

7. 取扱者の信用リスク
営業者は、本匿名組合契約の管理運営等を取扱者に委託しているため、分配金額の支払い等は、取扱者を経由して行われます。このため、取扱者が破綻した場合、本匿名組合事業に係る分配金額の支払い等が遅滞し、又はその全部若しくは一部が行われないリスクがあります。

8. 代表者の不測の事態に係るリスク
本匿名組合事業について、代表者に不測の事態(病気・事故・犯罪に巻き込まれる等)が生じることにより、本匿名組合事業の運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対しまして、本匿名組合契約では各種保険等によるリスク・ヘッジを行いません。

9. 資金繰りに関するリスク
本匿名組合事業について、MJIから営業者への弁済が滞った場合、予想外のコストが生じた場合、現時点で想定していない事態が生じた場合等には、営業者の資金繰りが悪化し、事業の継続や分配金の支払に重大な支障が生じるリスクがあります。

10. 資金調達のリスク
営業者は本匿名組合事業の必要資金を本匿名組合契約による出資金でまかなう計画です。したがって、本匿名組合契約での資金調達が滞る場合、事業計画通りに本匿名組合事業を開始することができないリスク及びMJIの事業計画の規模が縮小するリスクがあります。

11. 事実の調査に関するリスク
取扱者及びLIPが行う事実の調査は、取扱者及びLIPの独自の水準に基づき実施される調査であり、また、入手資料及び営業者又はMJIへの質問の回答について、すべて真実であることを前提としておりますが、事実の調査を誤るリスクがあります。なお、本匿名組合契約にかかる事実の調査のうち、MJIに関する調査等を含むその一部は、営業者、取扱者およびLIPの三者で別途締結した業務委託契約書に基づき、LIPが担っております。また、事実の調査に基づく取扱者のファンド組成の判断は、匿名組合員への分配金額や出資金の返還を保証するものではなく、営業者の事業計画や、営業者が破産等しないことを保証するものではないことにくれぐれもご留意下さい。

12. 特典の進呈を行うことのできない、又は、変更するリスク
営業者は匿名組合員に対し、特典の進呈を行うことを予定しておりますが、事情により特典の進呈を行うことができない、又は、変更するリスクがあります。

13. 許認可等に関するリスク
本匿名組合事業の実施にあたっては、ミャンマーの中央銀行及びミャンマー金融規制監督官庁等の規制監督官庁より、本貸付を実行すること及び本貸付の資金の使用について承認が必要となります。また、これ以外にも関連する許認可等が必要となる可能性があります。営業者及びMJIが既に必要な許認可等を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後かかる許認可等が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。

14. 訴訟等に関するリスク
営業者又はMJIの事業活動において、環境保全、労務問題、取引先等との見解の相違等により訴訟を提起される、又は訴訟を提起する場合があり、その動向によっては本匿名組合事業に悪影響を及ぼすリスクがあります。また、訴訟等が行われることにより、営業者又はMJIの社会的信用等に悪影響を及ぼすリスクがあります。

15. 本匿名組合契約未成立のリスク
取扱者が営業者に対して出資金を送金する前に、本匿名組合契約が終了した場合、MJIが2019年12月31日までに、ミャンマーの中央銀行及びミャンマー金融規制監督官庁等の規制監督官庁より、本貸付を実行することについての承認が下りない場合若しくは本貸付が実行されない場合、又は営業者がMJIに送金した後、MJIが2020年3月31日までに、ミャンマーの中央銀行及びミャンマー金融規制監督官庁等の規制監督官庁より、営業者からMJIに対して行った本貸付の資金の使用について承認が下りない場合、本匿名組合契約は遡って未成立とみなします。この場合、既に支払われた出資金及び取扱手数料は速やかに返還しますが、利益の分配を受けることはできません。その際、当該出資金及び取扱手数料の返還にかかる振込手数料については申込者にご負担いただきます。また、当該出資金及び取扱手数料に利息は付きません。ただし、出資金が既にミャンマーに送金され、ミャンマーチャットに変換されていた場合、出資金返還に際して、為替の変動の影響を受けるため、申込者に為替差損又は為替差益が発生する可能性があります。

16. ミャンマー特有のリスク
(1) カントリーリスク
ミャンマーの国情の変化(政治、経済、取引規制等)や内戦、洪水やサイクロン、地震や津波等の自然災害や疫病、また、近隣諸国との係争や関係次第では戦乱の可能性があり、そうした影響により、MJIの事業が計画通りに進まず、営業者への支払いが遅滞し、又はその全部若しくは一部が行われないおそれがあります。

(2) 送金リスク
営業者からMJIへの貸付契約に基づく支払利息の支払い及び元本の返済に関して、関連する認可の遅延若しくは認可拒否、又は取引決済手続きに影響を及ぼす政府介入により、悪影響を受ける可能性があります。また、今後、政治的経済的課題の変化により、もしくは国家利益のために、将来、外国通貨の日本への送金についての規制が行われないという保証はありません。

(3) 法制度が変更されるリスク
今後、本匿名組合事業に関係するミャンマーの法制度又は行政的取扱の変更が行われる可能性があり、これにより、本匿名組合事業が悪影響を受ける可能性があります。

(4) 税制が変更されるリスク
税務当局の裁量によっては現在前提としているとおりの税務上の取扱がなされない可能性があります。契約締結時に前提としている現行の国税及び地方税制(税率)並びに関連する諸制度等(通達などを含みます)の運用等が変更された場合には当初予想とおりの投資効果が得られないおそれがあります。なお、現在、日本とミャンマー間においては、租税条約が結ばれていないため、二重で源泉税徴収が行われます。

事業計画

営業者及びMJIの今後の事業計画は以下のとおりです。ただし、営業者、MJI及び取扱者は、事業計画を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額及び出資金の返還を保証するものでもありません。

(1) 事業計画について
【営業者】
営業者は、本ファンドの出資金募集最大総額を上限として、以下の条件でMJIへの貸付を行います。なお営業者は、MJIを通じて、ミャンマーにおける金融包摂やソーシャルインパクトに寄与すべく、MJIのために今後3年以内に本ファンドを含め、300万ドル程度の資金調達をする計画です。
・金額:51,000,000円(最大)
・利率:13%/年
・融資期間:3年(本貸付の融資期間は3年ですが、本ファンドの会計期間は本貸付のMJIへの着金後、資金の使用に関する承認をミャンマーの中央銀行及びミャンマー金融規制監督官庁等の規制監督官庁から得た日からとなります。そのため、ファンドの会計期間が3年に満たない可能性がありますのでご留意下さい。
・通貨:MMK
 
【MJI】
MJIの今後の事業計画は以下のとおりです。本匿名組合事業において、MJIから営業者へ返済すべき金額は、MJIの事業計画の達成度如何によって影響を受けるものではありませんが、実績が事業計画を著しく下回った場合には、MJIが営業者への返済を予定通り行えない可能性があります。

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(2)事業計画上の実現施策(運営の方針)について
MJIは設立6年目の会社です。創業以来マイクロファイナンス業務を行い、実績を積み上げてきました。今後は以下の施策の実施を進めることで、事業計画の達成を図ります。本匿名組合事業において、MJIから営業者へ返済すべき金額は、MJIの事業計画の達成度如何によって影響を受けるものではありませんが、実績が事業計画を著しく下回った場合には、MJIが営業者への返済を予定通り行えない可能性があります。
 
a. 資金調達
今後、海外の株主の出資金額を増やす予定である他、2019年4月には預金ライセンス申請の権利を取得する見込みであり、2019年中には顧客からの預貯金による資金調達が見込めます。また、現在、金融機関からの借入はありませんが、今後、取引を行うことは可能な状況です。
 
b. 顧客獲得
マイクロファイナンスの浸透率が低く、競合が少ない農村部に注力します。営業者は、同業他社に比べて農村部でのノウハウを持っており、優位性を発揮できます。
 

分配計算式

営業者は、本匿名組合事業により会計期間中に生じた収益及び費用から損益を算定し、利益が出た場合には出資口数に応じて匿名組合員に分配します。なお、本匿名組合出資金は、営業者からMJIへ送金する際に日本円からMMKへ変換され、会計期間中はMMK建てで運用され、MJIから営業者に返済が行われる際に、MMKから日本円に変換されます。
 
・(本匿名組合事業の収益(※1)-本匿名組合事業の費用(※2)

(※1) 本貸付の支払い利息等
(※2) 取扱者およびLIPへの委託手数料や営業者の手数料、租税公課等
 
損失が発生した場合には、匿名組合員は、出資金の金額を上限として、出資口数に応じた額を負担します。また、営業者がMJIから出資金を原資とする貸付契約の元本を受領した場合には、出資金の返還として、匿名組合員に対して、損益の分配に合算して分配するものとします。
 

金銭による分配金額のシミュレーション

本匿名組合契約における金銭による分配金額のシミュレーションは以下のとおりです。本シミュレーションの目的は、本匿名組合事業の収益や為替レートの変動等に応じた分配金額を予想することにあります。匿名組合員に対し、利益の分配や元本の返済を保証するものではありません。
なお、匿名組合員に対する出資1口あたり分配金額は、上記分配計算式に記載の方法により計算されます。

(1)分配金額のシミュレーション
本匿名組合事業において、営業者はMJI に対して年利13%の条件で貸付を行う予定です。MJIから営業者へ返済すべき金額にはミャンマーにおける源泉徴収税15%がかかります。返済額は、MJIの事業計画の達成度如何によって影響を受けるものではありませんが、MJIの業績如何では本貸付債権が予定通り返済されず債務不履行となる場合があります。匿名組合員への分配がマイナスとなる場合は、最終分配時に元本から差し引かれます。
 
【条件】
・本匿名組合事業の支払利息等の収益は本貸付元本の13%/年
・ミャンマーにおける源泉徴収税率は15%
・本匿名組合事業におけるその他利益及びその他費用は0円
・取扱者・LIP・営業者の手数料:本貸付の元本の4.675%/年
・日本国内でかかる源泉徴収税率20.42%
・為替レートの変動なし

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(注1)営業者はMJIに対して、年利13%の条件で貸付をする予定ですが、ミャンマー国内での規制環境の変化等により、利率が変更となる場合があります。上記シミュレーションは、会計期間1年間に予定している収益および費用を元にしたシミュレーションで、実際には3回の分配が行わる予定です。
(注2)本シミュレーションでは、その他の費用を0円と仮定していますが、その他費用が発生した場合には、匿名組合員への分配は減少します。

(2)分配予定表
次の条件で3回の分配及び元本の返済が予定通り行われ、為替レートの変動が一切なかったと仮定した場合の分配予定表は以下の通りです。
 
【条件】
・本匿名組合事業の支払利息等の収益は本貸付元本の13%/年
・ミャンマーにおける源泉徴収税率は15%
・本匿名組合事業におけるその他利益及びその他費用は0円
・取扱者・LIP・営業者の手数料:本貸付の元本の4.675%/年
・日本国内でかかる源泉徴収税率20.42%
・為替レートの変動なし
・本貸付の資金の使用について、ミャンマーの中央銀行及びミャンマー金融規制監督官庁等の規制監督官庁の承認に要した期間が3ヶ月

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(注1)上記のシミュレーション表は、本貸付の着金後、資金の使用について、ミャンマーの中央銀行及びミャンマー金融規制監督官庁等の規制監督官庁の承認に3ヶ月要した場合のものです。したがって第3回分配の1口分配金額中、損益の分配にかかる計算期間は9ヶ月であることにご留意下さい。承認に要した期間によって、第3回分配の1口分配金額は変動します。
 (注2)第3回分配日における「1口分配金額」は、分配が会計期間開始から3年後に分配が行われた場合の金額になります。MJIから営業者への完済が遅延した場合は、分配金額が変動する可能性があります。
(注3)本ファンドの募集開始時点では、MJIが営業者へ支払う利息に対してミャンマー国内でかかる源泉徴収税率は15%、営業者が匿名組合員へ払う分配金に対して日本国内でかかる源泉徴収税率20.42%(復興特別所得税0.42%を含みます。)となっています。また、現在日本とミャンマー間においては、租税条約が結ばれていないため、二重で源泉税徴収が行われます。将来、税率が変更された場合には、変更後の税率により計算が行われます。
(注4) 表中の償還率は、次の算出式によって計算される全会計期間に係る1口あたり分配金額の合計額を基にした償還率であって、年率ではありません。1口30,000円の出資金に対し、1口分配金額が30,000円となる時点を償還率100%としています。
   匿名組合員に対する出資金1口あたり分配金額/30,000円

