自粛中ですので、少し雑談⑧

2022年2月26日
広島 空き家/移住で地方創生ファンド

■生い立ち⑧
今回は新規事業のやきとり家すみれ事業の体験について記していきます。
 
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、「やきとり家すみれ」は全国チェーンです。
本部は東京ですが、鳥取の大山(だいせん)どりを使用した大山どり専門店です。
 
全国とはいえ首都圏中心に全国89店舗(2022年2月現在)弊社の広島の店舗が最西端です。
 
まず、このチェーン店をしようと思ったきっかけについて
実はREGAO時代から、「すみれ」は知っていました。約10年ほど前ですが、中国地方でエリア本部をする計画があり、上長とともにすみれに見学に行ったことがあります。当時も今も非常においしいやきとりが提供され、魅力的に映っていました。
 
REGAOでのエリア本部は結果としてしませんでしたが、記憶に残っていました。
REGAOの経験もあることから、何かしらの飲食店チェーンはしたいと考えていたこともあり、すみれは選択肢にありました。もちろん牛角や温野菜も選択肢の1つでした。
 
島根県松江市にもやきとり家すみれがあります。
松江店オーナーの松本さんが友人で、大きなきっかけを下さいました。
SE事業が落ち着いてきて、比較的自由な時間が取れ始めたこともあり、松本さんに連絡をして松江店の見学をさせて頂くこととなりました。
 
松本さんとは、REGAO時代の担当加盟店のマネージャーをされておられ、10年以上前からのお付き合いで仲良くして頂いています。
独立してから、焼肉屋さんと焼き鳥屋さんを始められておられ、順調に収益も伸ばされていたところです。
その松本さんから「すみれやった方がいいよ!」とシンプルなお話を聞き、本部の社長の湯澤さんに合わせて頂けないか?のご依頼をしました。
 
皆様お忙しい中で調整頂き、東京訪問が実現しました。
湯澤社長も大変優秀な方で、多くのご経験をされていて、センスも抜群。すみれは年に2回のグランドメニュー変更があり、若い女性にも支持されるようなメニュー開発をしてくださります。やきとり=赤ちょうちんやおじさん、煙もくもくのイメージがあるかもしれませんが、家族連れや若い女性も利用しやすいお店をコンセプトの1つにしています。
 
松本さんにも同行頂き、私自身の話もさせて頂いた上で、加盟させて頂く旨お伝えし、テナント探しへと進んでいきました。
 
 
 
なぜチェーン店ばかりをするのか?
結論的に言ってしまうと、商品開発やレシピ研究、ブランディングなど得意な人がしているのであれば、時間を費やして0から作り上げるより、ロイヤリティをお支払いして利用させて頂く方が、費用対効果として高いと考えているからです。
 
私自身、料理人でもなければスーパーコンビニ店員でもないです。
もちろん、現場に立ち経験を重ねれば料理の知識は多少なりともつきますし、レジスピードも速くなります。
大手チェーンの場合、本部社内にプロフェッショナルがいますし、私よりも格段に優秀な方々の集団であると私は思っています。
また、物流ルート網や仕入・開発コスト、広告等の露出などなど、本部の持つ機能は多様であり、数の原理から享受できることはたくさんあります。
こういったことから、本部が多くの失敗の上に培ったスキルやノウハウが利用させて頂けるのであれば、毎月お支払いするロイヤリティは合理的であると判断します。
 
 
いよいよ開店の準備です。
2019年冬、テナント候補が出てきて準備が本格化していきます。お付き合いのある金融機関へテナント条件ややきとりブランドの説明、自社の事業計画を持っていくのですが、思いの外難航しました。
難航した理由は小売業(コンビニ事業)から飲食事業への事業拡大はリスクが高いとの回答が多かったです。
私としては、REGAOでの経験を生かせると繰り返し説明をするのですが、なかなか銀行の方を説得することは難しいと感じました。
 
銀行ってリスク負わないなと他責の念にかられる日々。私は、取る金利を上げてでも融資することで経済は活性化するのではという考えです。
そういった時こそ、担当者が可能性を代弁して頂き、上司の方や支店長を説得して頂けないのか、と感じました。(もちろん担当の皆さんは説得に動かれて頂いていました。)
 
 
メインバンクには前年の秋から相談はしていましたが、融資課長さんだけが反対だったようで、最終的に融資しない解答でした。
 
やはりここは地元の信用金庫、そして政策金融公庫です。
信用金庫とも取引はありましたので、メインとしてついて頂き、協調融資で成立はしたのですが、もう一波乱。
保証協会です。それはもう保守的です。
信用金庫の担当者の方と次長さんも一緒に、直接訪問しました。
 
そこでも、テナントの賃貸借契約書ややきとり屋さんの加盟契約書を持ってきなさい。と。
そこから初めて、融資するかどうか?を考え始めると。
 
こちらとしても、少なくとも融資の内定がもらえないと、テナント契約も加盟契約もできない現実はあるのですが、理解して頂けず。
最終的には次長のご決断で保証協会なしで融資して頂けることとなり、しっかり利益を出して返済しなければなと思います。
 
融資の内定が決まったところで一気に進み始めます。
が、スムーズにいかないものです。
今度は工事業者が決まらない。ここが東京本部との距離感を感じました。
広島に工事業者のネットワークがなく、ここでも少し躓きました。
 
工事も予定通り進まず。2か月程度遅れましたが、無事2019年6月に開店することができました。
そんな苦労をしてようやく開店したおいしい焼き鳥屋さんですが、ご存じの通り、年明け2020年2月ごろよりコロナ禍となり、今に至ります。
もちろん乗り越えますので!!
 
今回も長くなってしまいました。すみれ事業についてのお話はこの辺で。
次回は不動産業についてのお話を少し記したいと思います。
 

ファンド情報

広島 空き家/移住で地方創生ファンド
株式会社リタ・パートナーズ
集まっている金額
1,110,000 円 / 13,020,000 円
一口
32,400
会計期間
- 年
参加人数
28
残り日数
途中終了
【ご留意事項】
当社が取り扱うファンドには、所定の取扱手数料(別途金融機関へのお振込手数料が必要となる場合があります。)がかかるほか、出資金の元本が割れる等のリスクがあります。
取扱手数料及びリスクはファンドによって異なりますので、詳細は各ファンドの匿名組合契約説明書をご確認ください。
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