歌津小太郎こぶ巻ファンド ファンドニュース
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被災地からのレポート2015年9月11日 09:25
第二工場の完成まであと少し!歌津-小さな町から大きな挑戦!
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歌津小太郎の第二工場建設の現在の様子です。
9/10 いよいよ看板取り付けまで来ました!!
私、千葉が見守る中、看板取り付け中(>_<)
☆☆無事取り付け完了!(≧▽≦) これが目印!!!皆さんのお越しお待ちしております!!☆☆
”歌津小太郎 こぶ巻ファンド”の有限会社橋本水産食品の千葉孝浩です。歌津小太郎では、2012年6月28日からファンド募集を始めまして、3年2カ月を経過しました。震災から数えると、4年半もの時間が経過しまして、報道で東北の現状の話題が取り上げられることが少なくなりました。しかし、こちらの被災地応援ファンドでは現在でも新たに歌津小太郎の応援をして下さる方が増えております。そして、先日出資者の方が800人を超えました!本当にありがとうございます。
歌津小太郎があります宮城県南三陸町は、いわゆる『平成の大合併』で2005年に誕生した町ですが、元々は合併当時の人口13,500人ほどの志津川町(しづがわちょう)と同じく人口5,400人の歌津町の二つに分かれていました。小さいほうの歌津町の中心部からも離れた場所にあります歌津/馬場・中山地区――地域の人とはたいてい顔見知りというくらい小さな漁師町に住む我々にとって、『800人』ってスゴイ人数なのです。こんな小さな町の名も知らなかったであろう歌津小太郎を長きにわたって応援して下さる皆さんに感謝致します。
歌津小太郎は2012年6月にファンド募集をした際に想定していたよりも、大きな飛躍を遂げることとなりました。それが冒頭の写真、第二工場の建設です。
最近になって、こちらのサイトで歌津小太郎のことを知った方もいらっしゃると思いますので、改めて歌津小太郎の震災の日からの歩みをご紹介しましょう。多くの出来事は、こちらのブログで2年前、2013年秋に長い文章と沢山の写真でご紹介しています。まずはそちらをご覧ください。
~~大変長い文章です。ぜひぜひ、お時間のあるときにでもご覧になって下さい~~
◎2013年10月19日 歌津小太郎の復活物語(前編) 2012年7月まで
http://www.musicsecurities.com/blog/community_news.php?ba=b10820a32654
◎2013年10月24日 歌津小太郎の復活物語(後編) 2013年9月まで
http://www.musicsecurities.com/blog/community_news.php?ba=b10820a32661
今、気がついたのですが、上記のブログの中で何度か触れている“歌津小太郎ホームページの活動日誌○月○日”をご覧ください”とありますのが、歌津小太郎ホームページをリニューアルする前の古いほうのホームページを指していまして、現在は参照先が無くなってしまっていました。申し訳けありません!!! ただ、上記の二つの本文中だけでも当時の概要を知って頂けるのではないかと思います。
後編のほうで出てきておりますのが2013年4月に完成した歌津小太郎の工場です。ファンド募集を開始した際は、震災前の規模のおよそ半分の面積のこの工場だけでなんとか復活を遂げるという計画でした。そこに転機がおとずれたのは2014年5月――地場産業の復興に寄与する事業に対して大変に大きな支援をして下さる補助金制度の募集があり、それを活用して建設出来ることになりましたのが、冒頭の写真の第二工場です。
歌津の地域でもっと多くの人が仕事に就けて、同時に歌津の美味しさを日本全国に発信する、そんな理想を掲げて膨大な申請書類を作成しました。『事業採択』の通知を頂いたとき、声をあげて“ヤッター”と叫んだ1年前がつい先日のように思えます。
それからあまりにめまぐるしく、いろいろなことに行動をしなければならず、改めて振り返る瞬間がなかったのですが、この第二工場の補助金がおりることとなったのは、歌津小太郎にはファンド出資者という大きなバックアップがあることを地元金融機関も高く評価して下さったことが大変に大きいのだということ、皆さんにお伝えできていなかったように思います。本当にありがとうございます。
第二工場は10月中旬の完成を目指し、急ピッチで建設が進んでいます。この工場が出来ますと、今まで第一工場の中で、一日に何度も生産品目の切り替えを行い非効率に行っていた作業が飛躍的に改善します。また、小規模ですが直売コーナーも設けますので、お客様と直接接したり、ガラス越しになりますが全て手作業の歌津小太郎の『旨いものづくり』の様子もご覧いただいたりすることが出来ます。
第二工場建設の完成予想図です。
藤崎百貨店の売り場の様子です。
こちらは、塩ウニとホヤ醤油漬です。
新工場のオープンを前に、製造スタッフの増強も行っています。また、沢山生産が出来るようになるということは、それだけ多くの皆さんに販売しなければ事業としては回りませんので、販路の拡大に関してもようやく着手しはじめました。
手始めに、といっても“ようやく”といった感もありますが、9月1日よりメールでのご注文の受付を開始しました。
◎歌津小太郎ホームページ メールでのご注文方法
http://www.utatsukotaro.co.jp/product/mail-order/index.html
こうして、“ようやく”メール注文を受けられるようになったのは、これまで製造スタッフと兼務の事務担当しかいなかったところに、9月から事務作業・発送を専任で担当する者をおくことが出来るようになったからです!
数10個という単位の生産しかできないためにお中元やお歳暮のラインナップにいれられない『塩うに』や『ほや醤油漬』を入れた詰め合わせセットなどは、このメール注文でご連絡を頂ければ対応出来ます!
小さな漁師町の小さな水産加工会社の歌津小太郎。三陸の他の事業者さんの復興スピードに比べても、ナント歩みが遅いと思われる方もいらっしゃるかもしれません。沢山、改善しなければならない課題を抱えていますが、それでも三陸の海の幸の復興とともに一歩ずつ、着実に前進を続けております。そして11月になりますと第二工場の生産開始、ここから歌津小太郎の新しいステージが始まります!『歌津の旨いもの』をより多く、パワーアップしてお届けすることが出来るようになるのです。これからも応援を宜しくお願いします!
<あとがき>
震災直後から避難所生活、その後の地域の活動を通じて、歌津の地域や漁師の生業(なりわい)の復興に関して、漁師さん達と腹を割った議論を重ねました。そして、津波で全てを失っても、再び漁師を続けるという強い意志と、そう思わせる歌津の海の魅力を再認識していきました。漁師さん達も、仙台の老舗デパートで三陸の水産加工品を販売する私たち歌津小太郎の商品が、どんなに人気を博しているか、『歌津さんところの塩ウニにホヤ醤油漬はまだなの?』と常連のお客様に復活を熱望されていた商品が多数あったことなど、知らなかったと言います。おそらく、震災や津波など何もなかったら、そこまで深く漁師さんと水産加工屋の我々が話し合うことはなかったと思います。
『歌津をブランド化する努力をしていなかった』、一言でいえばそういったことですが、これからは違います。地域で一体となって、歌津の旨いものを発信していきたいと思います。歌津小太郎の第二工場には、漁師さん達の期待感も一杯です。大役を担うこととなりますが、こちらも精一杯ガンバリマス!
記事担当: 千葉孝浩
9月2日の夜明け前の中山漁港。既に仕事を始めた漁師さんの船が見えます。この時期の沿岸部での操業は、サケ漁が主体となります。
初秋を感じる夜明け前の空、この風景の中で仕事する漁師さんを羨ましく思った瞬間でした。(馬場中山カオル商店HP20150902
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