 
(3)為替の変動による元本のシミュレーション
本貸付はミャンマーチャット(MMK)建てで行われるため、本貸付の返済が予定通り行われた場合でも、分配金額は、為替レートの変動等により、大きく変動します。以下のシミュレーションは、本ファンドの1口金額の為替レートの変動による元本金額の推移を示したものです。本ファンドは、3回の分配を予定しておりますが、元本の返済は3回目に一括で行うことを予定しており、3回目の分配時の為替レートが償還率に与える影響が最も大きいことにご留意ください。

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※ 上記シミュレーションは、送金時の為替レートが1JPN=14MMKと仮定し、最終分配時の為替レートが15%チャット高円安の場合にはそれだけで元本30,000円が35,294円に増加し、15%チャット安円高の場合にはそれだけで元本30,000円が26,087円に減少することを示しています。
※ 上記シミュレーションは元本の額の変動を示しており、上記分配計算式に定める分配金については含めていません。
 

過去実績等

(1) 過去の実績について
【営業者】
営業者は、設立2期目の会社であり、過去1期間の税務申告書の決算書上、前期は売上はなく当期純損失を計上しております。また、前期は債務超過の状態ではなく、募集開始日現在、借入金はありますが、本匿名組合計画の会計期間中には元利金の返済は発生しない契約となっております。
 
【MJI】
MJIは過去3期間の決算書上、売上高は過去3年間増加傾向で、主に貸出残高に比例して伸びています。3期前及び2期前は営業損失及び当期純損失、前期は営業利益及び当期純利益を計上しております。また、過去3期間は債務超過の状態ではなく、募集開始日現在借入金はありません。

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(2) 今後の事業計画について
MJIが、本匿名組合契約の事業計画を達成するためには、(a)資金調達及び、(b)顧客獲得を行う必要があります。
この点、MJIは(a)顧客からの預貯金による資金調達の他、金融機関からの新規借入による資金調達も見込めます。また、(b)今後はマイクロファイナンスの浸透率が低く、競合が少ない農村部に注力します。
 
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  • ログインする※ユーザー会員登録されていない方は会員登録をしてください。
  • ファンド詳細情報・契約書・契約説明書のご確認ください(熟読してください)。
  • ご契約内容に同意の上、口数を指定し、ファンドのお申込をしてください。
  • 指定金額のご入金及び、取引時確認(本人確認)資料をご送付ください。
  • 入金確認及び本人確認が完了し次第、Eメールにて、契約の成立をお知らせします。
  • 皆さんで事業を応援しましょう。
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1 募集受付期間 2019年3月31日~2019年6月30日
2 会計期間 2019年8月23日~2022年8月7日
3 契約期間 本匿名組合契約成立日〜本匿名組合契約に基づく分配金の支払いが完了した日
4 決算日 第1回 2020年8月22日 報告日: 2020年10月21日 分配日: 2020年11月20日
第2回 2021年8月22日 報告日: 2021年10月21日 分配日: 2021年11月20日
第3回 2022年8月7日 報告日: 2022年10月6日 分配日: 2022年11月5日
5 報告日 決算日から60日以内
6 分配日 決算日から90日を超えない日から随時引き出し可能
【営業者】
本匿名組合事業を行う営業者およびMJIの概要は、次のとおりです(2019年2月28日現在)。 
 
【営業者】
営業者は、MJIの親会社であり、2019年2月28日時点において、MJIの発行済み株式総数の78%を保有しています。営業者は、MJIの株式を保有している他、特定の事業活動は行っておりません。

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【MJI】
MJIは、営業者の子会社であり、本匿名組合事業に係る貸付資金を用いて、ミャンマーにおいてマイクロファイナンス事業を行い、営業者に対する返済を行います。MJIを本匿名組合契約の営業者とせずに、このようなスキームを採用する理由は、ミャンマーの法令等により、MJIが日本法上の匿名組合契約の営業者になることが困難であるためです。
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【取扱者】
本匿名組合契約の出資募集および契約締結の取扱い、本匿名組合契約の管理運営、匿名組合員へのIR業務等を委託する会社の概要は、次のとおりです。(2019年2月28日現在)
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【協力者】
本匿名組合契約の営業者の広報や財務状況のモニタリングレポートの作成、並びに投資家特典の企画・実施等を委託する、協力者である特定非営利活動法人Living in Peaceの概要は、次のとおりです。(2019年2月28日現在)
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このファンドは、どういうものですか? 事業に必要な資金を出資者の方から調達を行います。
そして、出資者の方には、一定期間の損益を分配金として受け取れるほか、投資家特典も提供させて頂きます。
投資家特典とはどのようなものがあるのでしょうか? 個別のファンドごとに特典は異なりますので、ファンドごとの特典は、ファンド詳細情報をご覧ください。
利益の分配に際し、税金はどうなりますか? 出資金額を越える利益部分に20.42%の源泉所得税がかかります。なお、将来税率が変更された場合には、変更後の税率により計算が行われます。
途中解約はできますか? 匿名組合契約を途中で解約することはできません。
元本は保証されていますか? 本ファンドは元本を保証するものではありません。 ファンド対象の売上如何によっては出資金が減額、あるいはゼロとなる可能性があります。
他人に譲渡することはできますか? 匿名組合契約上の地位を他人に譲渡することはできません。
未成年者でも契約できますか? 親権者の同意があればご契約頂けます。
申込方法とよくある質問 申込方法とよくある質問
>>申込方法とよくある質問
  • LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1
 
ミャンマーには、適正な金融サービスにアクセスできないために貧困に陥り、ビジネス機会や就学の機会が奪われている人々が大勢います。

ミャンマーのマイクロファイナンス機関「MJI ENTERPRISE Co., Ltd.(以下、MJI)」は、こうした人々に対して、小規模事業への融資や金融教育等を実施し、顧客の貧困スパイラルからの脱却を支援します。経営するのは日本人女性の加藤侑子氏です。

本ファンドの営業者は、MJIの親会社である合同会社quarante(代表社員はMJI代表と同じ加藤氏。以下、quarante)です。皆様から出資いただいた資金は、quaranteを通じてすべてMJIに貸し付けられ、MJIはその資金をマイクロファイナンスの貸付原資として活用することになります。

現地の様子が感じられるモニタリングレポートやスタディツアーといった特典の他、5月18日(土)にMJI代表の加藤氏とともに、どなたでも参加できるファンド説明会を行います。
金融サービスへのアクセスを通じて、ミャンマーで生活する人々の可能性を拡げる「最初の一歩」を是非応援してください。

マイクロファイナンスとは

マイクロファイナンスとは「マイクロ(=とても小さな)ファイナンス(=金融)」とは、文字通り顧客に対して小さな規模で提供される金融サービスを意味し、貸付、保険、貯蓄、送金等の様々なサービスの総称です。
 
多くの発展途上国において、貧困層の人びとは、自分の事業に必要な少しのお金を得るために、一般の銀行からお金を借りることができず、非合法な高利貸しに頼ることしかできない状況でした。こういった貧困層に、マイクロファイナンスサービスを提供している機関をマイクロファイナンス機関といいます。

ミャンマーのマイクロファイナンス機関「MJI」

ミャンマーってどんな国?ミャンマー連邦共和国(以下、ミャンマー)は、東南アジアにある国で、国土面積は日本の約1.8倍(68万/ km2)、人口は5,185万人(2015年)です。主食はお米(インディカ米)で、多くの人が民族ごとに異なる民族衣装を着て生活しています。

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/data/fund/4884/ミャンマー風景1.jpg /data/fund/4884/ミャンマー風景2.jpg
首都ヤンゴンから1時間も走ると、田んぼだらけの風景が広がります。

一方で、貧困率は6.36%です。東アジア・大洋州地域全体の2.32%と比較しても約2.7倍の水準となっており、多くの課題があります。
※出所:世界銀行 オンライン貧困データ分析ツールPovcalNet。貧困率は「1日1.90ドル未満で生活する人の、人口に占める割合」で定義。


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雨季のヤンゴン郊外。現地では普通の光景だが衛生面や収入面で問題も…。

ミャンマーでは、会社勤めではなく、家庭ごとに商売を営むことがほとんどです。自分で商品を仕入れ販売することで収入を得ますが、最初のステップとなる仕入れ費用や生産設備費用の調達手段が限られ、適切な金融サービスにアクセスできないため、困窮する家庭が多いのが現状です。
 
ミャンマーの一般家庭における資金調達としては、下記の手段があります。
1.インフォーマルセクターからの借入…金利が50~200%に及び、生活を食いつぶす額の利息を払い続けることになり得る。 
2.商業銀行からの融資…拠点が都市にあるため、農村からのアクセスが物理的に困難。また教育機会の限られた農村住民にとって、契約に関する説明が難しく心理的ハードルも高い。 

上記以外に、マイクロファイナンス機関からの融資という方法により、資金調達手段が限られていた現地の方々にビジネスを通して自立する支援を行うことが可能となります。皆様から出資いただく資金は、quaranteを通して、農村地域に適切な金利で融資を行うマイクロファイナンス機関MJIの貸付原資となります。
 
マイクロファイナンス機関「MJI」とはMJIは設立6年目のマイクロファイナンス機関で、ミャンマー国内に7つの支店と、13,000名弱の顧客を有しています。
 
ミャンマーの金融機関でありながら日本人女性が代表を務める稀有な機関です。加えて、他マイクロファイナンス機関で14年のマネージャー経験等を持つZaw氏を含む70名のスタッフで運営されています。
 
MJIは、マイクロファイナンスサービスにアクセス出来ない人たちのために支店を増やし、業種ごとの特殊な資金ニーズに応えることで、ミャンマーの人たちの選択肢を拡げようと日々活動しています。

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融資の回収や追加融資を行うセンターミーティングは、顧客の家で行われます。
写真の家にはなんと約100名の顧客が集まっています。

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また、金融サービスの提供の他に、「情報」を届けることを非常に重視しています。

現地の人たちは、情報にアクセスできないためにビジネス競争力が持てず、長期的な視点で教育にお金をかけるロールモデルに出会えない状況にあります。そのためMJIのセンターミーティングでは、3か月に一度「Mango!」という名前のフリーペーパーを配布し、MJI顧客のビジネス成功事例の共有、多重債務の危険性の啓発、子どもに教育を受けさせたことが家計にもプラスになった事例紹介等を行うことを通して、現地の人たちに情報を提供しています。


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MJI代表の加藤侑子氏は自身の経験から、「貧困に陥ると将来への選択肢がなくなったように感じ、やる気が湧かなくなる」と言います。多くの人たちが自分の努力や勉強によって将来に夢を持つことができる社会を築くため、MJIはミャンマーで金融と情報へのアクセスを拡げていきます。

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MJIならびにquarante代表の加藤侑子氏


MJI顧客ストーリーMJIからの融資で、将来の見通しが明るく変わった事例を紹介します。
 
リン・リン・トウェインさん(28歳)は幼少期から、きれいなドレスを着た女性を見る度憧れていましたが、家が貧しくアクセサリーやきれいな服を買うことは叶いませんでした。

その後も、巨大サイクロンによる甚大な被害で高校進学を断念、就職後授かった男の子の体が弱かったことから、平均医療費支出の5~7倍の医療費が毎月かかり(※1)困窮した生活を続けます。
 
それでも現状にめげず、働いていた時の貯金で、一念発起してコスメ製品のお店を開業しようとします。しかし、仕入費用が多額と知り、途方に暮れていた時に出会ったのがMJIでした。

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インタビューに応じるトウェインさん

トウェインさんはMJIから150,000チャット(町の最低収入の75%にあたる額)を借りることができ、コスメ製品の仕入れやショーケースの購入に充てることができました。「美しいもの」という彼女の目指していたコンセプトは、町の女性の心を掴みました。

