農業ビジネス②

2023年5月17日
地域を潤す持続可能な農業ファンド2

農業ビジネスについて本日は記載させていただきます。
(作成途中でアップされており申し訳ございませんでした。。)

施設園芸における農業ビジネスとしては、
<売上>
 ①収穫量(販売量) × ②販売単価

<経費>
 ③苗代、④土代、⑤生産資材、⑥肥料、⑦農薬・酵素、⑧水道代・電気代・燃料代、⑨ハウス等の減価償却費・リース代、⑩人件費(生産に関わる)、⑪人件費(収穫・選果・袋詰めに関わる)、⑫販売資材、⑬その他
となっております。
経費の③~⑩、⑬は固定費、⑪~⑫は変動費となります。
つまり、固定費は収穫量に関係なく係る費用、変動費は、収穫量が増えればそれに比例してあがる経費となります。

それをまとめた表は以下になります。
売上①に対し、②が平均販売単価が低い場合、③が高い場合となります。
以下の表の緑の点が「損益分岐売上」といって、それ以上収穫量が伸びれば利益が出るという売上(収穫量×販売単価)です。

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そのため、儲かる農業ビジネスのモデルを構築するためには、
① 年間の収穫量:どれくらいを目指すのか
② 平均販売単価:いくらを目指すのか
③ ①を実現するために、どのようなハウス(設備投資)を建てるのか
④ ②を実現するためには、消費者にいくらで買ってもらう価値のある商品を作るのか
⑤ ④の小売り価格に対して、自社の粗利(各種手数料)がいくらになるような流通にするのか
などを考える必要があります。

農業のこれまでの通常の流通構造としては、
「農家」→「JA」→「市場」→「1次問屋」→「2次問屋」→「スーパー」→「消費者」
という流通となっています。そのため、
例えば1個100円で消費者が購入するトマトに対し、農家には30円(粗利率30%)くらいしか支払われていない(おそらく30%もないと思われます)状況です。
 
そこで、私たちは、
①「農家」→「消費者」
②「農家」→「スーパー」→「消費者」
③「農家」→「2次問屋」→「スーパー」→「消費者」
の流通構造で、
①なら100%、②なら80%、③なら60%
くらいの粗利率となるように農業をしております。
現在は、①が20%、②が70%、③が10%の構成比となっております。

しかし、このビジネスモデルで取り組むにあたり最も重要なことは、
「野菜は究極のリピートビジネスである」つまり「おいしくなければ(価値と価格が合わなければ)売れ続けない」
ということです。

つまり、
・どんなにすごい設備を建てようが
・どんなにしっかりしたマーケティングをしようが
・どんなには販路を持っていても
最も重要なことは「栽培技術」なんです!

ですので、私たちは、2015年2月に素人で農業参入してから日々栽培技術を磨いております。

できるだけ農薬に頼らず、収穫量を伸ばし、自分たちが目指す品質(酸味×甘味×旨味のバランス)を維持できるように日々取り組んでおります。

参入して9年目と、まだまだ未熟者ではありますが、できることを少しずつ増やしていきたいと思っておりますので、
引き続き応援よろしくお願いいたします。
 

ファンド情報

地域を潤す持続可能な農業ファンド2
株式会社みつヴィレッジ
会計期間
2023年9月1日 ~ 2030年8月31日
一口
32,400
償還率
運用中
参加人数
278
調達実績
11,880,000
【ご留意事項】
当社が取り扱うファンドには、所定の取扱手数料(別途金融機関へのお振込手数料が必要となる場合があります。)がかかるほか、出資金の元本が割れる等のリスクがあります。
取扱手数料及びリスクはファンドによって異なりますので、詳細は各ファンドの匿名組合契約説明書をご確認ください。
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