本日より長期熟成ビール バーレーワインを醸造します!Alc.14%を目指して・・
2012年12月21日
世嬉の一酒造 蔵とビールファンド
今朝は、工場長の孝紀さんがバーレーワインの仕込みを行っています。
バーれワインとは・・・
バーレーワインは、アルコール度数が8から12%にも達し、初期比重も1.120ほどと高い。ワインと同じぐらいの強さという意味でバーレーワイン(英語:barley wine、日本語直訳:麦のワイン)と呼ばれる。しかし、ブドウではなく麦芽から造られるためワインではなくビールである。アメリカ合衆国では、バーレーワインが「barley wine-style ales」と呼ばれるのもこの理由から。このことは、バーレーワインが麦から造ったビールであり、ワインではないということを示している。(ウィキペディアより)
しかし、当社は14%のバーレーワインです。そんなに高くする意味あるの?といわれるかもしれませんが、美味しいですよ。
さて、醸造ですが、通常ビールを醸造する際にオーソドックスな金色のビールを醸造するには、250kgを使用し、1500Lくらい醸造します。
今日使用している麦芽は500kg以上、そして取れる終了は1000L!
とれだけ贅沢なのでしょうか?
得意げに糖化作業する孝紀工場長。
焙煎麦芽も入り、マッシュタンクは麦芽でいっぱいです。
工場中に麦芽を糖化する甘いにおいが立ち込めます。
麦芽は一定の温度をかけると自身がもっている糖化酵素で麦芽のでんぷんを糖化します。
水あめ作るのと同じ原理ですね。
このタンクに500kg以上の麦芽を手で入れます。
朝早い作業ですので、孝紀さん一人で行っていたようです。
(私も以前は工場長でしたが、今はすっかりカメラマンです。)
糖化が終わり、ろ過し、麦汁(ばくじゅう)を煮沸釜に移します。
ビールになる前の甘い液体です・・・
楽しみですね~
通常のビールは糖度13-14度、バーレーワイン用の麦汁の糖度は22度は普通の甘いぶどうよりもっと甘い感じですかね~
とにかく甘く美味しい麦汁ができています。
工場内はこれから煮沸するための蒸気でもんもんです。
写真も湯気でとれませんでした。
麦汁を試飲!美味しいですね~
煮沸が終わったら・・・醗酵タンクに入れて酵母をいれ一時醗酵を行います。
当社のバーレーワインはその後、さらに麦汁とショ糖を足し、ワイン酵母で二次醗酵させます。
その様子は次回につづく・・・
最後は、ながいながい熟成期間を経てバーレーワインになります。
今日仕込んで、完成するのに早くて4月です。
(4ヶ月熟成後さらに木ダルに移し、さらに熟成させます。)
通常のビールは1ヶ月半で出来上がるので、気の長い作業です。
このビールを木ダルに入れるときに、2010年に仕込んだバーレーワインの一部を出荷することになります。
木ダルに入れたバーレーワインはすでにワインではなくウイスキーの域に達しています!
ビールなのに気長に醸造です。
世嬉の一は今日も元気に営業中です。
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