きれいな陳列や、顧客の心を掴むためのマーケットリサーチ等を積み重ねると、売り上げがついてきました。最初に借り入れた150,000ミャンマーチャットは完済、その後少しずつ増やした借入を都度完済して、現在は1,000,000ミャンマーチャットを借り事業を運営しています。(※2)
 
トウェインさんは、彼女のお店での買い物を通じて「美しくなることを楽しんでもらいたい」と言います。そのサービス精神がビジネスの成功と結びついているようです。
 
彼女は最後に「今の私の新しい夢は息子の教育をサポートしていくこと。そのためにもっともっとビジネスを大きくし今より多くの収入を得られるように頑張りたい」と語ってくれました。
 
このようにMJIによる融資は、顧客が人生で取り得る選択肢を拡げています。
 
※1.トウェインさんが住むトンテイ町の平均医療費支出4,000ミャンマーチャットに対し、20,000~30,000ミャンマーチャットの医療費がかかっていた。
※2.MJIは過剰な貸出を予防するため、返済実績を踏まえて徐々に貸出上限を上げるようにしている。1,000,000ミャンマーチャットは優良事業者にのみ適用される融資額である。

 

マイクロファイナンス貧困削減投資ファンドについて

これまでの実績と認定NPO法人Living in Peace(以下LIP)による調査やモニタリングミュージックセキュリティーズとLIP(※)は共同で、2009年に「マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド『カンボジアONE』」を立ち上げて以来これまでに、カンボジア、ベトナムに14本のファンドを組成し、約2億4,000万円の資金を現地のマイクロファイナンス機関に届けてきました。
 
(※)参考URL
認定NPO法人Living in peace
認定NPO法人Living in peace マイクロファイナンスプロジェクト

本ファンドでは、皆様から、MJIの親会社であるquaranteに出資いただき、quaranteは出資金全額を子会社であるMJIに貸し付けます。その後、MJIからquaranteに支払われる利息等から、手数料等を差し引いた金額が皆様に分配される仕組みになります。
ミャンマーの法令等により、MJIが日本法上の匿名組合契約の営業者になることが困難であるため、この仕組みを採用しています。

そして認定NPO法人Living in peaceがMJIのモニタリングを行い、現地レポートをお届けします。
LIPによるMJI調査レポートはこちら

【LIPからのメッセージ】
2009年にLIPとミュージックセキュリティーズ共同で、初となるマイクロファイナンス貧困削減投資ファンドを募集してから10年、今回LIP初となるミャンマーでのファンドをお知らせできたことを嬉しく思います。
MJIのCEO加藤さんは「すべての人にチャンスを」というLIPの理念を共有できる方です。一人でも多くの日本の方に、加藤さんの活躍を知っていただきたいと思います。

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現地を体感出来るファンド特典今回、皆様にもマイクロファイナンスプロジェクトに参加いただけるような特典を用意しました。

●現地スタディツアー
顧客の生活・ビジネスの様子、スタッフが働く姿を現地で実際にご覧いただけます。
マイクロファイナンスの最前線で「生の声」を感じることができるツアーです。
※    航空費、宿泊費、移動費、食費等、ツアーにかかる費用は匿名組合員のご負担となります。また、開催時期は未定です。

●モニタリングレポート
MJIの財務状況の報告とMJIの顧客やスタッフの紹介がついた電子レポートをご覧いただけます(認定NPO法人Living in Peace作成)。

これまでのマイクロファイナンス貧困削減投資ファンド投資家の声「貧困から、寄付ではない自立の支援、ぜひ頑張っていただきたいと思います。」
「初めてマイクロファイナンスに投資します。役に立てるよう期待しています。」
 
特典の現地スタディツアー(カンボジア)に参加した方の声
「不安な気持ちを抱えながらも、お金を借りビジネスを成功させようとする借り手の方々の向上心に心を打たれました。」
「貧困問題はすぐに解決できるものではないですが、マイクロファイナンスは解決の手段になり得ると感じました。」

リスクについて本ファンドには為替リスク等があります。
出資をご検討される際にはそれらのリスクをご確認の上、事業に共感いただける方から出資をいただけますと幸いです。
 
一般的に、投資対象国の収支状況や政治情勢等によって、通貨の価値が変動します。
ミャンマーの通貨「チャット」は、ペッグ制を廃止した2012年4月以降、1チャット8.42165~14.45938円と上下約35%の変動がありました。
本ファンドでは、ミャンマーチャット等の変動が、皆様が受け取る分配金に影響します。
 
※その他のリスクについては、出資をご検討される際にご覧頂く、「ファンド情報 リスク」をご覧ください。
 

お申込みいただく際はたった4ステップ、すべてWEBで完結します。
皆様からの応援をお待ちしています。

営業者紹介

合同会社quarante
日本に本社のある、マイクロファイナンス機関MJIの親会社です。MJIの株式を保有している他、特定の事業活動は行っていません。

MJI ENTERPRISE Co., Ltd.営業者であるquaranteの子会社で、ミャンマーにおけるマイクロファイナンス事業を行います。
スタッフが現地を訪問して生活水準や事業実態を調査し、収入額が返済額を上回っていることなどを条件に融資を実行します。融資前の金利・返済方法についてのトレーニング(全4回)や、過剰債務を防ぐため金額を段階的に引き上げる融資など、顧客保護の取り組みに特徴があるマイクロファイナンス機関です。またフリーペーパー「Mango!」の配布など、情報へのアクセスを非常に重視しています。
 
[ミッション]
  • 私たちは金融アクセスのないミャンマーの人々の需要を掘り起こし、ローカルのライフスタイルに適合する金融サービスを提供します。
  • 私たちは、金融サービスの提供を通じ、子どもたちや困窮する人々が出来るだけ多くの機会を得られるように専心すると同時に、投資家の利益に貢献します。

代表者紹介

合同会社quarante代表社員/MJI ENTERPRISE Co., Ltd.取締役 兼 CEO
加藤 侑子(かとう ゆうこ)
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金融関連企業および海外リサーチ企業勤務を経験。
2013年のMJI設立時よりミャンマー現地で業務に従事し、2015年にマイクロファイナンス事業の立ち上げに成功。
以来、現在に至るまで一貫して当該事業の経営に携わっています。

ファンド対象事業内容

営業者が、本匿名組合契約に係る出資金をもとに、営業者の子会社であるMJI ENTERPRISE Co., Ltd.に対して貸付を行う事業です。
なお、MJIは、当該貸付資金を用いて、ミャンマー連邦共和国においてマイクロファイナンス事業を行います。

事業計画上の売上およびその実現施策、事業計画時の分配金額等については「ファンド情報 分配シミュレーション」ページをご覧ください。

資金使途

ファンド資金は、以下の内容にて使わせていただきます。
【営業者】
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【MJI】
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投資家特典

●現地スタディツアー
顧客の生活・ビジネスの様子、スタッフが働く姿を現地で実際にご覧いただけます。
※航空費、宿泊費、移動費、食費等、ツアーにかかる費用は匿名組合員のご負担となります。また、開催時期は未定です。
●モニタリングレポート
MJIの財務状況の報告とMJIの顧客やスタッフの紹介がついた電子レポートをご覧いただけます(認定NPO法人Living in Peace作成)。
(注1) 特典は、営業者の都合により内容が変更される場合や、実施ができなくなる場合もあることをご留意ください。
2019年10月31日 17:00マイクロファイナンスと社会起業家とAWSENサミット参加記録(番外編)

ミャンマーからこんにちは。
MJIの加藤です。

本日は、前回に続きAWSENサミット2019 沖縄参加記録の番外編をお届けします。

~前回までのあらすじ~
LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1のご縁から、大変有難いことに「アジア女性社会起業家が集まるサミット」AWSEN SUMMIT2019に登壇の機会を頂いたMJIと加藤。人生4度目となる緊張のスピーチ、初体験となったセッショントーク、他の方の素晴らしい講演を体感。重要な学びをスタッフと共に体験させて頂いた感謝、至福の想いと次のステージへのやる気でいっぱいになった数日間でした。

まだ本編をお読みでない方は是非こちらから!
AWSENサミット参加記録(DAY1)
AWSENサミット参加記録(DAY2)
アジア女性起業家ネットワークとは


番外編(1)AWSEN Okinawa Cultural Entrepreneural Tour 命どぅ宝の島を感じる
12日の本番前に、登壇者を中心に関係者が共に沖縄の歴史・文化等を「ここ沖縄で開催する意味」を感じる会が設けられました。

ツアー概要より
サミット前日の10月11日に開催するAWSEN Okinawa Cultural Entrepreneurral Tourでは、サミットに先駆けて事前に集まった登壇者(起業家や起業家支援に携わる人達)や県内外から集まったAWSENに関係の深い方々、そして琉球大学の学生などの約30名がつど い、「命どぅ宝の島を感じる」をテーマに、沖縄の伝統文化や自然に触れて頂く時間を持って頂く予定です。 沖縄が”命どぅ宝の島"であることを感じるこのツアーを通じて、自分自身のあり方や起業家精神の源泉となる想いについて触れたり、参加者同士が語り合う時間としていきたいと思っています。


行先はこちらでした。
・今帰仁城跡
・今帰仁歴史文化センター
・レストランがらまんじゃく
・津嘉山酒造

その中から印象的だった、がらまんじゃくさまと津嘉山酒造さまのお話しを。

がらまんじゃく
沖縄は金武にある自然食のレストラン。建物も沖縄らしい家屋。庭に息づく植物の大半は食せるものだそう。
現代人、化学調味料を避けた生活はなかなか難しい。本当に「優しい料理」とは「母が作った料理」がコンセプト。彩りは鮮やかなのに全て自然の物から作られている。
がらまんじゃくでは「ヴィーガン」と「ノンヴィーガン」が選べる。私は後者を選択。ラフテーがついてお椀が鮪系お汁もの。
食事をしながら沖縄の食文化についてお話を伺えます。

▲当日のランチ、こちらはヴィーガンメニュー。
ハリウッド女優キャメロン・ディアスが、映画撮影期間中に撮影現場で料理をすることについて「誰かに料理をすることは愛を伝えることだ」と撮影に一緒に入る若いメンバーに振舞っているような話を記事で読んだことがある。確か In Her Shoesでの話だった。
愛を伝えるものとして捉え直すと、食材・調味料の選び方、料理の時間が変わりそうだ。

▲食文化やこれまでの体験、理念についてお話しして下さる店主ことおかあさん&アメイジングな通訳をして下さったおふたり。

世界一の長寿島・長寿民族と言われた沖縄でしたが、最近はファストフードや肉食が常態化し、かつて長寿を支えた沖縄伝統の食事が失われている。食事も文化の一つ。それを残したい、復興させたいと熱く語るおかあさん。続く「飲んだ後にラーメンとか、夜にステーキとか焼肉とか」の言葉にドキっ。
母上さま、肉はお許しください。。。格闘家は筋肉生成にたんぱく質が必要なのです。。。

津嘉山酒造所
~津嘉山酒造所さまホームページより 酒造所の歴史~
津嘉山酒造所は大正13年頃沖縄県本島北部に位置する名水の地国頭郡名護町(当時)で創業しました。現在の醸造所は昭和2年から4年にかけて建設され、現存する赤瓦葺き屋根を有する木造建築物としては最大級のものです。太平洋戦争で名護町内の建物のほとんどは破壊されましたが、施設は戦後米軍のパン工場として摂取され当時の面影が建物内に残っています。平成17年1月29日に「津嘉山酒屋保存の会」が発足し、その歴史的価値の保存と町中観光の拠点として様々な活用を目的に施設を公開しています。また平成18年3月23日に文化庁の有形登録文化財に指定されました。

沖縄の歴史と深く繋がる酒造所、そこに生きた人たちの姿が目に浮かぶような場所でした。
詳しい内容は、琉球新報様の記事を紹介させていただきます。ぜひ、こちらをお読みください。

▲酒造所の説明を受ける。「有形登録文化財」だからこその苦労や素晴らしさ。

▲試飲中の様子。泡盛の瓶を前に嬉しそうですね。はい、嬉しいです。この後みんな國華43度一升瓶をお買い上げ。

沖縄にご旅行の際はぜひ行き先のひとつににご検討くださいませ。

こうして、登壇者はじめ関係者が開催場所の歴史を頭と体で知り、12・13日のイベント本番へと繋がれていったのでした。

番外編(2)スタッフ沖縄珍道中
今回、6名のスタッフを本イベントに出席させて頂きました。
バンコク経由でLCCピーチが飛んでいるとはいえ、6人分は決して安い旅費ではありませんでしたが、どうしてもこの機会、この瞬間に同席をして欲しかった理由があります。

