仮設工房の整備について
2024年6月21日
輪島 柚餅子総本家中浦屋 復興ファンド
みなさまこんにちは。
株式会社柚餅子総本家中浦屋の代表を努めております中浦政克です。
この度のお知らせは仮設工房についてです。
みなさまは、お米のついたおまんじゅうのようなお菓子を目にしたり食べたりしたことはありますか?石川県では、いがらまんじゅう、えがらまんじゅうと呼ばれているお菓子で、弊社がある輪島でも昔から親しまれている郷土菓子となっています。
餅生地で小豆こしあんを包みクチナシの色素で黄色く染めた餅米をつけて蒸すシンプルなお菓子です。見た目が「栗のいがら」に似ていることから「いがらまんじゅう」「いがら餅」と呼ばれるようになり、能登では「いがら」がなまって「えがら」となったようです。
弊社でも創業時から製造し、地元のお客様にご提供してまいりました。近年では輪島朝市の名物ともなり、発災後もえがらまんじゅうのお問い合わせが毎日のようにございます。
このえがらまんじゅうですが、弊社の工場が稼働できない状況にあり製造できませんでした。そこで、小さくとも手作りでえがらまんじゅうを復活させようと工房の整備を検討しておりました。
そんななか近くの食堂が閉店したあとの物件を借り上げることができ、手作りのお菓子を製造する工房として整備を進めています。
工房があるのは潮風が感じられる海辺です。みなさまにご支援いただいている工場建設が叶うまでの間、お客様からの要望の多いえがらまんじゅうをはじめ、輪島の地域で根ざしてきたお菓子を製造してまいります。中浦屋の海辺の工房、あとしばらくでOPENです。(7月上旬稼働予定)
今回のお知らせは、仮設工房の整備についてでした。どうぞ、引き続きのご支援をお願いいたします。ありがとうございました。
株式会社柚餅子総本家中浦屋
代表取締役社長 中浦政克