【ラスト】まちなか農業を次世代につなぐために
こんにちは、
エマリコくにたち代表の菱沼です。
今回はこのセキュリテでの「お知らせ」の最終回になります。
先日お伝えしたとおり、ファンドは満額となりまして募集終了となっております。
ほんとうに多くのご支援をいただき、ありがとうございます!
満額にならなければ6月末までの期間設定だったので「間に合わなかった!」という声もいただき、申し訳なく思っているところもあります。(クラファンなら2ndゴールが設定させることが多いですからね。)
今後、いわゆる一般的なクラファンを別のプロジェクトでさせていただくことも考えておりますので、もし機会があれば、よろしくお願いいたします。
先日、新しい店舗の名前を決めました。
ストレートに、「しゅんかしゅんか 国立本店」です。
ご贔屓にお願いします!
さて。
最後に。
私たちの会社の創業ミッションである「まちなか農業を次世代につなぐ」ために何が必要かという話をさせてください。
このあたりでは、ざっくりと20~30年で農地が半減しています。そういうなかで農地をどうしたら残していけるのか。
2つの壁があります。
1つは後継者の壁です。
「しゅんかしゅんか」はまさにここにアプローチしています。後継者の方に「農業はカッコいい職業だ」と思ってもらうために、流通事業者ができることはまだまだあります。そのために手を尽くしていく。
もうひとつは、制度の壁です。
一番大きいのは相続税の制度です。東京は地価が高いので、どうしても相続税がかかってきてしまう。それを支払うために田畑を売却することになります。
本来、生産緑地制度では土地所有者が売却する際には自治体が買い取ることができるのですが、その手続きは形骸化していて、自治体ではなく不動産デベロッパーが買うことになります。
また、相続税の陰で忘れられがちなのが、均分相続という「問題」です。
問題という言葉にカギカッコを付けたのは、均等に兄弟姉妹で相続するというのは、基本的には良いことだからです。そういうように社会は進化してきました。ですが、土地を残していくという観点では、嫡子相続でなければ、全員が農業をやりたいわけではないですし、仮に全員が農業を継ぎたいとしても均等に分けたら農地が狭くなりすぎて経営が成り立たなくなってしまいます。
均分相続という慣習は農地を残りにくくさせています。
そして、都市計画制度。都市計画のなかに位置付けられている生産緑地制度は、まちなかの農地を残していくために大きな貢献をしてきました。その点は評価しなくてはなりません。
しかし、生産緑地は、あくまで「市街化区域」、つまり街として建物を作る前提の区域のなかにあり、立場がひじょうに弱いものです。
たとえば、土ぼこりが立つことで住民からクレームがあったりします。私からすれば、田畑が古くから存在したところに、後から住み始めたのだから、土ぼこりやたい肥の匂い程度で文句を言うのは筋違いだろうと思いますが、「市街化区域」ではなかなかそういう反論も通りにくいわけです。
東京の多摩エリアといえども人口減少が確実であり、空き家も多くある今、新しく緑の空間を建物に変える意味がどれだけあるのかと考えれば、現在の都市計画が時代を反映できていないことは論を待たないと考えます。熱中症の死亡者も増えていますが、農地はヒートアイランドを抑止してもくれます。
さて、そのような制度を変更していくには、農家さんだけの訴えでは当然ながら難しく、市民の皆さんの理解というものが必要になってきます。
私たち「しゅんかしゅんか」は、具体的な制度変更を店頭で訴えたりはしませんけれど、地元に農業や農地があることの価値をできるだけ多くの方に伝えていきます。
こんなに美味しくて面白い農業がなくなって本当にいいのだろうか?
このことをずっと思いながら、日々の営業しています。
まあ、とりあえず、難しい話はさておいて。
ぜひとも新しくオープンするフラッグシップ店舗にお越しください。
「まちなか農業」がこんなにも彩りある世界であることを表現してみせたいと思います。
そして、多摩エリアじゅうに、こんな店舗を広げることができたなら、1つ目の壁と2つ目の壁、これらを乗り越えらえる日が来るのではないでしょうか?
では、新しい店舗でお会いしましょう!!