▲会場で記念撮影。全員民族衣装「ロンジー」で参加。ステージからみんなの姿を見てとっても安心しました。ありがとうね。

DAY2で書きました通り、MJIのスタッフ数は、小学校入学時(幼稚園卒園時)にワケも分からぬまま軽やかなメロディと共に目指せと言われた友達の輪の基準値100人を超え、マイクロファイナンスの営業開始から5期を終え、ひとつの節目にさしかかっていると感じております。また、ミャンマーのマイクロファイナンス業界も「純ブルーオーシャン」のステージを過ぎ、一部の大都市では競争が始まり、まさにここから「ミャンマーのマイクロファイナンス業界全体が本来目的を忘れずに進んでいけるか」の節目にきていると感じます。

本サミットのタイトルでもある「社会起業 Social Business」、「社会起業家 Social Entrepreneur」。

マイクロファイナンスも恐らく、カテゴライズすればその枠内に収まるものと思います。金融・お金を通じて、お客さまが自立する道や手段を提供すること。その道を共に探し続けること。活動・組織の持続可能性を目指し、あらゆる面において安定的な経営を行い、それらを還元すること。ダブルボトムライン。2つを目指すからこそマイクロファイナンス、ソーシャルビジネス。

利潤だけを追求する、又は利益追求に偏っているのであれば、社会課題に向き合っていなければ、キレイごとだけ並べて真剣に解決しようとしていなければ、マイクロファイナンスはただの街のお金貸し屋さんでしかないでしょう。

その社会課題に向き合うというアクション・ハートが「外国人からの指示」ではなく、「現地の人が現地の人を想って」生み出されるものである(ものになる)ことが、MJIとミャンマーのマイクロファイナンス業界の次なる扉を開く"鍵"になると考えています。

主役はかれら、ミャンマーのひとびと。

日常から離れ、「ソーシャルビジネス」、「ソーシャルインパクト」に徹底して向き合う時間の中で、次なる扉を開く"鍵"を己の中から見付け出してほしい。
そして、全スタッフが貧困により子供たちが涙する事のない世界に向かっていけるよう、社内の懸け橋になって欲しい。
今回の参加を、その第一歩にして欲しい。

こうした想いから、社内で了承をもらい、みんなから温かい送り出しを受け、MJIのトップメンバー6人と共に訪沖に至りました。(MJIのみんな、認めてくれて本当にありがとう。)

また、今回参加した6名は全員が語学堪能​なメンバーではありませんでした。
それでも、得意でない英語の通訳を聞きながら、前のめりに座り、またはいつも通り真っすぐな視線と姿勢でメモを取り続け、各スピーチに聞き入っていました。耳に入るすべて、目に入るすべてを吸収しようという意気込みを隣でひしひしと感じ、途中少し感動すらしてしまうくらいでした。(親ばか)

正直に申し上げて、参加した6人がどこまでの内容・情報を吸収できたか現時点では分かりません。
今、彼らは通常業務をしながら、本サミットで学んだ事を反芻し、次なるアクションに向けて準備をしています。

次なるアクション=彼らの本番は、12月のスタッフワークショップです。
年に一度、社員旅行の間にスタッフのチームワーク強化&心を一つにする時間を「スタッフワークショップ」として設けています。
MJI代表、ミャンマー代表として学んだこと「ソーシャルビジネスとは何か」、「MJIは、自分は何を目指すか」をまずは社内に感染させてもらいます。

この結果は、ぜひまたレポートをさせて頂きたいと思います。
上記の親ばかが正か否か含め、わたくしと一緒に結果を楽しみにしていただけますと幸いです。

最後に、「勉強とは審美眼を培うもの」という敬愛する漫画家先生のひとりからお言葉を拝借し、沖縄の美しさに触れたスタッフの写真をすこし共有させていただきます。

▲ニライビーチにて。美しい沖縄の海を堪能した模様。2日間それぞれアテンドして下さった方に感謝です!!!

▲人生初グラスボート。「ミャンマーは泳げない人が多いからこのビジネスいいね」と言い出す。ソ、ソーシャルグラスボートですか?笑

▲「生まれて初めて空飛ぶ魚をみました」とはスタッフの談。あ、あの、これ、イルカさんです。ほ、哺乳類です。笑



最後までお付き合いを頂きありがとうございました。

これで、AWSENサミット2019参加記録シリーズは完結です。
続きとなるネクストストーリーは、12月のスタッフワークショップ後に・・・。

次回は、また処を戻して、マイクロファイナンス・ミャンマーについて書いていきたいと思っています。

最後に、これが首里城本殿が焼失した日の投稿になったことに、何ともいえぬ気持ちでおります。
この記事は昨日の夜に書き終えて、今日最終修正をして投稿する予定にしており、昨日もずっと沖縄の事を思い出していました。
しかし、今朝。いつもより1時間早く目が覚めて、飛び込んできたニュースがこれで、心臓がドクンとひと鳴り。まだ夢の中なのかと。
沖縄の方にとってはより深い悲しみの中に在られることとお察しします。
京都も理由や時代は違えど一度金閣寺を炎に包まれて無くしています。
でもそこから始まったものもあったと後時代の人間として思っています。
簡単には言えませんが、より美しい沖縄になっていくことを心から想っています。

いつも応援とご支援ありがとうございます。
引き続き、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

MJI Enterprise Co., Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同

2019年10月29日 17:00マイクロファイナンスと社会起業家とAWSENサミット参加記録(DAY2)

ミャンマーからこんにちは。
MJIの加藤です。

本日は、昨日に続きAWSENサミット2019 沖縄参加記録の2をお届けします。
参加記録1、もといわたくしの緊張記録はこちらをご覧くださいませ。
AWSENのご紹介はこちら

「誰ひとり取り残さない」ために私達が出来ること、日本とアジアを繋ぐ沖縄から生み出すSDGs実現への一歩。今回サミットのテーマです。
それでは、DAY2へ参りましょう。


【DAY2】
 祈りと自然と経済 私たちが共に生き、創る未来
 持続的な地域と起業家 アジア各地の社会起業家たちの挑戦とそれを支援する動き
 女性起業家たちのこれまでの挑戦・学び・これからについて ここだから語れること
 ※太字:加藤登壇

まずは朝起きて、ええーっ!
AWSENサミットのメディアスポンサーである琉球新報さまの朝刊です。

中ページ見開きフルカラー!
朝一番にこれを拝見し、ますますDAY2への気合が入ります。


▲こちらは加藤記事クローズアップ、DAY1の緊張スピーチについて書いていただいています、感謝です!

会場には、昨日のDAY1からDAY2へのかけはしとなる仕掛けが。
スピーカーが話した言葉をリアルタイムでグラフィックに落としていく「ことばグラフィック」。
言葉を目に見える絵にして繋いでいく。
登壇者ひとりひとりのグラフィックを作っていただきました。

▲グラフィック作成中の様子。描いて下さっているのはことばグラフィッカーのちょこさん。

DAY2の「女性起業家たちのこれまでの挑戦・学び・これからについて」は、ブレークアウトセッション。グラフィックと共に参加者の方々と輪になってお互いに感じたこと、質問、不安も含め思いを交換します。

▲ブレークアウトセッションの様子

こちらはDAY2のようすを書いて下さっている琉球新報さまの記事です。
詳しい内容は是非こちらもご覧くださいませ。
職業・バックボーン・年齢・出身地・顔・匂い、あらゆるものが異なるひとたちが自由に共有できる空間でした。

約60分間のセッションを2回転行ったのですが、共通してみられた問いがありました。
・どうやってモチベーションを保つの?
・どうやったらモチベーションをあげられる?
・いつどこに働き甲斐を感じる?
・どうやって働き甲斐を見つける?

「働き甲斐」と「モチベーション」。
マズローの五大欲求とか言われても後半の高尚な欲求は理論的に理解できていませんが・・・

わたくしの場合、興味は常に「人」にあります。
仕事においては、大きく「社内の人」、「お客さま」、「社外の人」。プライベートでは「好きな人・大切な人」、「それ以外の人」。そして「自分自身」。
喜びも悲しみも、その人々との繋がりの中に発生します。
当然、モチベーションになるものもその箱の中です。

会社員時代
●上司の役に立てたら嬉しいし褒めてもらえたら嬉しい(褒められたいと伝えていた気がする)
●自分の上司が他から褒められる評価される姿をみたら嬉しい(そしてすぐ祝う)
●お客さま、社外の人からお礼の言葉を受取ったり、他の誰かから「喜んでいらしたわよ」と聞くと嬉しい

「嬉しい」「幸せ」「好き」「したい」が次の「もっと頑張ろう」に繋がっていました。
会社で働いていれば、そこにお給料や役職や賞などの結果がついてくるとモチベーションはさらに増しますね。

今現在
●スタッフの成長する姿、新しい事が出来るようになっていく姿を見ると幸せ(やめたスタッフも)
●お客さまの事業が大きくなる様子、生活が良くなっていく様子を見られる聞けると幸せ(至極)
●お客さまの子供が進学・就職・夢がかなった話を聞けると幸せ(理念でもあり、何よりお客さまの子供=お客さまにとって嬉しいことだから)

今のわたくしですと、これらに経営数値がついてくる事で喜びは増します。また、数値に対しては喜びとは異なる経営責任もありますので、そこもモチベーションです。

とはいえ、「●●とソリが合わない」「部署内の仲が悪くて」などなど、いろんな事情が・・・
わたしもありました。MJIでも、やっぱりスタッフ同士の不仲やいざこざは0ではありません。

全人類を愛せよ!とは言えませんし出来ませんが、その状況でも「相手を知ろう」とする行為行動並びに心の働きには価値があると信じています。
少なくとも、何らかの、自身の決断によって選んだ道の途中で出会ったその人です。深入りしなくていいし、無理して深く付き合う必要もない。ただ、自分の決断の延長線上に派生して出会う事象に「知ろうとする」くらいの行動はとっても減るもんじゃねえ、と思っています。
結果、その愛が報われなくても、その相手と分かり合えなくても、自分の中に「人に向き合おう」とした経験と思い出は残ります。
次に、他の誰かと分かり合おうとしたとき、必ず生きる。

これらはわたしの例ですが、セッションの中でのお話しと気付きを交えて、ここにご紹介をさせて頂きました。
キラキラワードを並べたように見えるかもしれませんが、勿論、過程や前後に負の感情、ブラック加藤も入ります。人ですので。そこはまたの機会に・・・。

「働き甲斐」と「モチベーション」。
シンプルな日常に起きるすべての中に、大切なことは妖精のようにひょっこり座っているはず。
目に映るすべての事はメッセージ。
大好きな映画の、大好きな歌の、大好きなフレーズ。
最近よく聞いています。

セッションで「働き甲斐」、「モチベーション」について質問を下さったみなさまが、素敵なメッセージを見付けられますようミャンマーから祈っております。


もうひとつ、この問いに関連する興味深いスピーチがDAY1でありました。

占部まり先生(宇沢国際学館・取締役)
「無意識も最終的には脳内で経験に裏打ちされたものである」
大室悦賀先生(長野県立大学グローバルマネジメント学部教授ソーシャル・イノベーション創出センター長)
「文化人類学的に人類史上150人以上の組織は存在しない、150人以上は脳の構造上エラーが発生する、だから巨大組織はヒエラルキーがないと維持できない」
※表現に誤りがありましたらご指摘頂けますと幸いです。。。

占部先生のお話しは、自分の考えに近いものでとても嬉しくなりました。
言葉やその深みは全く及ばぬものですが、わたしは「生きるという事は想い出を作ること」だと考えてきました。つまり肉体的・精神的経験です。
自分たちが日常的に行う判断・無意識の行動が、その肉体的・精神的経験=想い出が礎になっているのだとしたら、この一瞬一瞬をどういう想い出にするかというアクションがどれだけ大切か。
そう考えれば、今に心と行動がフォーカスされ、モチベーションもそこに導かれていくような気がします。
これからも素敵な思い出を作り、持ち、またそれを提供できるようなMJI、チーム、自分自身でありたいと強く思います。

