百年の森を育てる - ニュース -

西粟倉紹介2010年11月26日 00:00

西粟倉村・源流の森へ 西粟倉訪問記1

みなさん、こんにちは。
「西粟倉村共有の森ファンド」、「ワリバシファンド」担当の神谷です。

11月20-21日の<共有の森ファンドメンバー限定>西粟倉村・源流の森ツアーに参加してきました!今回は、ぼくのほかに、日本各地から4名の方が参加されていました。ご多用のところ、本当にありがとうございました。


[共有の森ファンド出資者から寄せられたメッセージ]

ちなみに、本ツアーを担当している「森の学校」の坂田さんによると、これまでに6回を開催し、累計44名もの方にご参加いただいているようです。もちろん、今後も開催してまいります。

ちなみにちなみに、坂田さんは、何と「共有の森ファンド」をきっかけに、西粟倉との縁が生まれ、2009年の12月に「森の学校」へ転職されたという経歴の持ち主です。お金だけではなく、人生まで投資してしまった坂田さんです。

というわけで、これから数回にわたって、ツアーの内容をご紹介いたします。

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1日目

11時ごろに智頭急行智頭線大原駅に集合のため、朝5時に起床し、6時に最寄り駅へ向かい、いざ出発!それにしても、寒くて眠い…
思い返してみれば、岡山県は高校時代の修学旅行以来と約15年ぶりなので、とても楽しみ!

集合場所大原駅につくと、青空。とっても、とってもいいお天気。
正直、5時間半は遠いいなぁと感じたのですが、あの突き抜けた青空ときれいな空気で、疲れは、ササッと吹き飛んでいってしまいました。
そして、駅には担当の坂田さんがお出迎え。早速、坂田さんが運転する車で、森の学校まで。駅からは車で約15分ほど。

車内から見る西粟倉村は、道路もしっかりしているし、それなりに開けているなぁ、という印象。もっともっと山里めいているのかなぁと思っていました。
開けている感じがあるとはいえ、コンビニエンスストアがあるわけではないですし、山に近くなると、山里っぽくなってきます。

そんなことを思っていると、森の学校へ到着。

森の学校は、旧影石小学校に入っています。止まってしまった時間を、また動き出させるために。


[正門のそばに建てられている石碑]


[最後の卒業生を送り出したときの職員室の黒板に書かれた在校生数]

職員室で昼食をとり、早速、若杉原生林へ出発!若杉原生林は、特別保護林ということで、現在は、人の手がまったく入っていない森です。杉やヒノキといった針葉樹ではなく、ブナなど広葉樹が多く生えています。


[牧さんを先頭に、原生林を歩く出資者たち]

製鉄のためのタタラ用の木材として利用するために、数百年前に、人間の手が入った形跡はあるようですが、それ以後は、自然のままにまかされているそうです。

それにしても、シンと張り詰めた空気のなか、落葉を踏みしめながら歩ける喜びを久しぶりに感じることができて、嬉しかったです。吉野川の源流となる小川の水も、空気も、とてもきれいでした。


[牧さんから、この原生林の成り立ちの紹介を受けている出資者たち]

ちなみに、昨年は、たくさん実ったドングリ。鹿や猪、熊の食糧となるようですが、今年は、ほとんどありませんでした。ドングリは、約7年周期で豊作と凶作を繰り返す
そうですので、しばらくは、野生の動物たちには厳しい時代が続くのかもしれません。

原生林を見た後は、人工林へ!(以下、次回に続く)
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