歌津小太郎こぶ巻ファンド ファンドニュース
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2018年4月9日 12:58
素敵なプレゼント付「旬!めかぶ漬セット2018」の販売は本日まで
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3月9日(金)から4月9日(月)の1ヶ月限定販売の「旬!めかぶ漬セット2018」の承りも残すところ、あとわずかの期間となりました!
今回も沢山のご注文をいただき本当にありがとうございます!!
この企画は投資家の皆さまからの力強い応援に、「歌津小太郎の味と素材そのものが持つ旬の旨味を限りなく表現した状態でお届けする」をコンセプトに「とれたて」、「出来たて」を究極に追求しようと始まったセキュリテ通販だけの特別な商品です!
おかげさまで、毎年欠かさず楽しみにご注文をいただくお客様や、期間中2回、3回と再注文をいただくお客様など、回を重ねるごとにリピーター様も着実に増え、皆さまからのご期待がこれほどまでに多いことを再確認する、私たちにとっても自分たちの強みを改めて確認できる、本当に有難い機会となっています!
また、今年は、めかぶ漬(200g)×2、さんま昆布巻(1本)に今回は「だしめかぶ試供品」がもれなくプレゼントされています!
「旬!めかぶ漬セット2018」詰合せ商品
あと一週間ほどの承り期間となりましたが、春の三陸の磯の風味を存分に味わえる「旬!めかぶ漬セット2018」をこの機会にご賞味いただければ幸いです!!
これからも、私たちの事業の原点である「三陸・歌津の漁師が食べている本物の‶うまいッ〟を届けます」をとことん追求し、取り組んでまいります。
歌津小太郎 千葉孝浩
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2017年6月1日 18:00
歌津の漁師のおかあちゃん
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”歌津小太郎こぶ巻ファンド”の有限会社橋本水産食品の千葉孝浩です。
今回は、これまでにもときおり質問を 頂いていた話題ですが、小太郎社長夫人で歌津小太郎の製品の味を全て決めているあさ子へのインタビューを中心にしまして、歌津の漁師のおかあちゃん達の姿をご紹介したいと思います。
実は2014年2月には『小太郎社長インタビュー:歌津の漁師』というタイトルでご紹介していまして、戦前という時代に漁師町で生まれた小太郎社長の幼少期のインタビューを介して、歌津の昔の漁師の暮らしと当時の子供たちの様子をご紹介したのですが、それを公開した直後から、女性版と申しますか、あさ子のほうのストーリーも知りたいというリクエストを頂いていました。
しかし、自分の親に改めてインタビューするのも気恥ずかしいのと、読まれる皆さんの関心がどこにあるのか、身近にいる者としては非常にまとめにくいテーマだと思いまして、長く保留にしていました。
その書きにくいテーマをちょっと工夫をしまして、あさ子へのインタビューはウチの製造スタッフ兼事務兼広報担当の渡邊に任せまして、歌津の昔の暮らしぶりと『食のこと』についてもイメージしてもらえればと思います。
=== 独占インタビュー ===
“小太郎社長の妻・あさ子さんの、(有)橋本水産食品が生まれるまで”
渡 邊:さて今回はあさ子さんに子供の頃のお話しから順に伺いたいと思います。 女性に年齢を聞くのは失礼ですが、インタビューという事でお許し頂いて、教えて頂けますか?
あさ子:はい、いいですよ!昭和18年生まれで、兄姉は五人。私は末っ子として生まれたよ。
生まれも育ちも※旧歌津町(うたつちょう)・馬場(ばば)だね。
※H17年に歌津町と隣町の志津川町が合併し、現在は南三陸町となっています。
渡 邊:あさ子さんの幼少時代~中学校時代のお話をお聞きします。
小さい頃はどんな遊びをしていましたか?
あさ子:そーだねー、かくれんぼや石けり、お手玉、おはじき、縄跳び、馬っこ(まっこ)乗りかな~?
渡 邊:えっっ?馬っこ乗りってなんですか?
