宗像応援ファンドは、全国の出資者から小口資金を集める投資型クラウドファンディングの仕組みを活用して、「宗像が有する地域資源や地域の特色を生かして、宗像のPRにつながる事業」に取り組む事業者を支援することを目的としています。
大島や地島の甘夏みかん、ひじき、あかもく、わかめ、椿油など、魅力ある島ならではの素材を活かし、新商品の開発、販売を実施しています。これまでの活動を通じて、気付いた島の産業や支援環境の問題点に「産業の復活、新規事業発掘における最初のきっかけになれば」という想いのもと、「食」を通して島の魅力を発掘、発信していきます。
福岡県の北西部に位置する宗像市は、標高300m~500mの山地に囲まれるとともに、アジア大陸に繋がる玄界灘に面しており、離島である大島や地島をはじめとする美しい自然や豊かな食、そして、世界遺産に選ばれた歴史に彩られたエリアです。
平成29年7月に世界遺産に登録された「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群は航海安全を祈願する信仰が古代から今日まで継承されてきた貴重な遺産群です。玄界灘に浮かぶ周囲4kmの孤島である沖ノ島は、島全体が宗像大社沖津宮の境内で、4世紀から9世紀にかけて国家の安泰と航海の安全を願う自然崇拝に基づく祭祀が行われました。この島で出土した約8万点にも及ぶ神宝はすべて国宝に指定され、「海の正倉院」とも言われています。古代祭祀は大島の中津宮と九州本土の辺津宮でも行われ、宗像三女神への信仰は現在まで続いています。
日本有数の漁場として知られ、豊富な魚介類が水揚げされる玄界灘。中でも鐘崎は福岡県で最も漁船が多く、県内トップクラスの漁獲高を誇る漁港です。養殖物とは甘味や風味に格段の差がある冬の味覚「鐘崎天然とらふく」や、夏場に旬を迎える「宗像あなごちゃん」をはじめとしたブランド魚もあり、海産物の宝庫と言えます。
市の中心部を流れる釣川の水源を恵みに四季折々で多様な農産物が獲れます。「あまおう(苺)」や「姫の神(みかん)」などは福岡県でも有名なブランドです。
日本の白砂青松100選のひとつに選ばれた「さつき松原」などの広大で美しい景色が広がる海側エリアでは、九州で売上1位を誇る「道の駅むなかた」、活きのいい魚を振る舞う旅館、飲食店が並んでいます。
宗像市を東から西へ通る約5キロの「唐津街道」には、古くからの造り酒屋や商家、辻井戸などが残る「赤間宿」、昔ながらの民家が美しく調和する「原町」があり、風情ある町並みを楽しめます。
また、25分の船旅で訪れることができる大島には、上陸禁止の沖ノ島を拝むための沖津宮遙拝所、宗像大社中津宮といった世界遺産の構成資産があります。360度の大パノラマの絶景が広がる風車展望台や海洋釣堀などのレジャースポットも充実しています。