大室先生のお話しは、わたしもMJIにとってもハッとさせられるものが沢山ありました。
MJIのスタッフ、現在106名。残り44名。。。
フィロソフィーマッチを重視したチーム・環境づくりを心に決めていたがまさかの脳の構造エラー発生!?どうしよう!!?
もし、ヒエラルキーが脳の構造エラーを補うためのものなのだとしたら、「働き甲斐が・・・」と思うひとは自分の所属する組織・コミュニティーの構造を根本から見つめ直したり、所属先を変えたりするのもひとつなのかもしれません。
その前後も示唆に富むお話しが繰り広げられており、その中の「プロセスを徹底することで、カルチャーが残り、ファンができ、負担なく差別化に繋がっていく」というお話しが印象に残っています。

MJIが100人というチームになったこの節目に、重要な学びを、スタッフと共に体験させて頂いたことに感謝でいっぱいです。
そんな、至福の想いと、次のステップへのやる気でいっぱいで、DAY2を終えました。


最後までお付き合いを頂きありがとうございました。

ここでご紹介できていない、素晴らしいお話し、アカデミックなセッションも多数ござました。
繰り返しになりますが、わたくしの文章ではなかなか会のすばらしい様子がお伝えしきれませんので、是非リンク等ご覧いただけますと幸いです。

これでAWSENサミット2019は終了なのですが、2日間のイベントの前には学びのツアーやスタッフ沖縄珍道中などたくさんの想い出があります。
次回は、AWSENサミット番外編として、ツアーや交流会の様子もお伝えさせて頂きたいと思います。

MJI Enterprise Co., Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同

2019年10月28日 17:00マイクロファイナンスと社会起業家とAWSENサミット参加記録(DAY1)

ミャンマーからこんにちは。
MJIの加藤です。

青い海、青い空、オリオンビールの沖縄を離れ、訪沖したスタッフ共に、現実と現場に戻り新しい期の中で走り出しています。

先日ご案内しましたAWSEN アジア女性社会起業家ネットワーク サミット2019は、おかげさまで大盛会となりました。
本日は、わたくしの講演内容を含め、当日の様子をお話しさせて頂きたいと思います。

しかし、わたくしの文章ではなかなか会のすばらしい様子がお伝えしきれませんので、文中にありますリンクを是非ご覧いただけますと幸いです。
※外部リンクに移動します

「誰ひとり取り残さない」ために私たちができること、日本とアジアをつなぐ沖縄から生み出すSDGs 実現への一歩。
これが今回サミットののテーマでした。
まずはDAY1。




【DAY1】
 誰ひとり取り残さない 経済・社会・個人としてのあり方
 これからの幸せな社会について考える
 企業のあり方とSDGs 誰ひとり取り残さない と事業
 アジア女性起業家のストーリーアジアで挑戦する日本人女性起業家たち
 アジア女性起業家のストーリー女性たちが生み出す新たな社会
【DAY2】
 祈りと自然と経済 私たちが共に生き、創る未来
 持続的な地域と起業家 アジア各地の社会起業家たちの挑戦とそれを支援する動き
 女性起業家たちのこれまでの挑戦・学び・これからについて ここだから語れること
 ※太字:加藤登壇

まずはAWSENの紹介を。
History
アジア女性社会起業家ネットワーク(AWSEN)は、2014年の8月にバンコクのメコン地域で行われた女性社会起業家促進のセミナーに参加した、カンボジア・ラオス・ミャンマー・タイ・ベトナムの5ヶ国の出席者達によって立ち上げられました。
Mission
AWSENは、knowledge/inspiration/allianceを通じて、女性社会起業家の潜在能力を最大限に引き出すラーニングコミュニティです。現在および未来の社会起業家間の交流と情報共有を通じて、互いの能力開発のための効果的なコミュニケーションチャネルを提供します。女性社会起業家のためのエコシステムの創出を支持します。

代表は、渡邉さやかさん。ご自身も起業家、事業家。
こうしたコンセプトで2014年に設立され、アジアを中心に活動の輪を広げられ、昨年沖縄での開催がVo.0として始まりました。

わたくしがAWSENを知ったのは、1年程前。
沖縄Vol.0後のアジア各国のフォローアップでミャンマーにいらしたAWSENのみなさまが弊社に立ち寄って下さいました。
そしてお立ち寄り頂くきっかけになったのは、本「LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1」の立ち上げ前イベントでした。
イベントの参加者様のおひとりが、「いい縁になれば」と私とMJIをAWSENご紹介下さり、訪問を頂く流れになりました。
そのご縁が、蓮の軸から紡ぎだされるか細くもしっとりと輝く糸のように有難く繋がり、今に繋がりました。

有難い。
しかし…
事前のご案内でも書きました通り、わたくしは登壇とかスピーチとかそういった類の経験が多くありません。
「サミットに参加された方に何を伝えたらいいのか、どんな価値が出せるのか」、なかなかその答えが見つからず、準備期間を悶々と過ごしておりました。

他の登壇者様のプロフィールや事業や過去記事を何度も読み、最終的に、「社名とか役職とか社会起業家だとかすべての社会に紐づく何かを切り捨てて、ただの人間」として話すことにしました。

講演の中でもお話ししたのですが、自分の事を「社会起業家」だと思ったことはこの講演のオファーを頂くまで全くありませんでした。
今もその感覚はなく、わたくしはわたくし以上でも以下でもないので、そういった肩書に沿った話ではなく、「生身の人間が何を感じて何を考えてどう行動したか」が一番お伝えできることだと思い、原稿作成を開始しました。

10分間という限られた時間なので飾った言葉は使わず、心の底から出てくる右ストレート(?)だけを拾い、パワーポイントに散りばめる。

ミャンマーのご紹介
現在携わっている事業
現在に至るまでのながれ
マイクロファイナンスとわたしを繋げる原体験とその時の感情
マイクロファイナンスを始めたきっかけとその時の感情
今後の取り組んでいきたいこととその理由

わたくしという人間のお話をもう少しだけさせて頂きますと、自分でも驚くほど「緊張しい」です。
イベント前は前日夜から当日寝起きも、ずっと緊張をしています。
開始のゴングを聞いてようやくスイッチが入り、準備したことに没頭をできるようになります。
今回も例外なく。

本番。会場でマイクを持つ。

熱い。沖縄だからじゃない。

不思議の国でアリスがうさぎを追いかけて落ちた穴の中に浮かぶ家具のように、準備してきたことば達がふわふわとあたりを舞う。

違う。浮いているのは自分。

足が、足が、地球にくっつかない。

想像できないほど冷たい宇宙の濃群青色を思い浮かべ、脳から熱を取り除いてひとつひとつ声を出す。

ようやく、脳から腹部に重力が引き戻され、地球に帰ってこられたところでゴングは鳴る。

そのまま、トランプの神経衰弱の名人ように、パワーポイントに散りばめたキーワードを自分の言葉でパタパタとつなぎあわせていく。

時間が未来から過去に流れるように、準備された言葉と意味と想いが回転しひとつの目的に渦を巻いて吸い込まれていく。

その間、600秒間の発表でした。

つづく、約40分間のセッショントークでは、会場やモデレーターさんから沢山のご質問、コメントを頂きました。

▲セッション中、ビジネスレザーファクトリー代表原口さんと。

・独立という決断について
・独立に至るまでの過程
・経営者になってからの具体的な苦労とその克服方法
・メンターの存在、必要性、出会い方
・外国人スタッフとのコミュニケーション
・未来への展望とその詳細

さらに、アジア各国から参加されている登壇者様のセッションが続き、発見と共感が沢山重なるものでした。

一緒にセッションをさせて頂いた原口さん:Business Leather Factory(バングラディシュ・日本)はそのシャープな思考に釘付け、
VANさん:Imagtor(ベトナム)は人間の魂から溢れる強さを分けて頂き、
AYUMIさん:Du' Anyam(インドネシア)は気付きからアクションへの真っすぐな姿勢に背筋が伸びる思いをし、
Haidyさん:ChangeFusion(タイ)(DAY2でご登壇)はミャンマーに是非持ち帰りたいモデルでした。

AWSENのfacebookページで詳しい各セッション・スピーチ・質疑が紹介されていますので、リンクを残したいと思います。

こんな様子で、DAY1は無事に終了いたしました。
夜はネットワーキングディナーが開催され、会場では話し切れなかった登壇者と参加者が一緒に過ごせる空間になっていました。

▲弊社ミャンマースタッフもインドネシア、タイからのみなさんと一緒に!(加藤はすっかり疲れ気味・・・)

▲「月桃の葉で食事をする」という沖縄らしい体験をさせていただきました。

明日も朝からイベントが続きますので、今日はおじい自慢のオリオンビールも泡盛もそこそこに解散しました。



最後までお付き合いを頂きありがとうございました。
DAY1では、登壇させていただいた日の様子を熱量と共に感じで頂けますと嬉しいです。

ここでご紹介できていない、素晴らしいお話し、アカデミックなセッションも多数ござました。
繰り返しになりますが、わたくしの文章ではなかなか会のすばらしい様子がお伝えしきれませんので、是非リンク等ご覧いただけますと幸いです。

DAY2は、1以上に登壇者と参加者とが垣根なく時間を共有する時間に発展していきます。

それでは、DAY2に続く・・・

MJI Enterprise Co., Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同

2019年10月12日 13:30AWSEN アジア女性社会起業家ネットワークサミット2019

みなさま、沖縄からめんそーれ。
MJIの加藤です。

あれ、ミャンマーはいずこへ?

実は、本日は沖縄は那覇市、旭橋の沖縄県立図書館におります。
6名のマネージャーたちと一緒です。(内、3名は初日本)

ん?スタッフを連れて沖縄に本を借りに??

実は、大変ありがたいことに、
この度、AWSEN  アジア女性社会起業家ネットワークサミットにお招き頂きました。
「アジア女性起業家のストーリー: アジアで挑戦する日本人女性起業家たち」というテーマで14:30より講演をさせていただくことになっております。
その会場が、ここ沖縄県立図書館で、スタッフ共々お邪魔をしている次第です。


ミャンマーのご紹介と、MJI、マイクロファイナンスのお話。
そして、わたしが起業をするまでのストーリーをお話させていただく予定です。
会場は、女性起業家、起業を考える、SDGsの実現について考える企業や個人の方々が集まっており、熱くも穏やかな空気でいっぱいです。
人生4度目の講演(内、2回はミュージックセキュリティさまが開催くださった本ファンドイベント)で大変緊張しております。

サミットは12日、13日沖縄で。お休みを挟んで15日は東京で開催されます。
私は沖縄での2日間登壇させていただきます。
明日は特にみなさまと交流しながらのブレークアウトセッション?(何かみんなでわいわい話しながら一緒に語り発見していくもの!と理解)があります。
偶然、沖縄にいるよ!住んでいるよ!という方、是非遊びにいらしてください。

15日東京での登壇はありませんが、海外からの登壇者さま&セッションがたくさんありますので、興味を持っていただいた方は是非ご参加いただきたいです。

残念ながら台風の影響で数名の演者さまや参加者さまが現地入りできない状況のようです。
本島にいらっしゃるみなさま、どうぞ気を付けてお過ごし下さい。
台風の影響は心配ですが、良い週末と連休になりますよう祈りながら、これから講演に臨んでまいります。

MJI Enterprise Co., Ltd.
加藤侑子及びスタッフ一同

 

2019年9月29日 10:00ミャンマーとファンド成立とここまでのハイライト

ミャンマーからこんにちは、
MJIの加藤です。


ミャンマーの雨季は、10月の祝日「ダディンジョー満月」で終わると言われています。
世界では、異常気象や気候変動が大きな話題になっているとお聞きします。
ミャンマーでも中部のドライゾーンでは今年は雨の降り始めが遅く、農家の方々も心配そうでした。
ヤンゴンでは昨年ほどの大きな水害はなく、予定通りダディンジョー満月に向けて晴間と暑さがやってきています。

先日、ミュージックセキュリティズ社さまから投資家ブログにご案内が届きました。

「ファンド成立」

ミャンマーのオフショアローンに関するルールにより、募集終了 即成立とはいかず、
LIPミャンマーMJI貧困削減ファンドは、種々の政府申請・承認を完了しなければ成立できないファンドでした。

