ビール用、麦畑、白鳥の手助け借りて成長中!
2013年1月30日
世嬉の一酒造 蔵とビールファンド
JUGEMテーマ:地ビールとブルワリー
それでも、今年は150kgだけとれました。

今日も朝夕は氷に閉ざされた世界でしたが、日中はいい天気で氷も溶けています。
世嬉の一も暖かな日差しの中、元気に営業しております。
さて、今日はお客様が兵庫県からいらっしゃいました。
当社のビールを扱ってくれている、ビアカフエバーレーの服部さんです。
せっかく来ていただいたので、ビールの試飲や工場の案内を致しましたが、
さらに、当社の契約農場(麦農場)も見ていただきました。
日本のビールの約90%は外国産の麦芽を使用しています。
これは、品質の面・農業政策の面等さまざまな問題があり仕方がないことですが、
当社は10年後を考え、地域の農家さんと提携して地場産麦芽のビールづくりを7年前から実験しておりました。
当初はビール用大麦の品種改良から行い、「小春二条大麦」というビール用大麦を開発しました。
そして5年前に「こはるビール」という地場産麦芽100%のビールを開発しました。
そして5年前に「こはるビール」という地場産麦芽100%のビールを開発しました。
この10年計画というのは・・・
地域の小循環経済をつくりたいからです。
地域で生産したものを地域で加工して販売して消費する。
小さなお金ですが、小循環すると地域にちょっとだけの潤いが出来るからです。
そんな形で地場産麦芽プロジェクトはさまざまな課題を克服してすでに7年目になります。
さて、せっかくなのでお客様を圃場に案内しました。
ここの農場は春夏くるとすごく広い敷地が緑や茶色に覆われるのでとてもいい景色なのです。

春はこんな感じです。手前にいるのは、2年前のお姉さん座敷わらしちゃんです。
写真に写っていないですが、奥までそして左右すべて田んぼや麦畑です。
今の時期は麦畑はどうなっているかというと・・・・

白鳥さんの餌場になっています。


かなり沢山います。
うちの麦芽の麦の若芽がたべらえている!!!!
・・・・そう思ったのですが、
農家の小野寺さんいわく、白鳥が若芽を間引いてくれて丁度よくなるそうです。
また、糞は肥料にもなるそうです。
一関磐井川に飛来する白鳥が日中ここに来て食事し、朝夕は川にかえるようです。
経済循環だけでなく、自然の循環もできていますね(笑)
この麦芽プロジェクトも順調だったわけではありません・・・・
2年前は、震災直後の5月に刈り取りを予定していたのですが、
刈り取り5日前の大雨で上流のダムの強度が弱くなっているため急遽放流し、
圃場が水没して麦は全滅しました。
(2時間水没しただけなので洗ったと思って使えないか聞いてみたのですが、
麦芽の殻の中に細かい砂が入るので食べれなくなるそうです。その麦はなくなく土に帰しました)
(2時間水没しただけなので洗ったと思って使えないか聞いてみたのですが、
麦芽の殻の中に細かい砂が入るので食べれなくなるそうです。その麦はなくなく土に帰しました)
さらに、昨年も水没してしまったのですが、穂ができる前のでしたのでなんとか収穫できました。
ただ、おととしの1/4の収穫量です。
まぁ長期で物事を考えているので、2-3年はこんなこともあると納得していますが・・・
それでも、今年は150kgだけとれました。
その貴重な麦芽はこちらです!


アグリパーク舞川さんが、育苗機としいたけ乾燥機を使って麦芽にしてくれています。
今年は量は少ないけど貴重な麦芽になりましたので、さらに丁寧にビールを仕込みます。
どんなビールになるかはお楽しみに!

過去にはこんなビールを創りました!左からこはるエール(ホワイトエール)
こはるビール(ペールエール)右側、こはるビール(ヴァイツェン)です。
今日も世嬉の一は地域の農家さんと協力して元気に営業中です!
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