ファンド募集開始のご挨拶

みなさまこんにちは。
株式会社柚餅子総本家中浦屋の代表の中浦政克です。

さっそくですが、この度の「輪島柚餅子総本家中浦屋復興ファンド」の募集開始にあたりご挨拶とお願いをさせていただきます。

1月1日16:10、里帰りしていた二人の子どもと妻、別室に居た母を呼び、おせち料理をいただこうとしていた時に大きな揺れが来ました。これまで体験したことのないほど大きく長く家が倒れるのではないかと思うほどでした。最大震度７の揺れも去ることながら津波から逃れるため、すぐに高台の中学校に向かいました。

幸い家族もスタッフも全員無事で、そのことだけが心の救いでした。それから現実を直視することになり、輪島朝市の店は大火災により焼失、３店舗のうち使用できるのは１店舗のみ、さらに工場は半壊となり稼働できない状況でした。再建できるのか否か、お菓子を届けるボランティア活動に取り組みながらも最悪の事態が頭をよぎる毎日でした。

そんななか、東日本大震災で知り合った木村屋さんから連絡をいただいき、支援のお申し出がありました。当時、木村屋さんのファンドに注目していたことを思い出し、弊社も工場の建設のためにファンドに取り組むことを決意しました。

これまでの取り組みの振り返りは、今後、お知らせとしてお届けしたいと考えていますが、今回はファンド募集開始のご挨拶とさせていただきます。

どうぞ今後ともお力添えいただきますよう心よりお願い申し上げます。
 

株式会社柚餅子総本家中浦屋
代表取締役社長 中浦政克

【焼失した輪島朝市店跡】