あさ子:人数が揃うと馬になる人と上に乗る人を決めて、下に落ちないように次々に飛び跳ねて乗ってい くの。落ちたり、馬の形がくずれるとやり直しする遊びだね。馬になる人は大変だよ。増えれば増えるほど重くなっから、つぶされてしまうっちゃ。
※当時の『馬っこ乗り(飛び)』 Ieより
渡 邊:馬になる子は危ないですねぇ。 そんな中、浜生まれの浜育ちのあさ子さんは海とはどのよう関わってきたんですか?
あさ子:そうだね~、 小学校三年生頃から両親と一緒に船に乗って行って天然のわかめの「わかめあげ」 を手伝ったなぁ。
当時は半農半漁の生活だったから、学校に行く前に朝仕事として畑に行っては麦ふみをして、海に行ってはわかめあげをしてからでないと学校には行かせてもらえなかったんだよ!体を動かせばお腹もすくし、かと言って食べる物もないからね。自分の家の仕事の他にも手伝いに行ってはお米をもらったりしてね。
高学年になると、海藻とりやウニ・アワビの開口にも連れてってもらったりしてね。
渡 邊:子供なりの役割があって手伝いは必須だったんですね。
あさ子:そうだね、幼い頃から当たり前のようにしてきたから、これが(手伝い)糧となって、今があるようなもんだね。
渡 邊:手伝いの中にも女の子は台所の手伝いもあったと思うんですが、やはりこの頃から料理の手伝いがあったからこそ今の料理上手に繋がるんでしょうか?
あさ子:いやいや、料理は結婚してからだよ。もちろん、台所の手伝いはしてたけどね。
渡 邊:そうなんですね!結婚という言葉が出ましたので、ここからは結婚してからのお話をお聞きしたいと思います。
小太郎社長と結婚したのは何歳の時ですか?
あさ子:昭和41年だから、社長が25歳で私が23歳の時だね。
どちらの家も漁師の家庭でね。当時の千葉家は網差しや天然ホヤをやってたね。 それからかれこれ6年経って長男、孝浩(現在、(有)橋本水産食品専務)が生まれ、その3年後に次男、馨(現在、かなっぺ経営)が生まれたのね。
次男が生まれた年に、橋本水産食品として創業、その後(有)橋本水産食品として会社を設立。 有限会社になってからは私が、ほや、めかぶの原料を各浜に買いにトラックで歩いたね。 この頃のほやの味漬けは小太郎社長だったんだよ。 ある方のあるたれとの出会いがあってね、 その一品を応用して歌津小太郎の味を作り上げてきたの。 煮物や昆布巻なんかは私独自の味で味漬けしてたけどね。 それと、採った海藻は社長が市場へ売りに行ってね。
こんぶ炒り作成中のあさ子さん
渡 邊:そうだったんですね。
幼少時代から結婚後までのお話をお聞きする事ができ、ますますあさ子さんファンになりました。有り難うございました。
以上、渡邊がお届け致しました。
歌津小太郎の商品づくりのこだわりを一言で言えば「人」です。
もちろん新鮮な旬の素材や地元でしか食すことのできない料理法など、物「モノ」を通じ味や風味を表現するためのこだわりは当然あります。
しかしながら、この自然豊かな環境で生まれ育った私たちにしてみれば商品を作るうえで物へのこだわりは、当然に備わっている基本的な要素です。
それよりも、その自然を熟知している経験や素材の特性を引き立たせる熟練された技術こそ私たちが商品に吹き込まなくてはいけない者「モノ」としてのこだわりです。
今回の記事はそんな私たちのモノづくりの一面を少しでもイメージが膨らむようお伝えできればと思い、歌津小太郎の味付けの原点を築いた創業者の人となりをご紹介しました。
現在、製造スタッフ10名ほどで毎日の商品づくりをより「いいモノ」にするべく作業工程を日々工夫し、作り手の立場を楽しみながら業務にあたっています。
現在建設中の新工場も高度な衛生環境にするため、最新の設備が導入される計画で進めていますが、決して大量生産ではない、手づくりのやさしさが伝わる「モノづくり」にとことんこだわり、これからもお客様に必要とされる事業となるよう精進してまいります。
<あとがき>
小太郎夫人のあさ子へのインタビューはいかがでしたでしょうか?