初の試みでずいぶんと心配しましたが、
おかげ様で、ファンド成立に必要なすべての条件が揃い、また揃ったことが確認され、
先日無事にスタートを切ることができました。

ファンドの募集終了から成立、ご報告まで大変時間がかかってしまいました。
それまでお待ちくださった投資家のみなさまに、心から感謝申し上げます。
誠にありがとうございます。

ファンド成立に伴い、Living in Peace様から投資家向けレポートも10月開始される予定です。
こちらも是非、お楽しみにくださいませ。
※既にLIPミャンマーMJI貧困削減ファンドにご参加いただいている方に限られます

そして、MJIは2019年9月末でマイクロファイナンス事業5期目をしめくくります。
(厳密には、政府指示による業界全体の会計期間変更により2019年4~9月の半年が一期となっていますが・・・)

そんな節目の今日この頃、
ファンド成立やファンドにまつわる今日までの動きを、ハイライトでご報告をしたいと思います。
 


6月末  ファンド募集期間が終わる

7月下旬 ミュージックセキュリティズ様から最終金額のご連絡をうける

     現場では新支店開設エリア決定!支店開設&採用活動開始!
                大忙しになる(スタッフが)

               ミュージックセキュリティズ社杉山さまがご来緬、新支店へご案内
     ※くわしくはこちらのブログで!
     既存支店から新支店のリーダーとなる選抜メンバーが出揃う
     厳正な審査の結果、新支店スターティングメンバーが決定

8月上旬 Mango!Vol.14を発刊
     20,000世帯以上にお届けすることが出来ました

▲新しい教育コーナーEducation for Futureがスタート、読者の方の反応が楽しみです

     送金手続きの実行、ミャンマーに送金しチャット建て金額確定
     初の円→チャット送金にドキドキ

     新スタッフがヤンゴンの本店&支店で研修
     毎回恒例の歓迎ディナー開催、みんな健康でやっぱりよく食べよく飲む

8月中旬   ミャンマー中央銀行と当局へ着金金額の申請
     政府との折衝に慣れているスタッフも初のプロセスにドキドキ

               新支店に役者が集結、スタッフ着任
     営業活動の開始、オンジョブトレーニングに移る

▲本店ITチームのAung Moe Han、共に現場に入り顧客データ(ベースライン)ヒアリング・入力をOJTで教えます
  
     中央銀行より無事に承認がおりる!!!やったー!スタッフ一同大喜び!

     中央銀行からの承認をもって当局へ届出
     無事にファンド成立条件を満たすための手続き完了、書類を手に入れる! 
                ミュージックセキュリティ様にご報告、確認作業開始

8月下旬 新支店開設最終準備のため現地入り

     初の融資に立ち合い
     無事に72名のお客さまにみなさまからお預かりした資金をお届けすることができました!

▲融資前のようす、出席表や通帳がわりの手帳にサインをするお客さま


▲新支店開設も、初融資も完了でき、感無量でヤンゴンに戻るバスから見たイラワジ川は雄大でした。

     ヤンゴンに戻るや否や、加藤チクングニア熱に罹患
     39度の熱で起き上がれない、まさかこの時期に・・・
     このまま治らないのではと思うくらいの熱と関節痛でした・・・

     戦力外の加藤をよそ目に順調に貸出は進む
     (もちろん管理業務はしっかり行っております)

9月上旬 二軍落ちして数週間、気が付けばもう今年度最終
     人事評価や決算の準備、オフィス内がざわざわ(ひーひーにも聞こえる)し始める

                ミュージックセキュリティ様からファンド設立のお知らせ
                 Living in Peace様と投資家さま向けレポート開始に向けた最終調整

     残すところ来週30日月曜日の1日となる
     年度末・次年度に向けた準備が整い、本日に至る



以上、募集終了の6月末から本日までのMJIの動きをハイライトでお送り致しました。

ここにはまだ書けていない、新たなローンサービスの準備も実はあったり。。。
この間、クローズアップしてお伝えしたい事の連続でした。
また時を追ってブログでご紹介させて頂けますと幸いです。

通常業務と並行でこれらを乗り切ってくれたスタッフ全員に頭が上がりません。
特に、支店開設のために現地に張り付いてくれていたみんな、
新支店、生まれて初めて訪れる土地への異動という挑戦を快く受けてくれたみんな。
ありがとうございます。

ファンドの成立・ご報告までお待ちくださった投資家のみなさまにも、重ねて感謝申し上げます。
ありがとうございます。

こうしてわたしたちMJIは、みなさまのおかげで、
またひとつ新しいスタート地点に立つことが出来ました。
気を引き締めて10月から、少しずつMJIと現地の様子を、お届けしていきたいと思っております。


引続き、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

MJI Enterprise Co., Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同

2019年6月30日 20:00募集期間最終日: ミャンマーと御礼とこれから

ミャンマーからこんにちは。
MJIの加藤です

募集期間終了まで、あと数時間となりました。
日曜でスタッフも出勤していませんので、ひとりひっそり、カウントダウンをしております。
思い返せば、2013年にミャンマーに渡ってから今日まであっという間でした。

法人の設立
マイクロファイナンスの師匠との出会い、修行
ライセンス取得
営業開始
初めての単月黒字
初めての単年黒字
支店業務のデジタル化
支店数・営業エリアの拡大
そして、ファンドの組成と募集開始

どの結果も1人でなし得ることはできないことでした。
どの結果もMJIだけでなし得たことではありません。

いつでも仲間がいて、いつでも支えてくれる人の存在がありました。

リストした結果の間には、いいことばかりではなく、苦い経験もたくさんあります。

2016年以降、外資マイクロファイナンス機関の進出が急増したあと、立ち上げから支えてくれたスタッフ達が離職するという出来事がありました。
理由は、主に給料でした。太刀打ちできないような引き抜きの提示額でした。それに勝る働き甲斐や働き易さを提供できなかった事実もありました。
血の涙を流すってこういうことかなと思うくらい、枯れるまでひとりで泣きました。自分の無力さに。

残ってくれているメンバーは、そういう時期を共に乗り越えてくれた仲間です。
今一緒にいるメンバーは、そういう窮状を知って入社してくれた人が沢山います。

そういった時期を知らない新たな仲間も加わり、MJIは今、更に強くなっています。

MJIはチームワークの強さを知っています。大切さを知っています。

そして、今回このファンドを通じてたくさんの方々がご参加くださっていることで、さらにチームワークの輪が大きくなっています。

今日でファンドの募集期間は終了です。
明日からまたみなさまの想いとご支援を胸に、さらに大きな輪となって、MJIは走り続けます。

MJIが目指す世界「貧困によって涙を流す子供がいない世界」に向かって

その世界を実現するため、
マイクロファイナンスを通じた事業、家計の向上
情報ギャップ改善を通じた金融知識と教育投資の向上
ファイナンスで改善できない課題へノンファイナンシャルサービスによるアプローチ

マイクロファイナンス業界の現状に改善と改革を求め続ける
自分たち自身に改善と改革を求め続ける

貧困によって流される子供たちの涙がなくなる日まで走り続けます。
世界の中からそんな悲しい子供がいなくなるように、まずはミャンマーから。

以上をもって、
ファンドへのご参加の御礼、ファンド募集期間終了のご挨拶とさせていただきます。

期間中の応援とご支援、誠にありがとうございました。
これからまずはファンドの終了まで、お付き合いお願い申し上げます。

ミュージックセキュリティーズのみなさま、Living In Peaceのみなさま、他ファンド組成に際し関わって下さった全ての方にもこの場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございます。
引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。

MJI Enterprise Co.,Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同

 

 

 

2019年6月30日 09:00不動産を探そう:フィールド調査日記番外編

ミャンマーからこんにちは。
MJIの加藤です。

わたしたち一行は45度の灼熱ミャンマー中部からすでにヤンゴンに戻っております。
こうしてフィールド日記を書きながら、調査レポートをまとめながら、
あの暑く充実した時間を、雨の降り続くヤンゴンで思い起こしています。

少しお時間があきましたが、
今日は不動産さがしをテーマに、フィールド調査最終日の様子をお届けします。
 


9:00
昨日までより少しゆっくりしたスタートです。

旅でたまった疲れをとろうと、昨夜はスタッフみんなでお酒を解禁。
雨季でも日中45度を超える中央部。
みんなの乾燥もピーク。
ミャンマービールで乾いた身体を潤しました。

ミャンマーでお酒というと、ビール。
続いてウイスキーの印象が強いです。

某ビール会社様が公にしているデータを見てみましたところ。

国別1人あたりビール消費量 世界122位!

田舎に行くとビヤサイン(お酒が飲めるレストランの総称)で昼からうっとりと大瓶をならべているおじさまがたがちらほら。
こういう方がこれまでのこのビール消費を支えてきたんでしょうか。

国別ビール消費量は世界61位。
日本の525万キロリットルに対して、わずか32.8万キロリットル。

しかし、どちらの値も昨年比で延びているようです。

ヤンゴンの繁華街では、ミャンマー人の若者たちがビール、ワイン、ウイスキー、カクテルを飲み交わす姿がみられます。
彼ら彼女らがこれからのビール消費量を牽引していくことは間違いありません。
経済発展と共に変わるミャンマーにすむひとびとの生活。

田舎と都会を行き来する生活をしていると、まるでタイムスリップしたような錯覚に陥ります。
田舎と都会。デロリアン号がなくても路線バスで行き来できる、過去と未来。
こんな貴重な経験ができる国で、あと何年在り続けるのだろう。

▲空き瓶を集めてリサイクルをする仕事、ミャンマービールの便も沢山、昨日飲んだ〇本もこの中かな

▲田舎と都会、過去と未来をつなぐデロリアン号?

10:00
今回調査をした管区の中で2番目に大きな町の長に会いにいきます。
オフィス開設のための各種確認です。
それが終わると、さあ物件探し開始です。

支店事務所の物件を探すために、日本のような仲介業者はいません。

あえていうなら、町や村の人みんなが仲介業者さんです。
仲介や紹介をしてもらったからといって、お金もかかりません。
特別に何かサポートをしていただいたときに、少しお礼をするくらいです。

役所までのってきたトゥクトゥク運転手さんにまずは街の不動産の事情をきいてみました。

・以前は空きが沢山あった
・最近は外国企業も増えてきてオフィス用物件が埋まってきている
・売りたいオーナーもいる、レンタルできるかは交渉次第
・最近までNGOに物件を貸していたオーナーさんを知っている

運転手さんにそのオーナーさんをご紹介してもらうことに。

▲最近までNGOが借りていたという物件。月150,000MMKから交渉可。

オーナーさんはとなりで商店を営むお母さん。
建物の中まで丁寧に見せて頂く。
価格は安い。安いけど・・・。

MJIは、
「現地採用×住込勤務」なので通常のオフィスサイズだと生活スペースが少し足りない。
窓口型の営業でないため「融資会※」を行えるスペースが足りない。
※毎週金曜日に行っている融資のためのミーティング。4回の融資前トレーニングや申請手続きを終えたお客さまがセンター、グループ単位で同時に融資を受ける。

オーナーさんに御礼をいってお別れ。

わたしたちの話を聞いた運転手さんが、もう一軒イメージに合う物件を知っているとのこと。
次なる場所に向かいます。

先程より大きな建物。広さは十分。月600,000MMKがオーナーさんの希望。

オーナーさんのスタッフがやってきて開錠。
中を拝見。

ミャンマーはスクエアフィート(SQFT)で面積を表すことが多い。
しかし、日本のような間取り図があったり、延べ床面積をオーナーさんがはっきりと知っていることは稀である。
登記ルールがあるので確認すればわかるのですが、田舎の不動産貸借において、現状そういった具体的な確認まではされていことがほとんど。

そのためわたしたちは、建物内をぐるぐる大股で歩き、各辺(対角含む)が何歩あるかを元に自分たちで簡易な図面作成。
およそのSQFTあたり価格を割り出し、著しく不適切な価格でないかどうかを確認します。

