米国がん学会での発表
こんにちは。私どものクラウドファンディングの募集期間も残すところ10日余りとなりました。
すでにご支援いただいた方々、これからご支援をご検討される方々へ心より御礼申し上げます。
この1年間、クオントディテクト社および岩手医科大学西塚研究室では、食道がん治療後患者さんをモニタリングする研究のほか、技術の核であるOTS-アッセイの社会実装へ向けて研究を進めてまいりました。それらの成果をがん患者さんにお届けすることが最大の目標ではありますが、継続した研究開発のために海外の学会で発表して批判されることも非常に重要です。
直近3年間は感染対策のためになかなか国外の学会に参加することが難しかったのですが、この度ようやく米国がん学会で発表をすることができました。参加者数30,000人、150以上の国と地域、また約600社の展示ブースなどの巨大な学会です。
私たちは3つの発表を行いましたが、いずれも海外の大学や企業から大きな関心が寄せられました。一方で、多くの学会発表は必ずしも社会実装が目的ではないので、良い方法であっても高額すぎたり、1人の変化を見つけるために1000人に検査を行っているようなものもあります。
私たちは純粋な科学の発展と社会に実装するための現実性を踏まえ、私たちは研究の成果を「安く正確で簡単な技術」として使用していただくことで、がん治療の現場で本当に必要とされているデータを提供したいのだという理念を再確認しました。
また学会の初日にはがん研究への寄付を目的としたマラソン大会にも出場しました。時差ぼけにもかかわらず、今回出席した岩手医大とQD社の仲間に改めて感謝を伝えたいと思います。
残り10日、マラソンで言えばゴールのゲートが見え始めています。
ぜひよろしくお願いいたします!