私も知らないことが沢山ありました。
最初に出資者の方にリクエストを頂いたときは、どんな記事が書けるか想像もつかなかったのですが、担当した渡邊がうまくその辺を引き出してくれたと感じています。
おかげさまで工場を移転し、限られたアイテムから製造を再開して丸2年を無事に迎えることが出来ました。
水産加工に必要な海水の引き込みが依然かなわない状況の中、スタッフ一人一人が持ち得ている知恵と技術でここまでの商品を扱えることが出来ました。
もちろん未だにお客様からのご要望にすべてはお答えできていない部分に関しては、何よりも優先させなければいけない課題と捉え、今後は取り組まなければなりません。
正直なところ事業再開から、この半年ぐらい前までは私自身「焦り」、「迷い」、「弱気」と言ったマイナス思考的な考え方がどうしても頭の中の大半を占領していました。
もちろん今になってもこの要素は一つも解消できている訳ではありませんが、なんとなく上手に付き合うことが出来るようになってきた気が最近しています。
その要因は何なのかを自分に問いかけてみると「期待」、「信頼」、「覚悟」と言う前向きな気持ちを心に持てるようになってきたからなのかと感じています。
これからも皆様からの力強い応援をなによりの原動力に、私たちの最大の武器であるスタッフ一丸のチームワークで自分たちにしか出来ないモノづくりに挑戦してまいります。
これからも応援よろしくお願いします。
記事担当 インタビュー/渡邊笑美、 本文/千葉孝浩 -
被災地からのレポート2016年11月1日 10:30
イベントのお知らせ
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今月は、2回のイベントに千葉が参加します!!
人気のさんま昆布巻・めかぶ漬・塩蔵わかめなど歌津小太郎のうまいもんを
もってお邪魔致します(≧▽≦)
①11/3(木)埼玉県蓮田市で行われる
「雅楽谷(うたや)の森フェスティバル」
開催場所:蓮田市役所
②11/20(日)神奈川県座間市で行われる
「座間ふるさと市民まつり」
開催場所:座間中学校
皆さんのご来場お待ちしておりま~す(*´ω`*)/
記事担当:三浦
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被災地からのレポート2016年10月13日 10:32
秋の味覚!さんま
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今年もさんまの時期がやってまいりました。
今年はさんま漁が不漁のため、原料調達に苦戦しましたが、おかげ様で皆様に歌津小太郎のさんま昆布巻を
年間を通してお届けする分を確保することができました。
新物でお送りしたセキュリテ通販のさんま昆布巻セットは好評につき、販売終了致しました。
ご購入いただき、ありがとうございました。
自社通販は継続してご注文を受け付け中です。とろける昆布と脂の乗った秋刀魚の絶品昆布巻!
この機会に新物の味を是非ご賞味ください。
http://www.utatsukotaro.co.jp/
新物さんま昆布巻の販売開始と時を同じくして、新しいリーフレットが完成しました!!
より一層歌津小太郎商品の良さが伝わるリーフレットに仕上がったのではないかと思います。
今後もより一層皆様に美味しい商品をお届けできるようスタッフ一丸となって頑張ります(>_<)
記事担当:三浦
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被災地からのレポート2016年8月23日 10:00
ご無沙汰しております・・・
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長らく更新できず、すみませんでした。
更新できずにいる間に、一歩前進した歌津小太郎をご報告いたします!!
まずは、新商品&復活商品のご紹介です!
≪4月≫
かき燻製
生食用として生産された「牡蠣」を選び抜き、剥きたてぷりぷりを桜のチップでスモークに仕上げました。
かき佃煮
ご飯との相性が抜群の一品です!甘さ控えめ仕立てで、お酒のおつまみにもピッタリです。
≪5月≫
だしめかぶ
厳冬の2月に収穫された新芽の柔らかいめかぶを細かくスライスし、パリパリの香ばしい乾燥めかぶに仕上げております。アツアツのお味噌汁や麺類に洗わずひとつまみはなすだけで、上品でやさしい旨みが広がる魔法のおだしです。
焼まつも
香り立つ磯の風味をお楽しみいただける一品。採ったばかりのまつもを天日乾燥し、さらに風味が長期間保つよう遠火で炙り焼きにした商品!!お味噌汁やお吸い物に洗わずそのままはなして使え、また焼まつもに熱湯をかけ、鮮やかな緑色になれば、酢の物などにもオススメです。
≪7月≫
塩うに
素材選びから製法に至るまで、うまいっをとことん追求し歌津小太郎のこだわりが細部まで表現された極上品です。
≪8月≫
焼うに
直火で焼き上げることによって、より一層ウニの風味が増す「焼うに」は地元でも知る人ぞ知る至福の味わいです。丁寧にアワビの殻に盛り付け、高温で一気に焼き上げた製法は、歌津小太郎こだわりが細部にまで行き届いている商品です。
と、少しずつではありますが、震災前の商品の復活と新商品開発に向け頑張っています!