貸借においては登記情報の事でトラブルになることはありませんが、
転売されていく過程で権利書の引渡しだけ行われ、登記名と現オーナーが異なることはよくあります。

「コンドミニアム法」など不動産投資に関連する法律が発表され、外国投資に期待をするミャンマー。
法律の先にある運用や、法律が社会に適切に実装されて、外国人投資家とミャンマーのひとびとが気持ちよく投資・運用の関係が結ばれるようになってほしいと思います。


▲建物内を見て回るスタッフ。

この物件は、面積に対して賃貸価格が高そうな印象です。もう少し比較情報が欲しい。

運転手さんはもうネタ切れだそうで、知り合いも何人かあたってくれたのですが、私達が希望するサイズのレンタルはなし。
ここからは地道に探すしかなさそうです。

1.町や村の大きなお店に入ってオーナーさんに直接情報を求める
2.街や村の中を走って「for rent」の看板を見付けて直接連絡をする

これで、追加3件の物件をみることができました。どこにいってもネタ切れになればこの方法を試します。

その途中のできごと。

「何やってるの?家を探してるの?」
建物の前に貼られた貸物件情報をみていたところ、後ろから声を掛けてくれる人。スタッフが「かくかくしかじかで」説明をする。

人「そうなの!うちの家見においでよ!」
ス「空いている家があるんですか?」
人「いや、今住んでるけど貸せるよ!」
ス「え、住んでいらっしゃるのにいいんですか?」
人「いいからいいから!」

とても気さくで押しの強いこの方に勧められ、結局お邪魔することに。

▲生活感あふれるご自宅の中、子供は成人し今はご夫婦2人で住んでいる

この場所だけでなく、不動産を探しているとこんな風に突然、物件や人を紹介をしてもらえることがあります。
ミャンマーのひとの人柄の好さと、商魂たくましさが伺えます。
自営業者の割合が多いミャンマー。
「自ら労して自ら食うは人生独立の本源なり」
書くのは簡単ですが、いざその状況に身を置くのは難しいものだと感じます。

自らの手で自らの人生の手綱を握り、荒野を進むミャンマーのひとびと。

強欲な金融屋としてではなく、
こうした国を支えるひとびとを支える柱のひとつとしてマイクロファイナンスが存在できるように。
もっと言えば、いつかマイクロファイナンスという役割りがいらなくなるほど世界に平和と平等な経済的機会が作れるように。

こうして、新たなる場所への進出に必要な調査を終えました。

この後、折角来たのだからとスタッフと一緒にさらに隣町まで観光をしてから、帰路につきました。

▲お寺観光中、日常脱出中

▲1週間分の荷物+家族・スタッフへのお土産で家出のような荷物
最後までお付き合いを頂き有難うございました。

フィールド調査日記シリーズにお付き合いいただきましたみなさまに感謝です。

怪我なく事故なく5日間の調査を終えられたことに、感謝です。

こうしてMJIの原点・理念を共有して共に働き、共にビジョンの達成に向けて歩いてくれるスタッフみんなに感謝です。

最後の1週間は、わたしたちの日常により近いお話をお届けさせて頂きました。
「このファンドに参加いただくみなさまと一緒にこのMJIとミャンマーのマイクロファイナンス業界を育てて頂きたい」
そう思い、できるだけ生の情報をお届けして参りました。

こうして本ファンド募集期間中に情報がお届けできるのも、今日が最後となります。


是非、この機会にご参加いただけますと幸いです。

MJIと一緒に、
マイクロファイナンスを通じて、
ご自身と家族の生活を自らの手綱によって進もうとされているミャンマーのひとびとの、
金融アクセスの機会及び事業拡大の機会に携わっていただけますと幸いです。

募集期間は本日最後ですが、
引き続きこれからもどうぞ宜しくお願い致します。

MJI Enterprise Co., Lrd.
加藤侑子&スタッフ一同

2019年6月26日 09:00フィールド調査日記5

ミャンマーからおはようございます。
MJIの加藤です。

今日も引続き、ミャンマーのフィールド調査日記を通じ、
生の現場、農村に住むひとたちの生の声をお届けしてまいります。

平日にも関わらず、たくさんの方にこのファンドニュースに訪問頂き、感謝でいっぱいです。
募集期間は残りわずかとなりましたが、できる限り現地の様子をみなさまにお伝えしていきたいと思っています。

それでは、みなさま一緒にミャンマーへむけて出発しましょう。


4日目

8:30
さあ、今日も元気に出発です。と、思いきや。
お約束の時間になっても我々の車が参りません。
運転手さんの姿も見えません。
電話をしても「ただいま電波の届かないところに~(緬語版)」。
もう一台の運転手さんに聞いても「昨日の夜以降会ってない」。
昨日までの3日間、かなりハードな移動をこなしてきました。それは運転手さんも一緒。
嫌な予感。

スタッフたちはやれやれという顔をして、宿の入り口に座り込みます。

ミャンマーで出会う人の多くは、仏教の精神からか、DNAに刻み込まれたその精神からか、
憤怒の念を心にもったり、心に生まれた怒りを面に出したり、また怒りを顕にする人を嫌うと、経験から感じます。
メディテーションを日常的に行うひとも多く、高い精神性を求めるミャンマーの人と国。
仕事や生活の不便さに、イライライライライライライライライライラ(多)してしまう自分が恥ずかしくなります。
みんなと一緒にわたしも腰を下ろします。

20分ほど経ち、運転手さんボワっと登場。朝ご飯を食べていたとのこと。
スタッフは「8:30って言っていなかった?」「そうか、今日は別れ際にお互い確認し合おう」とやはり怒る様子はない。
運転手さんとスタッフのみんなから学ぶ仏教感。

11:30
ひとつ目の調査エリアに到着できたのはもうお昼前。
運転手さん事件もあったのですが、エリアが遠い上、さらにもう一つ、行く手を阻む刺客が登場。

▲行く手を阻む刺客、ミャンマーでは山羊をマトンと呼ぶ、緬料理屋でマトンと言われても羊ではない

子供の頃にアルプスの少女ハイジに憧れていたわたしは、山羊のユキちゃん登場に大喜び。
ヤンゴンでは見かけない光景にスタッフも大興奮。

が、喜んだのも最初の数回だけ。
たびたび現れる山羊の群れと、山羊飼いのペーター。塞がれる道と山羊のペースに合わせた鈍行。
運転手さんイライラ、スタッフもわたしも山羊見過ぎておなか一杯。

「苦しみの新しい間をたのしみ、新しみの古くなったものを苦しみという」という仏教の教えがあったことを思い出す。
山羊さんから学ぶ仏教感。


▲大量のユキちゃん

調査エリア到着後、すぐに役所に向かい窓口に行くも、
「長は既にランチタイム、14時にもう一度来てください。会えるかどうか約束はできません。」
せめて担当官から話を聞けないかどうか尋ねてみても、「だめ。長の許可なく通せない。」
むー。どうしようか、調査依頼の資料だけ提出してあとは独自に調査するか?いやいや何かあったら困るでしょ?云々かんぬん。

すると、後ろから声が。「どうしたの?」。齢50前後の長身の男性が声を掛けてくれた。
実は…、と事情を説明するスタッフ。通りに置かれたプラスチックの椅子に腰かけ、「うむうむ」と資料にも目を通してくれるその人。
「私から担当官に話すので直接聞いてみるといい。直接助言できず申し訳ないけれど。なにせ一昨日着任したばかりの新人なんでね。」
御礼を伝え、名刺を渡した。
「日本から来たんだね、北海道と東京は遠いの?行ってみたい国のひとつだよ。」
ミャンマーでは北海道が有名、雪が見たいという人が多い。東京の発音のTOKYO→KYOはチョーと発音され、京都もチョート。

紹介された担当官から必要な情報を受取っているところ、スタッフが担当官と何やらひそひそ話。
「やっぱり!そうだと思った。ニュースで見ましたよ。大変でしたね。」
あとで聞いたところ、前職の長が贈賄の疑いで更迭されたとのこと。さっき話しかけて下さった方が着任したばかりの新しい長だという。

直近の世界ビジネス環境ランキング、ミャンマーは171位。
民主化以降、目に見えて賄賂は減っている。
役所窓口でアンダーテーブルを求められることはほとんどなくなった。賄賂を渡さないからと言って手続きを後ろに回されることもなくなった。
古き良きは次の世代に繋ぎ、残すべきは残す。新しく良いものは古きに固執せず取り入れる。
未来に向かって、この国を良くしようという風を、この村でも感じることが出来た。

温かい長のサポートによりこのエリアでも順調に調査が進む。

その中で会った、ある村の女性村長。
3つの事業を手掛けながら息子1人娘1人を大学卒業まで育て、つい数か月前夫に先立たれた、と話す。
ミャンマーの平均寿命は長くない。
共に過ごせる時間が短いからこそ、家族感を想い、一緒に過ごす時間を大切にするその想いに胸が熱くなる。
その庭に育っていたミャンマー伝統化粧・伝統医療に欠かせないタナカーの木。樹齢20年。ご夫婦が共に過ごされた時間にその木の姿が重なる。

▲タナカーの木。ヤンゴンでも見かけない生の木にスタッフも興味津々

▲お洒落に結われた女性村長の髪「夫はいつでも見てるから綺麗にしておかないと」

16:00
全部で3エリアの調査を終え、今日最後の村。
久しぶりに見た「まだマイクロファイナンスがない場所」だった。

大通りに店を構えるお母さんに、調査の依頼をした。照れながらも、生活や事業の話、村の話を聞かせてくれた。
お話しをしていると。あれよあれよという間に老若男女、人が集まりだした。
「マイクロファイナンスがきてるって!」お母さんインタビュー中に店の娘さんが村の人に話して回ったそう。

お陰様でたくさんの人からたくさんのお話が聞けたのですが、
「いつから営業を始めるの?」「事務所はどこ?」「返済はどうしたらいいの?」、わたしたちも、嬉しい質問責めにあう。

まだ、支店はないんですよ。今、支店を作るかどうか検討中ですよ。支店を作ったらその後やっとローンを提供できるんです。
そこまで聞いて「なーんだ!もうすぐ借りられるかと思った!」「他のところにはあるのにうちの村にはまだないのよ!」

そこに確かに存在する需要と、確かにそれを求める人たちの声を聞き、使命感を新たにした4日目でした。



最後までお付き合いをいただきありがとうございます。​

フィールド調査日記の農村編は今回が最後です
スタッフと共に本ニュースを通じて5日間のハードな旅をご一緒いただき、ありがとうございます。

次回は締めに、少し目線を変えた番外編の第二弾をお送りしたいと思います。

本ファンドの募集締め切りは6月の末です。
ひとりでも多くの方に、この活動に参加していただき、共に育てて頂きたいと思っております。
是非、ファンド概要もお読みいただけると幸いです。


いつも応援とご支援をいただきありがとうございます。
引続きどうぞ宜しくお願い致します。

MJI Enterprise Co., Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同

2019年6月24日 09:00ウーマンエンパワーメント:フィールド調査日記 番外編

ミャンマーからこんにちは。
MJIの加藤です。

いつも応援とご支援をいただき、誠にありがとうございます。

今日は、フィールド調査日記をおやすみして、
ウーマンエンパワメントと題し、横道にそれたいと思います。

これは、フィールド調査日記3日目 午後のあと、実際にあった出来事です。
前回のあらすじはこちらから。
フィールド調査日記4
 



21:00
スタッフの実家に招いていただき食卓をみんなで囲んで幸せいっぱい。
さあ、シャワーを浴びて明日の準備をして寝よう、と部屋に入ってしばらく。
隣の部屋から何やら物音と声が聞こえてくる。
壁が薄いので仕方ないかと思っていたら、その音たちは徐々に大きくなり、

!?

けたたましい音に続き、怒声と悲鳴が同時に鳴り響いた。

あれ、もしかして、大変なことが起きている?

ドアが激しく開閉されたような音の後、少し静かになったのを見計らい、ドアから外を覗いてみる。
あたりは静か。危難は去ったようだ。

眼を凝らすと小柄な女性らしき人が暗闇の中に立っていた。
お化けじゃないね?透けてないね?

