セキュリテ熊本被災地応援ファンド
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事業者さんのこだわり・思い2017年7月30日 16:00
川尻の和菓子職人による開懐世利六菓匠/菓舗梅園
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こんにちは、古賀です!
今回は、熊本県の川尻にある菓舗梅園の片岡圭助さんも所属されている和菓子職人の団体開懐世利六菓匠(かわせりろっかしょう)についてご紹介します。川尻地区は、もともと商業のまちとして発展していた地区でした。しかし、熊本市との合併により、多くの人が中心部に流れ込んでしまいました。そこで、1990年に川尻地区の和菓子職人が集まり、まちの活性化を目指し結成した団体が開懐世利六菓匠です。結成から25年以上経った現在、伝統を受け継ぎながらも、次なる活性に向けた取り組みをされています。
今回のファンドでは、既存直販店舗のリニューアルや、片岡さん自身が以前からの夢である六菓匠の共同作業場や観光客などを受け入れられる和菓子体験場などの設備に必要な資金の募集をしています。被災地で日々奮闘する和菓子職人を応援するファンドです。
熊本川尻和菓子職人 菓舗梅園ファンド
開懐世利六菓匠について
開懐世利六菓匠は、川尻町で、平成2年に、「天明堂」「菓舗いしはら」「立山菓舗」「菓舗梅園」「菓舗かずさや」「岩本菓舗」の6軒の和菓子店が、新しい銘菓を作ろうと集まったのがはじまりで、和菓子と町おこしを結びつけた活動を行っています。毎年2月に、川尻町のくまもと工芸会館で開かれる「お菓子とのふれあい工房」では、工芸菓子・盆景菓子の展示、和菓子の制作実演やお茶席などがあり、大勢の人で賑わいます。
江戸時代から熊本藩士によって栽培されてきた肥後六花にちなみ、地域の人たちから「六菓匠」と呼ばれ、1990年に「開懐世利六菓匠」が結成されました。「開懐世」は中国・明時代の地理書『日本図纂』での川尻の古名が由来です。
2014年には、サントリー文化財団による、サントリー地域文化賞を受賞されています。こちらは、全国各地での芸術や文学、伝統の保存・継承に加え、衣食住における文化創出を通し、地域の活性化に貢献した個人・団体に送られる賞です。和洋菓子業界では、初の受賞でした。和菓子を通したまちづくりを行っている開懐世利六菓匠の活動は、川尻の活性化にとどまらず、多くの観光客をも魅了しています。また、和菓子をより身近に感じさせる取り組みにも尽力されています。県内の小中学生を対象とした和菓子作りの教室では、伝統ある和菓子を手で作ることでより身近に感じさせるとともに、手づくりの大切さを教えられています。
地域別受賞者ーサントリー文化財団
(2014年8月28日ー朝日新聞)
あまり報道されていない川尻地区でもいたるところで熊本地震による地盤沈下と液状化などの被害を受けています。梅園さんの工場も含め全壊家屋も多く出たそうです。川尻の復興、さらなる発展のために設立された本ファンド、詳細は下記リンクより是非ご覧ください。
熊本川尻和菓子職人 菓舗梅園ファンド
セキュリテ熊本地震被災地応援ファンド