そして、なんと6月からはオンラインショップがスタートしました。
今までよりも便利にご注文できるようになっておりますので、是非一度ご覧になってみてください(*´ω`*)
http://www.utatsukotaro.co.jp/
8月20日(土)には、専務の千葉が埼玉県で行われた、はすだ市民まつりにお邪魔して来ました~!
最後になりましたが、今年3月より復活し好評だった、旬まつり。6月に続き、9月にも旬まつりを行います。
新物商品が出る時期に合わせての旬まつり!!お楽しみに~( *´艸`)
記事担当:三浦
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被災地からのレポート2016年3月31日 10:21
今年も行きます!
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今年も、歌津小太郎・千葉が埼玉県蓮田市にお邪魔します。
今が旬のめかぶ漬・塩蔵わかめなど新物商品を持って伺いますので、 お楽しみに~( *´艸`)
記事担当:三浦
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被災地からのレポート2016年3月22日 10:21
2015年10‐12月報告~明日の歌津につなげる夢工房・第二工場オープンしました!~
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”歌津小太郎 こぶ巻ファンド”の(有)橋本水産食品の千葉孝浩です。大変にご無沙汰をしておりました。
我々の出資者の皆様と、そしてこちらミュージックセキュリティーズさんのサイトを通じて東北の復興を見守って下さっている皆様に私たちの近況をご報告させていただきます。
おかげさまで”歌津小太郎 こぶ巻ファンド”は2015年9月下旬にファンド募集額の満額を達成することが出来ました。改めて多くの皆様からご支援を頂いたことに感謝致します。
そのファンド資金がどのように使われたか――2013年4月オープンの第一工場の建設に活用させて頂くとともに、2015年12月中旬に全面オープンとなりました第二工場の建設に使わせて頂きました。第二工場に併設した直営店舗のオープンイベントには沢山のお客様にお越しいただき門出の言葉を頂きました。本当に多くの皆さんの応援があってここまで来られましたが、各方面の皆様に感謝の気持ちをお伝えしたいと思いながらも、その第二工場のオープンまでの間、様々な準備作業に追われておりました。それゆえ2015年の秋以降、情報発信のほうが滞ってしまいましたことを反省しつつ、久しぶりに長文の報告をさせていただきます。
2015年12月13日、歌津小太郎第二工場併設店舗お披露目イベント当日の一コマです。
いつもの長文報告の中では<あとがき>の中で時折触れていました『事業の進捗度合いを登山に例えると…』ですが、今回は<まえがき>先にご報告します。
<まえがき: 登山に例えると…> 前回は、2015年4月23日の記事『復活2年目~2月・3月の報告:第二工場着工・ホームページリニューアル』の<あとがき>の中で次のように表現していました。
https://www.securite.jp/news/oen?a=2766
2015年4月の時点までを、『6合目からなだらかに長く続く7合目を目指して歩み続けてきたといったところ』、そして、それに続いて、 『この秋にオープンの第二工場が完成すると一気に状況が変わります。登山に例えるならば、7合目の先には斜面60度の難関が待っているというイメージでしょうか。第一工場の倍の生産量に増やすことが出来るのですが、一方ではそれを支える製造スタッフを増員しなければなりません。秋からのボトルネックが『製造スタッフ』となることが明確なので、その準備を今からしております』と。
あれから約1年が経過した今、2016年3月の時点の実感としましてはここまでの1年の経過を振り返ると、 ◎9月頃にようやく7合目に到着: 2015年の新さんまのシーズンを迎えて前年よりもさらに多くの皆様に新さんまの昆布巻をお届けすることが出来ました。 ◎続いて12月下旬に8合目に到着: 10月から12月初旬にかけて、第二工場の完成と新施設稼働に向けた準備、その間に新スタッフのトレーニング、そしてむかえた12月11日の第二工場の全面オープン、12月中旬に出荷ピークを迎えるお歳暮ギフトの取り扱いと、怒涛のような業務量をこなしました。 4月の時点で、『斜面60度の難関』と例えて心の準備はしていたものの、予想を上回る状況でした。