「あの、どうしたのかな?何があった?」

「ごめんなさい。分かってるんですけど。ごめんなさい…。」
顔を手で覆ったままそういって、パタパタと小さな足音を鳴らして走っていった。

うーん。このまま眠れそうにないし、放っておくのも気持ち悪いし。

追いかけてみると、茂みに座り込んですすり泣いていた。
隣に座って話しかけた。流暢な英語を話す女の子だった。

旦那さんと旅行で来た。
売り言葉に買い言葉、小競り合いになって、彼が逆上して手を挙げた。
さっきの音は、それだったのか。
見せてみて、というと、右の口元が赤黒く腫れていた。
冷たい水とタオルを持ってきた。
初めてこちらを見て目を合わせてくれた。
まん丸い目にいっぱい涙を浮かべて、わっと泣き出した。

旦那さんとは結婚4年目。
ヤンゴンに住んでいて、旦那さんの仕事は軍人さん。
よくあるの?と聞くと、昔は優しかった。最近はずっとこうだという。
辛かったね、というと、また泣いた。

しばらく泣いて、冷たい水を飲んだあと、世間話をした。

年齢を聞いたら、わたしと3歳違い。わあ、姉妹みたいだねーと初めて笑った。
笑った顔はとても可愛いのに、右の口元だけ引きつってしまって痛そうだった。

怖かったら、うちの部屋で寝る?と聞くと、
大丈夫、もう今日は旦那は帰ってこないと思う、いつもそうだからと。
喧嘩になって、手を挙げて、帰ってこない。それの繰り返しだと。

ハードな田舎出張用にとお土産にもらったものだけど、安眠用のラベンダーオイルをあげて、お別れをした。

喧嘩や諍いごとは、どちらか一方のせいでないことが多い。
男性の方が体も大きいし力も強いことが多いけれど、喧嘩の原因はどちらと言えない。
女性の方が強くて男性に手を挙げる例もある。

MJIの営業エリアは町でも村でも女性の地位が低い、と極端に感じることは少ない。
一部の職業や会社では女性の活躍が難しいと聞くが、女性の方が強い職種職場もある。
例えば、会計財務は女性の方が組織の中で強い傾向。内部監査の求人に応募してきた男性が「自分は男性だけれど会計と数字が好き。男性でも会計関連職で上を目指せますか」と質問されたことがあるくらい。

SDGsでは、
人身売買や性的、その他の種類の搾取など、すべての女性および女子に対する、公共・私的空間におけるあらゆる形態の暴力を排除する。このように書かれています。

MJIでは、女性の採用を積極的に行い、マネージャー職のうち53%が女性です。
Mango!でもEmpowerment For Womanというコーナーで啓発活動をしています。
ローンの対象も女性が中心です。

でも、こういう出来事に出会うということは、
宇宙からのメッセージで、
MJIが「為すべき何か」をミャンマーの神様が教えてくれているのかもしれない。

”自分たちの取り組みに、慢心してはいけませんよ”
”まだまだ、できることは残っていますよ”
”もっともっと、すべき事に耳を澄ましなさい”

その日は2:30ごろまで起きていたけれど、旦那さんが帰ってくる音は聞こえなかった。
次に気が付いた時には、すでに朝。
鳥と虫と行商人の声で目が覚めた。

隣の部屋は家具が荒れたまま、空になっていた。
ホテルの人いわく、朝一番のバスに合わせて出て行ったそう。
そういえば、今日ヤンゴンに帰るって言っていたな。

小さな肩。
まん丸くて可愛い目。
涙ぐんだ彼女の眼差しを通じて、自分たちの取り組みをみつめなおす雨季の夜の夢のようなできごとでした。

今回は、彼女に何もできなかったけれど、マイクロファイナンスを通じてできるウーマンエンパワメントがあるはず。

最後までお付き合いを頂きありがとうございました。

今日は、フィールド調査日記の番外編、ウーマンエンパワメントでした。

いつも応援とご支援いただき誠にありがとうございます。
ファンドの募集期間のこり1週間たらずと短い時間になってしまいましたが、
引続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。


MJI ENTERPRISE Co., Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同

2019年6月23日 09:00フィールド調査日記4

ミャンマーからおはようございます。
MJIの加藤です。

日曜の朝、みなさまいかがおすごしでしょうか。
引続きフィールド調査日記、今日は3日目午後のようすをお送りさせて頂きます。

フィールド調査日記 3日目午前のあらすじ〜
昨日訪問した村長さんの紹介で、地元で有名なお菓子作りの現場を訪問。
自然が余すことなく使われる仕事と優しい味に、みんなでこれからの成長を期待してお別れ。
その後、役所の手続きはスムーズに進むも、入国管理局で難航。
街のコピー屋さんで書類を作り手続きが終わる頃には、もう正午間近。
入管の係員さんが教えてくれた地元の隠れた名店でランチタイム。絶品料理で気合いを(お腹に)入れていざ調査へ。
 



13:00
最初の調査エリアに到着。ここは手織り物で有名な村です。
日本の写真家さんが毎年訪れてパゴダへの寄付や住民へのサポートをしてくれてるんだ、と笑顔の村長さん。
奥様が、箱いっぱいの写真と、写真家さんからもらったというお土産の扇子をもってきて思い出話を聞かせてくれます。
日本人に対して良い感情をもって下さっているからか、とても温かく接して頂きました。
​写真家の方にお会いしたことはないですが、その方が日本人として個人として、その道に残して下さった美しい心の花のおかげで、偶然後からその道を歩いたわたしは助けられました。

ミャンマーは親日だ、という考えを楽観的に持ち込むのは気をつけておきたいことです。
ミャンマーでは、さまざまな村に場所に、大戦の名残があります。 
以前訪問した村で、日本人が来たんなら、と村を案内して下さった村長さんがいました。
「これは日本の戦後賠償で作られた電線なんだ」
「あの悲惨な出来事の代償で得たのはこれなんだよ」
スタッフが途中で翻訳を止めたので、言い難い言葉がたくさんあったのでしょう。
わたしに怒るわけでもない。
涙を流すわけでもない。
ただ、とても重い口調で「あんな事はあってはいけない」と話し続けてくれました。

実際にミャンマーの農村で出会ったできごとことです。

わたしの大叔父は戦争でこの国の土を踏んだ1人です。
終戦後、捕虜になり、日本に戻れたのは数年後。生きて戻れただけでも幸運だったのだと思います。
戦争の話はほとんどしなかったそうですが、この話だけ聞いています。
「俺が生き残れたんは空腹を耐えたからや。同胞も地元民も空腹に耐えられへんとその辺にいてる鼠やなんやを食べたんや。それがあかんかった。食べた奴は死んでいった。耐えなあかんかったんや。」
その大叔父もわたしがミャンマーに渡って間もなく、天国に行ってしまいました。
わたしがここに来るのを見届けてくれたような気がしています。

MJIのスタッフもわたしも戦争を体験していない世代です。
そんな世代のわたしたちが、異なる面から戦争をみた人たちから聞いた話は、言葉は違えど、似たような深みの暗さが映っていました。


▲戦後賠償で作られたと言う電線。湖の近い綺麗な村に立たずみ夜は村に光を届ける

話は戻って現代。

この村で作られる織物は人気で、ヤンゴンや近隣都市から買い付けに来るそうです。
しかし後継者不足、機織り従事者が減少。「200〜300のオーダーが入る事はあるけど追いつかないんだ」とのこと。
機織りで得られる収入は出来高制で、どれだけ頑張っても、ミャンマーで定められた最低賃金には至れません。怠けているわけではなくても、こうした現状があります。

▲機織りのようす。

▲織られた生地。出来上がりは硬いが一度洗うと滑らかに。

詳しい経済状況について話が及ぶと、マイクロファイナンスが1社進出していましたが、「難しくて分からないし、怖いから」利用はしていないと2人の親子が現在の生活状況を話してくれました。

ヤンゴン郊外も数年前は同じでした。
「お金借りるってよく分からなくて怖い」
「金利とか難しい言葉が多くて理解できない」
一人一人と向き合って、何度も説明して、説明の方法も幾通りも工夫して。
そこからスタートしたお客さまが今では、500,000〜700,000チャットの借入をして、事業を拡大して、返済できるようになっています。
同じような機会を、この村やこの調査で会った方にもお届けしたいねと、スタッフと移動の途中に話していました。

15:00
2つ目の調査エリアに。
ここでは村長さんに会えず、奥様が対応してくれました。
農業がこの村の主要な事業ですが、毎日仕事がないので住民の生活は楽ではないとのこと。

紹介してもらった31歳の女性。家は恥ずかしいから見せたくないと、村長の家でお話ししました。
噛みタバコ(コン)の葉を摘む仕事は1日3,000チャット。週に数日あれば良い方。
子供が3人いて養育費で生活は苦しい。マイクロファイナンスから300,000チャットと違法な金融業者からはそれ以上を借りている。借金は日毎に増えていく。
夫は国境沿いに出稼ぎに出て1日7,000チャット。安全とかけ離れた労働環境。家に帰れるのは数ヶ月に一度でお金もその時、送金は手数料が高いし使い方もよく分からない。
金利が安いのは分かってる、でもこんな状況でマイクロファイナンスへ定期的に返済をするのは難しい。だから金利は高くても違法な業者から借りている。それにまだ子供が欲しい。
どれも飾らないありのままの言葉でした。

子供が2人一緒にきていました。身なりが随分違うのでスタッフが尋ねたところ、1人は従姉妹。もう1人がずっとぐずっていたのは「この子は草履を履いているのに自分は裸足だから」。

▲親族から子供を預かり1日1,000チャット程の収入に、草履を買ってもらえると聞いて泣き止んだ顔

17:00
今日最後の調査エリアです。
ここも村長さんが不在で、奥様が対応してくれました。
以前は田舎の村に行くと、村長さんいるにはいるが外出中。電話もなく村中うろうろ探し回ることがありましたが、最近は爆発的に伸びた携帯電話普及率のおかげで大抵会うことができます。
今日は珍しいなと思っていたら、「アメースーの誕生日だからですよ」と奥様。

そうでした、本日はアウンサンスーチーさんのお誕生日。
建国の父ボージョーアウンサン(ボージョーは軍階級)の娘であり民主化のリーダー。
何か指示や命令が出ているわけではないが、この日は村長の役所の人が集まりお祝いをします。直接お祝いに駆けつけるわけではなく、お祝いをして、植樹をしたり、催した事を記録するそうです。

▲街に飾られているお祝いの看板。

19:00
調査は無事終了。すっかり暗くなりました。
でも、今日はこれからもうひとつ大事な約束があります。

調査に来た街にスタッフの実家があるとのこと。「その街に行くならよってよー!」と夕食にお招き頂きました。

彼女は支店スタッフとしてMJIに入社。支店の会計担当として真面目で確実な仕事と明るい性格がとても評判でした。
その後、本店の会計担当の募集があったときに立候補。今は本店会計チームの右腕として活躍してくれています。

ミャンマーは家族のつながりを非常に大事にする国。
親御さんからすれば、遠い実家から離れて頻繁に会えない娘息子が、どんなところでどんな人と働いているか不安もあるでしょう。
スタッフのご家族に会い、彼ら彼女たちのルーツを知ることは、長く一緒に働く上で、お互いを知る貴重な機会です。
スタッフマネジメントは色々な方法があると思いますが、今はこういう家族的な繋がりも、この国とわたしたちにマッチしている気がしています。

数年後のミャンマーはどうなっているのでしょう。
もっと現代的で家族のきずなが薄まっていくのか。
それに伴い、会社の中の人間関係も変わっていくのか。

今のミャンマーが好きで、このままだといいなと思いますが、変わりゆく未来も楽しみです。
数年前マイクロファイナンスを知らなかったお客さまが今はしっかり資金を調達・運用して成長されたように。
しっかりとした絆という土台の上に、ミャンマーの素晴らしさが重なる未来を想像します。



最後までお付き合いをいただきありがとうございました。

移動中はいろいろな思いがたくさん沸き上がり、
削って削って削って…この長さにようやく収まりました。。

来週もみなさまにとってよい1週間となりますよう、パゴダでみなさまのご健勝お祈りしております。


ファンド募集期間が、今日でちょうど残り1週間となります。
是非、ひとりでも多くの方にこの活動を知っていただき、この活動にご参加いただけますと嬉しいです。

引続き、ご支援とご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。


MJI Enterprise Co., Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同