歌津小太郎こぶ巻ファンド ファンドニュース
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被災地からのレポート2013年9月19日 20:24
サンマを待ちわびる日々
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”歌津小太郎こぶ巻ファンド”の有限会社橋本水産食品の千葉孝浩です。今回はお詫びしたいことがありまして、その理由とともにご報告します。
2013年4月22日に現在の工場(南三陸町 歌津 管の浜)での生産を再開しました歌津小太郎ですが、震災前の30品目の品揃えを全て復活するには程遠く、5月-6月はおよそ3品目、7月-8月には新たに3品目を常時生産できるところまで立ち上がって参りました。
9月にはいよいよ主力商品であり投資家特典にもしています”さんまこぶ巻”の生産を再開しようとしていたのですが、肝心のサンマが入荷しないために少々遅れてしまう見込みです。本当に申し訳ありません!
(歌津小太郎 自慢の逸品、“復活”さんまこぶ巻)
報道でご覧になっている方もいらっしゃると思いますが、今年は三陸沖の海水温が高い状態が長引き、サンマの南下がなんと例年比の3週間も遅れているのです。9月11日の時点では、宮城県の気仙沼港でも今年最初のサンマの水揚げが始まったと報道されましたが、先日の台風の影響などもあり、わが南三陸の地では、まだまだ加工に回すほどの水揚げが十分足りていないのです。
(今年のサンマ漁 初水揚げの写真、宮城県気仙沼港 平成25年9月11日)
(出荷寸前、氷づけの状態で箱詰めされます…一般小売用には、サンマが出てきていますが、今はまだ水揚げが少ないため、その大半は大都市などの市場に出荷されます。)
歌津小太郎の一番人気「さんまこぶ巻」をはじめ、「ひと味ぼれ(ひとみぼれ)」の原料となるホタテやカキ、ほや醤油漬、塩うに、焼うに、あわび煮貝など、主力商品の材料が揃わずに、作りたくても作れない!
サンマの他にも、ホタテ、カキ、ホヤ、ウニ、アワビなど、計画どおりの生産を行うには足りないものばかり。さまざまな事情が解決されておらず、その要因の一つが、南三陸町内の各漁港に整備する予定の、荷さばき場(漁師さん達が水揚げした、海産物の下処理施設)が完全に復旧しておらず、震災前の4分の1くらいの水揚げしかないのです。だから美味しいものほど、生食用/一般小売用に優先的にまわされますから、我々の加工業者に回ってくる分は量が限られ、しかも競争率が高い! でも、歌津小太郎は地元、三陸産にこだわりたい…。
常設テナントがあります仙台の藤崎デパートB2階では、震災前からの歌津小太郎ファンの方より、「こぶ巻はまだ?」と連日お声がけを頂きまして、嬉しい反面、2年半もお待たせしまして本当に申し訳ない気持ちでいっぱいの毎日です。
(仙台藤崎デパート本館地下2階、歌津小太郎コーナー)
(店頭POPでもお知らせしています。)
従業員一同、祈るような気持ちでサンマを待ちわびる日々が続いています。
「サンマよ~!早ぐこっちゃ来~ぃ!(早くこっちに来~ぃ)」
出資者の皆様には、投資家特典のお届けをお待ち頂くこと何卒、ご理解を頂ければ幸いです。
これからも、皆さまからの応援よろしくお願いいたします。
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