もちろん小太郎社長や専務の私だけでなく、全部で17名となった歌津側のスタッフ全員が一丸となってこの嵐のような3カ月間をくぐり抜けました。仙台/藤崎デパートの直営店舗スタッフ5名も一人で二人分の仕事量をこなし対応してくれました。
と、ここまで“大変だ~!大忙し!”といったような多忙な様子ばかりをザックリとご報告させて頂きましたが、後から数字で振り返りますと当然ながら忙しさと比例して売上のほうも2015年12月の単月の比較ではありますが、震災前ピーク時の数値とほぼ同等の売上実績を達成することが出来ました。(年ベースでは依然として震災前の6割にとどまりますので、すごい成績でした!) これも応援して下さった皆さんのおかけで、歌津小太郎が大きなステップアップを図れた成果でございます。被災地応援ファンドを通じて長く応援を続けて下さる皆様に感謝致します。
さて、長い<まえがき>はここまでで、順を追って10月からの出来事をご報告させて頂きます。
●2015年10月のご報告: 2012年6月から募集をさせて頂いたこちらの被災地応援ファンドでの出資者の募集ですが、2015年9月下旬に800名を超える出資者様のお力を借りましてようやく満額となりました。ちょうど、出資者特典としてご用意していたトロさんまの昆布巻のシーズンとも重なりまして、10月初旬のうちに全ての出資者の皆様に特典を発送することが出来まして、一区切りをつけることが出来ました。
丁寧に丁寧に包装作業をしております!
その出資金・応援金を活用しまして建設することとなった第二工場のほうは、この頃、工事の最終段階を迎えていました。9月上旬の時点で足場を取り払い、歌津小太郎の看板を取り付け、目の前の国道45号線を通る皆さんにその姿をお見せすることが出来るようになりました。
看板取り付け時の写真。左手奥(車の影)にちょっとだけ見えるのが南三陸直売所『みなさん館』、写真には写っていませんが写真より右手の位置に歌津小太郎第一工場という並びになります。
生産規模が増えること、そして直営店舗も設けることとなりますので、以前から懸案でしたスタッフの増員も行いまして、9月には4名の方が新しく歌津小太郎の仲間となりました。この時点で総勢、22名。震災の前よりも人数的には多くなりました。
10月下旬には新スタッフの歓迎会を兼ねて親睦会を開催しました。ご覧のように歌津小太郎は漁師町の女性達に支えられています。
また、10月限定で発売しましたセキュリテセットの『トロさんま昆布巻』のほうは前年の『新さんま昆布巻』に比べ、1.5倍のご注文を頂くことが出来ました。『トロさんま』が通常のサンマとどう違うかと申しますと、水揚げ時点から冷凍処理を一切してないサンマのみを使用して提案した商品です。これまで数量が少ないのであえて『トロさんま』だと強調することなく提供してきたのですが、やはりキチンと商品の特徴を説明することが大変に重要なのだと感じました。特に水産物は工業製品と違い、シーズン毎に脂ののりとかが違ってくるわけですが、そういったきめ細やかな違いを正しくお伝えしつつ、良い原料が入ったときにはその特徴を正しくお伝えすることが我々のような小さな水産加工食品会社の一つのブランド化の手法であると実感しました。
●2015年11月のご報告: 11月上旬、毎年恒例となりました神奈川県座間市(11月1日)・埼玉県蓮田市(11月3日)でのイベントに参加しました。
11月1日、座間市ふるさと祭りでの販売(ここでの販売スタッフさんは普段は建設業の皆さんなのです)
震災前に比べ、諸般の事情でなかなか歌津の地を離れることができず、歌津小太郎として首都圏の催事イベントに出店することが少なくなったのですが、4月・8月そしてこの11月のイベントは2012年4月から欠かさず出店させて頂いております。やっぱり自分自身で直接、お客様に販売するのが楽しいですし、座間市も蓮田市も震災後のボランティアがきっかけで知り合ったかけがえのない友人であり応援者でもある多くの皆さんに会えるのが嬉しいのです。
今回もホタテ焼きと沢山の歌津小太郎自慢の商品をお持ちしました。恒例の『完売御礼!』集合写真に多くの仲間が参加してくれること、毎年、この写真のコレクションが増えていくことで、一歩ずつ前進出来ていることを実感します。
11月3日、蓮田市”雅楽谷(ウタヤ)の森のフェスティバル”『完売御礼!』
11月中旬に入りますと、再びお歳暮商戦の時期を迎えます。その時期と、第二工場内直営店舗の開店準備が大詰めを迎えて来るため、本当に慌ただしい毎日でした。
●2015年12月のご報告: 12月11日(金)、第二工場に併設します直営店舗がいよいよオープンの運びとなりました。そして13日(日)にはオープニングイベントを開催!
