セキュリテ熊本被災地応援ファンド
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熊本2017年7月21日 10:00
熊本大学の歴史
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こんにちは!
今回は熊本大学の歴史について紹介したいと思います。
私がいつも通っている熊本大学の黒髪キャンパスには歴史を楽しむことができる場所が多くあります。
熊本大学は日本の近代化を支えてきた多くの人材を輩出した第五高等学校と呼ばれる学校を含むいくつかの学校が統合してできた国立大学です。ここはその第五高等学校の表門で、通称「赤門」と呼ばれているところです。五高時代から門扉は作られず、門内には畑があったそうです。この赤門は国の重要文化財に指定されています。
この建物は、1889年に完成した旧制第五高等学校の本館です。ここも先ほどの赤門と同様、国の重要文化財に指定されています。今まで第五高等学校の歴史を知る記念館として中に入ることができたのですが、昨年の熊本地震の影響で現在は周辺にロープが張ってあり、休館しています。入学してすぐに地震が起きたので、私もこの中には入ったことがありません…。
これは夏目漱石先生の銅像です。夏目漱石は英語教師として第五高等学校に赴任しました。有名な『吾輩は猫である』や『三四郎』などは熊本時代の経験をもとに書かれたと言われています。また、この夏目漱石先生の銅像の左手に頭をなでてもらうと頭がよくなるという言い伝えがあり、受験の時期になると大学に下見に来た高校生が頭をなでてもらっているのを見かけます。
第五高等学校にかかわりの深い人物は夏目漱石の他にもたくさんいます。これはその中の一人、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の碑です。ハーンは約3年間、第五高等学校で英語とラテン語の教師を務め、この間に多くの文章を執筆しました。
このように熊本大学黒髪キャンパスには、第五高等学校時代の歴史を感じられる場所が多くあります。現在は熊本地震によって近くに立ち入りできないところもありますが、遠くからもレンガ積みの西洋風のオシャレな建物を見て楽しむことはできます。歴史的な建物が修復し、一刻も早く元の状態に戻るといいです。
<参考>熊本大学ホームページ(大学の歴史散策)http://www.kumamoto-u.ac.jp/daigakujouhou/gaiyo/rekishimap
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緒方李華