製作状況: コントローラーの設計とPAYG機能に関して
2018年6月22日
途上国未電化家庭用太陽光システムファンド
ここのところ まだ寝る間もないほどの忙しさが続き,ブログ更新が滞っていてすみません.
コロンビアに勝ったし,仕事の方も(まだ結構残っていますが)緊急のものは提出したので,やっと先が見えてきました.
SHSのEGAOですが,コントローラー以外の周辺機器は,ほぼ用意ができているのですが,システムの中心となるコントローラーで,時間を要していました.こちらもかなり目処が立ってきたので,現況をお知らせいたします.
コントローラーの基本性能設計は,仕様を含めて,かなり前にほぼ完成していたのですが,時間を要していたのは「PAYG機能の組み込み」でした.PAYG (Pay-As-You-Go) とは,分割払いを前払いで行うことを,ハードウェア的にサポートする機能です.ユーザーが,支払った分(たとえば一週間分)だけ使えるようにする=支払わなかったら使えないようにする機能です.
この技術をサービスとして提供している企業は,世界に2社ほどあります.当初,その技術を組み入れる予定でしたが,長い期間,彼らと議論した末,結局彼らの技術を組み入れることを諦めざるをえなくなってしまいました(これが時間を要してきた主因です.皆さんに交渉の内容をお話しするわけにはいかなかったので,すみません).
結果として,日本の技術を使って,同等性能のコア部分を開発することとしました.その詳細仕様等が固まり,ハードウェア(基板や入力装置コントロール)と,顧客データベースやアクティベーションコードを生成するソフトウェアの設計を,信頼できる日本の会社や技術者に発注したところです.支払金額に応じたアクティベーションコードをSMSでユーザーに送り,ユーザーがテンキーパッドで入力するというタイプの基本性能に集中し,できるだけコストを抑えました.
同時に,コントローラー筐体の設計もほぼ最終段階になり,内部基板やバッテリーなどの設置,それからデザイン面なども含めて,3Dプリンタでのテストを何度か行うことで,完成させます.
それができれば,すでに完成している基本性能の電子回路と,PAYG部分の回路を統合化し,組み込むことで,プロトタイプが完成します.
ということで,デザイナーの人や製作サイドの人と議論している最終外部デザインが決まりましたら,またお知らせいたします.
上の図は,現在,3Dモデルとして作成しているものです.ちょっとわかりにくくてすみません.薄く見えているテンキーパッドのある面が正面になります.くるくる動かすとよくわかるのですけどね.
次回は,SHSなどの未電化地域向けソーラー製品の最新情報などを,解説したいと思っています.
松尾 直樹
P.S.
ご存じの通り,セキュリテは製品購入型クラウドファンディングではありません.事業への投資型です.「特典」は,投資額の2割程度までと定められています.
一方で,10口から30口といった比較的大口の投資を頂いている方々もおられますし,実際にソーラーホームシステムを使ってみたい,とおっしゃる方もおられます.地震や天災の備えにもなりますし,太陽光発電による生活を体験してみたい,という声もあります.したがって,大口出資の方々むけに,EGAOのセット(いくつかモデルがあります)を,特典として差し上げるオプションを設けようと思っています.
7月中にはアナウンスをしたいと思っています.すでに出資されている方も,変更は可能ですので,ご期待下さい.
コロンビアに勝ったし,仕事の方も(まだ結構残っていますが)緊急のものは提出したので,やっと先が見えてきました.
SHSのEGAOですが,コントローラー以外の周辺機器は,ほぼ用意ができているのですが,システムの中心となるコントローラーで,時間を要していました.こちらもかなり目処が立ってきたので,現況をお知らせいたします.
コントローラーの基本性能設計は,仕様を含めて,かなり前にほぼ完成していたのですが,時間を要していたのは「PAYG機能の組み込み」でした.PAYG (Pay-As-You-Go) とは,分割払いを前払いで行うことを,ハードウェア的にサポートする機能です.ユーザーが,支払った分(たとえば一週間分)だけ使えるようにする=支払わなかったら使えないようにする機能です.
この技術をサービスとして提供している企業は,世界に2社ほどあります.当初,その技術を組み入れる予定でしたが,長い期間,彼らと議論した末,結局彼らの技術を組み入れることを諦めざるをえなくなってしまいました(これが時間を要してきた主因です.皆さんに交渉の内容をお話しするわけにはいかなかったので,すみません).
結果として,日本の技術を使って,同等性能のコア部分を開発することとしました.その詳細仕様等が固まり,ハードウェア(基板や入力装置コントロール)と,顧客データベースやアクティベーションコードを生成するソフトウェアの設計を,信頼できる日本の会社や技術者に発注したところです.支払金額に応じたアクティベーションコードをSMSでユーザーに送り,ユーザーがテンキーパッドで入力するというタイプの基本性能に集中し,できるだけコストを抑えました.
同時に,コントローラー筐体の設計もほぼ最終段階になり,内部基板やバッテリーなどの設置,それからデザイン面なども含めて,3Dプリンタでのテストを何度か行うことで,完成させます.
それができれば,すでに完成している基本性能の電子回路と,PAYG部分の回路を統合化し,組み込むことで,プロトタイプが完成します.
ということで,デザイナーの人や製作サイドの人と議論している最終外部デザインが決まりましたら,またお知らせいたします.
上の図は,現在,3Dモデルとして作成しているものです.ちょっとわかりにくくてすみません.薄く見えているテンキーパッドのある面が正面になります.くるくる動かすとよくわかるのですけどね.
次回は,SHSなどの未電化地域向けソーラー製品の最新情報などを,解説したいと思っています.
松尾 直樹
P.S.
ご存じの通り,セキュリテは製品購入型クラウドファンディングではありません.事業への投資型です.「特典」は,投資額の2割程度までと定められています.
一方で,10口から30口といった比較的大口の投資を頂いている方々もおられますし,実際にソーラーホームシステムを使ってみたい,とおっしゃる方もおられます.地震や天災の備えにもなりますし,太陽光発電による生活を体験してみたい,という声もあります.したがって,大口出資の方々むけに,EGAOのセット(いくつかモデルがあります)を,特典として差し上げるオプションを設けようと思っています.
7月中にはアナウンスをしたいと思っています.すでに出資されている方も,変更は可能ですので,ご期待下さい.