こちらの様子は写真のほうでご紹介します。
歌津小太郎第二工場併設の直営店舗です。12月11日の開店当日は朝から嵐の一日でした。
販売コーナーの一角には「田んぼも畑もいらぬ わが家には 大磯の北西(なれ)に 宝があり」、歌津津小太郎の千葉家で先祖代々伝わる言葉を掲げています。
出来たての商品の全ラインナップが並びます。
他にも沢山の写真がありますが、本文の後半でご紹介します。
これまで歌津のほうではお隣の『みなさん館』で限られた商品数・量を販売していただけでしたが、このたびの直営店舗のオープンにより、歌津小太郎の全商品と四季折々の歌津で水揚げされる海産物を販売できることになりました。震災前にはこのような店舗の運営など全く想像していなかっただけに、大きな飛躍となりました。地元の漁師さん達の期待も大きいですし、彼らの後押しもあって大変に励みになります!
看板商品が『昆布巻』という歌津小太郎ではお歳暮商戦とお正月料理向けで12月が最も売上の多い月となります。皆様の応援により2015年12月は前年度よりもさらに活気に満ちた年末となりました。仙台地下鉄東西線が開通してよりいっそう便利となった仙台/藤崎デパートの店舗では12月31日17時の仕事納めまでお客様が途切れることなく続きました。
<あとがき>
2015年を振り返りますと本当にあっという間に過ぎ去った感があります。 父・千葉小太郎が母のあさ子とともに個人事業として海藻類の加工品を中心に商売を始めたのが1975年(昭和50年)。それからちょうど40年の節目の年であったのですが、多くの人々の支援を受けて第二工場の建設にまでこぎつけることが出来、大きく飛躍した年となりました。
2013年4月に歌津小太郎第一工場で再スタートした頃は、まだ震災・津波の影響で小さな町の小さな漁港の復興のほうは追いついておらず、地元の海の資源を水揚げしても処理できずにと、とにもかくにも、工場だけあっても原材料が追いつかないという状況が一年以上続きました。2014年の後半になりますと、依然として南三陸町の中でも超小規模な歌津/馬場中山地区の漁港の整備は遅れていましたが、なんとか周辺地域の設備で補完するような状況で、2014年末のお歳暮商戦の需要などを賄うことが出来ました。
そして迎えた2015年の年末商戦でしたが、毎日何かしらのトラブルは抱えながらも、震災前の規模よりも増員となったスタッフ達に支えられ、予想以上の好成績をおさめることが出来ました。
地域の海の恵みを生かした水産加工業という生業(なりわい)で、この南三陸町・歌津の地で50年先も100年先も生きていく――震災前は100年先のことなんて考えたこともなかったですが、今ならば自信を持ってこの大きな目標に向けて迷いなく進んでいけます。震災直後の絶望の状況から、こうした自信と地域に対する誇りを取り戻す後押しをして下さった日本中の多くの皆様に感謝します。
南三陸/歌津では今がわかめ漁の最盛期で、小さな港も活気づいています。我々の自信作、2016年産わかめ・海藻類を使ったうまいものをこの春も沢山お届けしますのでご期待下さい!
次のご報告、2016年1-3月期のご報告はタイムラグのないように早目にご報告したいと思います。引き続き、私たちの復興を見守って頂けますようよろしくお願いします。
記事担当: 千葉孝浩
<写真特集: 12月11日・13日の歌津小太郎第二工場直営店舗オープンの様子>
12月13日、オープンイベント前の様子です。
お祝いのお花を沢山頂きました。ありがとうございます。
オープンイベントの目玉は活アワビや活ホタテ・牡蠣の販売!!
スタッフの皆さんに段取りを説明している私(千葉)です。
目玉商品の活きアワビ目当てに多くの皆さんの行列が出来ました。
歌津小太郎でこれまで扱っていなかった生鮮品(活アワビ・活ホタテ)はコチラの漁師さん達の支えで販売にこぎつけました!
活ホタテです。活アワビの方は写真を撮る隙もなく完売となりました。
工場併設の直営店舗ですので歌津小太郎の全商品ラインナップが並びます。
店舗内部の全景はこんなかんじです。
いつもの販売スタイル、バンダナ帽に歌津小太郎のハッピ姿です。
(写真協力: 馬場中山カオル商店)
■歌津小太郎/歌津直営店舗までのアクセス お車でお越しの場合: 三陸自動車道、登米東和ICより国道398号線で南三陸町に入り、南三陸町志津川で国道45号線に乗り換え気仙沼方面を目指してお越しください。ローソン歌津店が目印です。(カーナビの場合は「平成の森」を入力すると施設の入り口付近に歌津小太郎があります)
※登米東和ICより約40分
※仙台市内より約2時間30分
旅行などで宮城県にいらっしゃる際にはぜひ南三陸町の歌津小太郎にもお立ち寄りください! -
被災地からのレポート2016年3月11日 10:00
震災から5年・・・
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あの震災から、5年が経ちました。
まだまだ復興途中ではありますが、 皆さまのお陰で新工場も立ち上がり、
歌津小太郎ならではのこだわりの商品を 少しずつお届けできるようになりました。
今後も支えて下さる皆さまのご期待に沿えるようスタッフ一同 頑張ってまいりたいと思います。
まだ寒さの残る南三陸ですが、わかめ漁も始まり、浜が活気づいています。
歌津小太郎より皆さまに感謝の気持ちを込めて、春の旬まつりを開催中です。
詳しくはホームページにて↓
http://www.utatsukotaro.co.jp/
これからも歌津小太郎をどうぞ宜しくお願い致します。
記事担当:三浦 -
被災地からのレポート2016年2月17日 15:21
春の新物!PartⅠ
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こんにちは。
お待たせしました!新物のめかぶ漬が販売になりました。
この時期の新芽のめかぶは、身が柔らかく美味しいんです!!
歌津小太郎こだわりのめかぶ漬おすすめです!
色鮮やかな緑色・・・春ですねぇ~(*´▽`*)
美味しそう( *´艸`)
新物の湯通し塩蔵わかめは、もう少々お待ちくださいね。
また、特別企画も考え中です!ぜひ次回お楽しみに~
担当:三浦 -
被災地からのレポート2016年1月29日 13:03
初☆新店舗の様子
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こんにちは(´∀`)
本日は新店舗の様子をお伝えします!!
のれんが営業中の目印になります!!
店舗内はこの様になっております。
≪冷蔵・冷凍ケースコーナー≫
伝票記入&休憩コーナーもご用意しております(≧▽≦)
★季限定の磯たこ★
新店舗と藤崎店の限定品です。焼いて 旨みが詰まった磯たこは、
普通の湯だことちょっと違い絶品ですよ!!試食もご用意していますので、是非!!
お近くを通られる方是非お立ち寄りください!!
もうすぐ、三陸に春を告げるわかめ漁の時期がやってまいります!
めかぶ漬と塩蔵わかめの新物販売を2月下旬より予定しております。
期間限定で、特典付き商品も販売する予定でおります。
次回の更新をお楽しみに・・・☆★☆★☆
記事担当:三浦
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